HP極振り自傷型両手剣使いのNWO   作:如月神綺

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誤字報告をいただきましたので、修正させていただきました。


体力特化と第三回イベント

あれからのことを話そう。メイプルは天使になった。俺と同じ翼生やしてたし。その後クロムがなんか骸骨装備手に入れてたよ。ユニークだな、絶対そうだよ。あと短いメンテナンスがあった。

 

「スキル【毛刈り】、そして一部マップに羊が出現と、」

 

絶対次のイベント用かなんかだな。毛刈りねー、、なんかイズさんはこいつの羊毛は素材として優秀らしいから、暇なら取りに行って欲しいらしい。

 

「暇だから取りに行くか」

 

羊毛は結構必要らしいし、イズさんとカナデ以外も羊毛集めに行ってると聞いたので、俺も働く。

 

「とりあえずスキルからだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、使徒たちはこっちの羊を、俺はあっちを狩る。倒すの駄目だからな。羊毛落とさないらしいから」

 

「「「クォォォォォォォォォォン」」」d(^_^o)

 

俺は第一、第二、第三使徒に【眷属支配】の効果により、俺が獲得したスキル【毛刈り】を貸与している。他の第四、第七は武器的に【毛刈り】使えないようだし、誘導やらなんやらをしてもらって別行動。

 

「結構集まったな。これだけあれば足りるか?」

 

羊毛を数えながら移動してると、なんか紫色の巨大毛玉がいるんですけど。え?カスミ?

 

「カスミー。こんな所で何してんだ?あとあれ何?」

 

「む?あぁ、セツナか。実はだな」

 

説明を聞くと、メイプルが【発毛】というスキルで羊毛を出すことができるようになったらしい。そしてそこに毒を染みこませると誰も近づけないのではと考えた。結果、誰も【毛刈り】ができずに効果がなくなるまで転がっているらしい。

 

「また変なことしたのかー。」

 

「あぁ、それで毒の効果がなくなるまで待機しているのだが、」

 

「びぇぇぇぇーー、誰か助けてーーー」ゴロゴロゴロ囧

 

俺は毒効かんし助けるか、

 

「おーいメイプル。助けるから大人しくしてろー、」

 

そうしてメイプルの毒まみれ羊毛を【毛刈り】した。そのあとはメイプルの【発毛】で羊毛を荒稼ぎ。効率は結構良かったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三回イベントの告知が来ました。え?展開が早い?そうか?そうかも。

第三回イベントは特定のモンスターを倒して、ポイントを稼ぐというものだった。集めた羊毛は装備にしたらしいが、ポイント獲得に補正が入るらしい。

 

「見た目は結構あれだな。可愛いよりだな」

 

メイプルとサリー、カスミがつけてたな。え?俺?装備できるわけないだろあの女性専用装備。我男ぞ?

 

「さてと、みんなとは別の方向に行くか。」

 

このイベントだと、固まっていても効率悪いので、一人一人が別行動をする。

 

「ギルド報酬がもらえるように頑張りますか、」

 

そうして、モンスター狩りを始めたのだが、、

 

 

「「「「「「ブモォォォォォォオ」」」」」」ドタドタドタドタドタ

 

「いや白羊じゃなくて、赤い牛なのかよ!?」

 

イベントモンスターはなぜか牛だった。正反対のモンスターじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三回イベントが終わった。え?早い?ずっと同じモンスターを狩って食って狩って食ってを繰り返すだけだぞ?面白くないだろ。

そして、イベント報酬は最高クラスでした。効果はSTRを永続的に3%上げるものだった。あと、三層も実装するようだ。

 

「私には意味ない……いや、そうだあるんだ!」

 

メイプルがそう言うと、カナデと俺を除く四人の顔色が変わる。メイプルの【STR】のことを考えると意味があるのは変だった。そのため、四人が四人共同じ思考に行き着いた。

 

「メイプル……このイベントの間にどこか行ってた?」

 

「二層にいたよ?……多分」

 

メイプル、多分てなんだ?多分って。絶対なんか手に入れたなこの子。メイプルがそう言うとサリーとカスミが額に手を当てて諦めをあらわにする。クロムとイズも止められなかったと思っていた。カナデ?君楽しそうだね?え?俺はどうなのかって?もちろん楽しいぞ?

 

「………近々第三層が追加されるからな。出来ればその時のダンジョン攻略で見せてくれ」

 

もう全員がメイプルが何かしらをやったことを察していた。いいぞーもっとやっちゃっていいぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三階層が開放されて少し。俺たち【楓の木】は全員でダンジョン攻略に向かっていた。

 

「よし、使徒たちよ、雑魚は任せた。」

 

「「「「「クォォォォォォォォォォン」」」」」d(^_^o)

 

「こんな楽だったっけ?ダンジョン攻略…」

 

「いや、多分うちだけがおかしいんだと思う」

 

サリーとクロムがそう話す。別に楽ならいいじゃんね?

