男女比がおかしい世界に産まれました   作:大気圏突破

15 / 36
そういえば五反田監督を全く絡ませてなかった。まぁいいか

作中の人物の年齢を弄ります。


ようやく高校生編に入ることが出来る

ー旦那様との出会ったきっかけは?ー

「初対面は病院の待合室でした。インフルエンザで意識が朦朧としている私の隣に座っていたリョースケ君が手を差し出してくれて診察室まで運んでくれました。診察が終わったあとも彼は残っていてくれて私をタクシーに乗せてくれたんです」

 

 

 

ーではそこから付き合うことに?ー

「いえ、彼と次に出会うのは2年後でして母から「私の知り合いの子供に会ってみない?」と持ちかけられて話を聞くと、小学生の頃にクラスメイトだった友達に息子がいて独り身だからダメもとで会ってみなさい!って、正直なところ結婚なんてしなくてもいいやという考えで生きてきたので気が進まなかったのですが…」

 

 

ーまさか相手が?ー

「えぇ通された和室で窮屈そうにスーツを着ていたのがリョースケ君でした。1度しか会っていないのに彼も私のことを覚えていてくれて、話に花が咲いてそこからトントン拍子に事が進んでいきました。まさかこの時代でお見合いで結婚できるなんて」

 

 

ードラマチックですねー

「そうですね。神様がいるのなら感謝したいです」

 

 菅野冬子さんは大きくなったお腹を撫でるように摩り母親の顔でニッコリと笑っていた。

 

 インタビュー映像が映るYouTubeを閉じてグレーのグラデーションカラーが特徴的な髪の女性は遠くから聞こえる赤ちゃんの泣き声に気付くと駆け寄るが自分よりも先に夫がベビーベッドにたどり着き、優しく抱きかかえると泣いていた娘は次第に笑顔なっていった

 

「ありがとうメルト君」

 

 愛する夫に労いの言葉を伝えると共に妻の”鳴嶋めい”は娘を彼から受け取りベッドに寝かせお腹をゆっくり優しくポンポンと叩いて睡魔を誘発させると目を閉じ夢の世界へたびだたせる。彼女はソファに座ったメルトの太ももの上に跨ぐように腰を下ろすと互いの顔が見えるように向かい合った。彼は背中に回した腕に力を籠めて妻を強く抱きしめると程よい大きさの胸に顔を埋め柔らかさを堪能する。彼女は髪の毛を解かすように頭をなでるとメルトの手がズボンの内側に入り込んで臀部や下着に触れていた

 

「まだ早いよ!」

「俺達に早いも遅いも無って!」

 

 妻は立ち上がると夫をお姫様抱っこのように持ち上げ浴室まで運んでいく、のぼせないように温めの湯を張った広めの浴槽に入ると、2人の唇は重なり合い貪るように互いの舌が絡み合う、着ている服がお湯で透けてしまい妻の扇情的な下着に注目すると彼女は察したようにシャツを脱いで夫を抱き寄せる。息の続く限り水中でキスを続け苦しくなると自身の酸素を愛する者に送りあう。髪が乱れても気にせず夫の欲望を身に受け妻は夫の首筋に嚙み痕を残す。若かりし夫婦の行為はアブノーマルだが当人たちは気にしない、この夫婦に2人目が誕生するまで時間は掛からなかった

 

 

 

 

 

 

 昼寝をしていたアクアはお腹に重い物を感じ瞼を開けると目と鼻の先に幼少期から付き合いのある黒川あかね顔が見えた

 

「おはようアクア君!もう少し寝てても良かったのに」

「なんのつもりだ?あかね」

 

 普段なら”おはよう”と返すが彼女の恰好が言葉を遮る

 

「変かな~?でもルビーちゃんが、アクアはこの恰好が好きって言ってたからって」

「その状態で外を出歩いてこいって言ったらどうする?」

「恥ずかしけどアクア君が望むのなら良いよ」

 

 彼のお腹の上に跨っていた彼女は彼の手を取って玄関に向かって歩き出すが最大限の力を籠めて止めた

 

「やめろ俺が社会的に死んでしまう」

「大丈夫アクア君は私が守るから」

 

 求めている答えとは180度違うモノに頭痛の種が発芽しラフレシアのような花を咲かせた。だって目の前にいる彼女の恰好が…

 

「競技用の水着って、俺そんなこと言ったことはないんだが」

「だってルビーちゃんと一緒にお風呂に入った時にマジマジと見てたんでしょ?」

「いやあれは」

 

 あかねが言うのは中学3年になっても姉のルビーが入浴中に乱入してくることで、15歳になって女性らしい裸体を直視することが出来ないアクアは折衷案として水着を着ろと言って混浴を許した

