貞操逆転世界で湿度高めヒロイン達を無自覚に沼らせる転生者~死にゲー世界で鬱エンドを迎えるヒロイン全員救う、全員が曇る 作:しば犬部隊
玉。
ひゅんっ。
男性なら分かるだろうあの感覚。
玉が、浮いたような締まったようなアレを感じる。
ばさり、ばさりっ。
雄々しい翼が羽ばたく音が車内にまで響く。
「凄え景色……」
小さな車窓から覗くのは、世界。
王都ミリタルナが眼下に広がり、どんどん遠くなる。
赤煉瓦で作られた城塞都市が、まるでミニチュアのようだ。
ギリギリこの高さでも、鍛冶屋の煙突や、大衆酒場から漏れる煙が見える。
そう、俺は今──。
「……貴方。竜車は初めてなのかしら?」
空飛ぶ竜が曳く車。竜車に乗っている。
馬車の幌をそのまま竜が引いているというファンタジー乗り物だ。
「はい。そうですね。話には聞いていましたが、実物は……凄いモンだ」
「……ふふ」
「失礼……男性にしては珍しいと思いまして。竜車に怯えないのは」
竜車の車内。
広いスペースの対面に座るのは、ピチピチの黒いローブに身を包んだ魔術師の女。
月の光を梳かしたような銀のロングヘア。
王姉妹に負けない美貌。ツンとした吊り目に、小さな顔、全てのパーツが、綺麗だ。
高い身長にグラビアアイドル顔負けのナイスバディ。身体のラインが丸わかりの黒いローブ。
「かの、王姉妹が……側に置くだけはあるという事ね。……あの男嫌いの姉妹が男の従者を傍に置くなんて」
鉄や氷を思わせる無機質な無表情。
俺を見つめる目は、まるで資産家や
原作灰クソ知識──彼女を見るのはこの世界が初見だった。
いや、正確に言うと"人間"であった彼女を見るのは初めてだ。
なぜなら、ゲーム開始時点で既に、彼女は故人だったからだ。
王姉妹のような、バッドエンドになる可能性が高いメインヒロイン、というレベルじゃない。
彼女は、いうなれば……バッドエンド確定キャラだ。
「……でも、残念ね。王姉妹のようにはいかないわ。残念だけど、貴方の色仕掛けは私には通用しない。何故なら」
きりっとした美人──。
月見台の魔術学院、学長がそれはもうキリっとした顔で──。
「私はセックスに興味がないから」
「あ、はい……」
「だから、貴方の色仕掛け、篭絡、その他全ての男を使った誘惑は何も通用しません。そのつもりでいてくださいね」
つんムチィ……。
妙な擬音が、目の前の女から響いた気さえした。
その擬音が身体から出るんならアウトだろ。
「だが、どうしてもどうしてもと言うならかの王姉妹をあれだけ魅了せしめた貴公の手管……披露したいと言うなら年長者であり研究者として別に披露してもやぶさかではないのだわ。でも勘違いしないでね。これは別に私が~~~~」
ブツブツすごい勢いで話つつ、チラチラこちらを見つめてくるアラサー美人。
聞こえてないフリで窓の外を見つめる。
あの大魔族アステーラから護った王都セントラルはもう、ミニチュアのような小ささに。
そう、俺は今、王都セントラルを離れ新たな土地に向かおうとしていた。
家出とか放逐ではない。
これも全ては平穏のため……この死にゲー世界を攻略する為に必要な事だ。
……今回は、王都の時みたいな訳分からんイベントが起きませんように。
俺は窓の外を眺め、ふと、これまでの事を思い出す。
あわただしい1週間。
そう、そもそもの発端は王宮……。
竜車の暴走に巻き込まれて、王姉妹を庇って……左腕を無くした1週間前に遡る。
やけにジメジメするようになった王姉妹と、このふしだらなアラサー魔女っ子の邂逅の瞬間から始まったのだ。
◇◇◇◇
こんにちは、リヒト・テトグマンです。
突然ですが、部屋の空気が最悪です。
美人のキレ顔、怖いです。
「下郎、もう一度囀ってみよ。余の従者の玉体を傷つけた貴様らがなんと?」
「繰り返す。アネスタシア殿。輝く瞳の王女よ。我々、月見台の魔術学院は、彼の身柄を要求する」
毅然としすぎた言葉を交わすのは、アナスタシアと紫髪の魔女衣装の美人。
ここは貞操逆転死にゲー世界。
女が戦い、男が護られる世界。
戦力も権力も、女にしか与えられないこの世界。
男は時に、こうして取り合いの資源になることも多いのだろう。
「身柄を、要求、身柄を、要求? 身柄を、要求?」
いかん、アネスタシアが本気で頭に来ている顔をしている。
アネスタシアは原作でも苛烈なキャラだった。特に争いごとになるともうめちゃくちゃノリノリになってしまう。
もう妹のミアしかいない。
彼女は比較的穏やかで温厚……姉の事以外では非常に冷静な女性のはず。
頼む、どうかこの場を穏やかに取りなしてくれ。
「──ハァ?」
びっくりした。
見ればミアもアネに負けず劣らず鋭い眼で魔術師を睨む。
「急に現れて、何を言うかと思えばリヒトさんの身柄を要求? 貴女達が出来るのは謝罪だけのはず。ボク達の従者の腕……を、腕を失わせておいて、何をぬけぬけと………………ミリタルナを舐めているのか?」
おい、ミアの口調まで変わってもうてんじゃん。
普段丁寧口調なミアの荒っぽいセリフ、灰クソファンとしては非常に美味しいのだが、今はそんな事に感動している場合じゃねえ。
灰クソ原作知識──月見台の魔術学院。
