タイヤ引きを1週間ほど行った事で以前より脚力が大幅に鍛えられたヴィルシーナ達は、そろそろ併走トレーニングを行っても良いだろう・・・
博之
「それでは、今日から本格的に併走トレーニングを始めようと思います」
「何か質問は有りますか?」
ヴィブロス
「は~い!!」
博之
「はい、ヴィブロスさん」
ヴィブロス
「全然トレーニングと関係ないんだけど!!トレっちは、本当にウマ娘じゃないの!?」
博之
「う~ん・・・説明すると非常に面倒臭いんだが・・・俺のDNAの塩基配列は80%はウマ娘と同じらしい」
「だから、身体能力はウマ娘と比較するとほんの少し劣るくらいの規格外の人間って立ち位置かな」
ヴィルシーナ
「では、トレーナーさんは突然変異に該当する感じですか?」
博之
「そんな感じだな」
「嫁の咲良も俺と同じタイプでDNAの塩基配列が70%越えの規格外の女性だな」
ハルウララ
「咲良さんもトレーナーと同じでウマ娘の血が流れてるんだよね!」
シュヴァルグラン
「でも、身体能力がウマ娘と同じなら色々と困りませんか?」
博之
「ガキの頃から周りにはウマ娘が居たし、色々と教えて貰ったから特に困った事は無いな」
ライスシャワー
「お兄さまは、短距離のレースならサクラバクシンオーさんとレースが出来る位に走れるんだよ♪」
キングヘイロー
「今までトレーナーがウマ娘と同じスピードで走れる事自体が幻想レベルだったのよ」
ホクトベガ
「でも、同じ目線で走りながら指摘して貰えるのは願ったり叶ったりね」
マルゼンスキー
「博之ちゃんの存在は国宝レベルよ!」
スーパークリーク
「咲良さんと一緒に走ってみたいですね♪」
大道克己
「子育てで忙しい時期だから無理は言うなよ」
奈瀬トレーナー
「質問は以上で良いですか?」
ヴィブロス
「大丈夫!!」
シュヴァルグラン
「トレーナーさんがウマ娘と同じ様に走れる事は極秘事項なんですか?」
博之
「他のトレーナーと合わない様にトレセン学園以外のトレーニング場所を使ってるからバレる事は無いな」
「理事長達でも知らないな・・・まぁ、教えるつもりも無いけど」
大道克己
「進んで藪をつつく必要も無いだろ」
奈瀬トレーナー
「面倒事は避けるに限りますから」
ライスシャワー
「お兄さま、併走トレーニングはどんな感じでやるの?」
ハルウララ
「ウララは、応援係だね!」
キングヘイロー
「良い感じに偏りがない様に振り分ける必要が有るわね」
ホクトベガ
「私は、ウララちゃんと一緒に応援係をしていようかしら」
マルゼンスキー
「お姉さんは何をすればいいのかしら!」
スーパークリーク
「適性距離を鑑みて決めましょうね」
博之
「短距離はキングヘイロー・マイルはマルゼンスキー・中距離と長距離はライスシャワーとスーパークリーク」
「ハルウララとホクトベガは、サポート係だな。タオルを用意したり、飲み物を渡してあげる係だな」
オグリキャップ
「トレーナー、間食用の羊羹を買って来たぞ」
ベルノライト
「エネルギー羊羹って名前で売ってましたよ!」
博之
「羊羹は、意外とスポーツをしている時の栄養補給に適した食べ物なんだぞ~」
大道克己
「水分が少ないから日持ちもするからな」
奈瀬トレーナー
「常温保存できますから使い勝手が良いんですよ」
シュヴァルグラン
「美味しいんですか?」
オグリキャップ
「天下の井村屋が作っている羊羹だからな!味も素晴らしいぞ!」
ベルノライト
「オグリちゃん、既に一箱食べちゃいましたから」
博之
「まだ走って無いんだから食べるなよ・・・既に2000キロカロリーを摂取したんか」
オグリキャップ
「体を動かす前のエネルギー補給だな!」
ヴィルシーナ
「でも、簡単にエネルギー補給が出来るのは良いですね」
シュヴァルグラン
