確かに俺はいっぱい食べる女が好きだと言ったがそれそのものになりたいとは言って無えんだが〜暴食龍娘のダクファン世界放浪記   作:誤字報告マジでありがとうございます

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第11話

「……なんで俺が転生者だとわかったんだ?」

「あなたが前世と同じ名前を使っているからね。たぶん同郷だもの。すぐ分かったわ。そして、あなたは超有名。偉大なる神としてね」

 

 そう、()()()()・ヴィジターに俺は言った。

 

 ヴィジターには元いた世界で貼り付けにされ、死んで転生したという設定がある。となると正体はきっと。

 

「……あーなるほどそういう事か。納得」

「よければ今のあっちの世界の事教えるけど」

 

「知りたくない、多分俺は相当やらかしてる。そして後世に悪影響も出てるのはなんとなく察してる。もうあちらの世界に干渉できない以上知りたくない」

「そう……じゃ、続けるわね」

 

 そしてこの世界はインフィニットポゼッションに酷似している事。を話した。ヴィジターも最初の方はゲームとは何かということすら分からなかったようだが、説明するとあっさり飲み込んだようだ。

 

「ってーとこの世界はそのゲームとやらの世界ってことかよ。んで、魔王共とやらのせいで滅亡の危機に瀕していると」

 

「ええ、そうね、でも大丈夫。それならそれで、私の知識が通用するからね。まずは情報をすり合わせましょう」

 

 ジュリアンに聞いた情報で、ここはインポの世界だと思い込んでいたが、光輝歴のズレなど、原作とは違うかも、という要素もあった。

 

 なので、ここは王相手にしっかりと話を聞く必要があると俺は考えた。

 

「うん、OK。でも完全に話せるわけではないぜ。一応俺も王様だからね」

 

「こちらも、全部の情報を話つもりもないわ。ある程度は後々交渉材料として残して置きたいし」

 

 そして俺は口を開いた。

 

「まず、この舞台が

 一つの世界

 二つの大陸

 三つの国家 

 四つの英雄

 五つの神器

 六つの迷宮

 七つの魔王

 から成り立っているのは知ってる?」

 

「……ちょっと待ってくれ……そんなの知らん」

 

「うん、まあ考えてみたらそりゃそうよね」

 

 俺は神の視点で何度も何度も周回を重ねている。それと、たった1回しか生きてない上に、神の目線で見れないヴィジターでは情報にズレが出るのも当然だ。

 

「まあわかる範囲で順に一つずつ行きましょう。まずは一つの世界。これは分かる?」

 

「ああ、2000年前神は言いました。「光よあれ」と」

「うんうん、こっちの情報もそうだわ。続けて」

「それから大地が生まれました。生けとし生けるものが生まれました。邪悪が生まれました。正義が生まれました。魔力が生まれ、迷宮が生まれ、奇跡が生まれました」

 

 うんうんと俺は首を縦に振った。

 

「要はこの世界は2000年前できたって事で良いのね」

 

「ああ。そして不自然なまでに、2000年前より前の情報がないんだ。まるで突然この世界ができたみたいにね」

 

 インポは色々と伏線と謎があったが、周回を繰り返すたびにそれらがしっかりと回収されるゲームであった。

 

 が、2000年前より前の情報が無いことだけはなぜか回収されなかった。

 

 ゲーム故の都合と言われればそれまでだが何でだ? まあいいや

 

「じゃあ次、ここの大陸とは別にもう一つの大陸があるのは知ってる?」

 

「ああ。この大陸にはこの国と帝国があって、向こうの大陸には連合国があるんだ。ただ、だんだん大陸同士が近づいてきているからそのうち一つの大陸になると言われているけど」

 

「うんうん。そうね」

 

 ついでに言えば、基本お船使わないと移動できない。これも結構重要な情報だ。

 

「そして3つの国家。これはどう?」

 

「俺の天光法国、次にバナンザ帝国、最後にアリュステーゼ連合国。これの事かい? 他に小国はいくらでもあるけど、これで3大国家って言われてるな」

 

「うんうん。そして連合国はきな臭い動きを見せているのよね」

 

「あー。確かにそう()()()ね。今ではそれどころじゃないんだなこれが」

 

 ?あそこ結構ヤバメの侵略国家だったはずだが、何で大人しくなったんだ? まあいいや。

 

「ふんふん、なるほどなるほど、ここまではOKね」

 

「ここまでは分かるんだけれどこっからがちょっと分からないんだ。四つの英雄ってのは何だ? 人類最強の【大英雄】が入ってるのはわかるけれど、それに、匹敵する英雄なんていたか?」

 

「うん。あー、まだ出てきてないのね。あー勇者って分かる? 化け物みたいに強い正義と善性の権化みたいなキ◯ガイ。あと、まだ名が広がってないけどいずれ大英雄を超す男。最後に弱者のために戦い続けた詐欺師。これが四大英雄って呼ばれてたわ」

 

「なるほど。変な奴ばっかだな。最後の奴と同じと同じ詐欺師の俺が言うのもなんだが」

 

「……」

 

 最後の奴はお前の事なんだがな。

 

「五つの神器、これは」

 

「分からん。詳しく教えて」

 

「規格外の超級のマジックアイテムの事ね。私とあなたがいた元の世界に戻れる奴もある。というかあなたの国が隠し持っているアレもそうね」

 

「……なんだ。言ってることが荒唐無稽すぎてちょっと疑ってたけど、君は本当に全部知ってるのか」

 

「おーいえす。もちろん。続けるわ、六つの迷宮、これは?」

 

「世界6大迷宮の事か? ほっとくと迷宮内にスタンピードが起こるから定期的に冒険者を送り込まないといけないあそこ」

 

「もっと言ってしまえば、その最深部にいる奴らが問題なのよね」

 

「そうなのか?最深部にあるのってあの黒い箱だろ。そんなヤバいの?あれ」

 

「魔王って言うヤバい奴らを封じ込めてんのよ。そうね七つの魔王。これが本題。これについてあなたたちがどこまで知っているのか一番気になるわね」

 

「俺もそこが気になってる。要は最悪の怪物だろ。でも七体もいるのか? 一体だけしかいないと思っていたんだが」

 

「……なるほど。そこが原作との大きな違いね。流石にこれに関しては情報は全て提供するわ。一匹でも殺しきれなければ世界は終わるわよ」

 

「嫌と言うほど知ってるよ。この世界の長命種連中は全員知っている。魔王、終焉龍シュバルデウスの脅威を。1000年前復活し、この世を半壊させた化け物を」

 

「………………は?」




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