高知県から帰って来て数日後・・・
博之
「さて、JBCスプリントを無事に勝った訳だが・・・次は、有馬記念を目指すのか?」
ハルウララ
「うん・・・一回はグランプリに出てみたいんだ」
ライスシャワー
「でも、ウララちゃんなら人気投票で有馬記念の投票は獲得出来るんじゃないかな?」
キングヘイロー
「元々、規約にはダート路線のウマ娘が出走しても問題無いわ・・・でも、ダートで短距離専門のウララさんが有馬記念に出走するのを望むファンの人達が居るかが問題よ」
ホクトベガ
「宝塚記念でもランクインは無かったから不安要素ね」
博之
「・・・かなりの荒療治になるが、手始めに芝のマイルか中距離のレースに出走して勝てば有馬記念に出られる可能性が有る・・・」
「だが、適性バ場を変えるって事は血反吐を吐くような厳しいトレーニングを積むことを意味する」
「その厳しいトレーニングにウララは耐えられるか?」
ハルウララ
「・・・ウララ、どんなトレーニングも頑張る!!」
博之
「・・・なら、今後はダートのレースに出走する事は当面の間は諦めて貰うが問題無いか?」
ハルウララ
「うん!!!ウララ、約束は守るよ!!」
博之
「分かった・・・なら、今日からウララが芝のレースを走れる様に徹底的に改造していくぞ」
ライスシャワー
「芝のレースなら、ライスも普段より協力出来るよ♪」
キングヘイロー
「私も普段以上に協力出来るわ!!」
ホクトベガ
「・・・私は、ある程度は協力出来るわね」
マルゼンスキー
「博之ちゃん!!今年の有馬記念の予想番付を貰って来たわよ!」
スーパークリーク
「今年も強いウマ娘の子達が集まるみたいですよ~」
大道克己
「今年は無理でも来年が有る・・・時間を掛けてトレーニングすれば良いさ」
奈瀬トレーナー
「過去の有馬記念のレース映像も見れますからね」
ハルウララ
「うん!」
オグリキャップ
「有馬記念か・・・私も出来る限りの協力はしよう」
ベルノライト
「ご飯のメニューは任せてね!」
博之
「さて、ダートの短距離から芝の長距離への路線変更は未知の領域だからな・・・少しの間は時間をくれ」
「何とかウララが芝レースを走れる様に新しいトレーニングメニューを構築する」
大道克己
「それまでは俺達で簡単なトレーニングは見ておく」
奈瀬トレーナー
「納得のいくトレーニングメニューを作ってくださいね」
ハルウララ
「トレーナー、ウララはマラソンを頑張って長距離と同じ距離を走れる様に頑張るね!」
ライスシャワー
「ライスもウララちゃんと一緒にマラソンを頑張ってサポートするね」
キングヘイロー
「ウララさんがオーバーワークしない様に見ているわね」
ホクトベガ
「適時、休憩を入れる様に調整するわね」
マルゼンスキー
「時々、短距離で思いっきり走れる様にサポートするわ!」
スーパークリーク
「献身的にサポートしますから安心してくださいね♪」
博之
「少しの間だけ頼むぞ」
この日から、博之は世界中の有名なトレーニングに関する論文を幾つも読み漁り・・・重要な部分を抜粋してノートの書き溜めていく・・・
桐生院葵
「この論文は、最近アメリカで素晴らしいと絶賛された新しい論文ですよ」
博之
「日頃から論文は読まないからな・・・こういう時に、心強い同期が居ると助かるわ」
桐生院葵
「私も、素晴らしい成果を残している同期が居ると励みになりますよ」
博之
「・・・アメリカだとトレーニング方式は様々だな」
「自己流は限界が有るし、師匠にも色々と助言を貰うか・・・まぁ、行き詰った時の最終手段だな」
桐生院葵
「でも、ダートの短距離から芝の長距離への路線変更は前例が有りませんからね・・・未知の部分が多いですよ」
博之
「担当ウマ娘が有馬記念に出たいって言うなら・・・可能な限り叶えてやりたいのがトレーナーだ」
