通りすがりの仮面ライダーのヒーローアカデミア   作:諒太郎

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第13話 USJ襲撃事件その4

お、俺がもう一人?!

どういうことだ!?何が原因で俺がもう一人に!?

 

「…っげぼ!」

 

『!?』

もう一人の俺に気を取られていると

死柄木と気絶した黒霧の口から

黒い泥のようなもの(・・・・・・・・・)を吐き出した

 

「っ待て!」

 

そう制止するも時すでに遅し

泥が2人を包み込むと2人はその場から姿を消した!

……ッチ!逃げられた!どういうことだ?!ワープを持ってるのは黒霧だけのはず!

だがその黒霧は気を失っていたはずだ!どういうことだ?!

 

 

 


 

「…18…19…20…21…指を骨折した彼を除いてほぼ全員無事か」

 

そこからはあっという間だった

大量のパトカーと警察がUSJに集まり戦闘不能になった敵を回収していった

怪我人は相澤先生と緑谷だけで、幸い後遺症になることはないとのことだ

それと黒霧はもう一人の俺とみんなが対応して気絶させたお陰で13号先生は無傷だそうだ

その点に関しては本当に良かった…

間違いなく原作より良い未来になったようだ…

そう思っていると

 

「!変身が解けたか」

 

制限時間が来たのか変身が解除された

というか今15分経ったんだな…

…ん?なんでみんな俺のほうを見て驚いた表情をしてるんだ?

 

「…なんでみんなこっちを見て驚いているんだ?」

 

「だ、だってお前顔が…!」

峰田が俺に指をさしながらそう言った

……顔?

 

「…すまない八百万、手鏡を創造してくれないか?」

 

「構いませんわ」

そう言うと八百万の腕から手鏡が創造された

 

「ありがとな」

 

それを使って自分の姿を見た

…は?おい、おいおいおいおい!

この姿は!

 

黒髪の少し癖っけのある髪

 

釣り目の真っ黒な目

 

間違いない!

 

でもなんでだ?!

 

 

 

 

 

 

なんで前世の俺の見た目になっているんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

もしかしてこれってもう1人の俺が現れた影響か?!

わ、分からない!

原因が何一つとして分からない!

 

「あぁそうだ君たち二人は念のため病院で検査をしてくるといい」

「移動は我々に任せてくれ」

塚内警部が病院で検査をして来るように促した

 

お、落ち着け…焦りを表に出すな…

 

「それじゃあお願いします」

 

「よろしくやで」

 

…ぶっちゃけ、俺も原因とかもう一人の俺に色々と聞きたいことがあるしな

そう言うと俺たち二人は近くの病院に向かうためパトカーに乗り込んだ

 

 

 


数十分後

病院での検査が終わり…

 

「……」

 

「……」

 

どーしよう…気まずいなぁ

病院での検査はこれと言って異常もなく、俺たちはそのまま警察の車で家へ向かっていた

取り敢えず俺が疑問に思っていることを聞いてみるか

 

「あーもう一人の俺?でいいのかな?

 

 

一つ聞きたいんだが

 

 

 

もしかしてお前は分身の俺か?」

 

「…ん~…という言うよりかは僕が本体で君が後から乗り移った

 というほうが正しいのかな?」

 

「…なんだって?」

 

「君は僕の両親が死んだことは知ってるやろ?」

 

「あ、あぁ単独事故で亡くなったと聞いたな」

 

「その通りやで両親が亡くなった後、マスコミがゴミに集る蠅のように

 家の前に押し寄せて取材を無理矢理申し込んできたり

 両親の親族が遺産相続でクソみたいに争ったりで」

 

「なんかもう全部どーでもよくなっちゃて

心が完全に死んでたとき君が僕に憑依した…って感じかな?

ま、あくまで憶測の範疇に過ぎないけど」

 

「……そうだったのか、思い出したくないことを思い出させてすまない」

 

…こいつのこと何も知らなかった、そんなに苦しんでいたのか…

というか、神!なんでこんな重要なことを伝えてくれなかったんだ?!

報・連・相は重要だということを知らんのか?!!

 

「気にしないでそれどころか君には感謝しているんやで」

 

「…感謝?」

 

「君の努力する姿とか優しさとかを見て死んだ心が再び生き始めたんや」

「特に…そうだなマスコミに一言申してくれた時は心の奥底からざまあみろと思ったわ」

「改めて本当にありがとう」

 

「…あぁ気にするな、俺がやりたくてやったことだ」

「俺もマスコミが嫌いなんだよ」

…ん?ちょっと待てよ?

 

「何で俺がマスコミに一言申したことを知っているんだ?」

 

「あぁそれはやな、君が肉体の主導権を握っているとき

 君の視点で見ていたんだよ、途中からだったけどな」

 

「そうだったのか!」

 

知らなかった…そんな風になっているとか全く知らなかった…

あれか、VRみたいな感じか?

 

「それと僕がこうやって肉体を取り戻せたのは君のおかげでもあるんやで」

 

「え?」

俺何かやったけ?

 

「君がイリュージョンカード?ってのを使ったときにお前の判断に任せるといってたやろ?

 その言葉の後から僕は僕自身の意思で肉体を動かせるようになったんや」

 

「マジか…」

なるほどな…だから司は黒霧を捕縛していたのか…

 

「というか君とかディケイド君って呼ぶのもあれだし、君名前とかないの?」

確かに…司はこいつの名前だしな…

何か別の名前にしといたほうが分かりやすいか

そうだな……

 

「…冬人(ふゆと)

 

「え?」

 

「俺の名前は…十面 冬人(じゅうめん ふゆと)だ」

前世の名前だが…まぁ俺が一番、聞き慣れた名前のほうが良いだろう多分

それに…結構気に入ってる名前だしな

 

「冬人か…ええ名前やね、よろしくな冬人くん」

 

「呼び捨てで構わない、よろしくな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


時は巻き戻り

ここはとあるバー…

 

「クソ!クソ!!クソ!!!

 脳無がやられた!手下も倒された!オールマイトにも会えなかった!何もかも失敗だ!!」

死柄木と黒霧はヘドロワープで(ヴィラン)連合の根城であるバーにワープしていた

 

「落ち着いてください死柄木弔…!」

 

「お前こそ何やってたんだ!ただの一人も戦闘不能にできずそれどころか捕まりやがって!!」

 

「っぐ…!」

 

【どうしたんだい弔?そんなに怒って、計画が失敗したのかい?】

そう問いかけたのはバーの壁に掛けられたディスプレイからだった

 

「あぁ!大失敗だ!オールマイトと戦闘すら出来なかった!」

 

【それは予想外だね、一体何が原因なんだい?】

 

「……あのガキだ!アイツさえいなけりゃガキ共は殺せたんだ!オールマイトも殺せたんだ!」

 

【それほどまで強かったのかい?】

 

「あぁ!脳無が手も足も出ずに一方的に倒されたんだよ!」

 

【なんじゃと?!】

 

【へぇ…その生徒の情報は?】

 

「わからねぇ…顔を隠してたから

 けど確か…”通りすがりの仮面ライダー”とか名乗ってたな…!」

 

【!…ほお?】

 

【弔……悔やんでも仕方ない!

 今回だって決して無駄ではなかったハズだ

 精鋭を集めよう! 

 じっくり時間をかけて!

 我々は自由に動けない!だから君のような“シンボル”が必要なんだ!

 死柄木弔!!次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!】

 

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