アーセナルと往くキヴォトス旅   作:FLAM

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まず基本は他人視点書きません。ずっとアルファ君視点です。その方がストーリー読まなくてもある程度誤魔化せるからね!()


第2話

空から轟音を立てて舞い降りる一筋の光。

さっきぶりの再会に喜びを噛み締めながら、自分の愛機に乗る。

 

『フェムト粒子は皆無、アサルトシフトとかも出来ないね。ま、これで帰ってくれたらいいけど』

"えっと、それは…?"

『これ?これはね、俺の相棒』

"……うん。そっか"

 

おや、何か呆れた声音をしてらっしゃる。傷付きました。そこの不良共を殴ります。

 

『オラァ!喰らえぇ!』

「えっ速っ─ぐぁっ」

 

おや、先程ショットガンパなしてきた人じゃん。念入りに殴ってやろうかと思ったけど、意識ないじゃん。やっぱり巨大ロボ対人間は無理があるんだね。

 

というか、前世よりもだいぶ操作が簡単だぞ。

リユース・サ○○・デバイスみたいに思考操作で完結する。でも手動の方がカッコイイよね?

 

「怯むな!撃ち続ければ装甲は脆くなる!」

中々ガッツがあるというか、冷静な人がおる。

なるほどなるほど。やはりリーダーシップとか、冷静な奴から仕留めるのが鉄則だよね? 結構遠いな…刀投げつけるか……?

 

『ブリンク使えば良いやん!』

 

人体改造の極地!ブリンク!!

改造しすぎてどうなってるのかは最早覚えてないけど、この超高速移動できるブリンク使えば距離詰めれるよねと。

 

「!?き、消え───」

『仲間と一緒に土ペロしとけ!』

 

一瞬で距離を詰め、レッグで蹴りつける。

面白いように吹っ飛ぶな。あれ死んでない?大丈夫?

出来れば目に見えて悪役な奴だけ殺すつもりなんだけど。

……あれも悪役か。殺す?

 

『ねぇ先生』

"なんだい?"

『あれって殺していいの?』

"駄目だよ??"

 

せ、先生。笑顔が怖いっす。ピキってるじゃないすか。

ほら、今は目の前の敵に……あれ居なくね?

 

"君、ちょっとお話しようか?"

『俺も命が惜しいんでな!サヨナラ!』

"あっちょっ"

 

逃げるに限るぜ!!あ、スピードシフト出来ないのか。

まぁ、斬舟なら逃げれるだろ。アンファングエルガーから

も逃げれるくらいの速度は出るしな。

 

───────────────────────────

 

何にも考えないで逃げてきたけど、そういえば行く宛てがねぇなぁ。ぶらり旅するか?えっと確か、黒服からお勧めされたのはアビドスって所だったよな。砂漠しか無いっていう。なんだあいつ俺を殺したいのか?

 

まぁでも、ここから近いのはアビドスらしいし、黒服のお勧めなら間違いは無いだろ。目的地をアビドス砂漠に設定!全速力で駆け抜けるゥ!

 

 

アビドスに向かう間に状況と情報を再確認しよう。

 

まず俺は、イモータルに殺されてキヴォトスにやってきた転生者であること。

そして、先程俺はショットガンを食らっても無傷だったのは、このアウタースーツによるもの。といっても、ミサイルとかを喰らえば無傷では済まないだろうが。

 

それと、砂漠しかないと言ったアビドスだが、総生徒数5人の高校があるらしい。

それよく廃校になってないな。

 

それに、そこで怪しい動きをしている企業があるらしく、黒服はそれと繋がりがあるものの、いつかは切る予定らしく、それを俺に押し付けようとしてきるのかもしれない。

 

それと、黒服が言っていた神秘の反応とやらを見たいが為に俺はアビドスを勧められたのかもしれないが、利用価値無しと認められ、消されるのは正直勘弁願いたいのでさっさとその高校にも接触を図りたい所だ。

