その稀血うさぎは鬼との生活を謳歌する   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 鬼殺隊に鬼であることに気付かれなかった叢雲を調べるため、無限城へと戻り、研究を行った鬼の始祖。
 それにより彼が見つけたのは、異質な変化を遂げていると言う結論だった。



ウサギ鬼の変化

 あれからお風呂と夕食を済ませ、無惨様に言われるままに、叢雲を宥めつつ研究室へと移動した私は、無惨様のすぐ側に叢雲を抱えたまま足を運ぶ。

 私が研究室に入ったことを、気配で感じ取ったらしい無惨様は、既に準備を済ませていた研究室の机の前に座っており、私と叢雲を見据えている。

 

「お待たせいたしました、無惨様」

 

「フン・・・・・・対して待ってはいない。さて・・・・・・うさぎ。叢雲を抑えていろ。三本ほど叢雲の血を採るからな」

 

「わかりました。叢雲。ちょっとだけ頑張ろうね」

 

「ぶぅ・・・・・・・・・」

 

 不満全開の叢雲に、苦笑いをこぼしながらも、保定をしっかりと行いながら、無惨様の前へと行く。

 やってきた叢雲と私を見た無惨様は、すぐにその場で注射器を用意して、叢雲の血液を採取した。

 三回も血を抜かれることになってしまったため、無惨様に対してもイライラした様子を見せる叢雲。

 しかし、彼は私が無惨様を大切にしていることを知っているからか、表情にだけそれを出しており、当の本人は攻撃性を表に出すことはない。

 

「採血は終了だ。しばらくの間、そこで待っていろ。私の血液と、うさぎの血液がどのような作用を発生させたのかを確認する」

 

「わかりました」

 

「しばらくは退屈であろう。本でも読んでいるといい。お前が気にしていた小説をいくつか買っておいた。読みたいと言っていた、外国の言葉で記されている小説もな」

 

「本当ですか!?ありがとうございます、無惨様!」

 

「これくらいはしてやるさ。お前は青い彼岸花こそ見つけることができていないが、鬼殺隊を減らす事に関してしっかりと功績を残しているからな」

 

 まさかのご褒美に、笑顔を見せながら、叢雲を連れて私はこの部屋の隣にある自室の方へと移動する。

 無惨様が言っていた複数の小説たちは、机のすぐ隣に重ねられており、私はすぐに目を輝かせる。

 

「うわぁ・・・・・・!!無惨様、全部覚えててくれたんだ!読みたかった本が沢山ある〜・・・・・・!!」

 

 沢山の宝の山にルンルン気分で近寄っては、一番上に重ねられていた一冊の本を手に取る。

 静かに開いた頁には、一つの物語の始まりが記されており、その文字列に嬉しさを感じた。

 

「まずはこれ読んじゃお!その後はこれ!」

 

 今、自分が読みたい本を脳裏に浮かべながら、次々と読む順番を決めていく。

 しばらくの間、楽しい時間が過ごせそうだ。

 

 

 

 

         ܀ꕤ୭*

 

 

 

「うさぎ。ある程度結果がわかったぞ」

 

 しばらくの間、小説を読みながらのんびりと過ごしていたら、無惨様が私の部屋に姿を現す。

 

「あ、はい。叢雲。一緒に聞こうね」

 

「ぷぅ・・・・・・」

 

 相変わらず不満タラタラな叢雲の様子に苦笑いをこぼしながらも、私は無惨様と向き合う。

 私が自身の方へと目を向けたからか、無惨様は小さく頷いたのち、静かに口を開いた。

 

「結論を言うと、叢雲は明らかに変質した鬼へとなりつつある。うさぎの血液と私の血液の両方を入れたことにより、細胞の方へと影響を与えているようだ。

 おそらくだが、私の血液とうさぎの血液が混ざったことにより発生したのだろう。

 結果的に、叢雲は鬼狩りであっても鬼であるとわかりにくい鬼へとなりつつあるようだな」

 

「鬼狩りであっても、鬼であるとわかりにくい鬼・・・・・・」

 

「そうだ。いくつか血液は採取したからな。次は日の光にこの変質した細胞を持つものを当ててみるとしよう。

 それにより、日の光に対する耐性にも何かしら変化があるかを確かめられるはずだからな」

 

 無惨様から、叢雲の変化についてを教えてもらい、何度か瞬きを繰り返す。

 まさか、叢雲がそんな存在になっているとは思いもよらなかったが、無惨様が日の光を克服するための何かしらのヒントになりうる存在であることには間違いないようだ。

 

「これで、少しはいい方向に結果が向かうといいのですが・・・・・・」

 

「そうだな。だか、どのように転ぼうが、これまで生きてきた中でかなり珍しい存在にはなっていることに変わりはないのでな。

 いい方向に行けばそれで構わぬ。悪い方向へと向かった場合、むしろそれをすることを避けるきっかけとなる。

 であれば、調べ尽くせるだけ調べ尽くすだけだ」

 

 無惨様の言葉に意同意するように、私は小さく頷く。

 そして、不満な様子を未だに見せている叢雲の頭を優しく撫でながら、その苛立ちを宥めるのだった。

 

 

 

 





 残業が続いてしまい、更新が大幅に遅れてしまいました。
 申し訳ありません・・・・・・汗

①「謎の助言者ムーブで鬼殺隊を救済しながら、基本は単独で動く鬼殺隊うさぎ」と②「神出鬼没に鬼殺隊の前に現れ、甘味を食べたり、呑気に過ごしながら謎の助言者ムーブで鬼殺隊を助ける部外者うさぎ」どちらの話を見てみたいですか?

  • ①の助言者な単独行動する鬼殺隊うさぎ
  • ②の神出鬼没に現れる部外者な助言うさぎ
  • どちらも読みたいから本編とifで見たい
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