この世界の魔術師ってのは、その存在自体が一つの勢力となっている。
魔術師の総本山、それが月見台の魔術学院。
学院の門前町として栄えていた水の都はいつしか、魔術都市ルラカナと呼ばれるようになった。
多くの魔術師を擁し、一勢力でありながらその戦力は国家に匹敵する。
ミリタルナ王国とデドマン帝国という併合、征服の歴史を繰り返してきた強国を近隣に構えておきながらずっと中立を保ち続けてきた勢力だ。
だが、魔術都市はゲーム本編開始時には既に──滅びている。
「アネスタシア殿下、ミア第二王女。貴女達王姉妹の名は我々も知る所……話に聞いていた貴女達は話が通じない」
「……よく囀る舌だ。よほどに脂が乗っているのだろうな」
「何を言ってるの何を言ってるのこの人。なんでリヒトさんを怪我させたくせにこんなに偉そうなの我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢、我慢しないと、姉さまが我慢してるんだから、我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢」
アネスタシアの声は冷たく。
ミアに至っては、何度も何度も手を腰に帯びた剣に伸ばしては抑え、伸ばしては抑えを繰り返す。
……一触即発過ぎる。
さっきまでじめじめしていた王姉妹は、今やまるで着火寸前の爆弾みたいだ。
一体、彼女達はどうしてこんなに怒ってるんだろうか。
『え、マスタァ……本気で言ってる?』
なんだよ、ラミィ。なんか含みがある言い方だな。
『う、ううん……気付いていないなら、いい……』
「彼に大きなケガをさせた事は完全にこちらの落ち度です、魔術学院、並びに魔術都市ルラカナとして正式に謝罪をしたいと思っています」
「謝罪……? ハッ、謝罪か、魔術師。ミリタルナでは、最上の謝罪はその命を以て行うと知っているか」
「ミリタルナらしい非効率極まりないやり方……失礼、今のは失言でした、貴女達ミリタルナの血だものね。精神論や
寒気のするようなアネスタシアの殺気に、まるで動じていない魔術師。
「ご自分の立場を理解できていないようですね。どれだけ貴女が上品ぶった話方をされようと……貴女達の非は明確です。竜車をミリタルナの領地内で運行させ、王都に落下させ──ボク達の大切な従者の……腕を……男性の身体に、一生消えない傷をつけたのですから」
ミアの震える声。
俺の為に怒ってくれているのだろう。
まずいな……俺のせいで、王姉妹に余計なストレスを掛けてしまっている。
「ええ、そうです。アネスタシア殿下、それにミア第二王女様の仰る事は全て正しい。まさに此度の事は我々に全ての責任がございます。重ねてお詫びを申し上げる次第……」
魔術師が再び、綺麗なお辞儀を見せる。
「──故に、我々の最大限の謝罪の意として──彼の身柄をルラカナ、月見台の魔術学院へ招きたい。こちらからの提案としては一時的な逗留だが、彼が望めば永住してくれても構わないけども」
「「あ??」」
ぐにゃあァ。
アネスタシアとミアから洩れた魔力が、部屋の空間をゆがめ始めて。
「──彼の腕、我々なら治療する事が可能」
「「──ッ」」
しゅぽんっ。
空気の抜けた風船が如く、アネスタシアとミアの迫力が抜けた。
「現在、彼の左腕は我々の術式によって保全している。今なら治療が間に合う。そう……彼の喪った腕の治療が我々には可能」
「──……すぐに治せ」
アネスタシアが幾分か殺気を落ち着かせながら呟く。
「ええ、もちろん。ただし、その為にはかの者をルラカナへお渡し頂きたく」
「ならん。この者は余達の大切な従者。手放す気はない」
アネスタシアの断固たるセリフ。
おお、今のセリフ、原作灰クソでアネスタシアの好感度がマックスになった時に聴けるセリフじゃん。
数多のファンがこのセリフを聞きたいが為にアネスタシアイベントを進めて、ついぞセリフを聴けずアネスタシアをロストさせた事か。
灰クソは人の心がないゲームなので、好感度が高いキャラであればあるほどシナリオでの死亡確率が増していく。
”手放す気はない”セリフが回収できるほどの好感度進行という事は、ゲームではもはやアネスタシアは死亡フラグが乱立している状況だろうな。
朝食食べた瞬間に死んだり、散歩行っただけで暗殺されたりとか……。
いかん、トラウマが蘇ってきた。忘れよう。
俺が現実逃避している間でも、王姉妹とむちむち魔術師の会話は続いていた。
「この者の治療はミリタルナで行え。余とミアの目が届く場所でなければ認めん」
「残念だが、それは不可能。四肢の接合が可能なほどの高度な回復魔術式は学院にある専用施設でなければ行使できない」
「王姉妹、貴女達に言えるのは只1つ……──彼の身を、彼を尊重したいのなら、我々の要求を呑むよりほかにない、それは貴女達が一番よく分かっているはず」
「「っ」」
あーあ、話し合いが泥沼になってんな。
……さて、権力と顔の良い女達が俺の処遇でもめている姿、ゲームでは結構面白いイベントだったが、現実で起きると胃が痛むどころの話ではない。
考えろ、リヒト・テトグマン。
俺はどう動くのが一番ウマい?
