料理上手なトレーナーさん   作:暁海斗

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偵察

 

 

 

 

 

 

ミホノブルボンは、ライスシャワーが何故あんなに強いのかを研究する為にライスの練習風景を偵察しに来た・・・

 

 

 

ミホノブルボン

「ライスさん・・・何故、あんなに異次元の走りが出来るのかを少しでも研究しなければ・・・」

 

「凄いトレーニングを行っているのでしょうか・・・」

 

大道克己

「お前、何してんだ」

 

ミホノブルボン

「しまっ!?」

 

大道克己

「コソコソと隠れていないで、真正面から見れば良いだろうが」

 

博之

「何してるん??」

 

大道克己

「コイツが草陰に隠れて、ライスシャワーの練習風景を見ようとしてた」

 

博之

「ミホノブルボンか・・・ライバルの偵察をしに来た感じだな」

 

ライスシャワー

「ブルボンさん??」

 

マルゼンスキー

「ライバルの視察に来た感じね♪」

 

奈瀬トレーナー

「まぁ、良く有るから不思議ではないね」

 

スーパークリーク

「ライスちゃんを偵察に来たんですか~?」

 

ミホノブルボン

「・・・ライスさんが何故、あんなにも異次元の走りをするのかも偵察しに来ました・・・」

 

ビワハヤヒデ

「私も見学している事だし・・・同じく見学しても問題無いと思うのだが・・・」

 

博之

「・・・担当トレーナーには、今回の事は報告してるんだろ?」

 

ミホノブルボン

「・・・・」

 

大道克己

「・・・この様子は報告していないな」

 

奈瀬トレーナー

「確か、ミホノブルボンの担当トレーナーは黒沼さんだったと思います」

 

博之

「誰か、黒沼トレーナーの連絡先しらん?」

 

大道克己

「トレセン学園で働くトレーナーは、各トレーナーの連絡先を纏めた一覧を貰ってる筈だぞ」

 

博之

「知らん。間違って捨てちまったかもしれないわ」

 

奈瀬トレーナー

「ちゃんと書類の確認をしないと駄目ですよ」

 

博之

「悪い悪い」

 

奈瀬トレーナー

「私が黒沼さんに連絡しておきます」

 

ライスシャワー

「ブルボンさん、前も草陰から覗いてたの?」

 

ミホノブルボン

「・・・知っていたんですか?」

 

ライスシャワー

「何だか、誰かに見られてる気がしてたから」

 

スーパークリーク

「草陰から、ウマ耳が飛び出てましたよ~♪」

 

ビワハヤヒデ

「何度か偵察に来ていたようだな」

 

マルゼンスキー

「コッソリと覗きに来てるなんてイケない子ね♪」

 

博之

「まぁ、トレーニング内容を真似されても本来の効果を発揮するには頭の中に綿密なプランが無いと意味無いからな」

 

大道克己

「お前が考えるトレーニング内容を完全にコピーできる奴は居ないだろうよ」

 

奈瀬トレーナー

「10分ほどで黒沼さんがコチラに来てくれるそうですよ」

 

博之

「なら、それまで待ってますかね~」

 

 

10分後・・・

 

 

黒沼トレーナー

「この度は、ブルボンがご迷惑をお掛けした・・・」

 

博之

「別に、迷惑は被ってないんで大丈夫ですよ」

 

大道克己

「ただ、練習風景を覗きに来ただけだからな」

 

ライスシャワー

「ライスは、気にしてないよ」

 

マルゼンスキー

「でも、何度もコッソリ覗きに来るのは駄目よ♪」

 

スーパークリーク

「今度からは、ちゃんとお願いしましょうね~♪」

 

奈瀬トレーナー

「では、今回の事は終わりにしましょう」

 

黒沼トレーナー

「・・・何かペナルティは無いのか」

 

博之

「特に・・・トレーニング内容を見られても問題は無いので」

 

大道克己

「コイツのトレーニングメニューは、常軌を逸してるからな」

 

「トレーニング内容をコピーしても、本来の効果は発揮できん」

 

シンザン

「博之!!ライスちゃんの新しい蹄鉄が完成したわよ!!」

 

博之

「ちょい待ち」

 

「先に、コッチの方を片づけるから」

 

黒沼トレーナー

「・・・伝説の三冠ウマ娘シンザン・・・」

 

ミホノブルボン

「・・・ライスさんの異次元の走りは秘密は・・・」

 

博之

「克己ちゃん、後の事は任せても良いかい?」

 

大道克己

「・・・今度、ビーフカレーを奢るなら引き受けてやる」

 

