イェーイめっちゃ鬼殺隊   作:あああ

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蜃気楼の未来

 

呼吸の派生と簡単に言ってみたものの、何を元にするかは考えものである。例えば水の呼吸から蛇と獣の呼吸が派生したり、炎の呼吸から恋の呼吸が派生したり。霞の呼吸って風の派生でしたっけね?

全部の型は知らないのでなかなか習得が進まないのだが、そう、全部知ってやろうと思っている。良いところだけ掻い摘んでやる作戦だ。一つ二つから派生させようなんてケチなことはしない。奪えば全部ゥ!

全く使えない呼吸と言うのは無いみたいなのだが、強いて言うなら岩の呼吸に関してだけはそれ武器嘘じゃね?と思ってスルーしている。刀の方がかっこいいと思っている口だ。

 

恋の呼吸と蛇の呼吸に至っては見たことがなく、どうやって教えてもらったらいいのかとかなり頭を悩ませた。結局、致し方無く炎柱邸に行った。蝶屋敷とここは少なくとも逃げることがないので有り難いと思う。

 

「少し先輩だが、呼吸が決まっていないのは困るな!!良かった継子になるといい!!」

「や、そこまでガチじゃないので。本棚だけ見せてもらえれば」

「ええ〜!でも未来ちゃんって強いし、歳も近くて話しやすいから、一緒だと嬉しいわ〜! ……だめ?」

「ん゛いや勘弁して下さい」

「甘露寺のどこが嫌なんだ未来先輩!!」

「嫌なんて一言も言ってないんで!! 違うんでェ!!」

 

変な誤解持たせるの辞めてもらっていいですかァ!? 旦那に怒られちゃうだろ!!(ガチギレ)

 

と、この様に、丁度甘露寺さんが居てちょっとしたハプニングだった。

基本的にいい人なんだけどね。継子という単語が出たりしたが、少し時間を割愛している。長編小説は善逸伝で懲りたのだ。なんちって。あれ79巻あるらしくて馬鹿すぎる。弟弟子くん?

 

予期せぬ蜜璃さんと接点が持てたので恋の呼吸ができた暁には手紙でも出して見学に行こう。うんうん、のんびりが良いよね。

 

 

伊黒小芭内と知り合ったのは残念ながら原作が始まった後である。それがよもやなことに下弦討伐、彼が柱になるきっかけ?のような場に立ち会ったのが運の尽きだ。個人的に衝撃的だった出来事の一つである。

 

「お疲れ様でーす。元気ですかぁ?」

「元気な訳ないだろう下弦の鬼を倒したばかりだぞ烏は飛ばしたんだろうな、ああ体が痛い止血するための布はないのか」

「ありまーす。ゆーっくり喋ってくださーい」

「ゆっくり喋っている場合か?不真面目なやつだ。こんなやつと一緒とはほとほと運がないしかも鏑丸も懐いていると来た。憎たらしい憎たらしい…」

 

おっ、ネチネチしてるな。甘露寺さんとはまだ会ってない感じか。

成り行きで、たまたま追ってたのが十二鬼月っぽくて、近くにいたのが小芭内さんだったので巻き込んで……というかペットのカエルを食いながら追いかけてきたらしい。撒き餌じゃないんだよ。

 

そう、話が変わるが私はカエルを飼い始めた。

動画サイトで赤いカブトムシを交配して数年かけてめっちゃ赤いカブトムシを作ろう的なのをみたことがあったので、青いカエルを作ろうと思って数年前から始動している。理由は可愛いからだ。

 

そんなカエルちゃんを食べられて、お互いに悪い意味で遠慮がない。蛇ちゃんは好きだが、この呼吸、蛇を首に巻いている前提だとしたら私も自分の蛇を持たなきゃならないことになる。他の生き物で代用できないもんかな。カエルでどうぞ。

ムキムキのネズミもいるし蛇だっているんだからカエルに芸を覚えさせることも当然できる筈だ。まぁ今の所は一匹一芸って感じだが、私は耳がいいので鳴き声で遠くからでも自カエルの声を判別できる。それだけでも索敵要員として便利だと思うぞ!

