さりとて平穏というのは、脆くはかないものである。
それは、空を割って現れた。
人のような知能を持った、さりとて人ならざる魔物達。
人間たちは即座に対抗し、撃退に成功する。
しかし魔物たちは彼らの住む世界、魔界より魔物と人間が共存できる世界をお互いの世界からゲートでつなげた。
ゲートには「
それを超えてしまうとゲートの魔物が解き放たれる。
人類は対抗策を練っていたものの、世界は魔物に支配される一方だった。
そこに、こんな情報が舞い込む。
「異なる世界より、勇者たちを召喚する方法」。
オカルトじみたものだったが、人類は藁にもすがる思いでこれを実行。召喚されたのは、20人の高校生、そして6人の天使たち、
そして巻き込まれたイレギュラーの青年だった。
それが、世界の転機。
本来目覚めるはずがなかった「最強」が、
世界に、解き放たれた瞬間であった。
side:国王
「うわぁぁぁぁ!」「助けてー!」
この世界は、時に優しく、そして時にとても残酷である。
魔物。
突如として現れた、知能を持った人ならざるモノ達。
人類は、滅びかけた。
「王、また街が一つ落ちたとの報告が…。」
少なくとも日に一つ、そのような報告が舞い込む。
もう私も、近いのかもしれんな…。
そんなことを考えていたときだ。
「陛下!」
「どうしたのだ、そのように慌てて。」
「それが会いたいという者がいると、城門の門番から連絡が!」
「通せ。」
この期に及んで、会いたいとはな。何があったのやら。
「お久しぶりです、兄上。」
「おお!久しいな、ラルース。嬉しいぞ、また会えてな。」
なんと、弟が訪ねてくるとは。さすがに予想できなんだな。
「それで、どうしたのだラルース。」
「は。我が領に、遺跡があることは兄上もご存知のはずですよね?」
「あぁ、忘れるわけもない。それがどうかしたか?」
「その遺跡で発見された文献に、異世界より、世界を救う勇者たちを呼ぶ、
【
「な…!?」
もし本当にそんな物があるとしたら、我らも、我が国民も生き延びられる…?
「だが…異世界のものをこちらに引き込むのはそのものたちの家族が悲しむであろう…。」
「その心配はありませぬ。あちらの世界では、勇者がこちらにいる間、時が止まり、勇者は老いることがなく、死ぬこともない、と文献には書かれておりました。」
「なんと…。」
もしそれが本当であるとするならば、我々は生き延びられるのか…?ならば…。
「……わかった。今は一刻の時間も惜しい。すぐに準備に取り掛かる!準備のほどは?」
「完了しております!」
「よし、すぐに向かう。わたしも立ち会うぞ!」
ラルースに連れられた先は、城の地下室であった。
「はじめよ!」
『はっ!』
頼む…勇者たちよ、世界を、救ってくれ…。
魔法陣が、光り輝いた。
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side:主人公
「あ〜〜…。いくらなんでも暑すぎだろ…。」
俺は
どこにでもいる極々フツーの社会人一年目、要はペーペーだ。
ドがつくレベルの人見知りだが、顔を隠すと人と話せるようになる、自分じゃない自分を演じる、ピエロみたいなもんだな。
最近は仕事にも慣れてきてちょっとゆとりもできている。
「ただいま〜。」
といっても一人暮らしだから、何も帰っちゃこんけどね。
「さて…今日もやりますか。」
俺には、割と隠れた裏の顔がある。それは…
「プロセカ!」
なんてことはない、ただ重度のオタクで、覆面ゲーマーとして
ちょっと世界大会で優勝しただけである。
別に音ゲーが好き、というわけではない俺が、なぜ世界大会で優勝できるレベルまでうまくなったのか。それはひとえに
「あ〜絡みてぇてぇ〜。疲れが癒される…。」
キャラ愛だ。
「さてと、飯も食ったし風呂も入ったし、プロセカタイムといきますか…。ん?」
画面光ってんだが?
「んだこれバグか?」
こないだメンテしたばっかなのにな…おっと光が強くなってきたね、目つぶしかな?すげーめっちゃ光ってるよ、それになんか引き込まれていく…ん?!
「マジで物理的に引き込まれとるぅぅぅぅぅ!?」
何?!ドユコト!?あっちょ、待っっっっっ…!
意識が、ブラックアウトした。
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side:シブヤ
それぞれのセカイにて
『え?』
その日、別々の世界にて、20人の高校生と1人の青年が姿を消し、時が止まった。
ご高覧いただきありがとうございます!
個人的には割と短くまとめましたがいかがだったでしょうか?
さて、私このサイトで投稿するのは初めてです。
至らない点などあると思いますが、温かい目で見守っていただけると幸いです。
基本不定期更新ですが、あまり間隔を開けないようにしようと思っております!
拙作をよろしくお願いします。
評価もお願いします!
また次話でお会いしましょう!