その稀血うさぎは鬼との生活を謳歌する 作:時長凜祢@二次創作主力垢
こちらの物語は予め流れを決めた上で執筆しております。
過度な考察などをするための物語ではなく、私が読みたいと思った話を少しずつまとめて書いているものですので、展開の考察、もしくは考察サイトや動画などで語られた非公式考察等の引用などは控えていただけると助かります。
あくまでこれは、こんな存在がいたら、鬼側や人にこんな影響をもたらしてくれるのではと言う思いのままに書いている二次創作でありIFの物語です。
考察をしてもらうための話ではなく、鬼側にも穏やかな日々があったらと言う願いを主軸にしているため、深く考えることなく閲覧してください。
なお、そのようなコメントは見つけ次第、非表示欄に移動していますが、あまりにも何度も書かれるようであれば、こちらの物語自体閲覧不可にすることも辞さないため、よろしくお願いします。
一時、更新停止していたこと、申し訳ありません。
最近、体調が崩れやすくなってしまい、これまでのように連続更新が難しくなってしまったので、これからは週に一回、金曜日の20:00以降に小説を更新いたします。
更新を楽しみにしてくださった皆様には申し訳なく思いますが、ご理解の程、よろしくお願いします。m(_ _)m
半天狗との最悪な邂逅を得て、しばらくした頃。
あれから、あの人とはあまり話していない。
まぁ、向こうが積極的に関わってこないなら無視しても構わないと言う話だったため、それならと無限城の中で見かけても、空気のように扱うことにしたため、スルーできていると言えるだろう。
向こうがこちらに気づいても、悲鳴を上げていなくなる。最初は鬱陶しいと思いながら過ごしていたが、次第にまたなんか言ってると感じるようになり、無視することができるようになったのだ。
「うさぎちゃんは髪が月明かりのような銀色だから、濃いめの色の服とか似合いそうだよね。」
「ねぇ、うさぎ!アンタ、今度黒い着物とか着てみなさいよ。白銀の髪なら、黒と赤が使われた着物とかも似合うと思うわよ。」
「あ、そうだ!確か、無惨様がたまに芸妓さんの姿をして過ごしていることがあるよね?ほら、情報収集をするのにちょうどいいからって。
あの時、無惨様は黒の生地がふんだんに使われた着物を着ているし、似たような着物を頼んでみてもいいんじゃない?」
「ええ・・・・・・?無惨様にお願いして、用意してもらえるものでしょうか・・・・・・。」
「大丈夫でしょ。」
「そうだよ、うさぎちゃん。無惨様に聞いてみなよ。生け花とか茶の湯を学びたいって言ったら許可をくれたんだろう?」
「あ、沢山着物があるって話なら、そっちの方でもいいわよ。無惨様が用意している物なら、うさぎに合うものばっかあるんでしょ?」
「まぁ、城の中で過ごしているだけとは言え、色んな着物があった方がいいだろうと、沢山用意していただきましたが・・・・・・」
そんなことを考えながら、一緒にいた堕姫ちゃんと童磨の二人から、私の髪の色に合わせた着物は何だろうかと言う話し合いをしている。
いつも、淡い色合いの着物を着ているし、たまには黒や深紅といった濃い色の着物も見たいとのことらしい。
確かに、私は彼らが言ってる通り、淡い色合いの服装が多い。無惨様が用意してくださった着物には、濃い色合いの物もあるが、未だに着たことはない。
どうしてこれまで着てこなかったのか・・・・・・それは、どれもどことなく鬼を思わせるものばかりだったからだ。
濃い色合いの着物に使われてる柄は、蝶や、椿、菊や彼岸花、百合や菖蒲・・・・・・直接的なものから、間接的な雰囲気により、そんな印象を抱くような・・・・・・そんな柄ばかりが集まっている。
生地は基本的に黒色だが、深紫や濃色といった、黒寄りの紫系統もかなりあった。
