デジモンクラッシャーズ!?   作:ヤトラ

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特殊なアイテムを使ってデジモンを進化させるって主人公っぽいよね?


ゴミ捨て場の兄弟進化

 

「こっちの女性は任せて! いくよゴツモン!」

 

「応でゴンス!」

 

■EVOLUTION_■

 

ゴツモン進化!

ゴーレモン!

 

「ようわからへんが、こんなデカパイ姉ちゃん二人も放っておけるか! やるでレナモン!」

 

「任せろタクヤ。だが後でシバく」

 

「なんでや!?」

 

■EVOLUTION_■

 

レナモン進化!

ヨウコモン!

 

 シズカちゃんとゴーレモンが痴女アバターを庇い、二人の友人であろうチャイナ服を着た糸目の少年とヨウコモン*1が紅い炎を放ってスナイモンに襲い掛かる。私はススムくんのデビドラモンの腕に必死にしがみ付いてる……こんなゴツいロボ腕で掴まってもギリギリなぐらい風圧が凄いの!

 けど私と言うお荷物+ターゲットがデビドラモンに助けられたことで、スナイモン3匹の内1匹がヨウコモンの焔で焼かれてデリート・パラサイモン2匹はコマンドラモンコンビとヌメモンらでタコ殴り・ピストモンはガーベモンとエテモンに狙われるようになった。形成が一気に逆転したね!

 

「分が悪い……脱出する! 後は任せるぞパラサイモン!」

 

「あ、こら待ちなさいよん!」

 

「逃がすもんかよぉ!」

 

 エテモンの掌打の衝撃を逆に利用して吹っ飛んでから着地し疾走。ガーベモンがスクラップを固めた弾丸をバズーカで撃ちまくるも悉く避けられ……空間に亀裂?みたいなのを生じてそこに逃げ込んだ。

 ワープゲート*2持っているんだ、あのピスト……しかもこれだけのデジモンを一気に連れてきたってことは相当腕の立つ技術者が背後にいるって事じゃぁ……。

 

「デビドラモン、後ろ!」

 

「しっかり掴まってろ姉ちゃん!」

 

「どひぇぇぇっ!?」

 

 いきなりデビドラモンが急降下した、風が痛い! 何事かと思って何とか目を開くと……スナイモンの背中にパラサイモンがくっついてた。寄生してスナイモンをパワーアップさせたんだ!

 パラサイモンに寄生されたスナイモンは完全体レベルに達しているみたいで、デビドラモンとのドッグファイトに難なく追いついてきているし、地上では親分ズと子供達の成熟期デジモンの計4体が束になっても抑えられない。寧ろこのままじゃ住民デジモン達に被害が出そう!

 

―と、兎に角パートナーのレアモンだけでも進化を……ってバッジが光ってるっ!?

 

■デジヴァイス検出……接続が完了しました_■

■テイマー検定ランク確認……ランクA_条件がクリアされました_■

■VA権限102に基づきプロテクト解除_アップデートを実行します_■

 

 私のデジヴァイスまで光ってる、ていうか何かインストールされてる!? なに、何が起こってるの!? あと風が痛い!

 

「間に合わなかったーっ!」

 

「「お姉さ~ん!」」

 

「ゴキモンブラザーズ!?」

 

 なんでリリモンと一緒に空を……あ、発光中のデジヴァイスをブラザーズに向けちゃった。

 

■MATRIX_EVOLUTION_■

 

ゴキモン(兄)超進化!

クライモン!

 

ゴキモン(弟)超進化!

オオクワモン!

 

「「「「「えぇぇぇ進化したぁぁぁっ!?」」」」」

 

 私どころかクライモン*3とオオクワモン*4ですら驚いたわ! 散々ゴキモンブラザーズの事を鍛えてきたけど、一向に進化しなかったのに何故!?リリモンはなんか知っているみたいで「あーあ」と顔を手で覆ってる。原因はこのバッジなのは確定したわけだし……。

 

「お前達やーっておしまい!」

 

「「あ、アラホラサッサー!」」

 

 もう訳がわからないから勢いとノリでいこう! 念願の完全体に進化できたんだ、やっちゃえクライモンにオオクワモン!

 

 クライモンは羽を閉じて落下、オオクワモンはデビドラモンを追うスナイモンの行く手を塞ぐべく空中で止まる。パラサイモンにより本能を刺激されたスナイモンはウィルスハンターとして、デビドラモン同様ウィルス種であるオオクワモンを斬り裂こうと勢いそのままに振り下すも、ガシっと腕を掴まれ阻止された……どころか。

 

ーミシミシ……ッ!

