確かに俺はいっぱい食べる女が好きだと言ったがそれそのものになりたいとは言って無えんだが〜暴食龍娘のダクファン世界放浪記 作:誤字報告マジでありがとうございます
即死効果が乗っている【雀蜂の短剣】。腕中に回ったその毒が、俺の心臓めがけて、侵食を始めた。
手に力が入らない。
死ぬ。死ぬ。死んでしまう。
死にたくない。
まだ父さんと母さんの安全も確保できていない。まだこの世界喰いたいの冒険もできていないし、会いたい喰いたい奴もい喰いたいるし、ジュリアン一行も助けられ喰いたいてないし、ご飯だってまだまだ喰いたい喰いたい喰いたい喰いたい喰いたい喰いたい喰いたい喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰って喰ってケヒヒヒヒ☆
ちょっと待て、思考がどうにかなっていってる! 毒の影響か!
……そんな事いいでしょ、肉なら目の前にあるじゃない。ねえ、
俺の人格が、おぞましいものと結びついているような感覚がある!俺の作った怪物の狂気が侵食してくる!
口調だけじゃなく、思考まで身体に引っ張られているのか!
うんうん。そうそう。あなたも私も混ざり合ってるの。
まあそんな事どうでも良いわ
狡猾に、合理的に、餌を集められなきゃ死んじゃうでしょう?
頭を使って言葉で騙して必死になってお肉にありつかないと空腹で狂っちゃうでしょう?
餌集めってのはこうするの。ねえ、私。
「いただきまああす!」
自分の毒に汚染された二の腕に噛み付き、首を大きく横に振るう、結果ミチミチと言う音がし、腕がちぎれ始め、激痛が走るがそんなの関係ない。
こんな腕いらない。
どうせ食べ物集めには何の役にも立たないし、それ以外の用途なんてどうでも良いからもう糞未満の価値しかない。
でも餌としては本当に美味しそう。
滑らかですべすべの、
それを本能のままに噛み締め咀嚼し嚥下した。
美味っ美味っ、亜人共と違ってガワだけ人間に似せているだけの爬虫類なだけあって、上質な蛇や蛙のような味でかなり好きな味かも。
「うまー!」
笑みも咀嚼も止まらない。
心臓に【雀蜂の短剣】の毒は、心臓に行く前にその部分の肉を身体から切り離せば即死効果は出ない。
腕と共に胃袋に取り込まれた絶死の猛毒が体内から心臓を犯そうとしている気配があったが、すぐに消えた。
ごっくん。
【ゴブリンジェネラル】のお味から、爬虫類系は美味だと思っていたけどそれは私も例外では無かったようね。
いくつもの種類のお肉の旨味が噛み締める度に、プチンプチンと弾けては消える、
【エフィノア・シュヴァルデウス1/8食! 経験値0習得】
余りの美味しさに、次は残ったもう片方の腕へかぶりつこうとするが、それだと餌が取れなくなると、冷静な部分が言う。
「………………仕方ないわね」
つかつかと、麻痺し倒れ込んだ悪魔肉の元へ歩み寄ると、私は爪を食い込ませ、持ち上げ、二の腕に噛みつき、のけぞるようにして思いっきり喰いちぎった。
ガブリッ、クチャクチャ。ガブリッ、クチャクチャ。
ガブリッ!ゴクンッ!ガブリッ!ゴックンッ!
【レッサーデーモン1/8食! 経験値72習得】
「痛いいいいいいい! 痛いいいいい! 俺の腕があああああ!」
ぶちんごっくん。ゴクリ。ガブリ。ゴクリ。ガブリ。ゴクリ。ガブリ。ゴクリ。ガブリ。ゴクリ。
「や゛め゛で! や゛め゛でぐだざい! 俺の゛う゛でがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛゛゛」
「ごっくん! むぐ! ごくん! どうせ遅かれ早かれまるまる私の胃袋に入るんだし、その予行演習だと思えば……はむ……くちゃくちゃ……良いじゃない。あ──ん」
「や゛だ! や゛だ! 喰わな゛い゛て゛! もっと妊婦の腹を裂ぎだい! もっと胎児を丸焼きにしじだい゛! もっと善人共を生きながら八つ裂きにしたい! 私にはまだじだい゛ことがあ゛るだんです! いっだああああ!」
「んっ! んっ! んっ! 食いもしないのに殺すなんてまるで悪魔みたい、ドン引きね。あむっ」
面白いジョークを言って私は思わずゲラゲラと笑うけどノリの悪い悪魔肉はぜんっぜん笑わない。
「笑いなさいな、まるで私が馬鹿みたいでしょう」
足を引きちぎって骨ごとボリボリと齧ると私の言う事を無視して餌は悲鳴を上げた
はぁ……空気が冷めたし、お腹も空いたし、本当にどうしようもないわね。
その時
まるで逆再生の様に、手足が生え揃ってくる。
よしよし、狙い通りね
「おかわりいただきまあす!」
「ぎゃあああああ!」
再び生えそろった手足を引きちぎって再び食い散らかす。
魔力が舌の上でとろけるようだし、正直かなり好みのお味かも
レッサーデーモンの腕は私のウエストよりふた周り太い程度のどうしようもないボリュームだけれど何度だって生えてくるのが本当に嬉しいわ。