これまでの私は、それを見て完全に自分が鬼側であると言う印象を抱きたくなかった。鬼殺隊のみんなに幸せになってもらいたいし、鬼は絶対的な終わりを経てこの世から立ち去る方がいいと考えていたから。
それは今も変わらないし、鬼側がやってきたことを考えれば、それが正解の道となる。
だからこれまで着なかった。私はまだ、鬼側じゃないと思いたかったから。
でも、今は・・・・・・
「沢山あるなら、濃い色合いの物も着てみなさいよ。」
「そうだぜ、うさぎちゃん。確かに淡い色合いも良いと思うけど、折角沢山あるんだから、挑戦してみるのもいいんじゃない?」
「・・・・・・そう、ですね。これまで、濃い色合いの着物やお洋服は着たことなかったので、似合うかどうかわからないしと着ることはなかったのですが、今度から着てみましょうか。」
・・・・・・鬼側にも寄り添いたいと言う気持ちがある今なら、着てみてもいいかもしれない。
「その時はどんな着物があるのかアタシにも見せなさい。一番合うものを選んであげるわよ。」
「あ、だったら俺もその際は見せてもらおうかな〜。」
「童磨様。うさぎは女の子なんだから着替えを見たら駄目ですからね。うさぎだって嫁入り前の女なんですから。」
「ええ・・・・・・?小さな女の子の着替えだろう?変な気は起こしたりしないのに?」
「それでも駄目です!」
堕姫ちゃんのツッコミに、思わず苦笑いをこぼしてしまう。
確かに、私は女だが、つるぺたな幼女であることに変わりはない。
それでも、堕姫ちゃんは童磨がいることを許さないのかと、内心でツッコんでしまう。
どうやら、彼女は私のお姉ちゃんのつもりでいるようだ・・・・・・。
「カカカッ!お前が無惨様の義理の娘とやらか!確かに珍しい毛色の娘じゃのう!初めて見たものだ。楽しいのう!」
「目の色も確かに変わっておるのう。珍しい娘を見れるとは、喜ばしいのう!」
「うっわ・・・・・・なんでアンタらがいんのよジジイの分身共。」
「どうやら、半天狗殿が城に戻っていたようだね。うさぎちゃん、こっちにおいで。可愛い顔がすごいことになってるぜ?あんまりいい気分じゃないんだろう?」
「・・・・・・そうさせてもらいます。」
そんなことを思っていると、今いる部屋から少しだけ離れた・・・・・・だけど、確かにハッキリと声が聞こえてくる範囲から、賑やかな声が聞こえてくる。
こっちが若干不機嫌になっていると、それに気づいたらしい童磨が、私に声をかけて来た。
すぐに彼の言葉に頷き、童磨の元へと近寄れば、彼は私の体をひょいと抱き上げ、笑顔を見せて私の頭を撫でた後、現れた二人組の方へと視線を戻した。
「確か、空喜殿と可楽殿だっけ?君らの本体、うさぎちゃんを傷つけるような発言していたし、うさぎちゃんを気味悪く思ってるんだろう?あまり近寄らない方がいいんじゃないかな?」
いつもなら、他の鬼がいる場所だと、教祖としての表向きな姿と表情で話しかける童磨だが、今の童磨からは、そのようなつぎはぎの表情ではなく、完全に素の状態と同じものを感じ取る。
彼がまとう感情の色は不快感を表す暗い色。堕姫ちゃんのように、ハッキリとした怒りを表す警戒色の光ではないが、完全に不機嫌であることがわかる色合いとなっていた。
半天狗の分身である空喜と可楽は、童磨がそのような反応を見せるとは思いもよらなかったのか、愕然とした表情を見せる。
まさか、これまでのような軽い調子で話しかけることができなくなるとは思わなかったようで、しばしの間、無言の時間が流れた。
「ほほう・・・・・・上弦の弐からこのような表情を向けられようとはのう!」
「カカカッ!上弦の弐がこんな反応をするとは!無惨様の義理の娘の影響か!?楽しいのう!楽しいのう!」
「うっざ。ジジイ共はさっさとあっち行けよ。うさぎもアンタらみたいなクソジジイと話したくないんだから。」
しかし、すぐに二体とも楽しげに笑いながら、私達に絡んでくる。
