新エリー都を照らす太陽   作:懐玉

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2本投稿。
なんか前回の奴投稿忘れてた


真実と罪

小さなパソコンから流れる映像が止まる。結論から言うならば、ヴィジョンの爆破予定地に人がいた。住民もろとも爆破する予定だったのだ。

地下鉄を作り変えるのは、当たり前だが資金、人材、資源、などなど会社に大きな負担をかける。そこにもともと住んでいた人たちの移送も加えればより負担が掛かる。だからこそヴィジョンは住民を捨てる決断をした。この事実に縁壱は、唖然とした。人は全員が善人ではないそれを理解している。だが、信じられなかった。

こんな事を行う者がいる事が。この世界では元の世界と様々な違いがある。だからこそ人がより凶悪になる事も理解している。実際そう言う話を聞く、だが限度があるだろう。罪もない一般人を巻き込み爆破、それは限度を容易く超えた。

縁壱は実感する。どんな世界でも、他人は命を容易く踏み付ける事ができるのだと。

そんな事を考える横で猫又とアキラ、リンは腹を割って話し決断した。

 

「よし、準備を整ったらすぐに行動を開始しよう。縁壱。今回は君にも行ってもらうよ。」

 

アキラは、こちらを見ながら言う。

 

「ちょっ、ちょっと待て!なんでこの人が来るんだ?戦えるのか?」

 

猫又は、縁壱を指指す。猫又からしたらさっきホロウに一緒に来なかったため戦えると考えていなかったのだろう。

 

「ふっふっふっ。なんとうちの縁壱は、最近有名な日輪の剣士なのだー。」

 

なぜだか、自慢気にリンが堂々と言い放つ。猫又は顔は、唖然としていた。情報力の暴力に晒された感覚だろう。前からインターノットで、小さな話題を呼んでいた。赤い剣士こと、日輪の剣士が目の前にいる。あの星見雅が認めた人間が目の前にいる。猫又は一瞬で宇宙猫になった。

 

(え。は、え?んんんんんん???)(°▽°)??

 

「あれ?猫又ー?」

 

リンは、宇宙猫状態の猫又に声をかける。アキラは、リンの堂々たる宣言に少しため息をついていた。

 

「はっ!頭が飛んでた。てか、待て。このビデオ屋には伝説のプロキシと虚狩りと同格の化け物がいるのか!?どんなビデオ屋だよ!!」

 

猫又は、ツッコんだ。伝説のプロキシがビデオ屋をするのはまだいい。(猫又は疲れています。)だが、それに加えて虚狩りと同格がいる。どんなビデオ屋だ!そんなビデオ屋おかしいだろ!

なんでそこらの軍隊より強いんだ!軍隊より強いビデオ屋ってなんだよ!

 

猫又は、情報が完結していない。

そんな猫又も気付けば、縁壱が日輪の剣士と同じ服装をしていた。

 

「猫又。大丈夫か?」

 

ポンプを抱えた縁壱が、心配そうに言う。

 

「あ、ああ。大丈夫だ。」

 

猫又は、考えるのをやめた。てか考えたくなかった。

二人は、ビデオ屋の裏口から出て行く。

 

 

カンバス通り、数多くの人がいる爆破予定地だ。

中に入ればニコ、アンビー、ビリーがいた。

 

「はあ、確かに妙だわ。また、想定外の事に巻き込まれたんじゃないでしょね?」

 

「確かに想定外の事はあったけど策を思いついたよ!」

 

「この声は。プロキシ!」

 

ニコの心配した声にボンプからリンが返答する。その場に猫又と縁壱も合流した。

縁壱は、周囲を見渡しながら人の数を数える。数は100を超えていた。子供、大人も老人も関係なく人が集められていた。

 

「それに縁壱まで!これなら心配ないわ。あのヴィジョンどもボコボコに。」

 

「いや、その案はなしかな。」

 

「え?なんで?まさか縁壱が負けるって考えてるわけ?」

 

ニコの発言に、リンが否定する。ニコはそれに疑問の声を出す。普通に考えればあれくらいの人間がいくら居ようと縁壱一人で倒せるだろう。だが、今は条件が違う。

 

「いいニコ?相手は人数が多いし銃を持ってる。銃を乱射なんかされたら縁壱は、100人以上を守りながら戦う事になるんだよ?それに縁壱の事だから誰かを庇って怪我したりもするかも知れない。あまりにもリスクが高すぎるよ。」

 

リンの発言は、合っている。縁壱は強くはあるが100人以上を銃から守りながら戦うなら流れ弾が当たってもおかしくない。それに相手は正面だけじゃなく。他の方向にもいる。住人たちを遠ざけられる距離も短い、そんな状況下で全員を助けるのはあまりにも危険だ。

そこでリンは、自分たちの計画を話した。

ニコたちはその案に賛成したようだ。

 

「よし、じゃあ、縁壱は列車がホロウに入るから周辺のエーテリアスを片付けて。列車が通ったらそのまま列車の護衛をして。」

 

「わかった。」

 

リンが縁壱に指示を出し承認する。なお当然のように、列車を防衛するように言われているが。普通人間に任せる事じゃない気がすると考える猫又だった。てか普通に承認した縁壱にドン引いた。

縁壱は、凄まじい速度でホロウに向かった。

 

 

ホロウ内部、共通した事だが、どんなホロウ内も荒廃した街並みが広がっている。

 

「数が多いな。」

 

地下鉄付近のエーテリアスを見ながら言う。いくら地下を経由するとしてもエーテリアスが地下鉄に入る事もあるだろう。ならばこそ周辺のエーテリアスは、倒さなければならない。

