ハルウララが日々のトレーニングを重ねて来て半年以上が過ぎた頃・・・
博之
「ウララ、東京盃の出走登録が出来たぞ」
ハルウララ
「本当!?」
博之
「今回の出走枠を確保する事が出来たから、問題無く走れるぞ」
キングヘイロー
「東京盃を勝ったら、JBCスプリントの優先出走権が手に入るのよね・・・」
博之
「東京盃を勝ったウマ娘が1人だけ優先出走権を手に入れられる」
「マイルチャンピオンシップ南部杯に勝った1人も優先出走権を貰えるぞ」
ホクトベガ
「後は、一定の実績が必要とされるわね」
ライスシャワー
「お兄さま、ウララちゃんはG1レースに出走するの?」
博之
「それは今回のレースの結果次第だな」
マルゼンスキー
「でも、チャンスが有るなら挑戦しないとね♪」
スーパークリーク
「色んな経験が出来ますからね~」
大道克己
「結果は二の次だ・・・レースを楽しめば良いさ」
奈瀬トレーナー
「頑張りましょうね」
ハルウララ
「よ~し!!頑張るぞ~!!」
博之
「出走日は1か月後だ・・・それまでに準備を進めていこう」
ハルウララ
「は~い!」
次の日・・・
トニービン
「ウララちゃん、新しい勝負服作ってみたんだけど着てみない?」
ハルウララ
「新しい勝負服!!」
博之
「そんなの頼んでないだろ?」
トニービン
「折角、新しい環境でレースに出走するなら気分も変えて行かないとね!」
「でも、時間が無くてライスちゃんの勝負服の色違いなんだよね~」
ライスシャワー
「ライスの勝負服の色違い?」
ハルウララ
「ライスちゃんの勝負服って黒色だよね?」
ホクトベガ
「黒いドレスね」
キングヘイロー
「ウララさんのドレス姿・・・」
マルゼンスキー
「可愛いドレスよ♪」
スーパークリーク
「色違い・・・何色なんですか?」
トニービン
「じゃ~ん!!!ピンク色のドレスで~す!!」
大道克己
「ハルウララのイメージカラーはピンクだから悪くないな」
奈瀬トレーナー
「普段の勝負服は体操服でしたね」
トニービン
「ウララちゃん、着てみてくれる?」
ハルウララ
「は~い!」
数分後・・・
トニービン
「サイズは大丈夫そう?」
ハルウララ
「大丈夫だよ!!ライスちゃんとお揃いだね♪」
ライスシャワー
「ウララちゃん・・・凄く可愛いよ!!」
博之
「色が違うだけで随分と印象が変わるな」
ホクトベガ
「・・・とてもキュートだわ」
キングヘイロー
「・・・とても綺麗よ・・・ウララさんもお嫁さんに行く時期なのね・・・」
マルゼンスキー
「まだ速いと思うわ♪」
スーパークリーク
「ウララちゃんはあげません♪」
大道克己
「マルゼンも他にも勝負服を作れば良かったな」
奈瀬トレーナー
「そうですね・・・クリークの違う勝負服を見てみたかったですね」
マルゼンスキー
「トニービンさん!!今から勝負服を注文することは出来るかしら!?」
スーパークリーク
「私も違う勝負服を作りたいです!!」
トニービン
「良いよ~♪博之の案件って事で最優先で作ってあげるよ♪」
「それじゃあ、細かいデザインお話をしようか♪」
トニービン達は、小さなテーブルを囲んで勝負服のデザインの話を始めた・・・
博之
「ウララ、動きずらくないか?」
ハルウララ
「全然大丈夫だよ!」
ライスシャワー
「ライスと違って帽子は無いね」
キングヘイロー
「代わりに可愛らしいリボンが付いてるわね」
ホクトベガ
「これは写真に収めておかないと駄目な気がするわね」
「一緒に記念写真を撮影しましょう」
それから、記念写真を撮影した・・・
ブライアンズタイム
「随分と可愛らしい勝負服を拵えたんだな」
博之
「トニービンが気を利かせて作ってくれたらしい」
ブライアンズタイム
