その稀血うさぎは鬼との生活を謳歌する   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 こちらの物語は予め流れを決めた上で執筆しております。
 過度な考察などをするための物語ではなく、私が読みたいと思った話を少しずつまとめて書いているものですので、展開の考察、もしくは考察サイト、動画などで語られた非公式考察等は控えていただけると助かります。
 あくまでこれは、一人の女の子が鬼側や人にこんな影響をもたらしてくれたらと言う思いのままに書いている二次創作でありIFの物語です。
 考察をしてもらうための話ではなく、鬼側にも穏やかな日々があったらと言う願いを主軸にしているため、深く考えることなく閲覧してください。

 なお、そのようなコメントは見つけ次第、非表示欄に移動していますが、あまりにも何度も書かれるようであれば、こちらの物語自体閲覧不可にすることも辞さないため、よろしくお願いします。



稀血のうさぎ、弐に絡まれる

 童磨と言う私の目にとって、最も避けたい相手と出会した日から一週間。

 無惨様の言葉を信じて、定期報告以外では出会さないはずだと思うようにしていたが、いい加減、それはないですと返したくなっていた。

 

「やぁ、うさぎちゃん、こんにちはー。」

 

「びゃ!?何でいるんですか貴方は!!」

 

「ええ・・・・・・?相変わらず扱いが不審者なんだけど・・・・・・」

 

 なぜなら、あの日から童磨が矢鱈と私に絡んでくるようになったのだ。

 何の変哲もない日常を送っていたはずだと言うのに、どうしてこのようなことになってしまったのか・・・・・・。

 

「そんなに警戒しないでよー。俺はただ、うさぎちゃんと仲良くしたいだけだぜ?」

 

「だったら感情と声音と表情をしっかりと一致させてからにしてくださいよ!!どちらからも感情を感じ取れないのですが!?」

 

「そんなことないよ?本当に仲良くしたいだけだってば。」

 

「上部だけのものしか感じられないんです!!貴方はちゃんと演じ切れてると思っているのでしょうけど、本心から言ってるようには思えません!!」

 

 相変わらず見えない感情の波形。

 無惨様や鳴女、常に冷静さを欠いてないように見えていても、しっかりと感情の波形がわかる黒死牟・・・・・・。

 あまり表情が変わらない人や、人間に擬態している無惨様と取引をするためにやって来た人達にも、それらはしっかりと反映されていると言うのに、彼だけはどうしても感情が反映されている様子がない。

 

 ここまで感情が欠落しているなんて・・・・・・頭が痛くなるような対象に、私はただ吠えることしかできなかった。

 

「う〜ん・・・・・・そんなに俺って感情がわからない?上手くできてると思っていたんだけどなぁ・・・・・・」

 

 童磨の周りに、灰青のモヤモヤがまとわりつく。

 この一週間、常に拒絶反応を童磨に見せていたからか、初めて、はっきりとした困惑の色が見えた気がした。

 だけど、その困惑の色は、一瞬にして霧散していき、再び何も見えなくなる。

 

「たまにしかできていませんよ。感情の一致は。何なんですか貴方は。ここまで感情をあまり感じ取ることができない人は初めて見ました。

 誰だって取り繕う時ですら明確な感情がある。不快だと思っている時や、何とか相手に取り入って有利に運ぼうとしている時などの下心ですら感情として様々なところに散りばめられているんです。

 声音、態度、仕草、その全てに。なのに貴方は、それら全てに上手く感情を乗せ切れていないんですよ。」

 

「!」

 

 そんな童磨に、ハッキリと感情が見えないことを伝える。自身の目に映らないと言うことを真っ向から言うのではなく、声音や仕草、態度に感情がうまく乗せ切れていないと言う名目で、感情が感じ取れないと。

 私の言葉を聞いた童磨は、驚いたように目を見開く。だけど、すぐに私から視線を逸らし、戸惑った様子を見せた。

 上手くできていたと思っていたことが、できていないと指摘されたからだろうか?それは、明確な困惑が浮かぶものだった。

 

