しかしフォーエバーヤングは強かったな、それよりも船橋マイルの王者ギガキングが頑張ってくれたのは嬉しい
しかし来年騎手デビュー0人は虚しいな
黒川家で一晩を過ごしたアクアは同衾していたあかねから抱き着かれる形の状態で目が覚めた。彼女は彼の胸に顔を埋め涎を垂らしながら満足そう表情を浮かべていたが
「(なんで下着姿なんだ?パジャマ着てたよな?)」
髪色よりも深い蒼色の扇情的な下着を身に纏い生地の薄さも相まって目のやり場に困るモノだった。赤ん坊の頃にミヤコが見せたブラよりインパクトがあり朝ということも重なって下半身に血流が集中するが自制心を働かせて耐えることにした。どこかで"もうゴールしてもいいんだよ"と聞こえてきたが空耳だと思いたい
「とりあえず無事なようだな」
3人で朝食を終えると壱護が迎えにきた。彼は黒川の母親に礼を述べてアクアを連れて帰ろうとするが、あかねが制服の裾を強く握っていて玄関の外に出させようとしない、彼はその手を持って振り向くと目を閉じた彼女が唇を突き出していた
「なんのつもり?」
「夫を見送るんだもん。行ってらっしゃいのチュー」
「あかねったら!」
娘のアピールに母親は咎めようとしたが足がもつれてしまい誤って背中を押してしまうと、彼女はバランスを崩し前に倒れそうになりアクアが抱き着く形で受け止めた。そして
「はむぅ…ちゅっ、んぅっん……むぅ」
熱い抱擁からの口づけにより黒川家への一泊は終わりを迎えた。前日は数秒で終わった行為だったが舌を絡ませ一方的に送られてくる彼女の唾液を受け続けたアクアは強く押し返すことが出来なかった。なお彼の手が加害者のお尻を掴んでいることを母親はちゃんと見ていた
「まぁお疲れ様だったな」
黒川家では母と娘のハイタッチが行われ、帰りの車で壱護はアクアのことを励ましながら昨日の顛末について話し始めた。
「不知火フリルに関してだが事務所代表と保護者がウチに来て謝罪しに来た。当人も来る予定だったが話がややこしくなるという理由で自宅待機だった。あと教室内でキスを目撃した生徒には情報を漏らさないように徹底させるみたいだが無理だな」
「そういえばミヤコさんやアイには俺のことを何て伝えたの?」
アクアはハンドルを握る壱護に尋ねると
「落ち着きたいからホテルで一晩ゆっくり過ごさせるって、もちろんアイとルビーは突撃する気満々だったが”俺が昔セクハラされた時も同じことで心を癒すことに務めた”って言ったら納得してくれた」
「そんなことがあったんですね」
「もちろん作り話だ!」
いきなりのカミングアウトに驚くよりも
「ミヤコさんに嘘はつけないんじゃ?」
「セクハラをされたのは本当だから100%嘘という訳じゃないし、トラブルを被って癒されたい時は携帯の電源を切って自由気ままに過ごすのが心の休養に繋がる。アクアの行き先がたまたま黒川家だった話だ」
壱護は過去をあまり語らない。知っているのは今のアクアと同じ年頃にモデル業をやっていたぐらいで、彼からはグラサンが本体と思われているぐらいだ
「それに最後のアレだが受け入れたのは覚悟があったからだろ?」
「俺だって男だから」
しばらくして自宅に辿り着き玄関を開けると
「アタタタタタ生理痛でお腹がジンジンするよ!(棒読み)」
「それに頭痛が痛いよ~(酷い棒読み)」
母と姉がソファと床の上で大根役者もビックリするような演技で叫んでいた
「これはアクアの膝枕じゃないと治らないよ~(とても酷い棒読み)」
「そうだねママ、一緒にお風呂に入って3人で同じベッド寝ないと絶対に治らないと思うよ!アクアは優しいから苦しんでいる私たちを見捨てることなんてしないよ絶対に(さらに輪をかけて形容できない程に見苦しい棒読み)」
この2人をスルーして自室に入ろうとしたが
「おかしいな?アクアはそんなことしないよね」
「フリルちゃんに出来て私たちに出来ないってことはないよね」
後ろから羽交い絞めにされ姉は自身の前に立つと首筋の匂いを嗅いで
「なんか雌の臭いがする?どうしてだろう”独りでホテルにいたはずなのに」
「これはあかねちゃんの香りかな?あの子の使ってるシャンプーって特徴的だから」
「じゃあママ、私たちのやることは1つしかないよね?」
この後アクアはお日様が天に昇ってる時間帯から浴室に放り込まれてしまい隅々まで泡だらけにされてしまうのは言うまでもなかった。熟れてきた母の体と発展途上で数値がドンドン上昇していく姉の体は魅力的であり、タオルで隠されていても見えてしまうものは仕方のないことである。過剰ともいえる家族のスキンシップは土曜日の大半を潰してしまった