「なら、勝負服の時に使うシューズに蹄鉄を装着する必要が有るな」
ライスシャワー
「シューズもライスの勝負服と同じデザインだね」
キングヘイロー
「色が違うだけね」
ホクトベガ
「でも、所々に小さなリボンが飾りとして付いているわね」
博之
「トニービンは、細かい所にも手を抜かないからな」
「小さな所で違いを出してるんだな」
ブライアンズタイム
「コレが普段使っているのと同じ蹄鉄だ・・・装着してみな」
ハルウララ
「うん」
ハルウララは、勝負服のシューズに蹄鉄を取り付けていく・・・
博之
「ウララ、ご両親は高知に居るのか?」
ハルウララ
「うん!!高知県で応援してくれてるの!」
博之
「住所とか教えて貰う事は出来るか?」
ハルウララ
「良いよ!」
ウララから高知の実家の住所を教えて貰い・・・ウララのレースの日程と当日で必要になる入場券を2枚、移動の新幹線のチケット、新しい勝負服を着た写真を同封してポストに投函した・・・
ブライアンズタイム
「走った時の感覚に差異が無い様に勝負服用のシューズも履き慣らしておくんだぞ」
ハルウララ
「は~い!」
キングヘイロー
「折角の新しい勝負服だから、綺麗にしておかないと駄目よ」
ホクトベガ
「念の為、最終チェックを済ませてから仕舞った方が良いわね」
博之
「サイズは問題無いから、軽く走って動きずらくないかを確認しておこう」
ハルウララ
「ライスちゃん!!勝負服で一緒に走ろうよ!」
ライスシャワー
「良いよ♪」
キングヘイロー
「トレセン学園では走れないわよ」
ホクトベガ
「室内が良いわね」
博之
「トウショウボーイの所で確認しよう。ウララは着替えるんだぞ」
ハルウララ
「うん!」
それから、トウショウボーイのトレーニングジムにやって来た・・・
トウショウボーイ
「1000mの直線だったら走れるわよ」
博之
「勝負服を違和感を確認したいだけだから大丈夫だ」
ライスシャワー
「ウララちゃん、お揃いだね♪」
ハルウララ
「ライスちゃん可愛いよ~!!」
キングヘイロー
「・・・なんて尊いのかしら」
ホクトベガ
「尊過ぎる空間が出来上がっているわね」
ブライアンズタイム
「トニービン、最高の光景だろ?」
トニービン
「・・・勝負服を作って良かった!!!」
博之
「泣いて喜ぶのか・・・」
トニービン
「職人冥利に尽きますなぁ・・・」
博之
「まぁ良いか。ライスとウララは軽く走って来な」
「少しでも違和感を感じたら、トニービンに教えるんだぞ」
ハルウララ
「は~い!!」
ウララとライスは、少し本気で1000mを走ってみる・・・
博之
「走った感じは大丈夫か?」
ハルウララ
「凄く走りやすいよ!」
ライスシャワー
「ウララちゃん、凄く速くなった気がするね」
博之
「トレーニングの効果かね」
キングヘイロー
「トレーナーの貴女が疑問形でどうするのよ・・・」
ホクトベガ
「来月のレースが楽しみね」
ブライアンズタイム
「この調子で初勝利を掴めると良いな」
トニービン
「当日は応援に行くからね!」
トウショウボーイ
「私も応援に行くわね」
ハルウララ
「ウララ、頑張るね!」
ハルウララは、東京盃に向けて気合いを入れた・・・
博之
「そう言えば、サンデーは何してるんだ?」
ブライアンズタイム
「協定違反の罰を受けている」
博之
「協定なんて有ったのか?」
トニービン
「博之に変な事をしないって言う協定に堂々と違反したから当面の間は接触禁止命令を執行中なんだよ」
博之
「まぁ、阿保な事をしたからな」
ブライアンズタイム
「アイツの事は気にするな・・・お前は自分の仕事を全うしろ」
トニービン
「頑張ってね!」
博之
「はいよ。何か有ったら協力してくれよな~」
博之は、ウララ達と一緒に帰宅した・・・