青き春の物語(ブルーアーカイブ) ガンヴォルト 作:コーヒーこめ
ガンヴォルト×ブルアカみたいな小説があればいいなと思ってきました。
亀ペースの投稿になるかも知れませんがよろしくお願いします。
いつか見た青き春に
「───キミは、この世界を守りたかっただけなんだね……」
破滅の未来を回避できる
そう考えていたけれど...
「……そうだね。人に生きる事を訴えてきたボクが、自分の命を諦めるなんて。許されない」
「”今の姿のボク”が引き起こす破滅であるならば……ボク自身をやり直してしまえば……!」
「───力を貸してくれ...メビウス!」
「迸れ!
我が姿の定めを覆せ!!」
......我々は望む、七つの嘆きを。
......我々は覚えている、ジェリコの古則を。
「……私のミスでした。
私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったこをと悟るだなんて……。
……今更図々しいですが、お願いします。ガンヴォルト先生。」
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。何も思い出せなくても、おそらくあなたはきっともう間違った選択をしないでしょうから……。」
「責任を負うものについて、話したことがありましたね。あの時の私には分かりませんでしたが……。今なら理解できます。」
「貴方の進んできた道、背負うべき罪。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心延えも。
……。
ですから、先生。私が信じられる人である、あなたなら。この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
だから先生……どうか。」
「...い。 …先生、起きてください。ガンヴォルト先生!!」
「…んぅ」
鋭い声に名前を呼ばれて僕は目を覚ます。
僕を読んだ声の主は頭に光輪が浮かんだ凛々しい女性だった。
「少し待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなかに起きないほど熟睡されるとは。」
辺りを見渡すと僕は見覚えのない部屋のソファで寝ていたことがわかった。
「僕は
「はい?…夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください。」
目の前の女性は僕が身に起きている状況が理解できているかのように話し始める。
「もう一度、改めて状況を説明いたします。私は七神リン、学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会幹部です。
そしてあなたはおそらく、私たちが呼び出した先生...のようですが。」
「…何やら確証がない言い方ですね。」
「すいません、実は私たちも先生がここに来た経緯を知らないからです。」
その能力をねじ曲げるなにかが
「それにしても先生、と言われててたためやってくるのは大人かと思っていましたが私たちよりも幼い子供だったとは...」
僕は窓に移る自分の姿を見る。
確かに僕は暴龍の影響でこの姿から成長が止まっている、この人が僕を子供と認識するのも納得がいく話だ。
「これは!?」
突然僕は体内にある
それどころか混在していたはずの
「どうしましたか?」
「...いえ、なんでもありません。」
リンさんが僕に声をかけ来たところでふと我に返る。
「…?よく分かりませんね。まぁとりあえず、私についてきてください。先生にやっていただければならないことがあります。」
「僕のやるべき事?」
「そうですね、学園都市の命運をかけた大事なこと、としておきましょう。」
僕はリンさんの後をついていき、エレベーターで建物を降りながら、彼女に今いる状況を説明してもらった。
ここは数千の学園が集まってできた学園都市「キヴォトス」という場所で、僕が先生として働く場所であること。
僕は連邦生徒会長という人物が呼び出した存在であること。
連邦生徒会...言葉から察するにここは政治の中心となっている場所だろう。
そして各学園はひとつずつ国のように構成されている...
そう考えると規模がデカいな...
そんな話をしている間にエレベーターが1階に到着した。
ざわざわ...
