その稀血うさぎは鬼との生活を謳歌する   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 無限城の中では、相変わらずの日常が広がっている。
 物語の中ではあり得なかった、平和な時間に、白ウサギは小さく笑みをこぼした。



稀血のうさぎと上弦一家

 玉壺からはお魚料理を、鳴女さんからはそれ以外の料理を教えてもらいながら、無限城の中で過ごすこと早くも一年。

 最近は、私自身で作れる料理もかなり増えていき、沢山の食事を作ることができるようになった。

 おかげで、無惨様に雇われた料理人さんが体調を崩しても自ら食事を用意できるようになったため、料理人さんからもいくつかレシピをもらい、日によってそれらを作っては食べての繰り返しをしていた。

 

 まぁ、令和の世に比べて、使える調味料はかなり少ないため、味も薄味になりがちだが、ジャンクフードなどを食べることがないこの時代では、それでも十分過ぎる程に美味しいものだった。

 

 ちなみに、私が料理を作る隣で、鳴女さんは度々人肉を使ったお料理を作り始めるようになっていた。

 なんでも、私が料理を作って食べる姿を見て、なんだか自分もそうしたくなったようで、コロコロした人間をそのまま持ち込み、調理をしている。

 私はその隣で作業をしているのだが、もはや慣れた景色過ぎて、すでにビビる気持ちすら全く無くなっている。

 あー・・・・・・鬼が栄養摂るために食べてるなぁ・・・・・・程度のものだ。

 

 まぁ、そんな鳴女さんの姿を見て、なぜか黒死牟や童磨までお料理を始めようとするのだけは、ビックリしたけど。

 

「いやぁ・・・・・・うさぎちゃんと鳴女ちゃんは手際が良いねぇ〜。俺が肉をバラそうとすると、その度に血や臓物が飛び散っちゃうんだよねぇ。

 そう言えば、黒死牟殿も肉を捌くのが上手かったよね!」

 

「私は・・・戦国の世で生きる中・・・度々・・・肉を捌くことがあったからな・・・。基本的には・・・私ではなく・・・部下の者がやっていたが・・・」

 

「へぇ〜・・・・・・そうだったんだ〜。戦国の世と言うのも、なんとも生きづらい世だったようだね」

 

「そうでもない・・・。確かに・・・命のやり取りが常に蔓延るため・・・危険な世ではあったが・・・」

 

「俺は江戸時代の生まれで、ずっと教祖として生きていたからなぁ〜。黒死牟殿や鳴女ちゃんみたいに、食事を自分で用意することはなかったんだよね」

 

「それなら、これを機に少しだけ挑戦してみたはどうでしょう?まぁ、流石に信者さんたちがいる中ではできないかもしれませんが。」

 

「それは妙案だね!鳴女ちゃん、俺にもお料理を教えてくれるかい?」

 

「え・・・・・・まぁ・・・・・・気が向いたら・・・・・・」

 

「え〜・・・・・・?なんでそんな返事なの・・・・・・?」

 

 なんてことを考えてながら、今日も自身のご飯を準備中。

 そして、いつと通り、鳴女さんが隣で人肉を使ったお料理を作り、黒死牟もなぜか作り始め、童磨は茶々入れをしながら暇つぶしをしている。

 

「お兄ちゃ〜ん!アタシもうさぎと一緒にお料理してみた〜い!」

 

「そうは言ってもなァ・・・・・・。見ての通り、完全に入る隙間なんざねェだろォ?」

 

「童磨様が邪魔なの!!童磨様が離れてくれたらアタシだってお料理に挑戦できるでしょ!?」

 

「いや、まァ、否定はできねェけどなァ・・・・・・。めんどくせェんだよなァ・・・・・・」

 

「ちょっとちょっと妓夫太郎!めんどくさいってどう言うことだい?」

 

