料理上手なトレーナーさん   作:暁海斗

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ご褒美は大人様ランチ

 

 

 

 

 

 

 

ライスが新しい蹄鉄を着けて、トレーニングを行って感覚に慣れた頃・・・

 

 

 

アグネスタキオン

「ようやく怪我から復活だね~」

 

博之

「予定より少し早かったな」

 

タキオンのトレーナー

「テンポイントさん達のお陰で、タキオンのリハビリも順調に進んで早めに回復しました」

 

博之

「本人の気持ちも大事だからな」

 

「早く治したいと思えば、少しだけ早く治るってもんだ」

 

ライスシャワー

「タキオンさん、もうトレーニングを再開するの?」

 

アグネスタキオン

「今日から、少しずつ調整しながらの控えめなトレーニングを行う予定さ」

 

タキオンのトレーナー

「ライスさんのトレーニングに併走していく感じで感覚を取り戻していく予定です」

 

博之

「ライスは、蹄鉄を交換したので走る感覚を調整している感じなのでタキオンも一緒に併走しても問題無いですよ」

 

ライスシャワー

「タキオンさん、一緒にトレーニング出来るね♪」

 

アグネスタキオン

「ライス君の笑顔が心に染みるよ・・・」

 

博之

「それは同感だな」

 

「さて、今日は2400mを軽く走って休憩して、4回くらい繰り返して終わりにしよう」

 

アグネスタキオン

「復帰後のトレーニングには丁度良いね~」

 

タキオンのトレーナー

「無理せずに自分のペースで走ってね」

 

 

それから、タキオンと一緒に併走トレーニングをしていると・・・

 

 

ぐ~(お腹が鳴る音)・・・

 

 

ライスシャワー

「あぅ・・・」

 

博之

「もうすぐお昼の時間か・・・」

 

アグネスタキオン

「トレーナー君、私もお腹が空いてしまったよ」

 

タキオンのトレーナー

「そうだね・・・お昼ご飯を食べてからトレーニングを再開しようか」

 

博之

「なら、今日は久しぶりに学食に行こう」

 

「ライスのリクエストに応えるぞ~」

 

ライスシャワー

「・・・なら、お子様ランチみたいに色んなお料理が食べられるのが良いかな」

 

博之

「お子様ランチみたいな料理か・・・少し時間をくれ」

 

アグネスタキオン

「私達も食べられるのかい?」

 

タキオンのトレーナー

「無理は言いませんので」

 

博之

「2人分増えても問題無いさ」

 

「ライスがお腹一杯食べられる量を作るから、3人分の量は誤差だ」

 

ライスシャワー

「・・・お兄さま、ライス少し食べる量を控えた方が良いのかな」

 

博之

「ライスは、沢山食べても体重が変化してないから食べる量は問題無いよ。ちゃんと食べた分をトレーニングで消費してるからな」

 

「むしろ、もう少し食べる量を増やしても良いと思うがな」

 

アグネスタキオン

「ちゃんと栄養バランスを考えられてるご飯を食べているから問題無い筈だよ」

 

「スイーツを食べ過ぎたりすれば問題だとは思うけどね・・・」

 

タキオンのトレーナー

「メジロマックイーンさんが典型的な駄目な例ですね・・・」

 

博之

「メジロマックイーンは知らんが・・・ライスが食べてる食事は栄養バランスを考えて有るから安心してお腹いっぱい食べなさい」

 

「多少食べ過ぎても、俺が責任を持ってトレーニングメニューを考えるからな」

 

ライスシャワー

「なら、お腹いっぱい食べるね♪」

 

博之

「俺は、食堂で準備してくるから」

 

「ライスとタキオンは、クールダウンをしてから着替えたりしてきな」

 

アグネスタキオン

「では、お言葉に甘えさせてもらうよ」

 

ライスシャワー

「タキオンさん、ストレッチしよう」

 

タキオンのトレーナー

「クールダウンは、私が見ていますよ」

 

博之

「それじゃあ、よろしくお願いしますね」

 

 

博之は、学食のキッチン設備の一部を貸してもらい・・・大人様ランチを作り始める・・・

 

 

 

学食のおばちゃん

「いつも手際良く作っていくねぇ」

 

博之

「ライスが沢山食べるんで、効率よく作ってかないと時間が足りませんからね」

 