「感情を・・・・・・乗せ切れていない・・・・・・?」

 

 自身の感情の無さを一番理解しているからこそ、明確に感情が見えない告げられたことに対して、図星と混乱を浮かび上がらせる。

 そんな童磨を見て、私は小さく頷く。「貴方何も感じてないでしょう?」・・・・・・カナヲが口にしたような言葉を口にするつもりはないけど、彼の気味の悪さは頭が痛くなってしまう。

 

「貴方を見ていると、ただただ鏡像に向き合ってるような感覚に陥ります。作り物の人形が目の前にあって、それが、何とか人を真似しようとしているようにしか感じ取れない。

 貴方は、楽しいって感じたことはありますか?食べ物を食べて美味しいって思ったことは?星空を見上げて、月を見上げて、月花に照らされてほのかに光る花を見て、綺麗だと感動したことはありますか?」

 

 私の問いかけに、童磨は小さく口元に笑みを浮かべるだけで表情が凍りつく。ようやく、目の前にいる存在が、全てを一致させた姿を見せた。

 整った顔立ちをしている人が、小さく笑ってはいても殆ど感情を持たない状態になっているのは正直言って少し怖いが、こっちの方が随分とマシだと考える。

 

「うん。どうやら、気のせいではないようだね。一週間、とりあえず様子を見てみようと思っていつも通り話しかけていたけど、本当にうさぎちゃんって感情に敏感なんだ。

 ・・・・・・君の言う通り、俺は確かに心がわからない。なんて言えばいいのかな?わからないわけではないけど、快か不快かでしか判断できないんだよ。

 ただ、真似をすることは得意でね。相手が泣いていたら、同じように泣く。相手が笑っていたら、同じように笑うことはできたんだ。

 ずっとそうやって過ごして来た。鬼になる前からずっとね。でも、まさか、見抜かれることになるとは思わなかったな。」

 

 私の指摘を聞き、童磨は自分には感情がわからないことを私に教える。

 ただ、彼が持ち合わせている虹色の瞳は、珍しい者を見たと言いたげな色が浮かんでおり、私に向けられていた。

 

「私は目が悪いんです。無限城の中のように、強い光もなく、真っ暗闇でもない場所なら、何とか対象を見ることができると言った感じに。

 無惨様からは、先天的な弱視があり、同時に光に過敏になっているのだろうと言われました。

 だからか、私は声音や雰囲気で相手の様子を判断する技術を身につけました。

 そのせいか、貴方からは少し、機械的な雰囲気しか感じ取れなくて・・・・・・不快にさせてしまったら申し訳ありません。」

 

 一割の真実と九割の嘘を混ぜながら、童磨に感情の判断が効くことを伝えれば、彼は考え込むような様子を見せる。

 感情を把握することができることに対して、不快感があるかどうかを考え込んでいるようだった。

 

「うーん・・・・・・そうだね。指摘されたことに驚きはしたけど、不快感は感じてないよ。君が言ってることは間違いないしね。」

 

 しばらく考え込んだ後、童磨は不快感を感じてはいない、びっくりしただけだと私に教える。

 そのことに少しだけホッとしながらも、私は童磨を真っ直ぐと見据えた。

 感情と表情が一致している今なら、何とか気味の悪さを感じることなく、言葉を交わすことができる。

 

「・・・・・・無惨様は、鬼は疲れないとよく言っていますが、肉体的には疲れないかもしれないけど、精神的な気疲れは起こっていることが最近わかって来ました。

 彼が、研究に没頭する中、度々苛立ちを見せていたのは、そう言った気疲れが溜まりに溜まっていることが原因だったようです。

 ・・・・・・童磨は、気疲れをしてませんか?もし、気疲れをしているのであれば、たまには真似っ子から離れて、少しだけ精神を休めるのも大事ですよ。

 大した役には立たないかもしれませんが、ちゃんと感情と表情を一致させることができている今なら、多少なりとも話し相手になりますから。」

 