『サリナちゃんも中々アグレッシブなことをしますな~』
スキンシップを終えて肌がツヤツヤなルビーはパソコンの電源を入れるとオンラインゲームを起動しギルド仲間である彼女とチャットを開く
~ストロベリーパニック~
・このギルドの加入条件は兄や弟いること又は年下旦那様のいる既婚者であること、彼女たちは自慢の親族自慢や可愛い写真を提供して子宮を熱くさせている健全なグループなのだ
「確か永夢さんも下に弟がいるんでしたよね?」
『少し離れているけど2人いるよ』
「姉として可愛い弟がイケメンに成長してくれたのは嬉しいことなんだけど、やっぱりというべきか狙われる確率が上がっちゃって」
ルビーは、共に古参としてギルドを切り盛りしている彼女の返事を待ちながらオレンジジュースを飲んでいた。
『こっちも弟たちに雌の友達が出来たって言われるとテンションが落ちるっていうか』
「でも永夢さんは良いですよね”お姉ちゃん大好き”って言われたことがあるんですよね?こっちは今までそんなこと1度も無くて」
『それでも小さい頃だし今は言ってくれないよ(泣)』
「言われたいよ~~~~~」
『サリナちゃん大好き!』
「テンション激萎えなんですが」
たわいのない会話が続くが
「実は弟を狙っている女がいまして」
『どんな人?』
「1人は小さい頃から一緒で幼馴染みたいな存在で私にも優しくて頼れるお姉さんって感じで、もう1人は学校の先輩ですが弟はそっけない態度なんですけど子供の頃から何度もアタックしてきて」
『ほうほうそれで?』
「この2人だけかと思っていたら入学式のときにクラスメイトが3人目になりまして」
『モテモテだね弟さんは』
返ってくる言葉に先日のキスシーンを思い出したルビーはモヤモヤしながら
「私だって血が繋がっていなければ今からでも襲いたいぐらいなの!」
『でも法や世間が許してくれないよ。姉はどこまで行っても姉だから』
「気持ちを汲んでくださいよ~(泣)そっちだって同じ感覚に陥りますよ」
『私は割り切っている部分もあるからね。それこそ”ず~っとお姉ちゃんと一緒が良い”って言わせる為に画策してるし、添い寝をして背中から抱き着くと背徳的な気分にもなれる』
「ママが年の離れた弟を産んでくれれば永夢さんの気分が味わえるのに」
欠伸をして、ふと時計を見た彼女は既に日付けが変わっていることに気付くと会話を終わらせようとしたが相手の発した”添い寝”と”背徳”のワードが脳に染み付いて悶々としてしまう
「今から弟を抱いてくる‼」
『ちょっとサリナちゃん?』
そう言ってログアウトしたルビーはパソコンの電源を落とすと、極限にまで薄くスライスしたハムのように反対側の景色が見えてしまうほどの淡いピンク色のネグリジェに袖を通し、足音を全く立てずにアクアの部屋に向かった。鍵は無くベッドで抱き枕に全身を埋める弟を舐めるような表情で見つめた姉の理性は爆発寸前だった
「(そろそろ食べ頃ね)」
童話の世界で魔女が口にしそうな台詞を心の中で呟くとルビーは羽の生えた天使のように気配を消してアクアの枕元まで接近する。寝返りをうってはだけたシャツから見える腹筋はムキムキレベルてはなく程よい脂肪が残り何時間でも触っていたい芸術品である
「(やっぱり弟は姉のモノだね)」
空いているスペースに潜り込んだルビーは子供の頃のようにアクアに抱きついて温もりを感じ取っていた。小さい頃は同じ背丈だったのにいつの間にか抜かれてしまったがパワーでは負けていない、今のまま時間が止まってしまえば家族3人と斉藤家でワイワイ楽しく過ごすことが出来るが時の神は許してくれない
「(せんせはどこにいるのかな?)」
ふと天童寺さりな時代の頃を思い出していたがすぐに霧散した。過去は過去でしかない!”あの頃は良かった・昔に戻りたい”と願ってしまえば今の自分を否定してしまう
「(ちょっと16歳になるまで待てないから、ごめんね!)」
ルビーは寝ている弟の頬に軽く唇を触れさせると少しだけ心臓の鼓動が早くなるのを感じる。母親の所有する秘蔵DVDには姉が血の繋がっていない弟を襲い全身が汗だくになるまで互いを求めあいベッドを軋ませたり、制服姿の2人が豪雨の中で全身ずぶ濡れになりながらも屋外で貪るように愛しあう作品を見てしまった彼女はアクアを襲ってしまいたい衝動に駆られるが自制心が頑張ってくれた。1時間ほど堪能しルビーは自室へ帰っていった。