 

 うわ、オオクワモンのパワーでスナイモンの腕が拉げた。パラサイモンの効果で筋力も増量しているからギリギリ保っているけど、スナイモンの悲痛の叫びが聞いてて痛々しい。二匹が空中で取っ組み合うも、隣接距離なので……。

 

「えっとこうか、シザーアームズΩ!」

 

 初めての進化、それも本来進化できない個体だから何もかもが初めてだろうけど、角からのエネルギー砲を得意とするアトラーカブテリモンとは違い、オオクワモンの技はシンプルイズベスト。その巨大な顎でパラサイモンごとスナイモンを捉え、圧倒的なパワーで一気に拉げてデリート。

 

「やったわねオオクワモン!」

 

 初めての進化なのに上出来! オオクワモンは照れながらも嬉しそうだ。パワフルなデジモンに進化できるようになりたいって頑張ってきたもんね。

 

「どりゃぁぁぁっ!」

 

 下を見ると、元ゴキモン(兄)現クライモンが、腰から生える鎌付き副碗を振り回してた。ゴキモンと似ているとはいえバランスが歪んでいることもあってスナイモン(パラサイモン付き)に中々当たらない。それでも素早い動きでスナイモンの攻撃を避けつつ注意を引きつけているので、ガーベモンを始めとしたデジモン達の支援も加わっている……ゴーレモンは痴女アバターを守る、というか取り押さえてくれてるね。

 

「あたしがやる、援護お願い!」

 

「了解ですリリモンのお嬢さん! クラックハーケン!」

 

 手に持っているハーケンを投げるも避けられ、スナイモンが突進してくる……と同時にパラサイモンがクライモンに飛び掛かってきた。クライモンに寄生するつもりなんだろう、にわか仕込みの完全体相手なら確かに正解かもしれないが。

 

「飛んで火に入るパラサイモン……ダイナミックサイファー!」

 

 咄嗟にツルハシの腕を振り回し、パラサイモンを斬り裂く! ゴキモン(兄)はスピードのある完全体に進化するのを夢みてスピード特化トレーニングを重ねたんだ、単純な飛び掛かりぐらい即座に対応できるわい! 寄生主が居なくなって弱体したスナイモンはリリモンの「フラウカノン」で吹き飛ばしデリート。

 

 脅威が居なくなったのもそうだけど、特訓を続けても中々進化しなかたゴキモンブラザーズが進化したことに驚愕&歓喜したみたいで拍手喝采! 照れながらも応じるオオクワモンとクライモンを見てると……うう……諦めなければ夢は叶うんだねぇ……!

 

 

 

 

 

 

 

ポイズンミュークス(対人用微毒タイプ)

 

ーべちょっ

 

 あ……帰ってきたブラックキングヌメモンの唾液が、逃げ出そうとした痴女アバターにベットリと。あれ対アバター用の精神的ダメージ特大タイプだから当分は凹むぞ~。私を襲った理由やバッジの事、心配しつつ鼻を抓んだまま近づかないリリモンとの関係を話してもらわないと。

 

 

 ところで粘液にまみれた美女ってエロいよね……おおススムよ、鼻血が出るとは情けない。

 

 

「うひょー! 唾液まみれで落ち込む金髪デカパイ姉ちゃんエッロー! スクショスクショ……」

 

「「歯ぁ食いしばれタクヤぁ!」」

 

「あべしーっ!?」

 

 あのタクヤっていう糸目の少年、黒髪美少女とレナモンに殴られとる……あ、ご褒美なんですかそうですか……。

*1
成熟期/データ種の妖獣型デジモン。キュウビモンの色違いだが此方は破滅と崩壊を齎すとされる他、進化先であるドウモンは呪術や暗殺が得意など矢鱈と物騒だったりする。

*2
人間が使うネットワークを利用した、近場のデジタルワールド同士を行き来する空間移動手段の一つ。高度な技術を要する他、長距離だと繋がらなかったり通信障害に弱かったりと制約も多い。

*3
完全体/ウィルス種の昆虫型デジモン。ボルタリングのデータから生まれた、ロッククライマーとゴキモンが混ざったようなデジモン。本来はエキサモンの進化先でゴキモンからは進化しない。

*4
完全体/ウィルス種の昆虫型デジモン。クワガーモンの正統進化先で、パワーと防御力、鋭い触覚による高い命中率が自慢。勿論ゴキモンからは進化しない




次回、謎の金髪碧眼Hカップのボディースーツ美女くノ一の正体が明らかに(棒読み

唐突に出た糸目の少年テイマーは木崎拓也(キザキタクヤ)といいます、次回で三人の少年少女テイマーの特訓パートを開始したいです。
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