 

「やっぱりスクール水着の方が良かった?」

「そうじゃなくて、あとなんでニーソックスを履いているんだ?」

「クラスメイトが”男の子は白いニーソックスを好む”って」

 

 ムチっとした太ももに若干食い込んだニーソが彼女の綺麗な肌に赤い痕を残す。転生前の雨宮吾郎だったらそれなりに興奮するが刺激に慣れ続けたせいで股間が熱くなることは無い

 

 

「ところで何で私のいるところに来ないの?」

「進学先のこと?」

 

 彼の質問に頬を大きく膨らませて怒っている表情を作るが、当のアクアは

 

「(ドンキーコング2にこんな魚いたよな)」

 

 と思い、あかねの頬に指を突き刺しすると外からの圧に耐えきることが出来なかったのか”ボフッ”という効果音と共に空気を吐き出した

 

「もう茶化さないで!私は怒ってるの」

「だって、あかねのところ芸能活動はOKだけど公休扱いにしてくれないじゃん」

「それはそうだけど、でもアクア君が入ったら特別扱いにして…」

 

 残りの言葉を紡ごうとしたが彼の人差し指が彼女の口に当てられ発言を封じられそうになるが、あかねはアクアの指を”パクリッ”と口内に入れて自身の舌で、ねっとりと舐めまわすと彼の指が奥に差し込まれ、えずいてしまう

 

「もう激しいよ!そういうのはベッドの上だけにして」

「やったことないだろ」

「私はいつでも良いよ」

 

 アクアは溜息を吐いて呼吸を整えると彼女と同じ目線になり

 

「そういった扱いをされるのが嫌なんだ俺は、権利を振りかざしている感じがして」

「アクア君らしいね。でもなんでアイツのいる陽東なの‼」

「家から近いし男子生徒もいる。あとは役者の仕事に支障をきたすことが無い」

 

 学力が劣っている訳もなく彼女と同じ高校に進学することは可能だが家から遠いのがネックである。慌ただしくない朝を過ごしたい彼にとって家と高校の距離が短いのは魅力的だ

 

 

「う~~ん、この分からず屋〜」

 

 彼女には夢があった。もちろん将来アクアと同じ屋根の下で暮らし仲睦まじく幸せな家庭を作る。その計画を綴った大学ノートが5冊目に突入している。しかし朝は彼を起こして腕を組んで登校し、屋上で自身が作った弁当を食べさせて放課後は制服デートをしてみたい欲望が心の中に存在する。だから彼が陽東に行くのは好ましくないがアクアが決めた以上ワガママを言うのは悪手である

 

「(制服デートは最悪こっちから迎えに行けばいいよね?)」

 

 あかねは自身を納得させると同時に今後のことを模索した。今の肩書きは女優だが目立った活動はしていない。2時間ドラマのチョイ役や再現ドラマで呼ばれたり、日曜に放送される大河ドラマでは背景に登場する町娘役ぐらいのことしかしていない

 

「(私の見えないところでアクア君を狙う女狐は必ず出てくる。そんな奴等に私のアクア君を渡してはいけない!)」

 

 しかし彼女の頭脳はフル回転して対策について考えていたが良い案が浮かばず顔を曇らせてしまった。しかし

 

「アクアくん?」

 

 その顔を見て落ち込んでいると勘違いした彼が、あかねのことを抱き締めた!普段は自身の方からハグをしようとするが避けられてしまうのを力ずくで抱き締めることが多いが、彼の方からしてくれるなんて2年に1回あるかないかである

 

「(いい匂い)」

 

 愛しの夫(仮)が何か言っているが妻(予定)の耳には届いていない。心臓の音が耳から伝わり自身の鼓動も次第に早くなる。このまま第一部完で次話から新婚生活編にならないかな?一姫二太郎で2人でベビーカーを押しながら近所を散歩する。

 

「(夜の営みはベタだけど寝室に置いてあるクマの縫いぐるみが外を向いていたらYESなんだけど子供がイタズラしちゃって台所に立っている私にアクア君が後ろから抱き着いて)」

 

 既に自身が執筆した妄想の世界にダイブしてVRゴーグル無しでアクアとの夫婦生活を満喫している。

 

「(幸せだな~、成長した子供達が結婚記念日の時に”デートしてきたら?”って提案してきて最後は3人目を…)」

 

 妄想暴走特急黒川あかねのアクセルを踏み込む足は完全に突き抜けてしまいアスファルト舗装の道をゴリゴリに削る

 

「貴方頑張ろうね」

「あかね?」

 

 彼女はアクアの温もりを十分に堪能すると今度は彼の膝裏と背中に手を回して難なく立ち上がり寝室まで運びベッドの上に放り投げる

 

「アクア君3人目の名前はどうしようか?」

「ちょっと待て!3人目って、おい!あかね‼」

 

 競泳水着姿の彼女が覆いかぶさり彼との愛を育もうとしたが

 

 

 

あかねちゃん!アクアになにをしようとしてるのかな~?