入学式キス騒動からしばらくしてアクアは病院にいた。別に病気になったという訳ではない!数年後には伴侶を定めるか遺伝子提供者どちらかの道を歩むので、健康状態に問題無いかを調べる人間ドックである。もちろん男は無料で受けることが可能で既婚者も健康診断として活用している。なおキス騒動に関してだが教室内で本人から直接謝罪を受けている
「血圧が少し低いが問題無いか」
アクアは医師との最終問診を控えているが転生前が同業だったので診断結果を見ながら自己採点をしていた。血液検査等で分かる詳細な部分は不明だが概ね健康であり自己の体で精製された遺伝子に対しても”とても活発に動いています”と太鼓判を押されていた
「(まだ時間はかかりそうだな)」
視線の先には複数人の病院着を纏った男性が並んでいるのを見て時間潰しを考えていたら
「隣いいですか?」
「あぁ問題無い」
自分と同じくらいの年頃でパープルの髪色をした若者が声を掛けてきた。アクアは”どこかで見たような”感覚に陥り相手も似たような顔をしていたが
「あっ‼星野アクアさんですよね?」
「確か14歳で結婚した鳴嶋夫妻の」
互いに相手の顔を名前を思い出し自己紹介をした
「近くに有名人がいるなんて、実は生配信で1回だけポケモンバトルしたことがあるんですよ」
「平仮名とカタカナとローマ字で『めルto』ってまさか?」
「はい俺です!」
同い年と時間潰しも相まって打ち解けるのに時間は掛からなかった。彼は夫婦で健康診断に訪れアクアと同様に最後の問診待ちである。互いの身のうえ話をしながらアクアは1つ気になったことを尋ねた
「へっ?奥さんとの出会いっすか?」
「雑誌で14で結婚したって書かれていたから気になってな、別に話せないなら構わないし」
「全然いいですよ、まだ時間もありますし」
彼が問診の列を指差し全く動いていないのを見て納得する
「ウチの奥さん”めい”って言いますが、親が元々同級生で近所に住んでいたので幼馴染みたいな関係で、いつの間にか彼女が隣にいる環境で育ってまして」
あかねと自分のような関係であり、メルト側は漫画やアニメで起きそうなシチュエーションで今の奥さんと出会った。
「小学生の頃は寝ている俺の腹に飛び乗って”いつまで寝てるの早く学校いくよ!”って起こしてくれたり、電車に乗っている時は襲われないように抱き着いて守ってくれて、愛し続けたい最高の奥さんなんです」
ブラックコーヒーにサトウキビを丸々1本差し込んだお惚気話を聞き流していると彼は
「実は先に子供が出来ちゃいまして…」
「はいっ?」
照れた顔で頭を掻きながらメルトは当時のことを思い出していた
「実は14歳の誕生日を少し過ぎてから彼女が”渡しそびれたプレゼントがあるから持って行くね”って連絡が来まして、招き入れたら襲われちゃいました!」
「それ普通に犯罪じゃ」
アクアの指摘に彼は
「でも俺、奥さんのことが好きでしたし!遅かれ早かれこうなるかなって」
「純愛なのかこれって?」
「ただその時って初めてだったので自分が思っているよりも早く出ちゃって」
「まさか?」
「向こうも最初は外にさせるつもりだったみたいで突然のことにビックリしちゃって、泣きながら謝っていたんですけど興奮しちゃって朝日が昇るまでやっちゃいました」
満面の笑みを浮かべながら語るメルトを見てアクアは若干の寒気を感じた。夫婦の愛は人それぞれだし両人が幸せなら問題無いと納得させた
「そういえば星野さんは考えているんですか?」
「一応な」
アクアが彼からの質問に答えると
「もし帰宅した時に”ご飯にする?お風呂にする?それとも私?”って聞かれたら、奥さんを連れて風呂場に行けば全て解決しますよ!」
「オイッ!」
「しかも服がお湯で濡れても近くに洗濯機があるので問題ありません。でもこの前は潜った状態でチューしていたので死にかけましたが、すいません呼ばれたので先に失礼します」
そう言って席から離れ問診に向かって行く彼を見ながら、自身はあそこまでアグレッシブにはなれないと思うアクアであった
メルト君は原作と違い喰われてしまっても漢気を発揮して奥さんとラブラブな生活を送っています。
ルビーとチャットをしていたのはもちろんアノ人ですよ、アクアとの関わらせ方に迷ってまして先にルビーと仲良くさせて弟を愛でる姉という共感者にしています。だから原作のようにYouTuberをしているのか?についてですが何も考えていません(いっそのことOLでもいいような)
タグにR-17.9でも入れようかしら?
感想を書いていただき誠にありがとうございます。誤字訂正をしていただき感謝しています。皆様からの文面を見る度に執筆を頑張ろうと思います