料理上手なトレーナーさん   作:暁海斗

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スカウトレース

 

 

 

 

 

 

 

無事に担当ウマ娘を持っても良いと許可が出たので、毎週行われているスカウトレースを見に来ている・・・

 

 

 

博之

「流石は中央トレセン学園だな・・・色んなウマ娘が居るな」

 

セントライト

「みんな、日本全国から厳しい試験を受けて入学しているから、ポテンシャルは有ると思うわ」

 

博之

「何でセントライトが居るのよ・・・病院勤務じゃないのかよ」

 

セントライト

「今日は、学園の健康診断で来てるから問題無いのよ」

 

博之

「さいですか」

 

セントライト

「それにしても、ヒロ君が本当にトレーナーになるなんてね」

 

博之

「勉強を頑張ったからな・・・田中トレーナーの元で色々学んだから約一人前のトレーナーだな」

 

セントライト

「これから実績を積み重ねていけば良いのよ」

 

 

 

無名トレーナーと三冠ウマ娘のセントライトが親しげに話しているのを見て、スカウトレースを走る準備をしているウマ娘達は少しザワザワする・・・

 

 

 

ウマ娘達

「ねぇ、セントライトさんと凄く親しげに話してるけど・・・凄いトレーナーさんなのかな」

 

「でも、凄く若い人だよ」

 

「もしかしたら、私達のレースを見てスカウトしに来てるのかも」

 

「マジで!?」

 

「ちょっと気合い入れないと」

 

 

 

 

博之

「何だか、騒がしいな」

 

セントライト

「ふふっ♪」

 

「まだ無名のトレーナーと三冠ウマ娘が親しげに話していれば騒がしくなるんじゃない?」

 

博之

「そんなもんかね」

 

セントライト

「そう言う物なのよ~」

 

「私とフランクに話せるのは、ヒロ君とご家族だけだもの」

 

博之

「なら、もう少し丁寧な話し方に変えるか」

 

セントライト

「それは駄目」

 

「私と対等な関係が築ける出来る人って少ないんだから・・・私の癒しを奪わないで」

 

博之

「癒しって・・・」

 

セントライト

「ヒロ君、そろそろレースが始まるみたいよ」

 

 

ゲートの方を向くと、準備が済んだウマ娘がゲートが開いた瞬間、一気に走り出した・・・

 

 

博之

「スタートは、若干バラつきが有るか・・・」

 

「まぁ、トレーニング次第で改善は出来るか」

 

セントライト

「最初は、みんな本格的なレースは未経験だから仕方ないわ」

 

博之

「三冠ウマ娘のセントライトが注目しているウマ娘は居るか?」

 

セントライト

「残念だけど、今の所は輝く原石は居ないわね」

 

「でも、レースを重ねていく内に才能が開花するウマ娘もいるから一概に言えないわね」

 

博之

「最初から頭角を現しているウマ娘をスカウトしても面白くない」

 

「俺は、ウマ娘と二人三脚で成長していこうと思ってるんよ」

 

セントライト

「多くのトレーナーは、実績を優先するけど・・・ヒロ君みたいに足並みを揃えるトレーナーは珍しいのよ」

 

博之

「なら、俺が先駆者になってやる」

 

セントライト

「応援してるわよ」

 

 

それから、暫くスカウトレースを見ていたが・・・スカウトしたいと思うウマ娘は現れなかった・・・

 

 

半年くらいスカウトレースを見てきて、初めてスカウトしたいと思うウマ娘を見つけた・・・

 

 

博之

「7番・・・ライスシャワー」

 

「この子は、何だか凄いウマ娘になりそうな気がする」

 

 

スカウトレースが始まると・・・ライスシャワーは、5着までには入らなかったが・・・俺は、この子をスカウトする事にした・・・

 

 

ライスシャワー

「ライス、ダメダメだったな・・・」

 

博之

「ちょっと良いかな?」

 

ライスシャワー

「ライスの事?」

 

博之

「そうだよ。良かったら、君をスカウトさせて貰えないかと思ってさ」

 

ライスシャワー

「ライスをスカウト・・・でも、ライス上手く走れなかったよ?」

 

博之

「最初から上手に走れたら苦労しないさ」

 

「俺は、新米トレーナーだけど・・・君をサポートしたいと思ったんだ」

 

「勿論、君の意思を尊重するから断ってくれても構わない」

 

ライスシャワー

「ライス、駄目な子だけど良いのかな」

 

博之

「最初から駄目な子なんて分からないだろ?」

 

「一応、セントライトの担当トレーナーから色々教わったから君の事をサポートできると思う」

 

ライスシャワー

「セントライトさんの担当トレーナーさん!?」

 

博之

「俺の師匠に当たる人だ」

 

ライスシャワー

「ライス、変われるかな?」

 

博之

「出来る限りのサポートはさせて貰うよ」

 

「でも、実績の無いトレーナーだから期待薄くらいの気持ちでいてくれると嬉しい」

 

ライスシャワー

「ライス、お兄さまと一緒に頑張ってみたい!」

 

博之

「お兄さま?」

 

ライスシャワー

「駄目かな・・・」

 

博之

「お兄さまで良いよ」

 

「何だこの子・・・めっちゃ保護欲を刺激されるな」

 

「咲良が居たら、凄く甘やかしそうな気がする」

 

ライスシャワー

「??」

 

博之

「とりあえず、スカウトはOKで良いかな?」

 

ライスシャワー

「お願いします」

 

博之

「それじゃあ、必要な書類を何枚か書いてもらうけど良いかな?」

 

ライスシャワー

「大丈夫だよ」

 

博之

「なら、書類を渡すから書けたらトレーナー室まで来てくれるかな」

 

ライスシャワー

「うん、トレーナー室まで持って行くね」

 

博之

「そういえば、自己紹介をしてなかったわ」

 

「今年から本格的にトレーナーとして活動を始めた南博之です」

 

ライスシャワー

「えっと・・・ライスシャワーです」

 

 

こうして、初めてのスカウトはライスシャワーをスカウトしました・・・

 

 

駿川たづな

「トレーナーとウマ娘の契約書類を受理しました」

 

「南トレーナーさんには、専用のトレーナー室が貸与されるので自由に使ってくださいね」

 

博之

「ありがとうございます」

 

 

こうして、俺とライスシャワーのコンビでの活動が始まった・・・

 

 

 

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