……知ってる天井だ…
あぁそうか、確か合宿で無事、運転免許を取得して
帰宅して、日記を書いて眠ったんだったか…
いやぁ、ほんとあの合宿きつかったな…何が一番きついって6時起床で23時まで
ほぼノンストップで勉強と実技をひたすらするとかいう
正気とは思えない勉強方法だったからな……
それが一週間と2日はさすがにきつい、きつすぎる
さてそんな地獄を忘れるため、時計に目線を移すと今は13時6分か
えっと昨日寝たのが0時くらいだから…大体11時間くらい寝てるのか
まさか10時間以上寝るとは思ってなかったが
まぁ流石に今日くらいは許されるだろう…
ピンポーン
ん?インターホン?
ということは、もしや入試の合否発表の手紙か?
宅配とかの注文してないし、時期的にも入試の合否発表の封筒と考えるのが1番自然だな
宅配の人を待たせるのもあれだし、さっさと受け取りに行くか
封筒を受け取ると俺は2階の自室へと移動して机の上に封筒を置いた
…なんか緊張してきたな、学力は自主採点では満点だったし
実技試験も5、60ポイントは稼いだから大丈夫なはずなんだが
やっぱし緊張するな…
まぁ、悩んでいても仕方ないさっさと開けてみるか
封筒を開けるとそこには手のひらサイズの円盤状の投影機が入っていた
おぉ、これで合否発表を知らせるやつか意外とコンパクトサイズなんだな
まぁ封筒に入るサイズならこれくらいがちょうどいいのかもしれない
にしても入試の結果を知らせるだけでこの機械を受験者1人1人に送るとは…
さすが天下の雄英高校だな
と余計なことを考えるのはこの辺にして入試の結果を聞くとするか
えっと確か横のボタンを押せば映像が流れるんだっけ?
円盤のボタンを押すと
『私が投影された!!!』
「うおわぁ!?」
機械から
今年から雄英高校の教師として赴任するNo.1ヒーロー
オールマイトがスーツ姿で映像に映し出された!
事前に知ってはいたがやっぱりびっくりするな
思わず声出たよ
『HAHAHA!何故私が受験生の合格通知の発表をしているかって?
それは!私が雄英高校に教師として赴任することになったからだよ!』
『早速だが司少年、君の入試結果を発表する!』
そんなことを考えているとオールマイトは俺の試験結果を発表し始めた
『まず筆記試験は全科目100点満点!』
おぉ!良かった…中学のおさらいと応用とは言え、少し不安だったが満点か!
いや~良かった良かった!
『そして次に実技試験だが、
これだけでも十分合格だが我々が見ていたのはこれだけでは無い!』
お、この流れはもしかして?
『
『ヒーローを養成する学校が、人救けをした人間を排斥するなど、あってはならないことだ!』
『綺麗事?上等さ!命を賭して綺麗事を実践するお仕事だ!』
『十面司
あれ?確か爆豪のポイントが70なんたらだったような?
……ってことは!
『合計90
『来いよ司少年、
それのセリフを言うと録画されていた映像が終わり、電源が切れた
「~~~!よっしゃー!!!!」
やった!やったぞ!
合格!
それもただの合格じゃねぇ、”主席”合格だ!!!
さぁて、今日は祝いだ!祝い!今からケーキとかご馳走でも買いに行くとするかな!
時は少し遡り、2週間前
雄英高校のとある1室にて教師が集まり受験者の合格者を決めている途中にて
ある少年についての話が話題に上がった
「…やはりこいつの個性は何かおかしい」
「俺もそう思うぜイレイザー」
「試験番号 6723
「先日の車両事故で亡くなられた刑事の十面夫妻の息子さんだったわよね」
「確か司君は事故当日は学校に居たんでしたっけ」
「あぁそうだ、それで話を戻すが願書に書かれている
個性は”
ガラスのような正方形状の板を10枚まで作り出し、自由自在に動かし、形状を変化できる
…と書かれているが」
「明らかに試験で見せた個性とは違う個性ですよね」
「ダガ1週間前ニ個性変更届ヲ市役所ニ出シタト報告ガアルガ」
「だとしても、変わりすぎなんです。
無個性が覚醒したとかならともかく、既存の個性持ちがここまで変わるのは異常だ」
「それに個性変更届を出したって話だが……変更届ってのは基本は
“細かい性質が違った”とか“応用性に気付いた”とか、そのくらいの変更のはずだが…
ここまで別物になるのは前代未聞だ」
「応用性の範疇なら分かるんだが……これは、そういうレベルじゃねぇよな」
「カードとドライバーを使用して変身したり
カードを取り出した物を変形させて銃や剣のように扱ったり
分身を作り出してますもんね…」
「あれは“十枚の板”という個性の応用では説明できない。
まるで………
複数の個性を扱っているようにすら見える」
「精神的なダメージがきっかけで個性が覚醒した可能性は?」
「可能性はゼロではないが……限りなく低いだろうな
個性は精神的な影響で変化することはあっても、
別物になるほどの変化をすることはまずない
ましてや複数の個性を同時に使えるようになるなんて、例がない」
「……となると、やはり何らかの外的要因、あるいは特殊な事情が絡んでいる可能性が高いか…」
「もしこれが仮に精神的な影響で個性が変異したとしてもだとしても、
複数の個性を同時に扱える事への説明がつかない」
「しかし!彼は、ヒーローを目指す少年だ!
それに間接的ではあるが困っている人を助けるために動ける心を持っていた!
私は彼を信じたい!」
「僕もオールマイトと同意見なのさ
彼の試験での活躍は事実なのさ、それに彼は何か怪しい動きをしたわけでも、
問題を起こしたわけでもないのさ、文句なしの首席合格でいいと僕は思うのさ」
「もし危険性があるならなおさら、雄英で育てて見極めるべきというわけですか」
「その通りなのさ!では十面 司君を主席として合格させるのさ!」
「「「「異議なし」」」」
「………十面 司、お前は一体何者なんだ?」