「前例がないなら、俺が時代の先駆者になってやる・・・それで、考えたトレーニング方式を情報商材にして売りながら師匠みたいに早々に隠居してやるぜ」
桐生院葵
「あはは・・・少し動機が不純ですけど、真剣さは分かりますから出来る限りの協力はしますからね」
それから、1週間の時間を掛けて様々な論文を読み込み・・・良い所を抜粋し、自分なりの理想のトレーニングメニューを作る事が出来た・・・
博之
「疲れた・・・帰って寝るわ」
桐生院葵
「お疲れさまでした。私も、理想的なトレーニングメニューが完成しました♪」
博之
「ハッピーミークの活躍を楽しみにしてるぞ~」
博之は、自宅に帰ると・・・コントレイルと遊んだ後、気絶する様に眠った・・・
次の日・・・
ライスシャワー
「お兄さま・・・何だか凄く疲れてるね・・・」
博之
「1週間で相当な数の論文を読破したからな・・・生半可な疲労感じゃないぞ・・・」
ハルウララ
「ゴメンね・・・トレーナー」
博之
「ウララは謝らなくて良いの。俺が勝手にやった事なんだから」
「それに、今までのトレーニングメニューで凄まじい完成度のトレーニングメニューが完成したと自負している」
「同期の桐生院トレーナーには感謝しないとな・・・後で、プリンを差し入れしに行こう」
キングヘイロー
「桐生院トレーナーって有名な名門トレーナーの家系の期待の新人ね」
ホクトベガ
「先日、担当ウマ娘のハッピーミークがG3レースに勝ったそうよ」
マルゼンスキー
「今後の活躍が楽しみね♪」
スーパークリーク
「今日は、新しいトレーニングメニューを始めるんですか?」
博之
「まだ実行はしない。最初は、芝のレース場で正しい走り方を体に叩き込む」
大道克己
「だが、今現在の利用状況は混雑と表示されているな」
奈瀬トレーナー
「事前に予約をしておかないと時間枠を確保できませんからね」
博之
「大丈夫だ・・・トウショウボーイの施設は短距離の芝の直線コースは整備されてるから使わせて貰える事になってるから」
ライスシャワー
「最近、サンデーさんの所には行かないね」
博之
「トニービンとブライアンズタイムに当面の間はサンデーと接触しちゃ駄目って言われてるから仕方ないのよ」
「ウララとライスの教育に悪影響を与える不謹慎な言葉を言いそうだし・・・仕方ないわな」
ハルウララ
「でも、ウララの蹄鉄はダート専用だよ?」
博之
「大丈夫だ。ブライアンズタイムに市販品でハイスペックな蹄鉄を用意して貰ったから」
「この蹄鉄を履き潰したら、シンザン製の蹄鉄に変えていく予定だから」
キングヘイロー
「またシンザン製の蹄鉄になるのね」
ホクトベガ
「今度は、どんな蹄鉄になるのかしらね」
マルゼンスキー
「それじゃあ、蹄鉄を準備してレッラゴ~!!」
スーパークリーク
「行きましょう~!」
大道克己
「着替えは持って行けよ」
奈瀬トレーナー
「飲み物も用意していきましょう」
トウショウボーイの施設・・・
トウショウボーイ
「ウチは、1000mの直線コースなら芝で使えるわよ」
博之
「それで構わない。最初から2500mを走らせるなんて出来ないわ」
オグリキャップ
「最初は、普通に芝の上を歩いてダートと違う感覚を体に覚えさせると良い」
ベルノライト
「走らなくて良いからね!!芝で走る感覚を身に着けるのが大事だからね!」
大道克己
「あそこの2人は気合いが入っているな」
奈瀬トレーナー
「良いと思いますよ♪」
ライスシャワー
「ウララちゃん、頑張ろうね!」
キングヘイロー
「芝のレースなら私の得意分野よ!!」
ホクトベガ
「私は、サポートに徹するから頑張って」
マルゼンスキー
「私達は応援係よ~!」
スーパークリーク
「頑張りましょうね~♪」
博之
「最初は、遊ぶ感じで行こう」
この日は、みんなで鬼ごっこで遊びながら芝の上で走り回った・・・