HP極振り自傷型両手剣使いのNWO   作:如月神綺

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さぁ、やってきましたペイン戦です!
でもこれ一方的な戦いになりません?


体力特化と第一回イベント③

数分全速力で走っていると

 

「ぐぁぁぁぁ」

 

「くそ、こんなん無理に決まってるだろ!!」

 

何人かのプレイヤーの断末魔が聞こえてくる。

 

「おっ、近いな。マップ的にはもう目の前だな。」

 

そうして森の茂みから顔を出すと、囲まれてるのに余裕そうに攻撃を躱しては剣で倒していく圧倒的強さを誇るプレイヤーに目を奪われた

 

「まじか。あれが最強って言われてるペインか。たしか最高レベルの48?だったっけ?それに、装備もユニークとかそういう奴っぽいな。」

 

さて、まずは準備を始めるか。とりあえず【地獄楽】と【生命返還•AGI】を発動して、使徒たちには周りの奴らをやってもらうか。あとは、【神罰】。【無間ノ刃】と【臨界解除】は隠しとくか。

 

「それじゃ、いくか!!」

 

そうして、俺は今出せる最速のスピードでペインに突撃した。

 

「ウオラァァァァァァ!!」

 

「なに!?」バコォォォォン

 

ペインは突然の突貫に対応できず、聖剣で防御はしたものの数メートル後方に飛ばされた。

 

「くっ!!」

 

「よし、使徒たちよ、俺とアイツ以外の相手を頼む。別に倒してもいいぞ!」

 

「「グォォォォ!!!」」

 

「なっ、なんだこのモンスターたちは!?」

 

分断は成功かな?さてと、ペインの方はっと。

 

「なるほど。今のには驚かされたな。まさかそのまま突撃してくるとは、俺もまだまだだ。」

 

「いや、完全な不意打ちになんで反応できて、防御までできるんだよ。」

 

いやほんと。PS高くない?俺絶対できないよ?さすが最強といったところだな。

そんなことを考えながらどうやってペインの隙をついてやろうかと悩んでいるセツナ。それと同じく、ペインも最初の突貫で気になっていることについて考える。

 

「(ありえん。不完全な防御とはいえあれほどのダメージを受けるか?)」

 

そう。いくら完全な防御でないとはいえ、ペインはHPの“約六割のダメージを受けていた”。いくつかの防御バブのスキルや装備があった状態でだ。これには理由があり、セツナのスキル【神殺し】だ。

【神殺し】は神や天使などの神聖特性を持つ者や“聖なる力”に準ずる者に300%の追加ダメージを与えるという者だ。そして、ペインの武器や装備は全て聖なる力に準ずる存在。結果的にペインは【神殺し】のスキル対象となってしまった。さらに、

 

「(ともかく、まずは回復を優先するか。一端距離を置くためには、)【ホーリーレイン】」

 

「うぉっ!?」チュドォォォォン

 

「(どうだ?唯一の高威力の遠距離攻撃だが。)」

 

「くっそー、煙たいな。なんだいまの?ユニークスキルみたいなのか?」

 

「っ!?ははっ、これは骨が折れそうだ」

 

ペインの高威力遠距離範囲攻撃はセツナにはノーダメージだった。それもそのはず、【神殺し】のもう一つの効果、“あらゆる聖属性攻撃の完全無効”である。そして、ペインの聖剣スキルは全て聖属性である。つまり、ほとんどの攻撃スキルは無意味であり、受けるダメージは300%も増加している。

 

「生憎、その類のスキルはきかねぇんだよな。」

 

 

 

 

 

ペインにとってセツナはまさに

 

 

 

 

 

「全く、こんな相手と戦うのは初めてだよ。」

 

 

 

 

 

 

天敵であった。

 

 

 

——————————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラァァァァァ!!!」

 

「くっ!?中々に速いな、、、だが!」

 

「オワァッ!?」グサッ

 

