天パが新たに背負うもの   作:ユーキV3

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やっとセシリア登場...


第八話です!


8.初対面の人には礼儀をわきまえろ

二時間目の休み時間。一夏は再び銀時のところで話していた。そんな二人に一人の女子生徒が話しかけてきた

 

???「ちょっと、よろしくて?」

 

 

そこに居たのは金髪碧眼で、髪型は少しロールがかかっていて高貴なイメージを抱かせる。見た目はまさに今時の女の子。そんな子が銀時たちを見下すように見ていた

 

 

???「聞いてますの?お返事は?」

 

 

銀時「ああ、聞いてる聞いてる」

 

 

一夏「で、どういう用件なんだ?」

 

 

???「まあ!なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度があるのではないかしら?」

 

 

一夏「.....」

 

 

あまりの上から発言に一夏は呆然としてしまっていた。

 

 

銀時は別だが...

 

 

銀時「イタイイタイイタイイタイ、痛いよ~お母さーん。ここに頭怪我した人がいるよ~」

 

 

???「まあ!このわたくしを馬鹿にしてますの!」

 

 

一夏「てか、俺君の事知らないし。銀さん知ってるか?」

 

 

銀時「知らねぇよ。それより一夏。あの人気づいてないみたいだけど頭にドリルついてるぞ。言ってあげた方がいいんじゃねえか?」コソコソ 

 

 

一夏「え?」

 

 

???「......」プルプル

 

 

銀時「一夏言ってやれよ」コソコソ

 

 

一夏「いや、あれは...」

 

 

???「......」プルプル

 

 

銀時「しゃあねぇな。俺が言ってやるよ。あの、おたく頭にドリルついてますよ。早く取った方がいいですよ。今なら俺しか気づいてないみたいですから」

 

 

???「どれだけわたくしを馬鹿にすれば気が済むんですの!?これは立派なヘアースタイルですわ!」

 

 

銀時「え!わざとやっていたんですか!?もしかしてその頭で穴を掘ったりするんですか?すごいですね」

 

 

セシリア「イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくし、セシリア・オルコットを馬鹿にしすぎですわ!」

 

 

一夏「銀さんもその辺にしときなって。それより一つ聞いても良いか?」

 

 

セシリア「ふん。下々のものの要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

 

 

一夏「代表候補生ってなんだ?」

 

 

ガタタッ!

 

 

一夏言葉に聞き耳をたてていた数名がずっこけた

 

 

セシリア「あ、あ、あ...」

 

 

一夏「『あ』?」

 

 

セシリア「あなた本気で言ってますの?」

 

 

一夏「おう。知らん」

 

 

セシリア「......」

 

 

セシリアは呆れたようにこめかみを指で押さえながらぶつぶつ言い始めた

 

 

セシリア「信じられない。信じられませんわ。極東の島国というのは、こうまで未開の地なのかしら。常識ですわよ、常識。テレビが無いのかしら...」

 

 

一夏「失礼な。テレビぐらいあるぞ。全然見ないけど。そういえば銀さん一回だけ天気予報見てたよな。すぐ消してたけど。なんでなんだ?」

 

 

銀時「そりゃお前、お天気キャスターが結野アナじゃなくあんなババアが出てきたらテレビも消したくなるだろ」

 

 

一夏「そんな卑猥な名前のアナウンサーが居てたまるか!」

 

 

銀時「結野アナ知らねぇの?一夏、お前人生の九割は損してるぞ」

 

 

一夏「ほとんどじゃねぇか!」

 

 

銀時「それぐらい結野アナはすばらしいって事だ」

 

 

セシリア「あの、わたくしを置いて勝手に話さないでくれます?」

 

 

一夏「あ、悪い悪い。.....何の話だっけ?」

 

 

セシリア「はぁ、代表候補生の話ですわ」

 

 

一夏「あ、そうそう。で、代表候補生ってなんなんだ?」

 

 

セシリア「国家代表IS操縦者の、その候補生として選出されるエリートのことですわ」

 

 

銀時「ふ~ん、じゃあお前はエリートなのか」

 

 

セシリア「そう!エリートですわ!本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡......幸運ですのよ。その現実をもう少し理解していただけます?」

 

 

銀時「そりゃラッキーだな」

 

 

一夏「そうだな」

 

 

セシリア「.....また馬鹿にしてますの?」

 

 

銀時「お前が幸運つったんじゃねぇか」

 

 

セシリア「当然ですわ。あなた達みたいにどうしてこの学園に入れたかわからないような人と違ってわたくしは、入試で唯一教官を倒したのですから」

 

 

一夏「入試って、あれか?ISを動かして戦うってやつ?」

 

 

セシリア「それ以外に入試などありませんわ」

 

 

一夏「あれ?俺も倒したぞ、教官。銀さんも倒したって言ってたよな?」

 

 

銀時「ああ、倒したぞ」

 

 

ちなみに言うと一夏はいきなり突っ込んできた教官をかわしたら、勝手に壁にぶつかってそのまま動かなくなっただけである。銀時は普通に斬りあって相手を倒していた

 

 

セシリア「は?....」

 

 

あまりにも驚きだったのかセシリアは目を見開いている

 

 

セシリア「わ、わたくしだけと聞きましたが?」

 

 

一夏「女子ではってオチじゃないのか?」

 

 

セシリア「つ、つまり、わたくしだけではないと.....?」

 

 

銀時「いや、俺に聞くなよ」

 

 

セシリア「あなた!あなたも教官を倒したっていうの!?」

 

