通りすがりの仮面ライダーのヒーローアカデミア   作:諒太郎

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第2話 雄英入試

転生から一週間が過ぎ、今日はついに雄英高校ヒーロー科の入学試験当日!

 

雄英高校。

 

それはプロヒーローを目指す人間なら、誰もが一度は憧れる国内最高峰のヒーロー養成校だ。

 

倍率は毎年とんでもないことになっているし、卒業生には誰もが知るトップヒーローたちが名を連ねている…らしい。

 

そんな場所の前に、今、俺は立っていた。

 

「遂にこの日が来たか…!」

 

この一週間マジで疲れたな…

個性と体を慣れさせるために何度も変身したり

急いで本屋に行って雄英高校入試の過去問を解いて

その過去問を解いた後に解けなかった内容を復習したり

我ながらよく頑張ったと思う……それにしても

 

「校舎でかいな!」

 

漫画で見ていたがやっぱり実際に見ると何というか迫力があるな~!

緊張するけどまぁ何とかなるの精神で試験を受けるか

 

 

筆記試験が終わり数十分後

 

「疲れたな………」

 

復習しといたおかげで分からない問題は一つも無かった

その上で見直しもしっかりしたし筆記はほぼ確実に合格は間違い無いだろう

さて次は問題の実技試験か、緊張するな…実技試験が始まる前に試験内容の説明を整理すると

 

 試験時間が10分

 

 演習会場には、3種の仮想(ヴィラン)が多数配置されている

 

 それらの仮想(ヴィラン)を行動不能にしてポイントを稼ぐ

 

 アンチヒーロー行為はご法度

 

という感じだったな

懸念点だった試験時間も10分なら制限時間は気にしなくて大丈夫だな

そうと決まれば早速、試験の準備するか!

 

そう考えた俺は意識を手に集中させネオディケイドドライバーを出現させ

ドライバーを腰に当て装着し変身の準備を始めた

 

「すみません受験生の皆さん!今から個性を使うので俺から離れてください!」

 

これで大丈夫だな変身する時って色々出てくるからな

周囲の受験者の迷惑にならないようにしないとな

 

周りの受験者が離れたことを確認すると

ドライバーのサイドハンドルを引きドライバーを待機状態にして

ライドブッカーからカードを取り出し

 

「変身!」

 

そう叫ぶとカードを反転させドライバーに装填し

 

KAMEN RIDE…

 

 

DECADE!

 

サイドハンドルを押し込むとドライバーから機械音声が流れ

俺の周りに灰色の影があらわれ

影が俺を中心に集まりブランク状態のディケイドとなり

ディケイドに四角い黒い板”ライドプレート”が等間隔で頭部に突き刺さると

 

ディケイドの全身が灰色から白、黒そしてマゼンタ色に変化し

目の役割をする”ディメンションヴィジョン”が緑に発光し

変身が完了した!

 

『『『へ、変身したぁぁぁ!!』』』

 

変身すると同時に周りの受験生が事前に打ち合わせをしたのかと錯覚するほど

ピッタリなタイミングで受験生が驚きの声を上げた

 

まぁ確かに原作でここまで姿が変わる”個性”って俺が知る限りはなかったし、そりゃあ目立つか

そんなことを考えていると

 

「はい、スタート!」

 

プレゼントマイクによって試験が開始し

その声を聞いた俺は一目散に試験会場に向かって走り出した

 

「標的発見!ブッ殺ス!」

 

建物の角から1と書かれた盾を持った仮想敵が壁を壊しながら俺に向かって

真っ直ぐ突っ込んできた!

 

「早速来たか!」

 

俺はライドブッカーを手に取り銃モードに変形させると仮想敵の頭部に撃ち込み仮想敵を破壊した

すると銃撃音を聞きつけて四方八方から仮想敵がわらわらと集まってきた

 

ざっと30体くらいか

”個性”の無い俺だったら物量に押し切られていただろう

だがそれは俺が1人だった場合の話だ!

 

「こいつの出番だ!」

 

今度はATTACK RIDEと書かれたマゼンタのカードをライドブッカーから取り出し

ドライバーに装填しサイドハンドルを押し込んだ

 

ATTACK RIDE…

 

ILLUSION!

 

すると音声と同時に(ディケイド)がもう1人現れた!