実家の池で大量に発生させたら獪岳から発展途上な文字で「殺す」って手紙が来たけど……知らんな!

 

「しかし助かった。礼は言おう。背中を預けるには値する」

「いいって事よ。惚れないでね?」

「意味がわからない。やはり女は頭がおかしい特にコイツには妙な噂もあるし信用できない。信用しないからな」

「ははは、私もペット食われたから信用しないですよ」

 

とまぁこんな感じで、結構鬼殺隊では顔が聞くようになってきた昨今。やっぱり足で調査するのが一番効率が良さそうだ。どこかに無一郎くんも落ちてないだろうか。呼吸はほぼ完成したと言ってもいいかもしれないが、霞の呼吸も知りたい。カッコ良さそうだから。

 

義勇に頼んで呼んで貰うのは、ちょっと可哀想だろうか。置物だと思われてたし。お館様に手紙を書いてみようか。別に洗いざらい吐いたって構わないのでアリと言えばアリだけど、別に証拠も何もないからな。普通に変な人として処理されそう。

このままズルズルと遅いければ刀鍛冶編になってしまう。もう最終決戦までに出来てればいいかなぁ、うん。

 

原作が始まったのがわかったのは冨岡義勇から結構あからさまな相談のメール(手紙)が来たからである。多分彼の一番の友達枠に収まっているので普段からそこそこ見に行くのだが、あのヨボヨボのカラスが飛んできた時には流石に身構えたね。

別に義勇と仲良くなかった場合でも善逸が弟弟子なのでそれなりに時期かもな〜とは思ったかもしれないけど、彼もまだ慈吾朗さんの家に来たばっかりだ。弟弟子ができたと聞いて大喜びでお土産を持って里帰りした私は、自他共に甘い対応で善逸を甘やかしすぎるからと実家を出禁になった。そんなことある?

 

弟弟子達、多分だけど兄と弟が逆だったら上手くいったと見えるね。

アレでも獪岳は歳上に勝つと喜ぶもので、もう私の階級に迫ってきて調子に乗っている。抜かれるギリギリを維持してモチベ守っておこうと思ったところだ。

 

こちらでは、呼吸が未完成のまま丙まで来てしまいました。原作のかまぼこと同じくらいね。

とりあえず足を引っ張ったりはあんまりしなさそうで良いけれど、ちょっと評価されすぎかもな。いや同期に比べりゃ遅いんだけど、メインで首狩ってるわけじゃないから誰かが上に掛け合ってる可能性がある。とりあえず義勇ではないと思いたい。

 

六の呼吸と一のちょっと怪しい部分で作った七色の呼吸。虹の呼吸というのもちょっと安直かと思い、私は和の呼吸と名付けた。

そう、平和な世の中から生まれた、怪我をしない、させない為の剣技である。これとメタ知識で無双しようぜ!

 

……出来そうなら人助けもします!





煉獄杏寿郎は思ったことを割と口に出して言う方である。

「甘露寺と未来は……似ているな!顔が!」
「煉獄さんとお父さん程じゃあ無いですよ。私、お父さん似ですし」
「ううむ、そうか!? ご飯を食べている姿がよく似ているぞ!」
「それ、甘露寺さんにはマジで言わないでくださいよ? うっかり私が産まれてこなかったらどうします?」
「………よもや!!」
「いや冗談ですけどォ? 流石に時系列がおかしいんでね」

全然ヒソヒソしてないもんで、口を滑らせた未来の冷や汗が止まらない炎柱邸。まぁ別に隠すことでもないのだが、親の少女漫画を見たくない子供心がある。
そもそも漫画のキャラクターが両親に似ているからってそんな安直に血のつながりを疑ったりはしない。ちょっと推しの子式の鬼殺サラブレッドじゃないかと心の中で思ったことがあるだけで。え 名前まで同じ? いやぁ……?

「甘露寺がお母さんならお父さんは誰なんだ!」
「あー嫌だ嫌だ。気のせい気のせい」

主人公の名前はいぐろ みく──伊黒 未来である。
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