 

銀時「だから、倒したって言ってんじゃねぇか」

 

 

セシリア「どうやって倒したって言うんですの!?」

 

 

銀時「どうやってって.....普通に?」

 

 

セシリア「普通ってどんな風に!?」

 

 

銀時「うるせぇな。ちっとは落ち着けよ」

 

 

セシリア「こ、これが落ち着いていらr....」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

チャイムの音によってセシリアの言葉が遮られた。セシリアは不満そうな顔をしている

 

 

セシリア「また後で来ますわ!逃げないことね!よくって!?」

 

 

一夏はよくないと言おうか迷ったが、いろいろめんどくさい事になりそうなので、とりあえず頷くのであった

 

 

千冬「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」

 

 

今回の授業は千冬が教壇に立っている。よほど大事なことなのか、真耶までもがノートを手に持っている

 

 

千冬「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」

 

 

ふと、思い出したように千冬が言う

 

 

千冬「クラス代表とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席.....まあ、クラスの長だな。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点でたいした差はないが、競争は向上心を生む。一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」

 

 

ざわざわと教室が色めきだす

 

 

千冬「自薦他薦は問わないぞ。誰かいないか?」

 

 

銀時「はい!」

 

 

千冬「なんだ坂田」

 

 

銀時「織斑一夏くんがいいと思います!」

 

 

千冬「ほう」

 

 

一夏「ちょっ!なに言って.....」

 

 

女子「さんせーい!私もそれがいいと思いまーす!」

 

 

女子「はいはい!私も私も!」

 

 

千冬「ふむ、他にはいないか?いないなら無投票当選だぞ」

 

 

一夏「待てくれよ!俺は...」

 

 

千冬「自薦他薦は問わないと言ったはずだ。他薦されたものに拒否権などない。選ばれた以上は覚悟をしろ」

 

 

一夏「ぐっ、じゃ、じゃあ...はい!」

 

 

千冬「...なんだ」

 

 

一夏「俺は銀さんがいいと思います!」

 

 

銀時「なっ!」

 

 

女子「はい!私も坂田君に一票!」

 

 

女子「じゃあ私も!」

 

 

銀時「一夏お前なんて事してくれてんだ!」

 

 

一夏「それはこっちの台詞だ!」

 

 

千冬「うるさいぞ。他にいないか?いないならこの二人から決めてもらうが...」

 

 

千冬が最終確認をしようとしたとき甲高い声がそれを遮った

 

 

セシリア「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

 

千冬「なんだ?」

 

 

セシリア「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

 

セシリアが銀時達がクラス代表になることへの不満を吐き出し始めた

 

 

セシリア「実力から言えばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐えがたい苦痛で...」

 

 

一夏「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」

 

 

セシリア「なっ....!」

 

 

セシリアのあまりの物言いに腹が立ったのか一夏が言い返した

 

 

セシリア「あ、あ、あなたねぇ!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」

 

 

セシリアが目を吊り上げ顔を真っ赤にし怒りを示している

 

 

セシリア「決闘ですわ!」

 

 

一夏「おう、いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい」

 

 

セシリア「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い...いえ、奴隷にしますわよ」

 

 

一夏「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」

 

 

セシリア「そう?何にせよちょうどいいですわ。イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね!」

 

 

一夏「ハンデはどのくらいつける?」

 

 

セシリア「あら、早速お願いかしら」

 

 

一夏「いや、俺がどのくらいハンデをつけたらいいのかなーと」

 

 

一夏の言葉にクラスから爆笑がおきた

 

 

女子「お、織斑君、それ本気で言ってるの?」

 

 

女子「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」

 

 

女子「織斑君は、それは確かにISを使えるかもしれないけど、それは言いすぎよ」

 

 

江戸時代など、昔は男が強かったが、ISが出来た今、クラスのみんなが笑うのもしかたないだろう

 

 

一夏「....じゃあハンデはいい」

 

 

セシリア「ええ、そうでしょうそうでしょう。むしろ、わたくしがハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわ。ふふっ、男が女より強いだなんて、日本の男子はジョークセンスがあるのね」

 

 

女子「ねぇ、織斑君。今からでもハンデもらったら?」

 

 

一夏「男が一度言い出したことを覆せるか。ハンデはなくていい」

 

 

女子「えー?それは代表候補生を舐めすぎだよ。それとも、知らない?」

 

 

一夏「.........」

 

 

確かに一夏は代表候補生の強さを知らない。だが、それでも女子にハンデをもらうというのは一夏のプライドが許さなかった

 

 

千冬「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う」

 

 

銀時「一夏がんばれよ」

 

 

千冬「何を言っている。お前も参加するに決まっているだろ」

 

 

銀時「は?言い合いしてんのはあいつらだろ?俺関係ねぇじゃん」

 

 

千冬「何回も言っているが、自薦他薦は問わないと言っている。推薦されたからには参加してもらう」

 

 

銀時「嫌だよ、面倒くさ...」

 

 

千冬「参加してもらう」

 

 

銀時「.......」

 

 

一夏「あきらめろ銀さん」

 

 

銀時「全部お前のせいじゃねぇか」

 

 

一夏「ははは」

 

 

銀時「しょうがねぇな」

 

 

千冬「それでは織斑と坂田、オルコットはそれぞれ用意をして置くように。では授業を始める」

 

 

こうして銀時と一夏のクラス代表決定戦の参加が決まった




銀さんのISの待機形態どうしよう...


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