……いや、考えるまでもないな。
これは──望外のチャンスだ。
すっかりシナリオが狂ったこの灰クソ世界。予定にないイベントで大魔族と戦う羽目になったりもしたが……。
なるほど、狂ったシナリオが俺に有利な出来事を運ぶ事もあるんだな。
「アネ様、ミア様……発言の許可を頂いてもいいですか?」
「リヒト、今は──……いや、良い……許す」
「リヒトさん……リヒトさんは、ここに、いたいですよね? 貴方はボクと姉さまの、従者で──」
「ミア、よせ」
「っ、姉さま……すみません、あまりにも、身勝手な発言でした……」
「……すまぬ。リヒト。気にせず、言いたい事を言うといい」
アネは何かを覚悟した顔、ミアは目を見開きこちらにすがるような視線を向けてくる。
そんな目で見ないでくれ。
やりにくい。まあ、やるがね。
「では……──リヒト・テトグマンは、魔術師様からのご提案、喜んで受け入れたく存じます」
この瞬間の、王姉妹の表情は忘れられそうにない。
「あ、あ……」
「そん、な……」
脳が破壊された時の女性ってこんな顔するんだ。
心が痛いです、だが、許してくれ、これも平穏の為だ、
まさか、あの魔術都市に魔術学院が健在とはな。
ここでの立ち回りさえうまく行けば……アネスタシア達を救い、俺の目的であるグランドルート到達に近づく事が出来るかもしれない。
「クレバーな回答を賞賛したい。リヒト・テトグマン。貴方の腕は必ず我々が責任を持って治癒する」
無表情なむちむち魔術師、しかし、どこか得意げな顔。
にしても、魔術師……誰だ?
灰クソ原作にこんな一部の性癖に応えるようなキャラいたか?
「この私、月見台の魔術学院、学長、ノクトラ・カリア・ルラカナの名において」
──灰クソ原作知識。
ノクトラ・カリア・ルラカナ。享年は確か、29歳。
灰クソにおいては、ゲーム中で手に入る書物や手記でのみ名前が確認できる人物だ。
何故なら、彼女は灰クソ開始時点で、既に故人となっている。
魔術都市ルラカナの統治者にして、月見台の魔術学院学長──!
つまり、魔術師達の頂点……!
超大物じゃねえか! どうりで、ミリタルナの王宮に単身で乗り込み、王族と真っ向からやりあえる訳だ。
「それでは、1週間後に改めて迎えに参る。それまでは……ゆっくり静養をしているといい」
ぱちんっ。
ノクトラが黒い手袋に包まれた長い指を鳴らす。
瞬間、彼女の足元に魔術陣が現れ、次の瞬間にはノクトラは消えていた。
短距離の転移術式か。灰クソでも、ルラカナを探索する事でスクロールを入手できたな……。
だが、よし……!
ツイている!
左腕を無くしたのは想定外だが、これは間違いなくツキが回ってきた。
ルラカナがまだ滅んでなく、学長も存命……!