そのせいか、童磨は不快感をますます強め、堕姫ちゃんは明確な怒りをさらに濃くしていく。
私がいる手前、暴力沙汰にだけはするつもりはないようだが、一触即発の空気が広がった。
「空喜。可楽。その方は無惨様の娘だと先日教えられたばかりであろう。無駄に絡みに行くな、不況を買うことになるぞ。それに巻き込まれるこちら側の身にもならんか、腹立たしい。」
「無惨様の娘を見ると言っていなくなったかと思えば、このような状況になっているとはな。嘆かわしい・・・・・・。哀しくなってくる・・・・・・。」
・・・・・・不意に賑やかな二人とは対照的で、苛立ちや落ち込みが伝わってくるような声が辺りに響く。
そちらの方へと視線を向けてみれば、そこには二体の鬼。
半天狗の分身である喜怒哀楽の四つのうち、マイナスの感情から発生した、哀絶と積怒の二体だとすぐに把握することができた。
「げっ!?なんでアンタたちもいんのよ!!」
「それがいると言うことは、我々もいると言うことがわからんのか?その頭の悪さは相変わらずのようだな陸の妹。」
「はぁ!?なんですってぇ!?」
「堕姫。落ち着いてくださいな。」
「そうだぜ、堕姫。凡そ予想通りの登場だろ?まぁ、怒りたくなる気持ちはわからなくもないけどね。」
また増えた・・・・・・と呆れて溜め息を吐きそうになっていると、堕姫ちゃんが軽く突っかかる。
それに対して、積怒が即行でドストレートな悪口を口にしたため、堕姫ちゃんがさらに怒ってしまったが、なんとか童磨と一緒に彼女を宥めた。
「・・・・・・貴方達も、半天狗の分身なのですね。」
「そうじゃ!こやつは積怒と言ってな?毎日毎日怒っとる!」
「もう片方は哀絶と言ってな。毎日じめじめとやかましいのじゃ。」
「・・・・・・貴方達よりかはマシな気もしますが?」
“どう考えてもそちらはいじめっ子気質で鬱陶しいですし”・・・・・・と言う言葉は飲み込みながらも、冷静に対処することができそうなリーダー格とマシである哀の化身に視線を向ける。
積怒は空喜と可楽の二体を睨みつけており、哀絶は私の方を見据えていた。
「えっと・・・・・・積怒と哀絶と言っていましたね。そこの賑やかな連中、なるべく早目に回収してくださいませんか?あまり好きじゃないんです、そこの彼らは。」
「承知した。そこの馬鹿共はこちらで回収させてもらおう。苛立ちが募ることは理解できるのでな。」
「無惨様の娘君に不快な思いをさせるとは・・・・・・。なんとも嘆かわしいことだな、積怒。」
「全くだ。こちら側の苛立ちにも配慮が足らん。」
それを確認した私は、積怒達にさっさと空喜と可楽を回収してほしいと告げる。
私の言葉を聞いた二人は、すぐにこちらの言葉を承諾し、空喜と可楽へと視線を向けた。
「さっさと撤収するぞ、貴様ら。姫君に迷惑をかけるな。」
「姫君の機嫌を損ねれば、我々の立場も危うくなる。そのような哀しいことになりたくなければ、さっさと帰るぞ。」
「なんじゃつまらん。もう少しくらい話してもよかろうに・・・・・・」
「全くじゃ。楽しくないのう・・・・・・」
「黙れ!これ以上、姫君に迷惑をかけるな!腹立たしい!!」
「すまないな、姫君。すぐにこの場から立ち去ろう。」
ハッキリと鬱陶しいと態度に出したからか、積怒と哀絶の二人は、空喜と可楽を引きずるようにしてこの場から立ち去っていく。
最後までプラス感情コンビは嫌じゃ嫌じゃと言っていたが、こちらが表情を歪めているからか、マイナス感情コンビは注意や怒鳴り声を上げながら、姿が見えなくなった。
「・・・・・・どっと疲れた気がします。」
「全くね。あのジジイ共、さっさとくたばってくれたらいいのに。」
「だったら、堕姫と妓夫太郎で頑張って彼らを倒せるように強くならないとね。
入れ替わりの血戦をして勝ってしまえば、彼らもさっさと引退させることもできちゃうし。」