博之

「交渉成立って事で~」

 

 

 

それから、対応を克己ちゃんに任せて・・・シンザンとの話を始めた・・・

 

 

 

シンザン

「コレが新しい蹄鉄よ」

 

ライスシャワー

「・・・銀色に光り輝いてるね」

 

博之

「材料は、チタン合金か?」

 

シンザン

「前回より強度も増してるし、重さも変わりない筈よ」

 

博之

「ライス、重さを比べてみ?」

 

 

ライスは、今現在使っている蹄鉄と新しい蹄鉄を持ち比べてみた・・・

 

 

ライスシャワー

「重さは変わらないと思うよ?」

 

シンザン

「まぁ、厳密には数十グラムの差は有ると思うけどね」

 

博之

「ライス、自分でシューズに蹄鉄を取り付けてみな」

 

「シンザン、正しい装鉄のやり方を教えてやってくれ」

 

シンザン

「自分の蹄鉄は、自分で取りつけられた方が良いからね」

 

ライスシャワー

「シンザンさん、よろしくお願いします」

 

 

ライスは、シンザンにやり方を教えて貰いながらカンカンとシューズに蹄鉄を打ち付けていく・・・

 

 

シンザン

「そうそう・・・釘を打つ時は細かく打つ方が曲がらないし、しっかり打てるからね」

 

ライスシャワー

「こうかな?」

 

シンザン

「ライスちゃん、かなり器用ね・・・」

 

博之

「ライスは、絵を描いたりするから器用なんだろう」

 

シンザン

「今度、ライスちゃんが描いた絵を見せてね」

 

ライスシャワー

「うん♪」

 

シンザン

「・・・なんて素敵な笑顔なのかしら」

 

博之

「ライスの笑顔は全てを浄化してくれるのだよ」

 

ライスシャワー

「シンザンさん、これで大丈夫かな?」

 

シンザン

「完璧よ!」

 

博之

「それじゃあ、この蹄鉄が完成形って事で良いのか?」

 

シンザン

「ライスちゃんの成長度合いに応じて、多少の改良はするかもしれないわね」

 

博之

「なら、今後の成長次第か・・・」

 

ライスシャワー

「ライス、更に成長出来るように頑張るね!」

 

シンザン

「無理しないように頑張りなさい」

 

博之

「さて、向こうの方は終わったかね~」

 

 

大道克己

「話は終わったか」

 

博之

「まぁね~」

 

ライスシャワー

「ブルボンさんが神妙な顔をしてる?」

 

マルゼンスキー

「何でも、ライスちゃんが異次元の走りをするのはシンザン鉄の恩恵なんじゃないかって聞かないのよ」

 

スーパークリーク

「ライスちゃんの場合は、蹄鉄の恩恵は微々たるものだと思うんですけど・・・」

 

奈瀬トレーナー

「説明しても納得しない様で」

 

シンザン

「だったら、条件を同じにすれば良いんでしょうが」

 

「適当に蹄鉄を見繕えばいいんでしょうが!!」

 

ミホノブルボン

「シンザン製の蹄鉄を使っても良いんですか」

 

シンザン

「使わなきゃ納得しないんだろうが・・・頭でっかちのウマ娘はコレだから面倒臭くて嫌いなのよ」

 

博之

「まぁまぁ・・・」

 

黒沼トレーナー

「それで・・・蹄鉄の費用は・・・」

 

シンザン

「現ナマで900万」

 

「分割払いは受け付けないわ。一括で900万持ってきなさい」

 

「そうじゃなきゃ蹄鉄なんて作らないわよ」

 

ミホノブルボン

「分かりました・・・スグに900万円を用意します」

 

博之

「まぁ、900万円でシンザン製の蹄鉄が使えるなら安いのかな」

 

奈瀬トレーナー

「確かに安いですね・・・」

 

大道克己

「もう話は終わっただろう・・・さっさと帰ると良い」

 

黒沼トレーナー

「ご迷惑をお掛けした」

 

ミホノブルボン

「・・・失礼します」

 

シンザン

「現金が用意出来たら、この電話番号に連絡しなさい」

 

 

シンザンは、自分の連絡先を伝えて帰っていった・・・

 

 

博之

「とりあえず、トレーニングを軽くやって今日はお終いにしよう」

 

ライスシャワー

「うん」

 

 

それから、軽めのトレーニングを行った・・・

 

 

 

後日、大金を用意したミホノブルボンは・・・シンザンから蹄鉄を受け取ってトレーニングを開始したらしい・・・

 

 

 

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