オイオイオイ、死んだわこの世界 作:あいうえお
人類絶望化計画対策会議を始めます!(ゲンドウポーズ)
え?唐突だって。気にしちゃ負けだ。
そもそも人類絶望化計画とは何ぞやと。
端的に言えば江ノ島盾子がこの先起こす全世界を巻き込んだテロである。
詳細は省くけど、マジで世界が終わっちゃう事件だね。これが起きたらほぼ確で俺は死ぬ。生き残れるかもだけど、まあ、なかなかハードモードよね。
そんなわけで来る災厄に備え、生き残るための手段と対策を取らねばと考えていたのだが……俺は気づきを得た。
それは……江ノ島盾子が絶望に取り憑かれなければ万事解決なんじゃね?、と。
え?無理だろって?まあ聞いてくれよ。
俺はこれまで事件が起こったあとどうしようかと考えた。シェルターなりなんなり作って安全に生活できる場所を作るとか、襲われてもいいように軍事力を個人で持つとか。
現実味がないね。無理だよ。だって俺は一般ピーポーなんだから。
だから江ノ島盾子が力をつけてしまう前に息の根を止めることも考えた。でも無理。なぜなら人殺しの覚悟なんてないから。
だって俺は一般ピーポーなんだから(2回目)
でもここ最近、不本意ながらあの黒幕さんと遊んでて思ったのだ。
──あれ?この江ノ島盾子、原作に比べればかなりマシな性格じゃね?と。
やはりまだ子供。絶望の権化と言うほどまでに育ちきっていない。
つまりはそう!更生の余地ありなのだ!
まだどうとでもなる。導き方、育て方を慎重に模索していけばまだ何とかなるんじゃないかと。
つまり、江ノ島盾子がテロリストにならなければ人類絶望化計画なんで起こらない。平和的な世界線は作れるんじゃないかと。俺は死ななくてもいいんじゃないかと。俺は死ななくてもいいんじゃないかと!
題して!"江ノ島盾子育成計画"ッ!!
とはいえ、生まれながらに絶望してたらしいし、育ち切ってないとは言っても絶望に片足……どころか下半身が沈んでるだろうけど。まあ肩まで浸かってないならなんとかなるべ(お気楽)
絶望に取り憑かれないようにする……言うは易し、行うは難し。
だが何も考えなしというわけじゃない。
要は絶望以外に目を向けさせればいいのだ。
そもそも、なぜ江ノ島盾子は絶望に取り憑かれてしまったのかを考えよう。
まあこれは予測でしかないが……絶望以外に縋るものは無かったからなんじゃないかと。
江ノ島盾子の才能は、その圧倒的なまでの分析力だ。
相手のことを相手よりも理解しきることが出来るために分析しきった人や物事に関して未来予知レベルの予測ができる。
それがあるから他人の才能のコピーなんて離れ業ができてた訳だが……まあ、ネタバレくらった漫画やら映画、ゲームなんてつまらんよな。
そんな中見つけた"絶望"という概念。
これだけは自分の分析力をもってしても予測しきれないものだったんじゃないか?
この退屈な世界で唯一自分が知り得ないものがそれだったのかもしれない、と俺は考えた。
だから何ーって話に思うかもしれないが、つまりはだな……江ノ島盾子が分析しても予測しきれないものを別で用意すればいい。
興味を絶望から別に移すのだ。
分析しても分析しても上を行く……つまりはそう!江ノ島盾子の常に1歩先を行く強敵なるものを用意すればいいのさ!
そんな相手を用意することによって江ノ島盾子をそいつに固執させる。するとどうだ。世界をどうこうする気は起きなくなるという寸法だ。
完璧かな?完璧だな。さすが俺。さすおれ。
「ふははははははははっ!!」
「うわぁっ!びっくりしたあ……!いきなり大声出さないでよびっくりするじゃない」
ははははは!……ははは、はは……ふぅ。
ここでクエスチョン。
Q.常に江ノ島盾子の先を行ける人物は存在しますか?
A.そんなものいません
完璧な計画だったぜ…!不可能という点を除けばよォ!
江ノ島盾子を超える人間とかカムクライズル以外いる?いいやいない(反語)
こうなりゃ人類カムクライズル計画を始めるか(現実逃避)
せめて松田にカムクライズルになってもらおう(迷案)
松田夜助、貴様もカムクライズルにならないか?
「……ふえぇぇぇ」(泣)
「今度は何泣いてんのよあんた……」
そもそも、実際のところ都合が良すぎる考え方だしなあ。
強敵現れました
↓
江ノ島盾子、興味をそそられる
↓
ドンパチガチャガチャ
↓
うーん、勝てないし飽きた
↓
世界滅ぼそー
ありえますねえ、これ。
なんてことだ、もう逃げられないゾ。
なんだよ極度の飽き性って。ふざけるのも大概にせいよ。
江ノ島盾子を楽しませ続けられるやついるぅ!?いねぇよなぁ!!
しゃーない。こうなりゃ世界が滅ぶ前に自分で死んどくか(死んだ目)
こんなウダウダと考えても答えなんてでないのに、何を長々と独りで考察してんだろ。
そもそも、江ノ島盾子の作中での行動なんて"ノリ"の一言で済むような感じだし、全部が全部適当なんだよなあ。
やることなすことの共通点は全部絶望ってだけで飽きたらやめるし、唐突に計画も変更するし……あんなやつの考えなんて読めません。分かりません。
「……トイレ行こ」
「おしっこ?ちゃんと座ってしてよね」
「ういうい」
母親の言葉に適当に相槌を打ちリビングを出る。
トイレに行き、用を足し膀胱をスッキリと。
このまま俺の悩みも晴れて頭もスッキリしたいものである。
洗面台で手を洗い……鏡を見れば寝癖が。
さすがに休みと言えど、ヘアーがボンバーしすぎだな。少し直しとくか。
手に付けた水でチョイチョイっと……まあええでしょう。
さてと、さっさとリビングに戻ってこれから先の対策会議の続きと洒落こみますか。
そうして、リビングのドアを開ければ。
「お、いえーいライムー」
「…………」
「盾子ちゃんまた遊びに来てくれたわよライム」
「……………すぅー」
え?なんで?なんでまたおりゅの?
あと、なんかもう1人少女増えてない?気のせい?もしかしてだけど──
「あ、こっちのはねー私の姉のむくろちゃん」
「……どうも」
ぺこりと無表情で頭を下げてきた江ノ島盾子の姉、戦刃むくろ。
「………ははは、どもー」
悪夢かな
悪夢じゃないよ
絶望だよ(字余り)
ライムくん、心の俳句
江ノ島盾子
もはや主人公の元に来るのが日課。オドオドしてると思ったら怒りだし、虚無ってると思ってたら泣きだしたりと興味が尽きない。でも何故か絶望の顔は見せてくれない主人公に絶賛ぞっこん中。
戦刃むくろ
妹が最近上機嫌。気になったから着いてきた。主人公からしたらいい迷惑。
主人公
江ノ島盾子を誰かに固執させようと計画中。主に松田夜助を生贄にしようとしていたが現在進行形で固執される人間が自分になっていることに気がついていない。この後、戦刃むくろにも目をつけられる。2人の絶望を飽きさせずに、殺されそうになったら死なないようにする人生まっしぐらである。世界のために犠牲になる男。
幼少機の頃とか情報少なすぎて8、9割妄想でやるしかない。まあ、二次創作だから許して。