料理上手なトレーナーさん   作:暁海斗

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ライバル

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数か月が経ち・・・皐月賞のトライアルレースを済ませて、無事に優先出走権を勝ち取る事が出来た・・・

 

 

 

博之

「無事に優先出走権を勝ち取った後は・・・ライバル達の研究をしてみよう」

 

「俺が一番危険視してるのはミホノブルボンだな」

 

ライスシャワー

「ブルボンさん?」

 

アグネスタキオン

「坂路の申し子と言われているウマ娘だね」

 

テイエムオペラオー

「かなり厳しいトレーニングを行っていると噂を聞くね」

 

マンハッタンカフェ

「・・・圧倒的な逃げを得意とするようです・・・」

 

タキオンのトレーナー

「既にレコードタイムを出す活躍をしているようですよ」

 

和田トレーナー

「厳しいトレーニングを悠々とこなすのでサイボーグと呼ばれてますね」

 

カフェのトレーナー

「そんな過密なトレーニングしても後々ツケが回って来そうで怖いですね~」

 

博之

「・・・この中で逃げのレースが出来る奴は居るか?」

 

アグネスタキオン

「私は、先行と差しだね」

 

テイエムオペラオー

「ボクも同じだね」

 

マンハッタンカフェ

「・・・私は、追込なので」

 

ライスシャワー

「ライスも先行と差しだから・・・」

 

博之

「・・・タキオンとオペラオーの脚質が被ってるからな・・・」

 

「何とかして脚質が逃げのウマ娘の協力を取り付けられないかな」

 

 

博之は、数分間考えこむ・・・

 

 

ライスシャワー

「お兄さま?」

 

博之

「・・・居たわ。最強の逃げウマ娘が」

 

アグネスタキオン

「一体、誰の事なのかね?」

 

テイエムオペラオー

「最強の逃げウマ娘・・・誰だろうね」

 

マンハッタンカフェ

「・・・サイレンススズカさんでしょうか」

 

タキオンのトレーナー

「何人も逃げのウマ娘が居ますからね」

 

和田トレーナー

「最強の逃げウマ娘・・・」

 

カフェのトレーナー

「見てのお楽しみだね~」

 

博之

「事情を説明してくるから待っててくれ」

 

 

30分後・・・

 

 

マルゼンスキー

「博之ちゃんから相談を受けて颯爽登場!!マルゼンスキーよ♪」

 

博之

「昔、サーキットで知り合ったマルゼンスキーだ」

 

「2週間だけライスのトレーニングに付き合ってくれることになった」

 

「皐月賞迄は約3週間も期間が有る・・・それまでにマルゼンスキーの圧倒的な走りをインプットしてミホノブルボンを打ち負かす」

 

アグネスタキオン

「まさか・・・マルゼンスキーさんを連れて来るとはね・・・」

 

テイエムオペラオー

「短距離とマイルで無敗の成績で勝ち続けたウマ娘だね・・・」

 

マンハッタンカフェ

「・・・レジェンドウマ娘ですね」

 

タキオンのトレーナー

「・・・一体、どんな交友関係を持ってるんですか」

 

和田トレーナー

「規格外の人脈ですよ」

 

カフェのトレーナー

「その内、とんでもないレベルの凄いウマ娘を連れて来そうで怖いですね」

 

ライスシャワー

「ライスシャワーです!!」

 

マルゼンスキー

「ライスちゃんの事は博之ちゃんから掻い摘んで説明して貰ったわ♪」

 

「それじゃあ、明日からマンツーマンでトレーニングしましょう♪」

 

「レッツらゴ~よ♪」

 

ライスシャワー

「ご、ゴ~」

 

博之

「2週間だけマルゼンスキーと2人だけのトレーニングになるからタキオン達の出番は無いけど、ライスの走りを見ながら気になった事を色々と指摘してくれ」

 

「俺も意見は出すけど、実際にレースをしてるウマ娘視点の意見が欲しい」

 

アグネスタキオン

「それくらいお安い御用さ」

 

テイエムオペラオー

「ボク達も色々と学ばせてもらうよ!」

 

