ある程度の体づくりトレーニングを終えたので、少しずつ併走トレーニングを始める事にした・・・
博之
「オグリ、ライスの体づくりが一定のレベルに達したから、少しずつ併走トレーニングを始めようと思うんだが・・・」
オグリキャップ
「むぐ・・・では、トレーナーに許可を貰ってくるとしよう」
博之
「俺も一緒に行くよ」
六平トレーナー
「その必要は無いぞ」
オグリキャップ
「トレーナー、食堂に来るとは珍しいな」
六平トレーナー
「最近、美味い飯の話をしてくるからなぁ」
博之
「初めまして・・・ライスのトレーナーをしています南博之です」
六平トレーナー
「そう畏まらなくても良い」
「田中トレーナーから話は聞いている・・・将来が楽しみなトレーナーが居るとな」
オグリキャップ
「トレーナー、暫くはライスの併走トレーニングに参加しようと思う」
六平トレーナー
「構わん。その代わり、オグリも何かしらの成果を手に入れる事だ」
オグリキャップ
「美味しい食事のレパートリーを増やす事だな!」
六平トレーナー
「トレーニングに役立つ何かを見つけて来いという意味だ!!」
ライスシャワー
「お兄さま・・・オグリさんって天然なのかな?」
博之
「間違いなく天然だろうな・・・素で言ってるぞ」
六平トレーナー
「・・・とりあえず、ワシも併走トレーニングを見る」
「お前さんの考えたトレーニングを見せて貰おう」
博之
「・・・凄いプレッシャーだな」
ライスシャワー
「ライスもプレッシャーを感じるよ・・・」
オグリキャップ
「すまないがご飯のお代わりを貰えないだろうか」
博之
「まだ食うのかよ・・・」
ライスシャワー
「オグリさんは良く食べるね・・・ライスも見習わないと」
博之
「ライスは、程々にしなさい」
お昼ご飯を食べ終えると・・・ジャージに着替えて、レース場に集合した・・・
博之
「最初は、念入りに柔軟体操をして体を動かせるようにしたら、30分はマラソンをして体を温める」
「次に、併走トレーニングを始めよう」
ライスシャワー
「オグリさん、よろしくお願いします」
オグリキャップ
「よろしく頼む」
「それより、マラソンのペース配分は?」
博之
「俺がペースメーカーをやるから、同じペースで走ってくれ」
六平トレーナー
「お前さん、ウマ娘と一緒に走るのか?」
博之
「今までライスと一緒に走ってますよ」
ライスシャワー
「うん。お兄さま、ライスと一緒に5キロくらいは同じペースで走れるんだよ♪」
六平トレーナー
「実は、ウマ娘だったとか言わんよな」
博之
「ひい祖母ちゃんがウマ娘ですけど、俺は普通の人ですよ」
「1200mくらいなら、何とか走れますけど・・・サクラバクシンオーみたいな走りは無理ですね」
オグリキャップ
「今度、一緒に短距離のレースに出てみないか?」
博之
「ウマ娘じゃなきゃレースに出れないだろうが」
ライスシャワー
「ライスは、短距離は走れないけど・・・模擬レースなら一緒に走れるかな?」
博之
「併走だけで勘弁してくれ」
六平トレーナー
「お前達、あまりトレーナーを追い詰めるもんじゃないぞ」
博之
「ライス、今回の併走トレーニングで良いタイムを出したら特別にデザートを作ってやるぞ」
ライスシャワー
「良いの!?」
「なら、ライス頑張っちゃうね!」
オグリキャップ
「私にもデザートを・・・」
博之
「六平トレーナーに目標タイムを決めて貰って、そのタイムより短縮すれば考えてやろう」
六平トレーナー
「・・・2400mを2分32秒を目安に走ってみろ」
博之
「それじゃあ、マラソンを始めるぞ~」
それから、30分ほどマラソンをしてウォーミングアップを済ませる・・・
ライスシャワー
「かなり体が温まってきたね」
オグリキャップ
「またお腹が空いてしまうな」
博之
「あれだけ食っておいて、スグに腹を減らすなよ・・・」
六平トレーナー
「オグリの胃袋は宇宙と言っても過言ではない」
博之
「あ、忘れてた・・・コレ、オグリが食べた食材の領収書なんで会計処理お願いしますね~」
六平トレーナー
「・・・こんなに食べたのか」
博之
「これでも節約したんですよ」
「ライスの分の食材は経費で落ちますけど、担当じゃないオグリの分までは出ないんで」
「早めに会計処理をお願いしますね~。今月、食材費が結構高くついたので」
六平トレーナー
「・・・スグに会計処理を済ませよう」
博之
「ライス、オグリ、準備が出来たら合図してくれ~」
ライスシャワー
「お兄さま、ライスは準備万端だよ~」
オグリキャップ
「私も準備万端だ」
博之
「それじゃあ行くぞ~」
ゲートを遠隔操作で開放する・・・ライスとオグリが一斉に走り出す・・・
