五日目——————-
「あーやる気出ない」
やぁ俺だセツナだ。第二回イベントも五日目に突入した。いまは洞窟で適当に寝転がっている。入り口に誰か入ってこないように使徒たちに見張らせている。
「そういえば【失楽園】のレベル上がって5体出せるようになったけど、ステータスとか見たことなかったな。見てみよ。」
そうして使徒たちのステータスをま見てみたのだが。
第一使徒
HP : 600/600
MP : 200/200
STR : 80
VIT : 40
AGI : 80
DEX : 72
INT : 40
<Skill>
【大切断】 【飛行】 【信仰の証】
【大切断】
敵の最大HPの1〜150%のダメージを与える。(相手の最も高いステータスと自身のSTR参照)
【飛行】
自由に飛べることができる
【信仰の証】
自身のHPが0になった時、12時間後HPを100%回復し、再召喚が可能となる。
第二•三使徒
HP 400/400
MP 100/100
STR : 120
VIT : 80
AGI : 40
DEX : 100
INT : 20
<Skill>
【大切断•首】 【飛行】 【信仰の証】
【大切断•首】
自身のSTRを三倍にして相手に攻撃をする。その後、1分間AGIが半減する。
第四使徒
HP : 400/400
MP : 800/800
STR : 40
VIT : 40
AGI : 80
DEX : 80
INT : 180
<Skill>
【信仰魔法 X 】 【飛行】 【信仰の証】
【信仰魔法 X 】
光魔法が使用でき、信仰対象が近くにいれば威力が二倍になる。
第七使徒
HP : 400/400
MP : 100/100
STR : 60
VIT : 20
AGI : 200
DEX : 60
INT : 20
<Skill>
【暴走刺突】 【飛行】 【信仰の証】
【暴走刺突】
STRとAGIを二倍にして、真正面に向かって突撃する。その後、10秒間の疲労状態となり動けなくなる。
君たち強いね。いや結構ステータスが違うな。青い目してる第一使徒はオールラウンダーって感じか?赤い目で鎌持ちの第二、第三使徒は近距離特化。杖持ちの第四使徒は魔法使い。そして今回第三使徒と一緒に召喚できるようになった槍持ちの第七使徒。こいつ猪突猛進みたいなステータスだなおい。ん?なんで第七?ランダムで選べられんのか?三体目もよく確認したら第四使徒だったし。
「まっ、気にすることないか。それじゃ使徒たち後よろしくー。」
「「「「「クォォォォォン!!」」」」」( ´ ▽ ` )ノ
そして俺は眠りについた
六日目——————-
よし。休憩終了!あと二日だけだし、目標のメダル20枚目指すか!
「クォォォォォン!!」( ・∇・)
ん?たぶん第三使徒だよな。どした?
「クォォォォォン!」スッ
なんかメダル差し出してきたんだけど?どこで見つけてきたの?
「(=^▽^)σ」
そうして洞窟の奥を指差した。
「あっ、奥に隠れてあったのね?そういえばここ探索とかしてなかったな。」
第三使徒は銀のメダルを2枚見つけてきた。
「ありがとな。これで目標まではあと2枚だな!」よしよし
「(*´꒳`*)」
「「「「(・ω・)」」」」
全員頭を撫でた。やめてよその寂しそうな目!!