「料理を掛け持ちして作るやり方を親父に色々と叩き込まれましたから・・・」

 

学食のおばちゃん

「確かに、敏文さんは凄い量の料理を作るからねぇ」

 

博之

「規格外ですよ・・・親父は」

 

 

殻を剥いた大きめのエビに隠し包丁を入れて、揚げた時に丸まらない様に下処理をして、料理酒と塩で揉んで少し置いておく・・・

 

 

合いびきの挽肉に塩コショウを振って、少し粘り気が出る迄お肉をコネていく・・・

 

 

事前にレンジで温めたタマネギと玉子と牛乳に浸したパン粉を入れて全体に行き渡るように混ぜる・・・

 

 

お肉を俵型に成型する時に小さい氷を中に入れて包んでから、弱火で熱しておいたフライパンで表面を焼いて肉汁が出ない様に閉じ込めてからフライパンごとオーブンに入れて焼いていく・・・

 

 

ハンバーグが焼ける前に、下処理しておいたエビを水で洗ってからキッチンペーパーで余分な水分を拭き取って、小麦粉・玉子・生パン粉をしっかり付けて油で揚げていく・・・

 

 

博之

「良し、エビフライとハンバーグは完成っと」

 

「次は、ポテトサラダとタルタルソースを作って・・・チキンライスも作って行かないと」

 

学食のおばちゃん

「ジャガイモとゆで卵は、既に茹で終わったのが有るから好きに使いな」

 

博之

「あざっす!!」

 

 

茹でたジャガイモをマッシャーで粗目に潰して、刻んだゆで卵・塩コショウ・レモン汁・マヨネーズ・炒めたベーコン・刻んで塩揉みしたキュウリを入れてよく混ぜ合わせて味を馴染ませておく・・・

 

 

 

ゆで卵を粗みじん切りにして、細かく刻んだピクルス・マヨネーズ・レモン汁・ブラックペッパーを混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やしておく・・・

 

 

 

大きいフライパンに米油を熱して、細かく切った鶏肉・みじん切りの玉ねぎ・グリーンピース・マッシュルームを入れて炒めていく・・・

 

 

 

鶏肉に火が通ったら、ケチャップを入れて炒めて酸味を飛ばす・・・次に、バターを足してご飯を入れて炒めてる・・・

 

 

 

ケチャップライスが完成したら、別のフライパンで卵を半熟になるまで熱して、ケチャップライスを包んでオムライスを量産出来る様に用意をしておく・・・

 

 

 

ライスシャワー

「お兄さま、着替えて来たよ~」

 

アグネスタキオン

「お腹が空いてしまったね~」

 

タキオンのトレーナー

「凄く良い香りが・・・」

 

博之

「丁度良いタイミングで・・・トレーニングを頑張ったご褒美に今日は、大人様ランチで御座います」

 

ライスシャワー

「大人様ランチ?」

 

アグネスタキオン

「全体的にゴージャスにランクアップしているようだね」

 

タキオンのトレーナー

「こんな大きなエビフライを初めて見たよ・・・」

 

博之

「冷める前に召し上がれ!!」

 

ライスシャワー

「いただきます♪」

 

アグネスタキオン

「頂くよ」

 

タキオンのトレーナー

「いただきますね」

 

 

ライス達が大人様ランチを一口食べると・・・

 

 

ライスシャワー

「ん~!!!!ハンバーグから肉汁が溢れて来るよ♪」

 

アグネスタキオン

「このポテトサラダもコショウがピリッと効いていて美味しいね~♪」

 

タキオンのトレーナー

「タルタルソースとエビフライの相性が最高過ぎる!!」

 

博之

「今日は、最高傑作と言っても良いだろう」

 

「俺も少し食べようっと」

 

 

4人で大人様ランチを食べていると・・・学食の外が騒がしい・・・

 

 

博之

「・・・何だか騒がしいな」

 

学食のおばちゃん

「入り口の前に貸し切りって看板を立て掛けてある筈だけどねぇ」

 

タキオンのトレーナー

「学食は営業が終わってる時間だけど」

 

ライスシャワー

「・・・営業が終わった学食から良い匂いがするから誰か来たみたいだよ?」

 

アグネスタキオン

「こんなに良い香りがすれば不思議と集まってきてしまうかもしれないね~」

 