「走った後の羊羹・・・美味しそう」
ヴィブロス
「羊羹は大好きだよ!」
ライスシャワー
「最初に併走トレーニングを始めようね」
ハルウララ
「ホクトベガさん、一緒に飲み物の用意をしよう♪」
ホクトベガ
「そうね。スポーツドリンクとお茶を用意しましょう」
キングヘイロー
「私は準備万端よ!」
マルゼンスキー
「お姉さん達も準備OKよ!」
スーパークリーク
「スグに始められますよ♪」
オグリキャップ
「準備運動も済ませたぞ」
ベルノライト
「蹄鉄のチェックも完璧です!」
大道克己
「短距離と中距離は博之が見る」
「俺は、マルゼンとマイルの併走をチェックする」
奈瀬トレーナー
「私は、長距離を見ますね」
博之
「それじゃあ始めよう」
それから、併走トレーニングを開始する・・・
博之
「ヴィルシーナの脚質は逃げ一択だな」
ヴィルシーナ
「私に一番合っていると思っています」
キングヘイロー
「確かにそうね。でも、短距離レースを走る時はスピードが一番重要よ」
「私の本気の追い上げから逃げ切って見なさい!」
博之
「特に勝ち負けとかのルールは何も無いから、先輩の走りから何か1つ自分の走りに活かせる事を見つけるのもトレーニングの大切な目的だぞ」
ヴィルシーナ
「えぇ!早速始めましょう!」
ヴィルシーナは、キングヘイローと短距離の併走を始める・・・
大道克己
「ヴィブロスは、マイルから中距離が得意だったな」
ヴィブロス
「そうだよ!!ドバイに行ってみたいからトレーニング頑張っちゃう!」
マルゼンスキー
「ドバイのレースは、全世界からウマ娘が参加するから生半可な実力じゃ太刀打ちできないわよ♪」
大道克己
「マルゼンは、日本で数多のレースを無敗で勝ちまくったウマ娘だから学べる事は全て吸収していけ」
ヴィブロス
「は~い!!」
マルゼンスキー
「それじゃあ、レッツらゴ~!!」
マルゼンスキーとヴィブロスは、本格的なレースを想定して併走を始める・・・
奈瀬トレーナー
「シュヴァルさんは、クラシック三冠を狙っていくなら中距離から長距離を一定のペースで走れる実力が必要です」
ライスシャワー
「ライスが追込で走るね」
スーパークリーク
「私が、先行で走るのでシュヴァルちゃんは自分のペースで走ってみましょうね」
シュヴァルグラン
「まだ、一定のペースが掴めてないんです・・・」
奈瀬トレーナー
「まだトレーニングを初めて2ケ月ですから・・・自分のペースを掴めていないのは当然ですよ」
「これから、併走トレーニングを繰り返していく事でレース感覚を掴んでいくので頑張りましょう」
シュヴァルグラン
「お願いします!!」
シュヴァルグランは、ライスシャワーとスーパークリークと一緒に併走を始めた・・・
博之
「ふむ・・・ヴィルシーナは大逃げを可能にするポテンシャルは感じるな」
シンザン
「そうね・・・でも、スタミナとパワーと頭の回転が足りて無いわね」
スピードシンボリ
「ダイヤの原石と言う感じだね」
ハギノトップレディ
「磨けば更に輝きを増しそうな感じね」
博之
「・・・超有名人が何しに来てんだよ」
「一般トレーナーの所に来る面子じゃないだろ」
シンザン
「仕事が行き詰ったから暇つぶし」
スピードシンボリ
「博之君と話をしようと思ってね」
ハギノトップレディ
「同じく♪」
博之
「はぁ・・・次の併走が終ったらな」
シンザン
「差し入れを買って来たわよ」
スピードシンボリ
「おにぎりを買って来たよ」
ハギノトップレディ
「スポーツドリンクを差し入れで用意したわ」
ハルウララ
「シンザンさんだ~!!!」
ホクトベガ
「相変わらず凄い面子ね」
シンザン
「相変わらずウララちゃんの頬はモチモチで気持ち良いわね」
スピードシンボリ
「このモチモチ感・・・素晴らしいね」
ハギノトップレディ