———————————
「しゃおらぁぁぁーーーそのメダル寄越せよ!!」
「「「「「クォォォォォン!!!!」」」」」 ψ(`∇´)ψ
アァァァァァァァァァァァァァメダルは何処じゃ!!どうせお前ら持ってるだろ?それ置いてけよ。なかったらその命差し出せ。
「「「ギャァァァァァァァ!?!?!?!?」」」
ただいま真夜。俺はいまプレイヤーを狙っている。近くにある洞窟やダンジョンはもうなにも残ってなかったのでプレイヤーを狙っています。
「ふん!!!」ザシュ
「ぐはぁ!?!?」
よし!こいつはメダル持ってたな。これで銀のメダルは21枚か。一枚多く手に入れちった。
「ふぅ、20枚は超えたしどっか雲隠れし、、、ようとしたんだけどなー」ガキン
「クォォォォォン!!」
誰だ?結構強いな。暗くてよくわからん。うーん?青い装備と双剣使い。すごい見覚えあるねあのシルエット。
「サリーじゃん。なにしてんの?」
「え!?セツナさん!?」
なんとサリーだった。突然襲われたけど多分俺と同じ考えだろうな。
「そっちはプレイヤー狙い?」
「あぁ、はいそうですね。あと一枚で目標枚数に届くので」
「あっ、じゃああげるよメダル。俺一枚余計に獲得しちゃてたから。」
「えぇー!?い、いいんですか?一応敵?同士ですよ?」
「いやー別にいいでしょ。それにフレンドとやり合うのってなんかはばかれるし。」
「それじゃあ、ありがたく。」
そうして俺は銀のメダルを一枚渡した。だけどサリーはなんか消化不良?の様な感じに見える。PVPをしたいのかい?俺もしたい。
「なぁサリー。ここの近くにプレイヤーの集落みたいなの見つけたんだけどさ、一緒に潰さん?」
さぁ、乗ってこい!サリー、お前はおそらく結構のバトルジャンキー!ストレス発散がしたいんだろ!?
「いいですね!やりましょう」パァァァ
「よーしすぐ出発しよう!」
「「イエェェーーイ」」
こうしてこの行動が『六日の悪夢』と呼ばれる出来事である。いやー途中でどっちが多く倒せるかの勝負が始まって盛り上がっちゃったよ。ハハハ
戦闘中、、、 その命置いてけよ
やることがなくなった。なにしよ。そう思ってたらサリーに同じところでイベント終了を待たないかと言われた。俺は了承した。どうせ暇だしな。
「よし!到着!」
サリーがさっと中に入る。
道順は覚えているのようなので俺はそれについていく。
「うわ……」
メイプルのいる場所に繋がる通路が毒の壁に封鎖されている。壊したとしても地面や壁が毒まみれでまともに進めないだろうな。
「メイプルか…メッセージ送るか…」
メイプルにメッセージを送るとしばらくしてメイプルが毒壁を通り抜けて出てきた。
「メダル取ってきたよ」
「おお!凄っ、え?なんでセツナさんがここに!?」
サリーがメイプルにメダルを渡しながら事の経緯を説明した。これで二人のメダルは二十枚になったらしい。後は守りきるだけでだな。
「どうする?二匹の育成に入ってもいいと思うけど」
「あ!そうそう!それについて言いたいことがあったんだ!」
「何?」
「着いて来て!」
「いや…無理なんだけど…」
毒まみれの床を進んでいくのはサリーには出来ないな。
「んー…じゃあ、大盾に乗って?」
メイプルがカプセルを解除して毒壁を消すと地面に大盾を置く。なにするん?
「乗ったけど、どうするの?」
サリーが大盾に乗った。ちょうど、そりのような感じだ。
「頑張って押す」
「え?」
「頑張って押す」
「無理じゃない?」
「いけるいける!」
メイプルがぐっと押す。
大盾は五十センチ程動いたところで止まった。
「……いけない」
「うん、だと思った。それで?話したいことって?まずそれを聞きたいな」
「ああ、えっと…私のいた場所とはまた違う行き止まりに小部屋があって、そこに20センチくらいの蟻のモンスターが出たんだけど、それが弱くてシロップと朧にちょうどいいかなって!」
二人はなんの話をしてるのだろうか?しろっぷ?おぼろ?使徒たちみたいな奴か?レベリングが必要らしいから少し違いそうだけど。
「ずっと出てくるの?」
サリーが聞く。時間経過でいくらでも出てくるのならそりゃやるよな。
「十分ごとに三匹出てくるよ!」
「なら…悪いけどメイプルだけでやってくれる?私は行けそうにないから…」
「分かった!頑張るね!」
サリーが大盾から降りるとメイプルは大盾を装備し直して洞窟の奥へと消えていった。
「うーん、ごめんなさいセツナさん。しばらくここの防衛を手伝ってくれませんか?」