博之

「まぁ、俺からすれば関係ない事だ」

 

タキオンのトレーナー

「ゆっくりと食事を続けましょう」

 

学食のおばちゃん

「慌てる事は無いさ。ゆっくり食べて行きな」

 

 

ライス達は、のんびりと食事を続けた・・・

 

 

 

学食の外では・・・・

 

 

スペシャルウィーク

「凄く良い匂いがします!!」

 

シュヴァルグラン

「何だろう・・・凄く美味しそうな料理の匂いがする・・・」

 

ヒシアケボノ

「学食に貸し切りの立て札が有る・・・誰かがパーティーをしてるのかな?」

 

トウカイテイオー

「スぺちゃん!!もうトレーニングの時間だよ!!」

 

ウオッカ

「この前、食べ過ぎて体重が増えてダイエットしなきゃって騒いでたじゃねえか」

 

ダイワスカーレット

「スぺ先輩、トレーニングに行きましょうね!」

 

スペシャルウィーク

「あ~!!!!美味しそうなご飯が~!!」

 

ヴィブロス

「シュヴァち、学食のおばちゃんに今日の事を聞いてみようよ♪」

 

ヴィルシーナ

「何か事情が有るんだろうし・・・邪魔してはいけないわね」

 

シュヴァルグラン

「うん・・・」

 

ハルウララ

「アケボノちゃん、何してるの?」

 

ヒシアケボノ

「何だか、学食から良い匂いがするんだ~」

 

ハルウララ

「本当だね~」

 

「あ、ライスちゃんが居るのが見えるよ!!」

 

「明日、ライスちゃんに聞いてみようよ!」

 

ヒシアケボノ

「そうしましょう♪」

 

 

 

暫くすると、学食の前に集まってたウマ娘達は解散した・・・

 

 

 

次の日・・・

 

 

ハルウララ

「ライスちゃん、昨日は学食でご飯食べてたの?」

 

ライスシャワー

「ウララちゃん、見てたの?」

 

ヒシアケボノ

「何だか凄い美味しそうな香りがしてたよ♪」

 

ライスシャワー

「お兄さまがお昼ご飯を作ってくれたんだ♪」

 

ハルウララ

「ねぇねぇ!!写真とか有るの♪」

 

ヒシアケボノ

「私も見てみたいな~♪」

 

ライスシャワー

「うん・・・ウマホで写真は撮ってあるから」

 

 

ライスは、写真を見せてあげると・・・

 

 

ハルウララ

「凄~い!!豪華なお子様ランチだ!!」

 

ヒシアケボノ

「ボ~ノ♪ボ~ノだね♪」

 

ライスシャワー

「凄く美味しかったんだ~♪」

 

ハルウララ

「良いな~」

 

ヒシアケボノ

「羨ましいね~」

 

ライスシャワー

「お兄さまが作ってくれるお料理はライスとタキオンさんとトレーナーさんだけ食べられるんだよ♪」

 

ハルウララ

「良いな~!!」

 

ヒシアケボノ

「私もトレーナーさんを見つけないと!!」

 

博之

「お、ライスが居た」

 

「今日は、俺が少し忙しいからお昼ご飯は爆弾おにぎりを作ってきたから渡しておくよ」

 

ライスシャワー

「ありがとう、お兄さま♪」

 

博之

「君達は、ハルウララとヒシアケボノだな」

 

ハルウララ

「ウララ~♪ハルウララだよ!」

 

ヒシアケボノ

「ヒシアケボノだよ♪」

 

博之

「ライスの専属トレーナーをしてる南博之だ。よろしく」

 

「お近づきの印に手作りおにぎりをプレゼントだ」

 

ハルウララ

「良いの♪」

 

ヒシアケボノ

「大きいおにぎりだ~♪」

 

博之

「中身は、何種類か具が入ってるから楽しみにしておいてくれ」

 

ライスシャワー

「お昼に食べるね♪」

 

ハルウララ

「3人で食べようね♪」

 

ヒシアケボノ

「楽しみだね~!」

 

博之

「それじゃあな~」

 

 

その後、博之はトレーナー室でレースに関する執務を片づけていた・・・

 

 

ライス達に渡した爆弾おにぎりは凄く美味しかったようだ・・・

 

 

 

 

 

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