エレベーターから降りたらレセプションルームでなにやら揉め事をしている人達がいた。
僕は気にせず、リンさんの後について行くと…
「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」
突然1人の少女が僕たちの目の前に現れて声を上げた。
それに反応するかのように他の子達も僕たちに近づいてきた。
「首席行政官。お待ちしておりました。」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」
「リンさん、彼女たちは…」
「あぁ…面倒な人達に捕まってしまいましたね。こんにちは、各学園まで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余してる皆さん。」
「暇?リンさん?」
リンさんは突然黒い笑みを浮かべ、彼女を煽るように話し始める。
「こんな暇そ…大事な方々がここに訪ねてきた理由は、よくわかっています。今、学園都市に起きてる混乱の責任を問うために…でしょう?」
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!数千もの学園自地区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました。」
「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています。」
「戦車やヘリコプターなど、出処の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」
話を聞く限りだと暴龍が街で暴れてるより酷い状況だった。最悪街どころか国事態が機能しなくなるほどだろう。
「こんな状況で連邦生徒会は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ合わせて!」
「...連邦生徒会は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
「...え!?」
「...!!」
「やはりあの噂は...。」
「結論から言うと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。」
なるほど...キヴォトスを統制していた連邦生徒会長が居なくなったタイミングを狙われて一斉にテロを起こされたということか。
「認証を迂回できる方法を探していましたが...先程まで、そのような方法は見つかりませんでした。」
「それでは、今は方法があるということですか?首席行政官?」
「はい。この先生こそが。フィクサーになってくれるはずです。」
「...僕が?」
彼女達の視線が一斉に僕に向けられる。
「ちょっと待って、そういえばこの先生は一体どなた?それに先生って言ったってまだ子供じゃない。どうしてここにいるの?」
「キヴォトスではないとこから来たようですが…先生だったのですね。」
「はい、こちらのガンヴォルト先生はこれからキヴォトスで働く先生であり、連邦生徒会長が指名した人物です。」
「行方不明の連邦生徒会長が指名…?ますますこんがらがってきたじゃない…」
正直、僕も今の状況が呑み込めないままだ。
とりあえず自己紹介のひとつでもしておくべきだろうか。
「僕はGV、蒼き雷霆ガンヴォルト。気軽にGVって呼んでくれて構わないよ。」
「私はミレニアムサイエンススクール所属の...って!今は挨拶とかはどうでもよくて!っていうかそれ名前なの!?」
一応名前なんだけどな…
「そのうるさい方は気にしなくていいです。」
リンさん...さっきから毒を吐いてばかりだな…
たしかにさっきから彼女がうるさかったのは否定できないけど。
「誰がうるさいですって!?わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてくださいね、先生!」
ユウカに続いて他の3人も自己紹介をしていく
「ゲヘナ学園、風紀委員会所属の火宮チナツです。」
「トリニティ総合学園 、正義実現委員会の副委員長を務めています羽川ハスミと申します。」
「同じトリニティ総合学園、自警団に所属しています。守月スズミです。」
「ああ、よろしくね。」
「話を戻します。先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました。 その名は連邦捜査部「シャーレ」。
単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で制限なしに戦闘活動を行うことも可能です。」
「そんな大規模なものを一体なぜ僕に?」
「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが…。 シャーレの部室はここから約30km離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます。先生をそこに連れていかなければなりません。」
リンさんはそういうとスマホを取り出してどこかに連絡を取り始めた。
「モモカ、シャーレに移動するためのヘリが必要なんだけど……」
「シャーレの部室?……ああ外郭地区の?、そこ、今大騒ぎだけど?」
「大騒ぎ……?」
「停学中の生徒たちが騒ぎを起こしたの。そこはす今、戦場になってるよ」
「うん?」
「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを中心に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車まで、どっかから手に入れてきたみたいだよ?」
戦車なんて手に入れるのにも数億はかかるはず...一体どうやって手に入れたんだ...
「それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしてるらしいの。まるでそこに大事なものがある、みたいな動きだけど……あっ、先輩、お昼ごはんのデリバリー来たから、また連絡するね!」
モモカと呼ばれた子はふざけた返答をして電話を切った。
「...」
「リンさん...これは...」
「フーッ…フーッ…大丈夫です。...少々問題が発生しましたが、大したことではありません。」
やれやれ。どうやら自分の足で行くしかないようだ...
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