六平トレーナー
「ほぉ・・・ライスシャワーは、走っている時の身体のブレが限りなく少ない」
博之
「体幹も鍛えましたから」
「下半身だけじゃなく、上半身もバランス良く鍛えて、スタミナを伸ばすトレーニングを中心に行いました」
六平トレーナー
「そのトレーニング内容を聞くと、ライスシャワーの適性距離は中距離か長距離か?」
博之
「俺は長距離が一番適性が有ると見ています」
六平トレーナー
「その見立ては間違っていないな」
「オグリキャップは、マイルから長距離を走れるウマ娘だ」
「だが、長距離を走り切るスタミナとスピードを持っている」
「そのオグリキャップに正確に着いて行く走りは見事と言えるだろう」
博之
「あの走り方は、俺が指示した物じゃないんですけどね・・・」
ライスシャワー
「オグリさんに着いてく・・・着いてく・・・着いてく」
オグリキャップ
「私の後ろにピッタリと張り付いてくる・・・」
「スリップストリームを利用して走っているのか・・・良い走りをしているな」
ライスシャワー
「オグリさんは、第4コーナー手前でラストスパートを掛ける筈・・・」
「その前にライスが一気に抜き去る・・・こんな感じで良いよね、お兄さま」
オグリキャップ
「この先のカーブで内側を抜けていく・・・最短距離を突き抜ける!」
ライスシャワー
「もう少し・・・もう少し・・・もう少し・・・ココ!!」
六平トレーナー
「ほぉ・・・オグリに真っ向勝負を挑むか・・・」
博之
「俺は、マジでレースしろなんて言ってないのに・・・」
六平トレーナー
「お前さんの作るデザートが2人を本気にさせているんじゃろ」
「今後は、オグリの食事メニューは全て任せても良いかもしれんな」
博之
「勘弁してください」
「オグリが食べる量は桁違いなんですよ・・・ライスの為に作り始めたのに、負担が増えたら本末転倒なんですよ」
六平トレーナー
「今も飯を食わせてるじゃろ」
博之
「ライスの為に作ったおかずの残りを分けてるだけです」
「オグリの分までリクエストを聞いてたら、俺がパンクします」
六平トレーナー
「・・・オグリと相談して決めるとしよう」
博之
「まぁ、オグリが大人しく言う事を聞くとは思いませんけど・・・」
オグリキャップ
「ハァアア!!」
ライスシャワー
「ヤアアア!!」
博之
「ゴールか・・・タイムは、ライスが2分42秒」
六平トレーナー
「まぁ、及第点じゃろ」
博之
「仕方ない・・・オグリの分のデザートも作るかな」
オグリキャップ
「トレーナー!タイムは如何だった!?」
ライスシャワー
「お兄さま、タイムはどんな感じ?」
博之
「オグリが2分39秒・・・ライスが2分42秒だった」
六平トレーナー
「初めての併走トレーニングにしては良いタイムじゃな」
博之
「ライスは、本格的に併走トレーニングを行った事を考慮しても中々に良いタイムだと思う」
六平トレーナー
「オグリ、走っている最中に余計な事を考えておったな」
オグリキャップ
「すまない・・・デザートが食べられるかどうかを考えていた」
六平トレーナー
「全く・・・普段のベストタイムより3秒ほど遅かった」
「レース中に余計な事を考えるんじゃない」
オグリキャップ
「・・・すまない」
博之
「まぁ、今日はライスの初めての併走トレーニングに付き合ってくれたお礼にデザートを作ってやるよ」
オグリキャップ
「本当か!?」
六平トレーナー
「オグリ、今後は食事をご馳走になるのは1週間で2日にしろ」
オグリキャップ
「嫌だ!!博之トレーナーの作るご飯は凄く美味しいんだ!」
「食べると何故か胸がいっぱいになるんだ」
ライスシャワー
「お兄さま、オグリさんにもご飯を作ってあげられないかな・・・」
博之
「六平トレーナー、毎月の会計処理はお願い出来ますか?」
六平トレーナー
「仕方あるまい・・・毎月、ある程度の食材費をお前さんの口座に振り込んで貰う様に学園に申請しておこう」
「オグリ、相手のご厚意に甘えている以上は節度を守るように!」
オグリキャップ
「うむ、分かったぞ」
博之
「そんなに沢山の飯を食べたけりゃ、俺の実家の南や食堂に行けばいいだろうに」
オグリキャップ
「トレーナーが作る料理の方が好きだから行かない」
博之
「親父達が聞いたら、睨まれそうだな・・・」
「まぁ良いや・・・戻ったらシャワーを浴びてこい」
「デザートは用意しておくから」
オグリキャップ
「分かったぞ!」
ライスシャワー
「うん♪」
それから、ライスとオグリを帰らせて・・・簡単なデザートを用意した・・・
ちなみに、デザートは市販のプリンを使ったプリンアラモードを作りました・・・