この状態は、人類にとって非常にいい知らせだ。
灰クソの世界が滅びる大きな理由の1つに、シンプルに人類側の戦力が魔族や不死と比べて乏しい事にある。
原作でも、魔術師はルラカナ滅亡と共にほとんどが死に絶え、非常に珍しい存在になっていた。
魔術師、魔術を操り、法則を狂わせ、時には天変地異すら己の意のままに操る魔族一歩手前の超人達。
彼女達を生存させ、アネスタシアに協力させれば、グランドルートの助けになるはず。
それはすなわち、俺の平穏な人生への近道にもなる訳だ。
またアステーラのような理不尽が現れたらそれはそれ、排除すれば事もなし。
と言う事で、今回はルラカナに向かおう。
決してゲーマーの本能が疼いた訳ではない。
ゲームでは廃墟となっていた地域や組織、勢力の全盛期の姿を見に行きたいとか、そういうのではないのだ。
よしそうと決まれば次は──。
「これでいい、これで、いいのだっ、私はリヒトを護れなかった、私のせいで、リヒトは腕を喪った、それを治したい彼の意思は正しい、間違っているのは私私私私私私私、私が、無能だからっ」
「脳が、頭が、脳が、熱い、苦しい、リヒトさんが、いなく、なっちゃう、ボクの無能のせいで……あ、ああ……護るって決めたのにっ、男の人に守られて、なんで、ボクは無傷なんだっ」
原作故人むちむちアラサー魔術師が去ったこの病室の空気をどうにかするか。
最悪の空気じゃんすか。
王姉妹には元気でいて貰わないとな……。
健全じゃないよ、うん。
だが、こう見えて俺は女心に詳しい。
女性のメンタルケアはマジで得意だ。
なので自信もって始めましょうか。
「アネスタシア殿下、ミア様、勝手な申し出をして本当に申し訳ございません」
俺の言葉に、アネスタシアとミアがびくりと反応する。
まるで、怯えた子供のようだ。
らしくないぜ、王姉妹。
アンタ達には原作の如く、気高い王たる者として君臨して貰わないとな。
俺は立ち上がって、茫然としている王姉妹の元に跪く。
「よ、良い! リヒト! 跪く必要はない! ミア!」
「は、はい! り、リヒトさん、どうか、ベッドに戻って──」
ミアが俺に肩を貸してくれる──瞬間──ずきりっ。
無くした筈の左腕に、痛みが走る。
虫歯によく似た、思わず体が竦む痛みと言えばいいか。
「あっ──ご、ごめんなさいっ! ごめんなさい! い、痛みますよね!? ボクは、また男性に、なんて事を……リヒトさん、僕、僕──」
いかん、またミアが暴走し始めた。
彼女を落ち着かせる為に、さっさと言いたい事を言う事にした。
「──ご武運が開けましたな、殿下、ミア様」
「……な、に?」
「リヒト、さん?」
王姉妹が、はっきりと困惑する。
まあ、そりゃそうよな、いきなり意味分からんだろ。
でも、今の混乱している2人相手なら強引に話を進めてもバチは当たらんでしょう。
「魔術都市に月見台の魔術学院と言えば、これまでミリタルナ王国、デドマン帝国に挟まれた位置にありながらその両者からの侵略、併合、全てを防ぎ切った強大な勢力です。──彼女達を保有した国家はいまだかつて存在しない」
「そして、魔術師達は、排斥かつ神秘かつ秘匿主義──”魔術師に非ずんば人に非ず、ルラカナに非ずんば魔術師に非ず”。人格破綻者、これまでミリタルナ王家、そしてデドマンの皇帝一族、時の権力者において、ルラカナとのチャンネルを得た者はいない。──今日までは」
「り、リヒト、そなた、何を、言って──」
「これは、借りになります──殿下、そう、借りです、殿下。貴女は今、ミリタルナ王家始まって以来──ルラカナの魔術都市への交渉カードを持つ唯一の王なのです」
俺の言葉に、アネスタシアの目に覇気が戻る。
王たる器を持つ者の目──俺の言いたい事が既に理解できたのだろう。
「リヒト、まさか、そなた……」
「はい、アネ様。我が身の治療を利用して──ルラカナ、ひいては月見台の魔術学院に近づき、彼女達を引き入れましょう」
「リヒト、さん、何を、言って……」
「アネスタシア殿下、貴女には王となって頂きたいのです。この世界に安寧をもたらす強き王に」
アネもミアも、さっきまでとは違う深刻な顔で俺を見つめてくる。
なんていうか、こう、原油高について語るチューリップを目の当たりにした時のような顔だ。
まあ、そうだよな。
この世界の男がいきなり政に関わる事を宣いだしたらそらそうよ。
「その為には強く、聡い戦力が必要。我が身を利用されよ。貴女の治世に──貴女の天下に、魔術師達は役に立ちます故」
俺の言葉に、王姉妹は目を見開き、固まっていた。
今回の死にゲー攻略は──魔術都市への侵入と懐柔。
全ては、俺の平穏の為に。
いつも御覧頂きありがとうございます。
感想非常に励みになります。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
また来週辺り、本作についてお知らせがあるのでもし良ければまた御覧頂ければ幸いです。