 

「よし、ボス部屋っと」

 

「ちゃちゃっと攻略するか」

 

「ああ、そうしよう」

 

そう言ってカスミが扉を開けると全員が中に入る。すると部屋の奥にボスが出現した。ボスは樹木の姿をしており、幹の部分が顔になっていた。一層を突破してきたメイプル達は一層のボスのように木に果実があるかを確認したが、それらしきものはなかった。

 

「じゃあ、私が行くね。【挑発】!」

 

メイプルがボスの方へと向かっていく。ボスは伸ばした根や枝で攻撃してくるがメイプルにはそれらは通らない。そうしている内にメイプルがボスの真下まで近づいた。

 

「【捕食者】【毒竜ヒドラ】【滲み出る混沌】!」

 

メイプルの周りから化物が姿を現し、毒竜が幹をぐちゃぐちゃに汚染し、最後に打ち出された化物の口が幹を喰らった。HPがどんどん減っていく。二匹の化物の攻撃も止むことがない。樹木のボスは怒りを露わにし、二匹の化物に攻撃を仕掛ける。

 

「【身捧ぐ慈愛】!」

 

メイプルのHPが減少し天使の翼が顕現する。メイプルは二匹の受けるはずだったダメージを引き受け無力化した。メイプルは素早くポーションを取り出すとHPを回復させる。六人はこの姿を部屋の隅で見ていた。

 

「あれは何だ?どう取り繕ってももうモンスターよりだろ……俺はそう思う」

 

「そうかー……そんな感じかぁ……」

 

「見る度に付属品が増えているのは何でだろうか……」

 

「平常運転で安心したよ」

 

「もう味方ならいいわ…味方なら」

 

「うーん、結構かっこいいな」

 

そう言って今回のメイプルの進化を受け入れようとしていた六人だった。

しかし、メイプルにはまだ一つ残されたスキルがあった。メイプルは今回それを試してみるつもりだったのだから使わずには終われない。

 

「よし……【暴虐】」

 

小さく呟いたメイプルの体を黒い輝きが包み込む。そして、真っ黒な太い光の柱が天井に向かって伸びるとメイプルの両サイドにいた化物に似た姿になる。違う点は何本もの手足が生えている点だった。メイプルの両サイドの化物は消えてしまった。

 

 

 

 

化物が樹木のボスに突進して掴みかかり、その口から炎を吐き出す。木に炎はよく効いたようで、化物を倒すためにと根や枝さらには魔法まで使って攻撃する。しかし、樹木のボスは化物を倒すに至らないどころか傷一つつけることが出来なかったのである。化物は爪で幹を割き、蹴りつけて陥没させ、口しかない頭部で喰らいつく。しばらくそうして戦っていた二体だったが、結局耐えきれずに樹木のボスが倒れてしまった。化物はサリー達の方に向かってのしのしと歩いてくる。そうして化け物が口を開く。

 

「いやー……これ操作難しいよ!」

 

そう言った化物を見て流石に全員が思考停止した。え?喋れるん?その状態で?

 

「め、メイプル?」

 

「うん、そうだよ?」

 

ノイズ混じりの声で話す化物の正体はメイプルだった。皆が困惑する中サリーが元の姿に戻れるかメイプルに聞く。

 

「んー…ちょっと待ってね」

 

そう言ってから数秒後腹部が裂けてメイプルが落ちてきた。メイプルが化物から出てくると化物の姿は崩れて消えてしまった。六人が近寄ってくる。

 

「出来る範囲で説明してくれると嬉しいんだけど……」

 

「えっとね…あれは装備の効果が全部無くなる代わりに【STR】と【AGI】が50増えてHPが1000になって、HPが無くなっても元の状態に戻るだけっていう…」

 

デメリットは装備の能力値上昇や装備のスキルを使えなくなること、それに一日一回しか使うことが出来ないことくらいである。ここら辺は俺と同じだな。このスキルによりメイプルは死にかけた際の緊急回避が可能になったのか。

 

「ああ……遂に本当に人間を辞めたのか」

 

「ああ、 辞めたな。これはもう間違いない」

 

比喩などではなくメイプルは化物になれるようになってしまったのだ。俺もなれるんだけど、そういえば伝えてなかったわ。

 

「操作が難しくて…何ていうかすごい大きい着ぐるみの中みたいな感じ?」

 

「あぁ分かるわ。なんかさ、外付けされた感じで、うまく動かないんだよねー。」

 

「そうなんですよー。」

 

「「「「「え?」」」」」

 

五人は何か察したらしい。ごめんね?今伝えた方がいいかなとね?思ったわけでね?悪いと思ってます。

 

「あの、セツナさん?……もしかして、、もしかしてなんですけど、」

 

「俺もあんな感じになれる。ドラゴンだけど、」

 

「ドラゴン………」

 

あっ、サリーの許容値を超えて宇宙状態になってる。

 

「あー、セツナ?もしかしてなんだが、ちょっと前に突然山の方に現れたあの黒竜だったりするのか?」

 

「やっぱり見られてたのか、、。まぁ、その黒竜になれるスキル持っててな、メイプルと同じ感じだからさ、いい機会だと思って伝えようと、、」

 

そうするとメイプル以外のみんなは天を仰いだ。ごめんって。

 

「えっ!?あのおっきいドラゴンってセツナさんだったんですか!?」

 

「おぅ。試しに使ったら、予想以上にでかくなってなー」

 

そんな話をメイプルと続けていると、

 

「セツナさんも人をやめてた」

 

「セツナも知らない内に付属品が増えるタイプだったか」

 

「セツナが知らない内に人間を辞めてた」

 

「まぁ、味方ならいいじゃない」

 

「そうだね」

 

あっ、みんなの情報処理が終わったらしい。

その後はメイプルと一緒に練習しようという話になった。多分その光景を見たやつは勘違いするだろうな。

 

「それじゃあ、改めて。第三階層に進出だー!!」

 

「「「「「「おぉーーー!!」」」」」」

 

そうして【楓の木】の面々が三層の町に足を入れた

 




どうも作者です。結構展開が早かったですかね?次回は第三階層と、そろそろマイユイ出します。
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