 

 母のアイが部屋の出入口で般若のような顔で仁王立ちし

 

「3人目って言ってたけど、何の予定かな?」

 

 姉のルビーが彼女を後ろに回り羽交い絞めにする

 

お義母(アイ)さん、お義姉(ルビー)ちゃん止めないでください夫婦にとって大切な命の育みなんです!生命の神秘を」

「今のあかねちゃんぐらいの時に2人を産んだけど大変だったから、もう少し待ってほしいわね」

「私たちの結婚を認めてくれるんですか?お義母さん」

 

 瞳の中に星を宿してキラキラとした表情でアイに尋ねるが

 

「それとこれは話は別!あと何で水着なの?」

「これはアクア君の趣味で」

「だから違うって」

「へぇ~アクアってこういったことに興味が無いと思っていたけど、なかなか良い趣味じゃない」

「アイだから」

「アクアは競泳水着よりもスク水派だよ!ママ」

「昔の着てたのって、まだ入るかな?」

「アクア君一緒に1つになろう」

 

 この空間は混沌としか表現出来なかった。スク水姿の母と姉に白ニーソ競泳水着の幼馴染、風呂場へ直行されかけたが斉藤夫婦がやってきて間一髪アクアの貞操は守られた。もし夫婦が間に合わなければ彼はここでゴールテープを切って来月にはアクアの両隣に花嫁がいてチャペルで挙式だったかもしれない。ありがとうミヤコさん!ありがとうグラサン!あなた達のおかげでアクアの未来は守られた…はず

 

 

 

 

 

 桜舞い散る卯月の上旬、ルビーとアクアは陽東高校の芸能科に進学した。在籍するには芸能事務所に所属(フリーでも活躍によっては可能)が必須でルビーは対象外となるがアクアのボディーガード役として京プロ所属となった。社長のミヤコも近い将来に姉弟で共演をさせたいと考えている。

 

「やっぱこうなるよな」

「まぁ有名税ということじゃない?」

 

 教室内に入ると2人対して複数の強烈な視線が向けられた。それは室内を埋める9割の女性によるものだが何故か男子生徒からも熱い視線を送られている

 

 

「パンダの気持ちが分かった気がする」

「ねぇアクア、今度上野で姉弟デートしようよ!」

 

 姉のお誘いを無視して弟は着席した。彼の座った場所を見て落胆する生徒と天高く拳を掲げるクラスメイトの2つに分かれた。本来なら今日は適当に座って後日に席順を決めるのだが無用なトラブルを避ける為に今回は事前に決められていた

 

 

「(まだ時間はあるか?)」

 

 彼はカバンから小説とメガネを取り出し耳にイヤホンを装着した。これは自称心の友である姫川大輝からのアドバイスで人避けの効果があると力説していた。しばらくすると教師が現れ芸能科特有のルールを説明していると教室のドアが開き、そこには絶世の美少女が佇んでいた

 

「(不知火フリル?)」

 

 入ってきた彼女を見つめているとフリルは彼にゆっくりと近づき

 

「これが私の気持ちだから受け取って!」

 

 彼の唇は彼女に奪われた!

 

 




原作では決して幸せになることがなかったニノとリョースケを結ばせました。感想欄で「この2人はどうなってますか?」と書かれていて、ブラックコーヒーが糖尿病患者が逃げ出すレベルで甘くしようと考えました。なお当初は一時期ネットで話題になった雪の日にインタビューを受けるカップルにしようと考えましたがYouTubeでインタビューを受ける形にしました

そしてメルトと化野めいを婚姻させました。そのため彼女の年齢を原作から引き下げメルトの2つ上にしています。なぜこの2人が結ばれ赤ちゃんがいるのか?は今後書きます

原作ではアイが10代中盤で2人を出産してますが、今から30年以上前に放送された「投稿!特ホウ王国」(ミスターマリックやエスパー伊東が登場していた作品)で「凄い若い母親がいる」という内容で出演者が当人の家に行くと20歳の主婦が登場した。誰もが「普通じゃん」と思った矢先ランドセルを背負った娘が帰宅し年齢を聞くと「7歳」と答えていた。アイより更に若いママです


アンケートを見ました。番外編は書きますよ性格の改変を少し行います


感想を書いていただき誠にありがとうございます。執筆の励みになります

作中のあかねの台詞にあったクマのぬいぐるみですが「鮭に嚙みつかれて腹から血を流しているツキノワグマ」です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。