通りすがりの仮面ライダーのヒーローアカデミア   作:諒太郎

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第14話 束の間の休息

USJ襲撃事件が終わり翌日

今日は臨時休校だ

ま、当然といえば当然だな

あんな大事件が起きたらその事件の対応に追われて学校どころじゃないからな

さてそんな俺はと言うと

 

「美味いな~!」

 

「だろぉ?」

 

司に朝食をふるまい一緒に食べていた

にしてもこいつ美味しそうに食うな

こうやって美味しそうに食べてくれると作った本人としては冥利に尽きるんだよな

ちなみに朝食は

 

トースト2枚に目玉焼き

ウインナー3本

 

といったシンプルな料理

だがそれでもひと手間加えるだけで旨い!

朝食を食べ終え皿を片付けていると

 

「なぁ冬人~今日はどうするんや?」

司がソファで伸びながら聞いてきた

 

「どうすっかな…」

正直やることも予定も何も無いしな…

色々と会話してみるか

 

「なぁ俺たちって昨日会ったばかりだよな」

 

「せやね」

 

「だから自己紹介タイムにしようと思うんだがどうだ?」

 

「ええやん!早速やろやろ何でも聞いてや!」

 

司はソファから起き上がるとそう言った

 

「んじゃあ、まずお前の”個性”は何なんだ?」

 

「僕の個性について話してなかったな

僕の個性は

”十面”

ガラスっぽい正方形の面を十枚まで作り出すことができる個性や

それとこの面は僕の意思で自由自在に動かすことが出来るんや」

 

「…なるほどな、じゃあ黒霧の捕縛もその個性でしたってことか」

 

「そーゆーことや!」

 

結構強くね?

自由自在に動かせて捕縛もできるって…

 

「ちなみに大きさとかも調整できるのか?」

 

「大きさは最大が2m×2m、最小が爪くらいの大きさや

 あと切れ味もいじれるな」

 

「…切れ味も?」

 

「あぁ最大で厚さ30㎝のコンクリートを切断できて

 切れ味を0にすることも出来るんやで」

 

「…基本的には切れ味は0なのか?」

 

「せやね、僕も人を斬るのはあんまりしたくないんや」

 

…やっぱり強くないか?

え?コンクリート切断するような奴が十枚もあって?それが自由自在に飛んでくる?

やばくね?

 

「…強度はどうなんだ?」

 

「…基本的には絶対に壊れないな」

 

「…この他に出来ることは?」

 

「後は光の屈折を変えて十面を相手から見えなくする事ができるやで」

 

…すまん一言、言わせてくれ

 

「…チート過ぎないか?!」

余りにもやれることが多すぎるだろ?!

 

「アハハ…確かにやれることは多いけどその分冷静に動かないといけないし

 僕自身が強化されるわけじゃないから、近接戦はあまりできないし

 それに出せるのは十面だけど現状操作しきれるのは5枚までなんや」

 

「そうなのか」

確かに冷静に考えると本体が強化されるわけじゃないから

近づかれたら厳しいのか…

 

「というかそれ言ったら君だってやれることが多いやないか」

 

「まぁな、でもその代わり制限時間があるしな…」

 

「…確かに…」

 

「…意外と俺たちって弱点あるな」

 

「な」

 

「それと話は変わるが…勉強は大丈夫なのか?」

 

「冬人の視点で一応授業を受けてたし

 内容はしっかりと覚えてるやで」

 

こいつ…!出来る!

流石は雄英を受けようとするやつだ、学問は問題なし、か…

 

「優秀だな…」

…そう言えば

 

「なぁ司、お前友達とかに連絡しなくていいのか?

