青き春の物語(ブルーアーカイブ) ガンヴォルト   作:コーヒーこめ

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お待たせしました、アビドス編です!
色々試行錯誤しながら書いていきます!


vol.1:対策委員会編
辺境の砂海


キヴォトスに来てから数日後。

僕は寝ぼけ眼のまま連邦生徒会から新しく支給された戦闘服を着てシャーレに出勤する。

フェザーや治龍局は主に夜の活動

任務を終えひと仕事を終えてから夜更けに就寝。

そんな生活をしていた僕にとって、朝からの仕事はあまり慣れない感覚だった。

 

 

「おはようございます、先生!」

 

「おはよう、アロナ。」

 

アロナに挨拶と雑談を済ませた後、デスクトップに顔を向け業務を開始する。

 

「ここ数日間、シャーレに関する噂が広まってるみたいですし、生徒からの助けを求める手紙も届いてます。」

 

「まだ数日しか経ってないのに、こんなに来てるんだ。」

 

僕がキヴォトスに訪れてまもない頃、ネット上では僕の活躍を称える投稿が多く見えた。

手紙の数が多いのはその影響だろう。

 

「はい!ですがその中に…ちょっと不穏な手紙がありまして。」

「これは先生に呼んでもらった方がいいかなと。」

 

アロナに手紙を渡され内容を読み始める。

 

『 連邦捜査部の先生へ

こんにちは。私はアビドス高等学校の奥空アヤネと申します。

 

今回どうしても先生にお願いしたいことがありまして、こうしたお手紙を書きました。

単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。

それも、地域の暴力組織によってです。

 

こうなってしまった理由はかなり複雑ですが……どうやら、私たちの学校が狙われているようです。

 今はどうにか食い止めていますが、そろそろ弾薬などの補給が底をついてしまいます……。

 このままでは、暴力組織に学校を占拠されてしまいそうな状況です。

 

 それで、今回先生にお願いできればと思いました。

 先生、どうか私たちの力になってくれませんか?』

 

アビドス…かつては大規模な自地区だったけど、今は気候の変化で厳しい砂漠地帯になってるって聞いたな。

 

「うーん、アビドスですか…」

「噂では自地区が大きすぎて街中で遭難する人がそうですよ!」

 

「にしても…学校に暴力組織が襲撃か…」

住むのも困難な地域に暴力組織の襲撃、僕は妙な胸騒ぎを覚えた。

 

「アロナ、アビドス自地区の位置座標を特定出来る?」

 

「え、座標ですか?アビドスは電車が通ってるのでそんな事しなくても…」

 

「遭難するかもしれないからね、万が一のために応援を呼べるようにするんだ。」

 

「なるほど、わかりました!行きましょうアビドスへ!!」

 

 

───

 

出発から数日後、僕は途方に暮れていた

 

今僕がいるのは砂漠の真ん中…辺りを見渡せば砂漠に突き刺さったかのように建てられた廃ビルが数本見えるくらい。

 

「なるほど…確かにこれじゃ住むのも厳しいな…」

 

(食料はある程度持ってきたけど、持ってもあと1日分。

座標もアロナが調べてくれたけど、数年前から更新されてないみたいでまともに動ける状況じゃない。)

 

「救援を待つしかないか…」

 

「…大丈夫?」

 

僕が考え事をしている所、突然銀髪の少女が自転車に乗りながら、僕に声をかけてきた。

 

「道の真ん中で困ってそうだったけど、遭難したの?」

 

「まさかアビドスが砂漠地帯だとは思ってなくて…この有様だね…」

 

「ここは元々そういう所だから、この辺は初めてなんだね。」

 

「実はアビドスに行くところだったんだけど…」

 

「もしかして、ニュースで見た連邦生徒会の人?」

 

少女が僕に尋ねる

 

「うん、僕はシャーレの先生。ガンヴォルト、君は?」

 

「ん、そっか。久しぶりのお客様だ。」

「私はアビドス高等学校2年、砂狼シロコ。よろしくね、先生」

 

シロコと名乗る彼女には僕にアビドスへと案内してくれた

 

 

───

 

「着いた、ここがアビドス高等学校。」

 

シロコに案内され、学校にまで着いた。

外観はミレニアムやトリニティとは違い、ごく一般的な学校といった感じだ。

 

「ただいま。」

 

「おかえり、シロコ先輩!」

「えっと…後ろの人は誰?」

 

部屋に入るとツインテールの少女が出迎える。

シロコの後ろに立っていた僕に疑問を浮かべていた。

 

「わぁ!!シロコちゃんが男の子を連れてきました!」

 

「男の子って…!!あれ?その人確かニュースで見た…」

 

続いてベージュ髪の少女と、眼鏡をかけた少女が姿を現す。

僕は3人に挨拶をする。

 

「僕はGV、ガンヴォルト。連邦捜査部[シャーレ]の先生だよ。」

「よろしく。」

 

「えぇ!?じゃあ連邦生徒会関係の!?」

 

「お手紙が届いたんですね!」

「やったぁ!!これで補給が受けられますね!!アヤネちゃん!!」

 

「私!ホシノ先輩呼んでくる!!」

 

天の恵みが来たかのように3人は喜んだ。

猫耳の子が颯爽と部屋からでていき、ホシノという人物を呼びに行った。

 

「さっきの子が1年の黒見セリカ。」

 

「同じく1年で書記をしています、奥空アヤネです。」

 

「私は2年の十六夜ノノミです♪」

 

「うん、こちらこそよろしく」

 

「うへ〜セリカちゃ〜ん、そんな引っ張らなくても〜」

 

自己紹介を終えた直後、気の抜けそうな声が廊下がら聞こえてきた。

 

「何言ってんのよ!委員長なんだからちゃんとしないと!!」

 

そう言われてセリカに引っ張られて来た、ピンク髪で小柄な少女が自己紹介をする。

 

「やぁやぁ、小鳥遊ホシノだよ〜よろしく〜。」

 

のほほんとした雰囲気を醸し出す彼女。

だけど僕は彼女のその内に何かを隠してるように感じた。

まるで昔の自分を見ているかのような不思議な感覚に陥った。

 

「う〜ん?どうしたの?」

 

「いや、なんでもないよ。ただ…」

 

ズダダダダ!!