 そして、その後ろの方にある、屋敷にある食堂をベースにしたダイニングのような場所にある椅子に座り、堕姫ちゃんと妓夫太郎さんが話している。

 特に堕姫ちゃんに至っては、お料理に挑戦してみたいようで、童磨が邪魔!!と文句を言っていた。

 妓夫太郎はと言うと、多分、堕姫ちゃんのやりたいことを尊重したい気持ちはあるけど、童磨に交渉するのがかなりめんどくさいみたいで、渋い表情をしていた。

 

「・・・・・・相変わらず賑やかだな、貴様らは」

 

 そんな中、上座の方へと座っている無惨様が呆れながら、私たちに目を向ける。

 彼の手元には地図が握られており、新聞を読むお父さんの如く、それに目を通して、度々何かを書き込んでいた。

 おそらくだが、私を送り込んだ場所の位置へのマーキングと、私が鬼殺隊を見たと口にした場所のマーキングだろう。

 最近は、効率よく鬼殺隊を潰すためにも、ちまちまと鬼殺隊が彷徨く場所に上弦や下弦、そこそこ力のある鬼を送り込んでは、そのまま始末するということをしているために。

 

「ふむ・・・・・・鬼狩り共は、相変わらずどこにでも湧いてくるな。蛆虫か何かなのか?」

 

「まごう事なき人間ですね。かなりいますけど。」

 

「全く・・・・・・。さっさと産屋敷を潰さなくてはならんな・・・・・・」

 

「相変わらず産屋敷の情報は入りませんからね。私も、一応は情報を聞いてみたりはしているのですが・・・・・・」

 

「そうだな。だが成果はなかなか上げることはできていない」

 

「・・・・・・申し訳ありません。人里にもなかなか出てこられないみたいで・・・・・・」

 

「別に怒ってはいない。あの一族が手強いのはよく知っているのでな。お前はこれまで通り、“青い彼岸花”を探すことと、飼育している叢雲が日の光を克服できるかの実験を行うことに集中しておけ」

 

「・・・・・・承知しました」

 

 そんなことを思いながら、自身が持つ情報の中に、産屋敷家に繋がる情報がないことを詫びていると、無惨様からは意外な返答をもらった。

 まさか、別に怒ってはいないなんて言葉が、彼の口から出てくるとは思わなかったが、無惨様が本気でそう思っていることが光でわかったため、ただ、一言、指示された命令への承諾を口にする。

 

 無惨様が怒ってないと口にしたのを聞き、この場にいる他のメンバーが驚いたように彼に視線を向けたが、無惨様から睨まれたことにより、誰も言葉を口にすることはなかった。

 

 

 




 うさぎ
 絶賛お料理練習中な稀血の白ウサギ。
 なんか、料理する人増えた・・・と思いながらものんびりと生活している

 鬼舞辻無惨
 うさぎの影響か、かなり丸くなった鬼の始祖。
 それはそれとして、こちらを見るな貴様ら。文句でもあるのか?

 黒死牟&鳴女
 うさぎが料理するのを見て、なんだか自分たちも料理をするようになってしまった二人の鬼。
 無惨様の反応にちょっとびっくりした

 童磨&堕姫
 うさぎが料理をするのを見て、やってみたい!と騒ぐ二人の鬼。
 無惨様の反応にかなりびっくりした

 妓夫太郎
 妹も料理に興味を持つのかァ・・・・・・と思いながらも、楽しげな様子に嬉しさを感じる上弦の陸の片割れ。
 無惨様の反応にちょっとびっくりした

①「謎の助言者ムーブで鬼殺隊を救済しながら、基本は単独で動く鬼殺隊うさぎ」と②「神出鬼没に鬼殺隊の前に現れ、甘味を食べたり、呑気に過ごしながら謎の助言者ムーブで鬼殺隊を助ける部外者うさぎ」どちらの話を見てみたいですか?

  • ①の助言者な単独行動する鬼殺隊うさぎ
  • ②の神出鬼没に現れる部外者な助言うさぎ
  • どちらも読みたいから本編とifで見たい
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