性欲が食欲に変わったイッセー   作:桜散る度に増える社畜

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今回は料理無し


どう戦う気だ?

怒るのは嫌いだ。

だって、怒ると腹が減るから。

でも、献身を踏みにじり悪であれと言う扱いを許せる事は出来ない。

なぜ?

何故救ったアーシアが傷つかなければならない?

悪魔を癒したからなんだ?

そこに救える命があれば救うその姿は賞賛される事はあっても悪意を持って排斥されてはダメだろう。

誰にでも分け隔てなく手を差し伸べられるアーシアは教会の教えの本質を体現した姿だろう?

 

「落ち着けー」

 

ミズーの呼びかけにも反応が出来ない。

どうする?

どうすればアーシアは赦される?

いや、違う。

あらゆる手段を持ってアーシアの献身を思い知らせる。

なぜイラつく?

自問自答にすぐに答えに行き着く。

これは一緒なんだ。

料理を注文して味が理想より下だったからと喚き散らかす愚者と……

許さない。

どうする?

どうすればアーシアを排斥した奴らの所へ行ける?

あぁ、わかった。

居るじゃないか……俺が知ってる異種族を。

 

 

 

所変わってオカルト研究部の部室ではフェニックス三男のライザーがリアスと話し合い……いや、一方的な要求を突き付けていた。

 

「リアス、君も分からないわけじゃないだろ?純血の悪魔を減らしてはならないという現実を」

 

「わかっているわ。それでも私の相手は貴方じゃない」

 

「ワガママを言うな。君も君の家もそんなじょうき……!?」

 

魔王の女王であるグレイフィアですら臨戦体勢を取らざるを得ない程の敵意。

純血で上位悪魔であるリアスやライザーですら動けないほどの重圧。

小猫と木場はその人物と交流がある為に信じられなかった。

イッセーがここまで怒りを露わにして無差別に圧力をかけるのが……

 

「部長、ごめんなさい。話を聞きに行っても良いですか?」

 

このメンツの中なら自分が1番交流があるからと小猫は率先して向かおうとする。

そんな健気な思いを考えず飛び込んでくるミズー。

 

「逃げろ!無茶ぶりされる前に!」

 

グレイフィアは久方ぶりに感じるドライグに似た気配に守る為に構えてしまった。

二天龍の気配はグレイフィアから思考を奪ってしまった。

 

「お邪魔するよ」

 

言葉こそ丁寧だが放たれる気配に配慮は無い。

怒れる龍が顕現した。

知らない者からしたら怒りを当たり散らす不届き者。

故にライザーは知らずに怒りの炎にニトロをぶち込む。

 

「人間風情が!無礼を悔やんで死ねぇ!」

 

鉄を軽く溶解させる温度の炎を放つ。

それをミズーが身体を張って防ぐ。

これ以上刺激をするなと言おうとしたがイッセーは瞬時に実力者を見抜きグレイフィアにお願いをする。

 

「天界に行く方法を教えてください」

 

これはダメだと理解する。

教えてしまえば三大勢力のバランスは崩壊する。

それだけの圧と気配を感じた。

 

「それと……人間風情って何?悪魔ってのは人間見下すのが当たり前なの?」

 

「ふん、当たり前だ。人間などか弱く我等悪魔に劣る劣等種なのだからな!上なのは繁殖のしやすさくらいじゃないのか?」

 

その一言によりイッセーから悪魔の評価が見る価値すら無いものにまで落ちようとしていた。

だが、ティン!と来た。

悪魔の多くがこんな考え方なら自分がそれ以上と証明したら交渉出来るのではないか?と。

勝手に同居したドライグ曰く戦いの才能は無いけど神器の才能はあるって言うし力を見せれば自分の交渉に役立つのでは?

 

「お止め下さい。ライザー様、これ以上の暴言を続けるなら私が相手になります」

 

「魔王様の女王にそこまで言われたら引き下がるしかないか」

 

「とにかく!私は貴方と結婚しない!」

 

「なら、レーティングゲームで決めようか?」

 

その意見に息を飲むリアス。

話し合いで解決するとは思っていなかったが不利すぎる条件を出された事に歯噛みする。

自分を含め5人しか居ない下僕。

さらにその内の1人は参加出来ない。

 

「不安ならそこの人間も出すか?まぁ、俺の下僕達には勝てないだろうがな」

 

ニヤニヤと見下すようにリアスに提案するライザーには敗北するなど欠片も考えてないようだった。

そんな事は出来ない。

正式な下僕では無いのだ。

慈愛を重んじるグレモリーの名を背負っている。

下僕ならまだしもハッキリ言えば下僕になってくれるように交渉中の人を参加させる訳には行かない。

 

「俺が参加して勝ったらどうなる?」

 

「ほう……面白い。貴様が万が一にも勝てればフェニックスの名においてそちらの要求に答えよう」

 

「ライザー様っ!」

 

グレイフィアはどんな要求が来るのか分からないのに家名を使ってまで宣言したライザーを止めようとするが時すでに遅し。

契約は交わされた。

悪魔として契約は絶対である。

口約束であろうがもう後戻りは出来ない。

 

「勝負は何時だ?」

 

「そうだな……修行に1週間と休養に3日って所かな。10日後に貴様を含めたリアスの下僕を燃やし尽くす」

 

「そうか、俺は受ける」

 

リアスは戦いが嫌いなイッセーがここまでする以上なにか勝算があると確信する。

だが、それがなんであれ話はもう引き返せない所まで来てしまった。

 

「人間舐めるなよ……喰らい尽くしてやる」

 

龍はもはや止まらない。

ミズーは最早合掌している。

似たような事をほざいた親が未だにイッセーの恐怖から解放されていないから。

どう足掻いても親以下の実力しかないライザーは無事では済まないだろう。

せめて会話が出来る程度に済ませてくれるように祈るしか出来ないから。

イッセーの戦いは知能がある生物には防げない。

 

短編だと5話までしか投稿できないんだけどもう少し続けた方がいい?

  • もう少し
  • まだまだ行ける
  • どっちでも
  • 満足したから大丈夫
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