現在セツナとペインは互いに近距離戦を行っていた。セツナは防御も回避もせず、上がったステータスで大剣を振り回していた。

対するペインは相手が2m以上の大物を使っているにも関わらず正確に避け続け、腕、足、首、胴体と何度も斬りつける。しかし、何回かは回避がほぼ不可能な攻撃が襲ってくるが、その攻撃でさえもギリギリ躱すペイン。

 

「いやまじかよ!?それ躱す!?」

 

「これくらいできないと、最強とは呼ばれないよ!」

 

「やべっ」ザシュ

 

ペインは確実にセツナにダメージを与えているが、やはりスキルが無効化されるため、威力が出ずにいた。さらに、セツナの【神の血】と天罰ノ矛に吸収された『生命ノ樹』の生命ゲージを消費し、瞬く間に回復されていく。そして、

 

「くっ!?(戦闘が長引くにつれてなにか体に違和感を感じる?何故だ?)」

 

「あー、全然当たらん。どうすりゃあいいんだ?」

 

ペインは【神罰】のステータス低下効果を受けていた。かれこれ十分以上の戦闘を行っており、時間で換算すると合計60%以上のステータス低下を受けていた。それでもセツナとここまで戦えているのは圧倒的なPSと戦闘経験、そしてレベル差によるステータスの違いであった。

 

「(ここまで強力なデバフ効果。何か条件があるのか?考えられるのは、時間経過だろうか、、。)これは、まずいな。」

 

しかし、【神罰】の影響でステータス差は縮まっていき、周りにいたプレイヤーはセツナが召喚した使徒が既にあらかた倒している。そして、

 

「(あのモンスターもこちらに参戦してくれば勝ち目がほぼなくなるな。)一度引かせてもらおうかな。」

 

「させるかよ。【無間ノ刃•十】!【臨界解除】!!」

 

セツナが切り札を放った。空には10本の輝く剣と先ほどまでよりも更に速くなったセツナが、ペインを襲う。

 

「使徒たちよ、こいつを抑えろ!」

 

「「クォォォォォン」」

 

「!?一か八かだ!【断罪ノ聖剣】!」

 

ペインの聖剣のスキルを使徒たちに放ったが、ステータスが低下している中では大ダメージは与えられず、【無間ノ刃】で生成された剣に防御され、使徒たちを怯ませられる程度であった。

 

「もらったぁ!!!!」

 

「ガッ!!?」ザジュゥゥゥグサッグサッグサッ

 

遂にセツナの一撃がペインにあたり、【神殺し】の追加ダメージと【無間ノ刃】による剣たちによってHPバーを一瞬の内に削り切った。

 

「ははっ、これは完敗だ。今度会った時、リベンジさせてもらうよ。」

 

「まっ、気が向いたらな。」

 

激しく長い戦いの末勝利したのは

 

 

「ただいまランキング一位のペインさんがセツナさんに倒され、得点の三割が譲渡されました!それにより現在の一位はドレッドさん二位はメイプルさん三位はミィさんになりました!同じく上位三名の位置はマップに表示され、倒した際、得点の三割が譲渡されます!それでは、引き続き頑張ってください!」

 

「これでトップ10には入ったろ。」

 

 

 

 

セツナである

 

 

 

「さて、まだ残り時間は数分はあるし、次は」

 

 

そして、次の標的になったのは

 

 

「【臨界解除】の時間が終わる前に行くか。【天翼】!」

 

「一番近いのはあの毒霧状態の砦にいるメイプルか」

 

防御力極振りの要塞と言われるメイプルであった!

 

「このイベント最後の戦いになるかねぇー?」

 

セツナはメイプルがあの警戒していた少女というのに気づくのにあと数秒。




どうも作者です。どうでしたかペイン戦!まぁ、結構一方的?になってしまったかもしれませんが。正直【神殺し】のせいであんな感じになってしまっちゃったんですよねハハハハハハ。
次回はメイプル戦と掲示板回ですかねー?少なくとも次回で第一回イベントは終わらせます!
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