 そんなことを思いながら、私は、目の前にいる極彩色の瞳を持つ青年に話しかける。

 私の言葉を聞き、童磨は眩いばかりの虹色の瞳をこれでもかと言うほどに見開いて固まった。

 だけど、すぐに口元に笑みを浮かべるだけの表情にそれを塗り替えては、静かに頷く。

 

「気疲れなんてものはよくわからないけど、たまにはゆっくりしてみるのもいいかもね。

 基本的に俺って、教祖として信者の話を聞いたりしてるんだけど、ずっと身の上話をされてもねぇ・・・・・・。」

 

「ずっと負の感情に触れ過ぎたせいで感情固まっちゃったんじゃないですか?御涙頂戴とか、長々と聞いていたら頭がこんがらがりそうです。

 いや、そんな話をされても困るんだが?的な意味で。もちろん、生きていれば善い感情だけを浴びるなんて無理なこと。

 悲しみや苦しみだけを切り離すことなんてそれこそ不可能ですからね。度々浴びるのは仕方ないでしょう。

 ですが、それを閉鎖的な場所で延々と聞き続けたら息が詰まって精神病みそうです。私はですけど。」

 

「わー・・・・・・うさぎちゃんって意外と毒舌なんだね・・・・・・。無惨様の前だとそんな様子はないのに。」

 

「割と思ったことは口にしたくなるタチでして。まぁ、流石に分別はついていますから、言ってはいけないこと、言わない方が良いこと、言って良いことはちゃんと弁えてますけどね。

 何もかも言っていたら、無駄な衝突が発生するだけですし。何より私がめんどくさいので。」

 

 肩をすくめながらそう告げれば、童磨が小さな笑い声を漏らす。

 どことなく愉快そうな笑い声に、一瞬首を傾げるが、彼の笑い声に含まれていた物は、プラスのものであることがわかり、口元に思わず笑みを浮かべた。

 

「おや、感情はあまりわからないんじゃなかったんですか?」

 

「確かにわからないけど、今のうさぎちゃんが愉快なことになってることは何となくわかったよ。初めての感覚だったけどね。こう、自然と笑っちゃったから。」

 

「そのようで。不自然さは感じませんでした。」

 

 何だ、そんな風に笑える時あるんだ・・・・・・なんて、少しだけ思いながらも、童磨と向き合っていれば、彼は私の方に静かに手を伸ばし、頭の上にその手のひらをぽすりと乗せてきた。

 緩やかにその手は頭を撫で、童磨は相変わらずわずかに感じ取れることを元にした笑みを浮かべている。

 

「身の上話って、どれだけ長く聞いてきたんですか?」

 

「ん〜・・・・・・そうだね・・・・・・。小さい時からずっとだったから、大分長いかな?100年近くは聞いてるかもね。」

 

「うっわ・・・・・・。それじゃあ感情なんて絶対に育ちませんよ。まぁ、ある意味、感情が育たなかったからこそ、耐え切ることができたのかもしれませんがね。」

 

「そんなものかな?」

 

「多分ですけどね。私自身、見ての通りの年齢ですので、詳しくは言い切れませんけど。」

 

「うーん・・・・・・見ての通りの年齢って言う割には、色々達観してるように見えるけど?」

 

「年齢が上過ぎる方々に囲まれて生活してるからですかね。」

 

 実際は転生している上、鬼滅の刃のキャラクターのことを知っているせいでこんなことになっているのだが、それは話すことじゃない。

 無惨様に位置を把握させるためのお守りは、無限城内ではつける必要がないから外しているため、調べられることもないため、堂々と嘘をつくことができるから気楽である。

 

「何にせよ、たまには頭を空っぽにすることも大事ですよ。あれこれ思考し続けると、逆に精神疲れが起こるので。

 まぁ、童磨の場合は、むしろ今のままの方が平和なんじゃないかとも思いますけど。

 負の感情の坩堝と化してる閉鎖空間にいるには、それくらいじゃないと病むでしょうし。」

 

