その稀血うさぎは鬼との生活を謳歌する   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 日課を済ませる稀血のうさぎは、再び二つの水流と出会した。



再び接触、水流少年

 月日は流れて夏。

 令和と比べ物にならないほど涼しい明治の世である私の今の時代は、川辺にさえ向かえば、そのまま涼を堪能することができるほどに温度が下がる環境だ。

 

 自身で料理を作り、そのまま食事をし、のんびりと無限城で過ごす毎日ではあるが、一日のうち、数時間は必ず外の方へと赴き、“青い彼岸花”と、鬼殺隊の通り道の把握をすると言う与えられた役割をしっかりと全うするのも、私のやることだった。

 まぁ、割と鬼殺隊の皆さんって結構移動してるからね、日中も。だから、鬼殺隊がうろつく拠点を把握できるのであれば、無惨様からしても、産屋敷攻略に必要なことだと言うわけである。

 

 ─────・・・・・・まぁ、無惨様曰く、産屋敷の連中の雲隠れ技術はかなりめんどくさいとのことらしいけど。

 

 ─────・・・・・・でも、それって多分、お館様のご先祖様である戦国時代のお館様が、黒死牟によってコロコロされたからのような気がするな・・・・・・。

 

 もしかして、黒死牟が産屋敷家攻略を遠のかせてしまったのでは・・・・・・?と考えながらも、近場にあった水辺に足を運ぶ。

 すると、背後から二つの足音が聞こえてきた。

 

「ん?うさぎじゃないか」

 

「人がいると思ったらお前だったんだな」

 

 誰だ?と思い、視線を背後に向けてみれば、そこには錆兎と義勇の二人がおり、私は思わず瞬きを繰り返す。

 

「あれま・・・・・・久しぶりだね、お二人さん」

 

「ああ」

 

「涼んでいたのか?」

 

「うん。だって暑いんだもん」

 

「夏だから仕方ないな」

 

 まさかの再会に、驚いていると、錆兎と義勇の二人は、私が座り込んでいる岩の上にやってくる。

 私が小柄な体をしているせいか、体格のある男子組の二人がすぐ近くに座ってきても、十分過ぎる程の幅があるため、二人の間に挟まる形で私は座ることになった。

 

 ・・・・・・・・・・・・なぜ挟まれた?

 

「・・・・・・なんで二人して私を挟んで座るの?」

 

「挟んだ方が早いからな。」

 

「落ちそうになったら支えられるしな」

 

「私そこまでドジじゃないんだけど・・・・・・?」

 

 あの時はたまたまなんですが?と訴えるように声をかけるが、二人は小さく笑うだけで、挟むのを止める様子がない。

 どうしてこうなった・・・・・・?思わずツッコミを入れてしまう。

 

「ぷ?」

 

「あ、叢雲が起きちゃった・・・・・・」

 

 そんなことを思ってると、私の頭の上に乗っていた叢雲が目を覚ました。

 一瞬だけ、流石に錆兎たちにバレたらマズイのでは?と思ったが、今の叢雲の姿から、問題はないと判断する。

 なぜなら叢雲は、鬼としての姿ではなく、どこにでもいるような白ウサギの姿をしているのである。

 どうやら、この子自身が血鬼術を応用することにより、周りに幻術を発することができるようで、人が多くいる場所や、鬼殺隊がいる可能性がある場所では姿を変えるようになっていたのだ。

 

「ウサギか?」

 

「・・・・・・珍しいな」

 

「だな。白の毛並みに赤い目・・・・・・よく、神の使いとされてるウサギに近いな」

 

 叢雲の声に気づき、錆兎と義勇がら頭の上に乗ってる叢雲へと視線を向ける。

 叢雲は最初、覗き込まれたことにビクッと体を跳ねさせたが、すぐに私が落ち着かせるように頭を撫でたことにより、穏やかさを維持することができた。

 

「どうしたんだ?そのウサギ」

 

「この子?お父様からもらったんだ。可愛いでしょ」

 

「確かに可愛いな」

 

「紅白が揃っててめでたいな」

 

「義勇のそれ、どんな感想・・・・・・?いや、まぁ、確かに私も叢雲も紅白してるけどさ」

 

 少しだけ苦笑いをしながらも、私は叢雲を頭の上から下ろす。

 今いる場所は、太陽の光が当たらない木陰なだけあり、叢雲がダメージを受ける様子はなかった。

 そのことに安堵していると、義勇がどこかそわそわとした様子を見せる。

 

「ん?どうしたの、義勇?」

 

「いや・・・・・・触り心地が良さそうだなと・・・・・・」

 

 どうやら、私が叢雲をモフっている姿を見て、好奇心が刺激されたらしい。

 ゆっくりと叢雲を撫でている私の手を見つめながら、落ち着かない様子を見せている。

 

「・・・・・・叢雲。義勇に触らせてもいい?」

 

「ぷ!?ブゥ!!」

 

「・・・・・・ダメだって」

 

「そうか・・・・・・」

 

 それを見て、叢雲の声をかけたところ、猛抗議するような鳴き声を叢雲は出した。

 どうやら嫌だったらしい・・・・・・そのことを義勇に伝えると、彼は落ち込んでしまった。

 そのことに錆兎と揃って苦笑いをこぼす。だが、叢雲にストレスをかけすぎて、攻撃に走ってしまったら流石にマズイので、義勇には我慢してもらうことにしよう・・・・・・。

 

 

 




 うさぎ
 叢雲と一緒に外を彷徨いている稀血の白うさぎ。
 なんか、また義勇たちに出会った。

 叢雲
 うさぎと共に外にいることがあるウサギ鬼。
 自分の体はうさぎ以外に触らせたくない。

 冨岡義勇
 うさぎと再会した水流の一筋。
 叢雲を触りたかったが拒絶されしょんぼり。

 錆兎
 うさぎと再会した流水の一筋。
 うさぎが落ちないようにと、義勇と二人で彼女を挟んで岩の上に座る。

①「謎の助言者ムーブで鬼殺隊を救済しながら、基本は単独で動く鬼殺隊うさぎ」と②「神出鬼没に鬼殺隊の前に現れ、甘味を食べたり、呑気に過ごしながら謎の助言者ムーブで鬼殺隊を助ける部外者うさぎ」どちらの話を見てみたいですか?

  • ①の助言者な単独行動する鬼殺隊うさぎ
  • ②の神出鬼没に現れる部外者な助言うさぎ
  • どちらも読みたいから本編とifで見たい
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