サリーは取り敢えず洞窟を引き返して話をはじめた。まだ全域が毒に覆われている訳ではなくおよそ三分の一といったところかな?サリーは入り口から少し進んだところにある広間に座り込んだ。一辺約二十メートルの正方形で、壁には装飾がされているな。元は中ボスの部屋だったのかもしれないとサリーは言った。
「メイプルを守ってあげようと思って」
ここは魔法陣で転移するダンジョンではない。ダンジョン内は既に攻略されているためかモンスターの湧きも悪い。メイプルの言っていたような場所が何箇所か残っているだけ。そして、それはプレイヤーが簡単に入ってくるのと同義である。ダンジョンが残り少なくなっている今、ダンジョンらしき場所ならば、メダルを求めてとにかく入ってみることだろう。
「【毒無効】がいたら終わりですからねー」
「あぁ、メイプルは毒がメインだしなー。」
【毒無効】持ちの俺みたいな奴は今のメイプルには倒せないだろうな。やることが無いのなら念のために守ってあげるべきだとサリーは考えているようだ。
「ここも…もうダンジョンみたいなものだしね…」
メイプルをボスとして、サリーと俺を中ボスとし、報酬のメダルは合計60枚。モンスターはほぼいない。破格のダンジョンすぎるな。
「でも普通に考えたら、サリーにメイプル、俺を相手にしようとする奴そんないないだろ」
「••••••確かに。」
そんな話をしながら見張りを続けた。ある時は一人で戦いたいとサリーが1VS4をしたり、スキルの試し撃ちの為に獲物を譲ってもらったりしながら時間はすぎていった。
その後、カスミというプレイヤーがきた。どうやら知り合いらしい。目的はメダルの死守だから一緒に門番もどきを始めた。中ボス枠が三人になった。そうしてカスミと成り行きでフレンドになったら、
「カスミ!?なんでいるの!?」
「ん…それはまあ、メダルを守るためだが……その二匹は何だ?」
シロップと朧を見たのは二人以外では俺とカスミが初めてである。
「この子達はパートナーだよ!」
なんか怪鳥のボスを倒したら宝箱と一緒にあった卵が孵ってこうなったらしい。カスミは怪鳥のありえない強さと二人がそれを倒したということに驚いていた。うん、確かに強そう。黒竜とどっちが強いんだろ。
「報酬の卵か…現状二人しか持っていないだろうな。私も結構プレイヤーと出会ったが見たことがなかったしな」
「俺も見てないな」
カスミの予想は当たっている。幻獣を従えているのはメイプルとサリーだけである。今後のイベントでどうなるかは分からないが、その時も恐らく高難度のダンジョンクリアを要求されるだろう。
「そうだ、朧返すね?」
「ん、ありがとう」
二人は装備を元に戻す。
「どうする?この洞窟から出る?」
メイプルが復帰したのだから引きこもらなくても生き残れるしな。だが、メイプルはあまり出たいとは思っていないようだった。メイプルはメダルを慎重に守り切りたいと思っているらしい。メイプルがその旨をサリーに伝えると
「なら…取り敢えず通路を潰してきてくれるとありがたいかな」
「ん、了解!」
メイプルが広間の入り口に歩いていき新月を構えると、大きな紫の魔法陣が展開される。
「【毒竜】!」
毒竜は狭い通路をグチャグチャにしながら出口に向かって突き進んでいく。途中で一組のパーティーを飲み込み、さらにたまたま出口にいたプレイヤーの顔面を吹っ飛ばしていったことなどメイプルは知らない。メイプルはそのまま通路を歩いていき、しばらく進んだ場所に【ヴェノムカプセル】を展開すると戻ってきた。
「これで安全は確保されたね!」
「もう、私たちは出られないけどねー」
「なんかメイプル進化してね?」
「ああ、そうか。そうだったな……信じてるぞ?」
この状況ならカスミは逃げられない。つまり、メダルの強奪も可能である。聞かれるまでもなく三人にそんなことはする気はなかった。
「これで後は一日過ごすだけだね」
時間はもう既に十二時を過ぎている。ここは一旦眠るのが得策だろう。わざわざ疲れを残して七日目を迎える必要などない。念のために俺の使徒を見張りをして睡眠をとった。結局侵入者は一人も現れることはなく、朝を迎えることが出来た。入り口ではたまに毒耐性があるからと足を踏み入れて死亡するプレイヤーもいたりした。
今回少し長くなりましたけど第二回イベントを終わらせられました。次回はメダルのスキル交換などをします。セツナくんはまだまだ強くなります!