「こんなにモチモチしてるなんて・・・」
ハルウララ
「うにゅにゅ~」
博之
「それくらいにしておけ。ウララが話せなくて困ってるぞ」
ハルウララ
「シンザンさんは遊びに来たの?」
シンザン
「そうよ~♪仕事に行き詰ったから、博之と遊ぼうと思ってね」
スピードシンボリ
「私は、フランクに話せる博之君と話をしたくてね♪」
ハギノトップレディ
「私は、堅苦しい仕事に飽きたから抜け出して来ちゃった♪」
博之
「名家の当主が適当で良いのかね」
スピードシンボリ
「適当な時間も必要なのさ」
ハギノトップレディ
「そうそう♪何事も息抜きが大切なのよ」
それから、併走を終えたヴィルシーナ達が戻って来た・・・
ヴィルシーナ
「シンザンさん!?」
シュヴァルグラン
「スピードシンボリさん・・・」
ヴィブロス
「ハギノトップレディさんだ~♪」
マルゼンスキー
「レジェンドウマ娘ね♪」
ライスシャワー
「こんにちわ♪」
キングヘイロー
「相変わらず美人ぞろいね」
スーパークリーク
「今日はどうしたんですか?」
シンザン
「遊びに来たのよ」
スピードシンボリ
「折角の機会だから、若い世代のウマ娘との交流もしようかな」
ハギノトップレディ
「私達に質問する時間を用意しましょう♪」
大道克己
「折角の機会だ。色々と質問しておけ」
奈瀬トレーナー
「普段は忙しい方達ですからね」
博之
「少し休憩の時間にしよう」
それから、質問タイムが始まった・・・
ヴィブロス
「スピードシンボリさんが初めて海外のレースに出走したって本当なの?」
スピードシンボリ
「凱旋門賞なら私が初めてだね・・・酷い結果になってしまったけどね」
博之
「あんまり自分を貶すな・・・マジで怒るぞ」
スピードシンボリ
「私を励ましてくれるのは博之君だけだよ♪」
ヴィルシーナ
「ハギノトップレディさん・・・桜花賞を勝った時の事を教えてください」
ハギノトップレディ
「あの時の桜花賞は凄かったわね・・・総勢21人のウマ娘が出走してたから」
「最後は差し返して、桜花賞は勝ったわ・・・それ以降は、オークスで惨敗しちゃったわ」
博之
「G1レースに勝つだけで凄い事だ。それ以降の結果より今が大事だろ」
ハギノトップレディ
「そうね・・・ヒロ君がトレーナーになったのは天啓だと思うわ♪」
シュヴァルグラン
「シンザンさん・・・クラシック三冠の勝った時って・・・」
シンザン
「最初は全く期待されていなかったわ」
「でも、皐月賞を勝った辺りで潜在能力が開花して当時のG1レースを勝ちまくったわね」
シュヴァルグラン
「凄い・・・」
シンザン
「しかも特殊な蹄鉄を装着した状態で勝ちまくったのよ・・・お陰で神バとか言われてたわね」
博之
「シンザンが当時、実際に使ってた蹄鉄は俺の実家に飾ってあるから気が向いたら見に行ってみ」
シュヴァルグラン
「トレーナーさんの実家ですか?」
博之
「南や食堂がトレセン学園の近くに有るから。大盛もメガ盛りも対応してくれるぞ」
「両親と妹夫婦が経営してるから、気軽に行ってみると良い」
シュヴァルグラン
「はい・・・行ってみます」
ライスシャワー
「何だか楽しそうだね♪」
ハルウララ
「シンザンさん達とお話すると楽しいよ!」
キングヘイロー
「普段は聞けない事が聞けるタイミングだから羨ましいわね」
ホクトベガ
「レジェンドウマ娘との繋がりが有るトレーナーさんは何者なのかしらね」
マルゼンスキー
「ご両親が凄い人達なのよ♪」
スーパークリーク
「トレセン学園では、美味しい定食屋さんで有名ですからね♪」
大道克己
「セントライトが現役の頃から営業している店だからな」
奈瀬トレーナー
「とても美味しい定食屋さんですよ」
それから、レジェンドウマ娘に普段は聞けない事を聞く事が出来て非常に充実した日になった・・・