 

僕が言葉を発そうとしたその時、外から銃声が鳴り響いた。

 

「…ッ!!銃声!?」

窓を見るとヘルメットを被った集団がこちらに銃撃をしていた。

僕は手紙に書かれていた内容を思い出し、近くに居たアヤネに尋ねる。

 

「まさかあれが、暴力組織?」

 

「はい!!カタカタヘルメット団です!!」

 

「ヒャハハハハハハハ!!!」

「あいつらは今は補給物資を絶たれている!撃て撃てぇ!」

 

「補給物資が切れるタイミングを狙ってきたのか…!!」

 

「アイツら、性懲りも無く…!!」

 

僕はヘルメット団襲ってきた理由を察した。

シロコたちは激昂し銃を構える。

 

「うへ〜、これじゃあおちおち昼寝もできないじゃないか〜。」

 

「補給物資が転送されるまで時間がかかる…!!僕も行くよ!!」

 

僕はダートリーダーにマガジンをセットし準備をする。

 

「えっ!?先生戦うの!?」

「あら、セリカちゃんニュースは見てなかったんですか?」

「いや見てたけど!本当に戦うとは思ってなくて…!!」

 

ノノミが驚くセリカを揶揄う、そして僕の方を見て心配なのか注意をする

 

「ふふっ、ですが先生、無理はしないでくださいね?」

 

「了解、善処するよ。」

 

「オペレートは私がします!!皆さん配置に着いてください!!」

 

アヤネがマイクをつけ、サポートの準備をする。

 

「よし、行こう。」

 

 

───

 

「ん、来たのはいいもの…補給物資が来るまでの弾切れが不安…」

 

5人は遮蔽物に隠れ、状況把握をしていた。

計30体、弾薬が転送されるまでの間に制圧されたら元も子もない。

GVは立ち上がる。

 

「僕が物資が来るまでの間、時間を稼ぐ。

物資が届いたら、シロコとセリカはホシノの後ろに着いて制圧を、ノノミはミニガンで撹乱を頼む!」

 

「え!?先生!?」

 

呼び止めるノノミの声も聞かずにGVは、電光石火で走り出す。

 

「ようやく出てきやがった!」

「仕留めるぞ!」

 

団員は標的ををGVに変え、集団攻撃を開始する。

GVはそれに反応し、近くにいた敵一体に避雷針を打ち込み突進する

 

「スパークダッシュ!貫け!!」

「ぐあっ!」

 

身体を電子にまで分解し突貫、喰らった団員はその場に倒れ込む。

 

「アイツ、見た事ある!シャーレの先生だ!!」

 

団員の1人がGVの姿を思い出し、後ずさりする。

しかし逃げるのもつかの間、GVは高速で敵に複数体に避雷針を連射、そのまま宙に飛び上がり、雷撃鱗で同時撃破をしていく。

 

それを見ていたシロコたちはGVの戦闘に目を丸くしていた。

 

「ん、動画でも見たけど…すごい…」

「嘘でしょ?あんな動き見たことないわよ?」

「こりゃ、おじさんも負けてられないね〜」

 

「支援物資届きました!そちらに送ります!!」

「今だ!みんな!!」

 

アヤネの言葉に反応し、GVが合図をする。

 

「さて、お仕置きの時間ですよ〜♪」

 

ノノミが高台に上りミニガンで放射状に攻撃、GVの範囲外に逃げた敵をなぎ倒していく。

 

「さっすがノノミちゃん、前は私たちに任せて!」

「アンタたち…絶対許さないんだから!!」

「ん、飛行ドローン作動開始。」

 

ホシノは盾を構えショトガンを連射、シロコはドローンを展開、それに続くようにセリカも制圧を開始する。

 

 

───

「ぐっ、覚えてろー!」

 

三枚目のようなセリフを吐き、ヘルメット団は逃げていった。

 

「皆さん、お疲れ様でした!!」

 

僕は一息ついて、みんなの元へ行く。

するとノノミが頬を膨らまして、僕の方へ近づいてきた。

 

「先生、無理はしないと言ったじゃないですか?」

 

「ごめん、でもあれは無理した内には入らないよ。」

 

「ん、でも先生の戦闘は凄かった。」

 

「ほんとだね〜、電気バリバリ〜て感じ?おじさん若さを感じちゃったよ~」

 

「何言ってんの、ホシノ先輩はあたしたちとそんな変わらないでしょ?」

 

ホシノのボケにセリカが突っ込む。

 

「でも先生って、大人って感じがしませんね。なんだか同い年の子と話してるみたいです。」

 

ノノミの言葉に僕は提案をする。

 

「呼び慣れないなら、先生じゃなくてGVで構わないよ。むしろこっちの方が呼ばれ慣れてるから。」

 

「GV…なるほど…先生の名前のGunvoltの略称ですか…」

 

アヤネが納得したような表情を見せる。

 

「ん、じゃあこれからはGVって呼ぶね。」

 

「よろしくね〜、GV。」

 

「うん、よろしくね。みんな。」

 

みんなが和気あいあいと話してる中、セリカはただ一人腑に落ちない表情を見せていた。

 

「…。」

 

 

 

 




デイリーやって、仕事行って、ガンヴォルト練習して、筋トレして、やることが…やることが多い!!
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