 

『Gyaaaa!!』

 

エーテリアスたちが縁壱に気付き襲いかかる。

日輪刀を鞘から抜き構えを取り切り裂いた。

単純な薙ぎ払いが、エーテリアスたちの頭と体を分裂させそのままの勢いで少し離れた場所にいるエーテリアスたちをまとめて斬る。

目にも止まらぬ速さで、エーテリアスを切り裂いて行く。

エーテリアスが反応するより早く、気づかれ前に切り裂いていく。数分後。粗方周辺のエーテリアスが片付いて来た。

その時、遠くから響いた爆破音が鳴り響いた。

特段耳がいいわけではもないため、場所は地下鉄付近だとわかる程度だ。

 

「なんだ?」

 

音がした付近に近づきながら、エーテリアスを切り裂いていく。

 

 

ヴィジョンの爆破エリア監視拠点にある列車内にて。

 

「覚悟はできてるーーあたしがヴィジョンと交渉してくる。安心してパールマンって切り札もあるし、あたしの出身が赤牙組だって知ったら、きっと交渉に応じてくれる....」

 

猫又はそう言いながら列車の扉を閉め外に出た。

 

「依頼人さん!猫又!....おい、戻って来い!!」

 

ビリーが呼び止める猫又を呼び止めるも遅く。彼女は出て行った。

 

「猫又!猫又ってば!アンビー、ビリー、早くドアを開けて!」

 

「ダメだ、ニコの親分!この車両、窓もドアも信じられねぇほど頑丈だ。あのパールマンってやつが、わざわざ補強させたに違いねぇ!」

 

ニコが指示するも簡単に列車の扉は開けられるものではなかった。

 

「ああもう。クソッ!」

 

「しっ、静かに外から話し声がする。」

 

「はっきり言ったでしょ?今からあたしは、あんたたちのボスを連れて徒歩でホロウを抜ける。目的は、新エリー都の爆破解体本部での交渉だ。武装部隊は封鎖を解いて、住民たちを解散して。それが終わったら、あたしと一緒にここから立ち去るの。あんたたちのボスはあたしが預かってるんだ。彼に無事でいてほしいなら、耐侵蝕装備と、ホロウを抜ける最短ルートを用意して!ニコ、みんなのこと頼んだ」

 

そんな声とともに、猫又は去って行く。

 

「ああ!リン、縁壱を呼んで!」

 

「無理だよ。ホロウ内部からの連絡はこのボンプ以外じゃできないし、縁壱には、列車が合図で動くようにしたから通信機なんか持たせてないよ。」

 

ここで、縁壱をホロウに当てた事が裏目に出た。

連絡が取れないため列車の扉を自力で開けなければいけない。

 

「とりあえず扉を破壊してでもいいから外に出ないと。そのまま縁壱と合流しよう。」

 

数分後。

 

「やった。ようやく出られたぞ。」

 

「ああもう、 車両を破るのに随分手こずったわね...猫又とパールマンたちは、 もうホロウに入っちゃってるはずよ!」

 

「Fairy、ホロウの中の状況は分かる?」

 

『依頼人の現在地を特定。進路によると、依頼人はおよそ30分後にホロウの出口に到着すると推測されます』

 

「ってことは.....もう猫又を止める方法はないのか?」

 

「もし仮にそうだとしても....住民の救助なんて大事、猫又ひとりに背負わせるわけにはいかない。ヴィジョンは人命を踏みにじるようなドクズなんだから、きっと一筋縄じゃいかないわ.....でも列車に乗せるプランが失敗した今、どうやってエーテル適性のない住民たちを脱出させたらいいの....」

 

「見方を変える必要があるかもね。「山もしわれに来たらずば、 われ山へ行くべし」って言うでしょ?」

 

「・・・なるほど、 さすがは僕の妹だ。危険は伴うけど、 僕たちに残された唯一の方法かもしれない。」

 

「え、どういう事?」

 

「実はね。ニコ。カンバス通りと新エリー都、この二つは直線距離で結ぶ分にはそう遠くないんだ。デットエンドホロウの拡張で道が阻まれていたから時間をかけてホロウの中を通らないといけないっだけさ。つまり、ホロウ自体を縮小させることさえできれば、 安全になった道から、 住民たちも一気に脱出できる。」

 

「そうか、その手があったか!エーテリアスを叩けばいいだけだろ?俺たちにとっちゃ楽勝だな。」

 

「だけど、ホロウの規模を効率的に縮小させたいなら、

さっきみたいなエーテリアスを3000体ぐらい倒さないと。」

 

「ぶっ。」

 

「でも、特定状況下において、一部の巨大な個体のエーテル活性は、 標準的なエーテリアスの数千倍、 あるいはそれ以上に達する...そう。デッドエンドブッチャーだ。」

 

「あの、デデデ、デカブツの事か?。俺にゃ、色んな意味でデカすぎるぜ。何かあったら、明日の夜モニカ様に会えなくなっちまう!」

 

「確かに僕たちじゃ勝てないよ。でも、縁壱がいる。」

 

「はっ。そうか!縁壱なら。」

 

「ああ、一人で勝てるだろうね。」

 

「よし、とりあえず私たちもこのままホロウに入って縁壱を呼びましょう。」

 

ニコたちは、急いで地下鉄を通ってホロウ内部に入って行った。

 




伝わるかわからんいんですが。
最新話出したら番外編の方に行って話数調整がめんどくさいです。てか話数が増えたらマジでやばいことになりそう。どうにか本編のとこに直接投稿できるようになりませんかね?

ツール・ド・インフェルノカットしていい?

  • いいよ。
  • だめだ。
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