マンハッタンカフェ

「・・・こんな凄い機会は中々無いので勉強させてください」

 

タキオンのトレーナー

「我々も色々と学ばせて貰わないと」

 

和田トレーナー

「勉強の機会は逃しちゃいけませんからね」

 

カフェのトレーナー

「チャンスを生かさないと」

 

博之

「マルゼン、明日からトレーニングを始める感じで頼む」

 

「今日は、マルゼンのレース映像を見ながら色々と解説してくれ」

 

マルゼンスキー

「チョベリグよ!!博之ちゃん、約束の事を忘れちゃお姉さん怒っちゃうわよ♪」

 

博之

「コッチから条件を提示して忘れるかよ」

 

ライスシャワー

「お兄さま、約束って?」

 

博之

「今度、一緒にサーキットでドリフトして遊ぶ約束をした」

 

テイエムオペラオー

「ドリフトだって!?」

 

アグネスタキオン

「トレーナー君、レーサーだったのかい?」

 

マンハッタンカフェ

「意外な経歴ですね・・・」

 

タキオンのトレーナー

「様々な経歴を持っているトレーナーは居ますけど・・・」

 

和田トレーナー

「レーサーの経歴を持った人は初めてですね」

 

カフェのトレーナー

「意外な一面だね~」

 

博之

「大学のサークルで車を弄ってサーキットでレースをしてるサークルが有ったから所属して遊んでただけだ」

 

マルゼンスキー

「私がタッちゃんでサーキットを走ってる時に知り合ったのよ♪」

 

「博之ちゃんってば凄くドリフトが上手いのよ♪お姉さんビックリしちゃったわ♪」

 

「それ以来、大学に在籍している間だけ一緒に遊んでたのよ~」

 

博之

「・・・マルゼンって何歳だ?」

 

マルゼンスキー

「女性に歳を聞くなんて駄目だぞ~♪」

 

博之

「・・・可笑しいな。免許を取れるのは18歳からなんだけどな」

 

マルゼンスキー

「私が主に運転してたわけじゃないから問題なしよ♪」

 

「それに過ぎた事は言いっこ無しなんだからね♪」

 

博之

「・・・そういう事にしておこう」

 

ライスシャワー

「お兄さま、ライスも一緒に見に行っても良い?」

 

博之

「別に良いぞ。ある程度レース関係が落ち着いてきた頃になるから少し先になるけど」

 

マルゼンスキー

「博之ちゃんの予定が空いたら連絡頂戴!!」

 

「お姉さん、サーキットを貸し切っちゃうから♪」

 

博之

「・・・龍之介に頼んでAE86を引っ張り出すか・・・それともRX-7か・・・R34スカイラインターボか」

 

「色々と悩むが・・・まぁ、予定が決まってからでいいか」

 

アグネスタキオン

「私達も着いて行かせてもらうよ」

 

テイエムオペラオー

「こんな面白そうなイベントは無いからね!」

 

マンハッタンカフェ

「・・・少し興味が有ります」

 

博之

「・・・全員の予定が空いてたらな」

 

タキオンのトレーナー

「予定は調整しますので」

 

和田トレーナー

「1日くらいなら調整出来ますよ」

 

カフェのトレーナー

「問題無いから安心してね~」

 

博之

「・・・何で乗り気なんだか」

 

 

次の日・・・

 

 

マルゼンスキー

「今日も気分は絶好調よ♪」

 

博之

「相変わらずバブリーで元気な事で」

 

ライスシャワー

「お兄さま、今日はマルゼンさんと併走するの?」

 

博之

「最初は、マルゼンスキーの本気のレース映像を見て異次元の走りを脳裏に焼き付ける」

 

「次に、ミホノブルボンのレース映像を見てライバルを明確に意識する」

 

「そんでもって、50%のパワーで併走をしながらマルゼンスキーにミホノブルボンの姿を重ねて疑似的にレースを想定してトレーニングする」

 

「最終的に、ガチの模擬レースを行ってライスの潜在能力を引き出せれば御の字だ」

 

マルゼンスキー

「私の走るペースを完全に覚えれば問題ナッシングよ♪」

 