気分的には回転寿司ね。具が1種類しかないのが残念だけど
【レッサーデーモン1/8食! 経験値70習得!】
【レッサーデーモン5/8食! 経験値350習得!】
【レッサーデーモン1/16食! 経験値35習得! LVUP】
【レッサーデーモン1/8食! 経験値72習得!】
【レッサーデーモン15/16食! 経験値490習得! LVUP】
【レッサーデーモン3/8食! 経験値210習得!】
【レッサーデーモン5/8食! 経験値323習得!】
【レッサーデーモン1/8食! 経験値69習得!】
私の種族はレベルアップの経験値必要量が多いけれど、こうやって【再生】で増殖するお肉を食えば効率よく経験値を摂取できる
まああのクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソッタレスキルを取るまでの話なんだけど。
そう思っていると、急に肉の再生速度が落ちて来た。
不甲斐ない肉の頭を思い切り蹴飛ばし、しゃがみ込み耳元へささやく。
「再生をーはーやーくー私お腹空いているんですけどー! 成長期なんですけどー!」
レッサーデーモンはそれを聞こうともせず、四肢がもがれた状態で芋虫の様に必死で這いずって逃げようとする
必死過ぎて中々に食欲が掻き立てられる。やっぱり食べモノには新鮮さが必要よね
「ごろ゛じでぐれ゛……もういやだ……再生しても再生じでも゛喰われるだけだ……あ゛ぐま゛……も゛う゛俺゛ば再生じない! びどお゛も゛い゛に゛ごろ゛ぜよ゛お゛!」
「うんうん分かるわ。再生しても再生しても喰われるのは辛いわよね、苦しいわよね。ではここで問題です」
顔を目の前まで近づけ、ニッコリと笑う。
「私は今からあなたをたっぷり痛めつけます! 確実に大人しく再生していた方が良いほどに痛めつけます! ではどこまであなたは再生を我慢できるでしょう!」
眼球に指を突っ込んで内臓を引きちぎって口へと運び、できる限り苦しみそうな毒を【毒物生成】で調合して与えぶち込む
「ギィイイイイイイイイイ! 再゛生゛じまず! じまずからあ!」
「よしよし♡やればできるじゃない!」
再生するはしから口いっぱいにほおばって飲み込むが、5分としない内に再生が止まった。
とりあえず優しーく話を聞くと信じられない答えが返ってきた。
「もう再生できないです! ぼん゛どに゛! ぼん゛どに゛無゛理゛な゛ん゛でず!」
「ふーん……嘘は……ついてなさそうね。じゃ」
「食べないで! 食べないで! 嫌だあああああああああ! 痛い! 痛い! 痛い! いt…………………………………………」
スキル融合
【毒物生成】✕【猛毒】✕【毒牙】=【猛毒生成】
【猛毒生成】で作り出した最高位の猛毒を爪に乗せて叩き込む。
ぐびゅちゃっとなっちゃいけない音がなって地面に青いゲル状の水たまりが広がった。
最強の毒とはどのような効果のものか
諸説あるが、この世界だと簡単だ。
腐り溶け落ちる。だ。
餌はゲル状の青い物体と化して地面に広がった。
「さてさて、こうなったお肉のお味は……いただきまあああす!」
濃厚な魔力味スープと言う感じで中々に美味いが歯応えが無くて余り食べているという感覚がない。
【レッサーデーモン完食! 経験値628習得! LVUP✕2! 【二重詠唱】【擬態】【再生(弱)】習得!】
「ごちそうさま……あああああ……もう無理…………お腹が空いたわ……い・た・だ・き・ま・す」
そして私は、迷宮を駆け回り、オヤツを食べ始めた。
【サラマンダー完食!【温度操作】【温度耐性】習得!】
【サラマンダー完食!】
【サラマンダー完食!】
【ゼラチナス・キューブ完食!】
【スイープスライム完食!】
【ビッグラッド完食!】
【ワイルドボア完食】
【人間戦士完食!】
【人間魔術師完食!】
【人間僧侶完食!】
【人間盗賊完食!】
クケッ☆
評価バーフル(評価を50人以上の読者様につけていただくと、色評価の面積が最大になる)行きました。ありかとうございます!
今回の人格が、身体に引っ張られる流れの自然さについて
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すごく自然
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自然
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微妙
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不自然
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すごく不自然