 ここ2か月くらい俺が憑依してたけど?」

 

「……あ!」

その言葉を聞くと

顎が外れるんじゃないのかと思うほど大きく口を開けた

 

「し、しまった…!そう言えば両親が亡くなってから

 あらゆる人との連絡を断絶してるんやった!」

 

「マジか」

まぁメンタル的には正しいのかもしれないが

流石に2か月以上連絡が無いと心配されるだろうな

 

「どうする?ひとまず無事って連絡するか?」

 

「あぁそうするよ」

 

「あー…でも待てよ、今日は一応平日だし、今連絡して大丈夫なのか?」

 

「それに関しては大丈夫や!何せ彼女も僕と同じ雄英高校の先輩だからな」

 

「そうなのか、何年生?」

 

「2年生や、去年は相澤先生に除籍されかけたとかぼやいとったな…」

…2年生?原作でネームドの2年生っていたっけ?

 

「そりゃあ大変だったな…ところでどういう経緯で友達になったんだ?」

 

「…昔な彼女は個性の影響で血を見ると興奮する人で

 その人の親は彼女を「異常者」、「なんで普通になれないの」と言ったんや」

 

「?!」

おいおい嘘だろ!実の子にそんなことを言うか普通!

 

「んで当時…確か4歳くらいだったかな、僕は近場の公園で遊んでたんやけど

 その時泣いている彼女に出会ったんや」

 

「僕はその時「どうしたの?大丈夫?」って声をかけたんや

 そしたらその子は

 「血が欲しくなる」とか「普通じゃないって言われた」とか

 「私っておかしいのかな?」って泣きながら僕に伝えてきたんや」

 

「…そのあとはどうなったんだ?」

 

「それ聞いた僕はこう言ったんだ

 「僕は変じゃないと思うで」って」

 

「…!」

 

「だってさ、その人の個性を否定することは誰にもできないやろ?

 それにな僕は人の好きなものを異常と言い普通を押し付けるほうが

 異常だと思うで」

 

「お前すげぇな…俺が4歳の時ならそんな話しかける勇気無いぞ」

 

「ははは…少し恥ずかしいな

えっと話を戻すけどその後は「私はこのままでいいんだ」って笑顔で言ったんだ

そこから彼女とは友達やで」

 

「……それで、その子が今の先輩か」

 

「せやね、ただ

 血を見ると今でもちょっとテンション上がるし

 怪我人見ると距離感バグるけどな」

 

「それはヒーロー志望として大丈夫なのか?」

 

「彼女なら大丈夫や

 昔は相手のことを考えず血を吸おうとしたりしてたけど

 今は血を見てもある程度冷静さを保ててるし」

 

「そっか…それなら大丈夫だな」

 

「んじゃ、少し電話してくるから2階に行ってくるで」

 

「あぁ分かった」

そう言い残すと

司は2階に歩きながらスマホを操作し先輩に電話しようとした

 

…あいつは俺とは違うな、ある意味俺と真逆かもな

人を助けた司と人に助けられた俺…

もっとも俺は大切な人を()()()()()()がな…

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「…緊張するな~……でもきっと心配してるよな…ま、悩んでてもしゃーないか

 こーゆうのは早めの方がいいはずやしな」

 

そう言うと司は友達に電話を掛けた

 

プルルルル…

 

ガチャ

 

「…あーもしもし?」

 

【…本当に司くん?】

 

「せやねあなたの友達、十面司君やで」

 

【~~~!!!今まで何やってたんですか?!!】

 

するとスマホから大音量の叫びが聞こえた

 

「わ、わあ待ってくれや!」

 

【いいえ待ちません!

 司くんあなた2か月も何やってたんですか?!】

 

「え、えっとぉそれは…」

 

【「しばらくほっといてくれや」って言ったきり

 連絡も何も来なくなってずっと心配してたんですからね?!】

 

「……ごめん」

 

【…無事ならいいんです】

 

「あ、あぁ五体満足の健康体やで」

 

【…本当に、心配したのです】

 

「…ごめんなさい」

 

【…明日、放課後私に顔を見せてください】

 

「あぁもちろんそのつもりや、僕も明日そうしようと思ってたところや」

 

【それじゃあまた明日なのです】

 

「えぇそれじゃまた明日…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡我先輩」

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