Side:主人公
次はワンダショの面々だし、誰からやるかな…
「はーい!次行きたーい!」
うーん杞憂。そりゃやりたいって言いますわえむちゃんだもん。他から許可も貰ったらしいし、
「いつでも来い!」
「いっくよ〜!ふんっ!」
槌となると一撃が重いからちょっと気ぃ張るけど、えむちゃんはまだ振り慣れてないから扱いがそこまで上手くない。だから躱しつつ疲れて生まれた隙に寸止め、と。
(主人公はなんでもないふうにやっていますが重いものを止めるのは非常に難しいです。真似しないでください。)
「ふぁぁ〜。勝てなかったよ〜。」
「えむちゃんは振り続けてなれるとこからスタートかな。筋力に関してはレベルアップの方が確実だし実戦しないとだねぃ。」
「はーい。頑張るぞ〜!」
やる気十分まことに結構。この世界、試した感じ割と討伐が抵抗なくできそうだし、やる気があるのはいいことだな。
「では、次はオレが行かせてもらうぞ!」
司、司なぁ…。職業が職業なだけに一撃も貰いたくないから気ぃつけないとな。
「来い!」
「スキル、
Side:司
ここまでの戦いを見て分かった、朱鷲人とまともにやり合って勝ちの目はないに等しい。ならば、その勝ちの目を自分で創る!
スキル
対象としたものの動きを完璧に模倣する。制限時間3分。効果時間が切れると1分間全スキル使用不可、
俺がこの世界に来た時から持っているスキルだ。使い所がわからなかったが、朱鷲人の動きを模倣し、途中でスキルを解除して打ち込む。これしか勝ち筋は無いと見てもいい。それだけ圧倒的な技量差がある。何せ、あいつはスキル、ステータスを封印していて全員と打ち合っているんだ、まともな戦い方で勝てるわけはない。
初動のみ自分で動き、そこから朱鷲人の動きを模倣し続ける。これしかーーー
「は?」
ひっくり返っていた。そうとしか形容できないほどに何も理解できないまま終わった。
「司。そのスキル、面白いけど達人とのやり合いには不向きだな。達人が咄嗟にできる動きを模倣しようとしたら体への負荷が尋常じゃない。それに、今動いてる相手の模倣はワンテンポ遅れるから、動きを覚えてそれを模倣した方がいいぞ。」
スキルの詳細まで一発で見抜かれた。勝てない、とはこういうことなんだな。
「でも、分析力はいいな。自分の課題を見つけてどんどん打ち直していく、大事だからちゃんとできるのすごいと思うぜ。」
褒めて伸ばす、その体現とも言うべきだろう。相手の弱点を指摘し、強みを伝える。これだけで自分のやるべき事、やらなければならないことがわかる。
「…敵わないな。またリベンジさせてくれ。」
「おうよ。いつでも歓迎するぜ。」
Side:主人公
…あっぶねぇ。初動以降動き良くなりすぎてビビって体勢崩しかけてたのは内緒。まぁ、模倣だって分かれば対処のしようはいくらでもあるからいいんだけど。
「そうだ。あとの2人どうする?」
「僕たちは最初の予定通り、2人組で挑ませてもらうよ。」
「私達は単体でも戦えるけど、連携が取れるならそっちの方が勝ちやすいと思って。」
ふぅむ。確かに2人とも職業も強力だし相性もいいし、タッグの方がやりやすいわな。
「よーし、かかってこい!」
「寧々。打ち合わせ通りに行くよ。」
「分かってる。間違えないでよ類!
魔力弾か!まぁ躱しようはいくらでも…
「
しまった、デコイか!
「炸裂しろ、
「うごぉ!」
あらかじめ上に浮かせといた弾を爆発とは…!やられた…!
「当たった、よね?」
「当たっているよ。僕たちの勝ちだ!」
「やった!」
「ぐぬぬ…。してやられた。やっぱり反則だろ銃って。」
「存在が反則な人がそれを言ってはダメじゃないかい?」
ぐう正論。
「ま、約束だし2人は特訓免除な。その代わり教官役手伝って貰うぞ。」
二人共快諾してくれてるし、めでたしめでたし。
はい。
主人公君、負けました。だって類くん頭いいんだもん。
それはそれとして実はこのルール、このふたりのペアが天敵だったりします。
寧々ちゃんだけでも勝てるやん、と思う人いるかもしれません。ですが、寧々ちゃんひとりだと決定打が打てずに負け、なんてこともありかねません。だってこの主人公魔法でタップダンスするような人ですよ。類くんだけでも勝算はありますが、それでも15パーセント程度。二人合わさると85パーセントまで上がります。バグですね。
因みに本気でやっていいなら
初手魔法人、光
光の速度でシバく
で終わります。やはり何かがおかしい…!
というわけで、次回、ニーゴ!まず言っておきます。戦うのは3人です。