「どうだろうねぇ・・・・・・。まぁ、でも、取り繕わなくて良いのは気楽で良いかもね。そうだ!たまに君の話を聞かせておくれ。信者以外の人間の子のお話とか聞いてみたいしね。」

 

「・・・・・・基本的に無惨様のお手伝い話しかありませんけど?」

 

「それでも良いよ。君がどんな生活をしてるのか聞いてみたいだけだからね。」

 

「はぁ・・・・・・そうですか。まぁ、気が向いたら話しますね。面白くはないでしょうけど。」

 

「そうかな?別の面白みとかありそうだけど。」

 

「意味わからん・・・・・・」

 

 ・・・・・・なぜかおかしな方角に軌道が行ってしまったような気がしてならないが、とりあえず、童磨の感情がチグハグにならないのであればたまにくらいは話し相手になるとしよう。

 ・・・・・・無惨様が許可をくれたらちょっとだけ夜の外出もできるだろうけど、まぁ、無理かな。童磨付きでも。

 

「うん、ちょっとだけすっきりしたかも。うさぎちゃんって不思議な子だねぇ。」

 

「すっきりしたんです?」

 

「うん。気疲れがあったのかはわからないけど、ちょっとだけ気分転換?って奴にはなったよ。これなら、この後の作業も頑張れそうかな。」

 

「はぁ・・・・・・まぁ、童磨がそう思ってるなら構いませんけど。」

 

 ・・・・・・どうやら、童磨に何かしらの影響を私は与えたらしい。

 まぁ、気味が悪い状態よりはマシだけど。

 

「ところでうさぎちゃん。何で俺に対してこうやってお話してくれるまであの態度だったの?」

 

「感情と表情と声音の不一致が不気味だったので拒絶反応が出ました。感情に敏感なもので。」

 

「ええ・・・・・・?」

 

 “拒絶反応ってはっきり言っちゃうんだ”・・・・・・と軽くショックを受けたような状態になる童磨。

 ただ、感情の不一致は起こっていないようで、本気で困惑とショックを抱いたらしい。

 

「とりあえず、うさぎちゃんの前では真似事をやめるよ。折角仲良くなったのに、またあんな対応されたくないし。」

 

「仲良くなったんですかねこれ?」

 

「うん、相変わらず鋭利だね・・・・・・」

 

 私の反応に、童磨苦笑いを浮かべた。

 それは、とても自然に浮かんだもので、違和感を感じることはなかった。

 

「お仕事があるのでしょう?お時間は大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だよ。そろそろ帰るしね。あ、うさぎちゃんさえ興味があったら、俺のところに遊びにおいでよ。無惨様や、黒死牟殿とかと一緒でも構わないからさ。」

 

「それ、私が行っていい奴です?私も童磨と同じで、かなり見た目があれですが。」

 

「問題はないと思うぜ?昔っから、白い毛並みや体色と赤い目って神聖視されてることがあったしね。

 俺はこの見た目で神の声が聞こえるに違いないって言われて今の地位にいるわけだし、うさぎちゃんなら、神の御使って思われるんじゃないかな?真っ白なうさぎみたいにふわふわしてるし。」

 

 そのことにホッとするのも束の間、何やらとんでもないことを言いやがりましたこの人。

 え?神の御使の白ウサギみたいだし万世極楽教の本拠地に遊びに来いと?勘弁してくれ。

 

「どんな理屈ですか。逆の認識もされる可能性がありますし、やめときます。」

 

「じゃあ、俺が信者君達に説明しておくから遊びに来てよ。」

 

「何強制的に来させようとしてんですか。」

 

「え?でも、悪いところじゃないよ?信者いっぱいいるけど。」

 

 その信者いっぱいが嫌なんだよ・・・・・・とジト目で童磨を睨みつける。

 私の反応が面白かったのか、彼は軽く笑い声を漏らした。見えた光は喜怒哀楽の楽を示すオレンジ。薄らとではあるが、わずかながらに揺らいでおり、私の目はそれを確かに捉えていた。

 

「じゃあね、うさぎちゃん。今度遊びに来る時はお供え物として献上された果物でも持って来るよ。俺は食べないし。」

 

