性欲が食欲に変わったイッセー   作:桜散る度に増える社畜

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続けると決めたので速攻書きあげました


閑話捕まったレイナーレ

「お前らまじでぶち殺すぞ」

 

アザゼルが会いに来て第一声がこれである。

普段の飄々としながらもカリスマを感じる雰囲気は欠片も無い。

マジギレである。

 

「いや、我々は……」

 

「黙れ」

 

言い訳すら語る事を許されない。

シェムハザとバラキエルも黙って様子を見ている。

アザゼル直々に兵藤一誠には手を出すなと言うのを周知する直前にやらかしそうになったのだ。

当たり前である。

 

「俺は前から言ってると思うが神器を抜き取るのは暴走の恐れがあるやつだけだ」

 

「だからこそ我々は兵藤一誠は神器を持ちながらも自覚すらせずに街中で暴走させれば大変な事になると……」

 

「お前らが襲ったらそのリスクは跳ね上がるだろうが!自覚して不安定になっているのと無自覚で普通に生活している奴のリスクを同じに考えるんじゃねぇ!」

 

滅多に見られないアザゼルの怒号にシェムハザも軽く目を見開く。

アザゼルの下に入ってから部下にここまで強く言うアザゼルは見た事が無かった。

怒号が飛ぶにしてもそれは戦場だったからだ。

何かある……シェムハザとバラキエルはそう考えた。

 

「奴の神器のランクからして見てもヤバいのは間違いない。才能は無いし戦いに否定的だ……だが、それらを鑑みたとしても自覚さえしちまったらおそらく驚異的なスピードで成長するのは断言出来る」

 

「神器の事でアザゼルの知識を疑いたくないがそこまでなのか?」

 

「あぁ、やつを見つけたのは約2年前だがここ数日で有り得ない程に気配と言うかなんと言うか……存在そのものが変わったように変化している」

 

いや、それほどか?

レイナーレは特に目の前にイッセーが居たがそんな人外みたいな雰囲気は無かった。

大食い以外特に特徴は無いただのガキだった。

 

「あいつ買い物時点から配信していたんだが数あるスーパーに並ぶ商品からその中で1番良い品質の物を選んでいた。1週間前は出来ていなかった事だ」

 

「いや、それがどうした?」

 

「それだけならたまたまで済んだがその数日前に駒王町からドラゴンの気配が発生しヴァーリが赤龍帝を確認した。それが兵藤一誠だ」

 

レイナーレがまず思ったのが馬鹿なと言う気持ちだった。

何故ならしばらく一緒に居たイッセーには何も感じなかったのだ。

力も雰囲気も気配も強者から感じる物は何も無かった。

 

「そりゃお前……イッセーの力を感じるなんざ無理だからな?存在としての格が違う。お前がミジンコから強者だと思われると思うか?何かが居る程度にしか思われないだろ」

 

そう言われたが反論したかった。

レイナーレはそこまで強くない。

むしろ弱い方だ。

故に強者を見分け挑まず逃げ少しずつ成長しやっと中級堕天使になったのだ。

それが目の前に強者が居たのに気付かず自殺しようとしていたと言われた所ですぐには信じられない。

 

「少なくとも目と胃は人より龍寄りになっているだろうな……胃に関しては最初に徐々に変わって居たようだから普通の大食いと勘違いしていた」

 

「いや、そもそも神滅具とはいえ身体が龍に成るとかあるのか?」

 

「親和性は高すぎると言うか多分生まれ変わりと言っても過言では無いくらいに合っているんだろう。でなければ存在が魂だけとはいえ遥かに強者の魂であるドラゴンと口の中をリンクさせるなんて不可能な事を成し遂げるなんて不可能だ」

 

そこに居たアザゼルを除いた全員が唖然とした。

龍に魔法なんぞ効かない。

仮に効いても意に介さない。

それが例え名も知られていない龍種にしてもそのくらいに強いのだ。

それを一般人を行うとは宿っているにしても格差を埋めるには至らない。

ましてや伝説の二天龍。

その力の差は更にある。

ヴァーリは試したが弾かれている。

魂とはいえ二天龍。

伝説に謳われるだけあってアルビオンから受け入れようとしても無理だった。

つまり龍の力を覚醒させる速度だけで言えば神器を持てる人間の性質を持っている中でイレギュラークラスに成長しているヴァーリより上なのである。

 

「それが不安定になって暴走してみろ。下手したら国が消える」

 

「言い過ぎじゃないのか?力を自覚してからそこまで時間経ってないんだろ?」

 

「いや、きっかけさえあればありゃ直ぐに覇龍にすらなると睨んでる」

 

そこまでか……と誰もが口に出さずとも思った。

確かに倍加する力が親和性が高ければ脅威どころの騒ぎではない。

 

「こちらから何か謝罪の品を贈るか?」

 

「んなもん贈ってみろ。ウチの馬鹿がお前の命を狙ってましたって宣伝する様なもんだぞ」

 

「では、どうする?」

 

「あん?スパチャでこいつら4人の資産全てぶち込む。いつかバレた時に先に動いた実績を残す事しか出来ないだろ。とりあえずアイツが完全にこっち側の世界に入らなきゃこっち側が出来るのは後は護衛くらいだ」

 

「誰を行かせる?」

 

「ヴァーリがもう勝手に行った。二天龍が揃っていれば強者がわらわらと出てくるからってよ」

 

少し変わったとはいえ戦闘狂に近いヴァーリが行かない筈は無かった。

後は上級堕天使を結界班として送る事を決めレイナーレは力を封印した上でほか3人と事務仕事をする事が決定した。

給料は全額スパチャに当てられる。

しかし、アザゼルは忘れていた。

戦争狂がそんな爆弾みたいな神滅具を見逃す筈が無いのを……

短編だと5話までしか投稿できないんだけどもう少し続けた方がいい?

  • もう少し
  • まだまだ行ける
  • どっちでも
  • 満足したから大丈夫
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