「言われてみればそうですね。うさぎがあのジジイ共を邪魔だと思うなら、本気でお兄ちゃんと一緒にあいつらぶっ潰してやろうかしら。」
「妓夫太郎と相談してみなよ。今の堕姫と妓夫太郎は少し力不足かもしれないけど、もっと柱を食えば、十分強くなれる実力はあるんだし。」
「そうしてみます。安心してちょうだい、うさぎ。アンタがあのジジイを本気でウザいって思ったらアタシとお兄ちゃんで絶対にぶっ殺してあげるわ。」
「いざという時はお願いしますね、堕姫。今はとりあえず、極力関わらないようにできないか、無惨様に打診しておきます。」
なかなか殺意が高い・・・・・・と少しだけ思いながらも、堕姫ちゃんが口にした、いざと言う時は自分達に言えと言う言葉へ頷き返す。
かなり物騒ではあるけど、場合によっては堕姫ちゃんを頼らせてもらおう。
・・・・・・まぁ、今は放置する方向で考えるつもりではあるけど。
「さてと、あいつらもいなくなったし、うさぎ。アンタが持ってる他の着物を見せなさいよ。どんなのがあるか見てみたいわ。」
「あ、それ俺も気になっていたんだよね!俺も見てみたいから見せてほしいな!」
そんなことを考えていると、堕姫ちゃんと童磨の二人が、気分を切り替えて私が持ってる着物を見たいと口にする。
それならと小さく頷き返した私は、鳴女さんに声をかけて、自室の方へと移動するのだった。
うさぎ
積怒と哀絶はまだマシだなと思っているが、空喜と可楽はお断りな稀血の白うさぎ。
堕姫ちゃんと妓夫太郎さんが、半天狗相手に入れ替わりの血戦かぁ・・・・・・と少しだけ考えて、それはそれでめちゃくちゃ強そうだなと考える。
堕姫
うさぎのことを可愛がってる鬼その1。彼女が困るなら、本気で半天狗を消してやろうとすら考えている。
うさぎに沢山の着物を着てほしいので、このあと彼女の自室にで、うさぎのソロファッションショーを開催した。
ちなみに、本気で妓夫太郎に血戦のことを相談するつもりでいる。
童磨
うさぎのことを可愛がっている鬼その2。彼女が空喜と可楽に表情を歪めていたので、本気で嫌なんだなと察していたため、自分の方に来るように言って守る姿勢を見せていた。
堕姫を焚き付けたが、冗談半分、本気半分と言う状態。しかし、うさぎが嫌がるなら堕姫はやる気を出すだろうなと考えている。
この後、うさぎの自室にて堕姫主催によるうさぎのソロファッションショーを見学した。
空喜&可楽
うさぎに興味を持っていたがために、わざわざ半天狗が無限城にいるタイミングで分離して彼女に会いに行ったところ、そのいじめっ子気質が彼女な癇に障り、拒絶反応を見せられた。
しかし、二人はその反応すら面白いと思っていたため、さらに絡もうとしていたが、彼女から回収を命じられた積怒と哀絶に回収された。
積怒&哀絶
うさぎに興味はあったが、無惨様の義娘であると言う線引きをしていたため、無駄に絡もうとした空喜と可楽を咎める。
最終的に、うさぎから嫌悪感のある表情+さっさと回収しろと言う命令を聞き、それを引き受けた。
①「謎の助言者ムーブで鬼殺隊を救済しながら、基本は単独で動く鬼殺隊うさぎ」と②「神出鬼没に鬼殺隊の前に現れ、甘味を食べたり、呑気に過ごしながら謎の助言者ムーブで鬼殺隊を助ける部外者うさぎ」どちらの話を見てみたいですか?
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①の助言者な単独行動する鬼殺隊うさぎ
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②の神出鬼没に現れる部外者な助言うさぎ
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どちらも読みたいから本編とifで見たい