原作だと6人に分身していたが、今の俺ではまだ1人が限界らしい。

それに、デメリットもある。

分身が俺に戻ると、その分身が受けた疲労やダメージなどが本体である俺に返ってくる。

……便利ではあるが、そうポンポン使っていいものじゃないようだ。

そして人手が増えるだけでは終わらない!

 

分身の俺はライドブッカーからマゼンタ色のカードを取り出し

再びドライバーに装填しサイドハンドルを押し込んだ

 

KAMEN RIDE…

 

 

W!

 

 

すると分身は軽快な音楽と共に

マゼンタの装甲から左半身が緑、右半身が黒色の

姿に変化し目は赤くなり

2人で1人の探偵”仮面ライダーダブル”に変身した!

 

映画でディケイドとダブルが共闘する姿を見てから一度は再現してみたいと思ってたんだよな〜!

 

「さーて行くぜ!ダブル()!」

 

「……」

 

何も喋らねぇのは少し寂しいが一人ぼっちじゃないだけでもまぁいいか

…本当は会話とかしたいがな

おっと変身に気を取られていた仮想敵が再び動きだしたか

 

そこからは俺たちは背中合わせになって戦い

仮想敵を次々と倒していった

 

近づいてきた仮想敵は、本体である俺がライドブッカーのソードモードで応戦する

一方、遠距離からチマチマと攻撃してくる仮想敵には、分身が対応した

分身はダブルの派生フォームの一つ、左半身が黄色、右半身が青色の“仮面ライダーダブル ルナトリガー”へと姿を変える

そして専用武器であるトリガーマグナムを構え、仮想敵の頭部を次々に撃ち抜いていった

明後日の方向に飛んでいった弾丸すら、ルナトリガーの能力で軌道を曲げ、背後から受験生を攻撃しようとした仮想敵の頭部を正確に撃ち抜く

そうして、俺たちを襲ってきた仮想敵はあっという間に全て返り討ちになった!

 

 

「ふぅ…とりあえず50、60ポイントくらい稼げたか?」

そう独り言をこぼした瞬間

 

BOOOOOM!!!

 

「!」

 

突如として地響きと轟音があたりに響き渡った

轟音がした方向を振り返るとそこにはビルよりも巨大な仮想敵0ポイントがビルを破壊しながら

移動を始めていた!

 

「なるほどな!こいつが0ポイント(お邪魔虫)か!」

 

確かにこいつは邪魔だな、ただ図体でかいだけじゃなくて

意図的に街を破壊してそれでいてポイントは0と戦うメリットがまるでないな。

だが!

 

ヒーロー(仮面ライダー)が逃げるわけにはいかねぇよなぁ!」

 

本当はすごく怖い、自分よりでかいしビルを破壊しながら近づいてきてるからな

 

でも今ここで逃げたら、たぶん俺はこの先も逃げ続ける

 

だからこそ今ここで逃げてたまるか!

 

そう覚悟を決めると俺と分身は

ライドブッカーから黄色のカードを取り出しドライバーに装填した!

 

FINAL ATTACK RIDE…

 

DE DE DE DECADE!

 

FINAL ATTACK RIDE…

 

DO DO DO W!

装填した後、俺はライドブッカーをガンモードに変形させる。

 

装填した黄色のカードと同じホログラムが出現し、0ポイントへ向かって一直線に並んだ

俺は0ポイントの胴体に照準を合わせ、分身はトリガーマグナムの銃口を0ポイントの頭部へ向ける

トリガーマグナムの銃口に黄色のエネルギーが集まり切った瞬間――

 

「トリガー・ディメンションブラスト!」

 

俺は必殺技の名を叫び、分身と同時に引き金を引いた。

 

 

俺の撃った弾丸は、ホログラムを通過するたびに巨大化し、0ポイントの胴体に風穴を開けた。

分身の放った弾丸は空中で円を描くように分裂し、無数のエネルギー弾となって0ポイントの頭部へ殺到した

胴体を貫かれ、頭部を撃ち抜かれた0ポイントは、糸が切れた操り人形のようにゆっくりと崩れ落ち、爆散した。

 

 

そして0ポイントが爆散したとほぼ同時に

 

終~~~~~~~~~了!!!!

 

実技試験は終了した!

 

分身が消えた瞬間、突然全身に重い疲労がのしかかった

その場に倒れそうになる

……やっぱり、今の俺には分身を使うのはまだ少し無茶だったかもしれない

それでも、試験終了のアナウンスを聞きながら、俺は小さく息を吐いた

何とか、やり切ったんだ……。

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