「お供物を他人に横流しするんじゃありません。」

 

 小さな子供に注意するように言葉を紡げば、童磨は小さく笑う。

 だけど、すぐにその場から立ち上がり、手を軽く振ると同時に、彼は姿を消した。

 

 それを見送った私は、何度か瞬きをした後、小さく息を吐く。

 ・・・・・・ちょっと疲れたな。

 

「・・・・・・あれは何をしに来ていたのだ?」

 

「あ、無惨様。多分ですが、私に絡みたかっただけかと。他の皆さんが大概しょっぱい対応しかしないので。」

 

「・・・・・・あまり相手にしているとアレは調子に乗るぞ。」

 

「多分、手遅れになりましたね、私。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

 私の反応に、無惨様が深く溜め息を吐く。

 思っくそ呆れていらっしゃる・・・・・・と苦笑いをこぼしながらも、無惨様に視線を戻す。

 うん。今日もちょっぴり精神的にお疲れ気味。

 

「本日もお疲れ様でした、無惨様。どうします?私のこと抱っこします?」

 

「・・・・・・相変わらずお前は、自分の調子を崩さぬな。こちら側が崩されてばかりだ。」

 

 そんなことを思いながら、いつもの調子で無惨様に話しかければ、無惨様から呆れた眼差しを向けられた。

 だけど、すぐにその手は私の方に伸びており、そのまま軽々とこちらを抱き上げた。

 

「なんかちょっとだけお香くさい・・・・・・?」

 

「少しだけ吉原に用事があったからな。」

 

「鬼でも性欲ってあるんですか?」

 

「阿呆。そのような考えから行ったわけではない。」

 

 無惨様から告げられた吉原と言う言葉に、堕姫ちゃん絡みかと思いながらも、すっとぼけた質問をすれば、見事なまでにツッコミを入れられた。

 そのことに小さく笑いそうになりながらも、無惨様の方に軽くペしょっと体を預ければ、彼の髪の毛が軽く私の髪に擦れる音がする。

 

「何だ?」

 

「・・・・・・ん〜・・・・・・何となく無惨様が気力疲れしているのでくっついてるだけですね。」

 

「私は疲れてなどいない。」

 

「そうですか。じゃあ、私が疲れたのでくっついてるってことで。」

 

「童磨をまともに相手にするからだ。」

 

 全く・・・・・・と呆れながらも、私がくっつくことに対して特に気にしていない様子の無惨様に、少しだけ笑みを浮かべる。

 うん・・・・・・物語的にはどうかと思うけど、無惨様の側が安全地帯になっちゃってるせいで、安心してる自分がいる。

 

 でも、長く一緒にいると、どうしても情は抱いてしまうわけで・・・・・・。

 まぁ、この穏やかさがずっと続くとは限らないけど。

 

 だけど、それがわかっていながらも、穏やかな時間はどうしても心地良いもので、今の私にとって、鬼側が居場所になっているのは否めなかった。

 

 

 




 うさぎ
 何やら童磨に変な影響を与えてしまった・・・・・・と若干遠い目をしてしまった稀血の白ウサギ。
 とは言え、最初は感情ちぐはぐ童磨との対峙だったため、疲労感は軽く感じてしまい、戻って来た無惨様で気力回復をしていた。

 童磨
 無惨様に飼われてる稀血の女の子の様子を見るために度々足を運んでいたところ、彼女がかなり感情に敏感であることを把握することになり、とうとう仮面が崩れ落ちた上弦の弐。
 しかし、彼女と言葉を交わせば交わす程、初めてに触れることになり、少しだけ彼女の前で笑うことができた。

 鬼舞辻無惨
 仕事から戻ってみたら、童磨に完全に目をつけられたうさぎを目の当たりにしてかなり呆れと困惑を彼女に向けていた鬼の始祖。
 抱っこします?と言ってくる相変わらずのマイペースさに溜め息を吐いてしまったが、少しだけ落ち着くので彼女を抱っこした。

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