博之

「目標タイムはミホノブルボンの実際のレースタイムを設定するから、それを大幅に短縮できればライスが勝つ可能性が上がる筈だ」

 

マルゼンスキー

「博之ちゃんのトレーニングメニューを見せて貰ったけど、既にスタミナはバッチグ~よ♪」

 

「後は、圧倒的なスピードを身に着けるだけよ♪」

 

博之

「ライスは、既に長距離を走り切れるスタミナを持ってる・・・後は、ミホノブルボンを抜き去る圧倒的なスピードを身に着ければ課題はクリアだ」

 

ライスシャワー

「ライス、タキオンさん達と同じ速さで走れるようになったから・・・もっと早くなれる様に頑張るね!」

 

マルゼンスキー

「なら、早速トレーニングを始めましょ~♪」

 

 

それから、レース映像の脳裏にしっかりと焼き付けてミホノブルボンの姿をイメージ出来る様にした・・・

 

 

博之

「距離は2000mで目標タイムは2分00秒を切れるように始め!!」

 

 

それから、厳しい併走トレーニングを始めた・・・定期的にお弁当やスイーツを食べて、必要なカロリーを摂取して限界ギリギリまで追い込む・・・

 

 

だが、怪我をしない様に細心の注意をして念入りにライスの脚のケアを行って、限界を超えていく・・・

 

 

トレーニングを重ねる事1週間・・・

 

 

ライスシャワー

「マルゼンさん・・・すごく速いね」

 

博之

「そりゃ、マイルのレースを走らせたら無敵レベルのウマ娘だからな~」

 

マルゼンスキー

「お姉さんを褒めても何も出ないんだぞ~♪」

 

博之

「でも、タイムは明確に短縮出来てる。既に、ミホノブルボンが出したレコードタイムを3秒ほど上回ってるからな」

 

マルゼンスキー

「それとライスちゃんに朗報よ♪」

 

「お姉さん、日本ダービーまで一緒にトレーニングに付き合える事になったのよ♪」

 

ライスシャワー

「でも、2週間の予定だったよ?」

 

博之

「マルゼンの担当トレーナーが海外研修から戻ってくる日取りが変わったらしい」

 

「帰国予定日が日本ダービーの翌日なんだと・・・それで事情を説明して許可を貰ったから問題無い」

 

マルゼンスキー

「お姉さんも領域《ゾーン》に到達してるからライスちゃんに良い影響を与えられると思うわ♪」

 

博之

「既に、良い兆候が出てるしな」

 

ライスシャワー

「良い兆候?」

 

マルゼンスキー

「ライスちゃんの左目に一瞬だけ青い炎のエフェクトが出てる時が有るわ」

 

「何かキッカケが有れば完全に領域《ゾーン》に至れるはずよ」

 

「だから、明日からもっと厳しいトレーニングを頑張りましょう♪」

 

「目指せ!クラシック三冠よ~♪フィ~バ~♪」

 

博之

「何がフィーバーだ・・・」

 

ライスシャワー

「ライス、頑張るね!」

 

博之

「今日は、ストレッチをして終わりにしよう」

 

「夕方の4時か・・・ライス達の晩御飯を作ってから帰るか」

 

マルゼンスキー

「博之ちゃんの作るご飯ってチョベリグ最高なのよね♪」

 

ライスシャワー

「お兄さまの作ってくれるご飯は全部美味しいんだよ♪」

 

アグネスタキオン

「今日は、晩御飯も作ってくれるのかい?」

 

テイエムオペラオー

「何だか中華の気分だよ」

 

マンハッタンカフェ

「・・・カレーも良いですね」

 

博之

「・・・カレーは時間掛かるから別の日にしてくれ」

 

「今日の晩御飯は、野菜炒め定食だ」

 

マルゼンスキー

「なら、コチュジャンも付けて欲しいわ♪」

 

博之

「はいはい。ある程度のリクエストには応えてやるから食堂に行くぞ」

 

 

それから、ライス達に人数分以上の野菜炒め定食を作って食べさせてあげました・・・

 

 

 

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