 

『む。』

 

校舎が見えてきた。そろそろ降りるか。警戒されちゃ敵わない。このクソごついアウタースーツも黒服から貰ったパーカーで隠しとこう。…………いや、砂漠をパーカー着て歩いてるやつは充分不審者だろ。それなら騎士っぽいこのアウタースーツの方がまだ良いだろ。

 

パーカーは、うん。斬舟のコックピットに仕舞っとこう。じゃあな斬舟。またピンチの時には呼び出させてもらうぜ。

 

「ここがアビドス高等学校ですか……」

 

校門から砂がそこら中を埋め尽くす景色を眺める。似たような所でギガント級とやり合った記憶が蘇って頭痛がしてきた。

 

「さぁ!自分の命の為に頑張るかね」

 

頑張れ俺!俺がこの先も自由を謳歌する為に!

 

「うへ、来客とは珍しいねぇ〜?」

 

チャキ……

 

間延びした口調とは裏腹に、冷たさを含んだ声音。

銃を向けられているのだろうか?来客と言ったあたり、ここの生徒なのだろうか。

 

「…銃を降ろしてくれ。俺は丸腰だ。抵抗する力もない。」

「そう簡単に信じるとでも?」

 

厄介だ。疑り深いのは別にいい事だが、盲目的な猜疑心が向けられているような気がする。確かにアビドスの生徒数は5人。その上、カイザーだったか?に借金をしており、不良生徒に複数回に渡って校舎の襲撃を受けているともなれば、猜疑心を持つのは当然の事だろう。

 

「本当だって。俺はこの学校に用があって来たんだ。敵対するような真似はしない。神に誓うぜ」

「ふぅん。じゃあ、名前と所属と学年を教えてよ。」

「それくらいなら全然。名前はアルファ。無所属で、学年……学年……?」

 

俺無所属な上に傭兵だったし、なんなら年齢とかも……ここ学園都市だっけ。学生だとどこか入学しなきゃいけないとかあるなら面倒臭いな。自由じゃない。

 

「無所属で、学年が言えないの?孤児とか?」

「ん"っ」

 

孤児……孤児……。孤児かぁ。

いやまぁ使い勝手の良い設定ではある。どうせならここに所属するのもアリか?不登校にでもなればいいだろ。

 

よし!そうと決まれば嘘八丁タイムだぜ!

 

「まぁそんな所だ。入学先を探しててな」

「……まぁ良いよ。かなり怪しいけど。」

 

ここ9億くらい借金あるんだっけ…?確かにそれ知った上で入学してくるとかなら怪しいだろうけど、俺設定上孤児なんだからさ、知る由もないじゃん。

 

というか、俺に死ぬ前のクレジットが残ってればそんなんすぐ返済出来たのになぁ。

 

「なぁ」

「何かな?」

「俺はいつまでそのショットガンを突きつけられていれば良いんだ?」

「……あ、ごめん」

 

死の危険は過ぎ去った……!

ようやく体の自由が効くぜ!これでようやく初対面に銃を突きつけたやつのご尊顔を拝めるって事よォ!

 

「改めてよろしく。……えっと…」

「小鳥遊ホシノ。よろしくね。アルファ君」

 

なん……だと……!?

 

「?どうしたのかな?」

「…っあ、なんでもない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こいつ黒服の言ってた暁のホルスじゃないの??初っ端から目標達成!イェア!じゃねぇんだよな……。

 

ここに入学した手前、黒服側に着くこともなかなか難しそうだし、黒服談ではこいつは余程人を信用してないというか、大人に嫌悪感を持っているというか。

 

ま、なるようになるだろ!明日の俺に面倒事を発送〜

 

「あ、とりあえず対策委員会の皆に挨拶しに行こうか。」

「オーケーだぜ!」

 

まずは信頼されるとこから始めるぜ!

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