プロセカ・異世界バトル譚   作:堕堕堕堕堕堕堕堕堕堕

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さぁて…。まず一言。
雫ちゃんさん推しの方、ガチでごめんなさい。
死ぬほど遅れました。


修行スタート、雫ちゃんさん

Side:主人公

「というわけで、ラストは雫ちゃんやね。んじゃフィールド作るから待ってて〜。」

『作る?』

「まぁ見てなって。詠唱(スペル)。」

『え?』

中心(センター):自分(マイセルフ)範囲(レンジ):半径(レディアス)、30m、(サークル)。」

「ちょっと彰人!何あれすっごい光ってるんだけど?!」

「俺が知るか!」

「【地形制作(クリエイトフィールド):(フォレスト)】!」

…よし、完了かな。まだ腕は鈍ってないね。

「朱鷺人!なんなのだこれは!?」

「これ?俺の得意な魔法で、地形を作れるっていう面白い魔法なんだよね。ちなみに慣れないと暴発して自分が木とか岩に埋まるから真似するなよー。」

「えぇ…。」

いやまぁそんなことよりも、

「それじゃあ俺反対側に行ってるから、用意できたらいつでもいーよ。」

「あ…。」

「…本当に分からないんだけど、朱鷺人って、何者?」

「安心して志歩、みんな思ってる。」

 

Side:雫

動き回りながら矢を当てるのは難しいのよねぇ…。でも、私もいっぱい練習したし、大丈夫よね!

「じゃあ、行ってくるわね!」

「迷子にならないでよー!」

酷いなぁ。いくら私だってこの小さな森の中で迷子になるわけが…。

「…ここ、どこかしら?」

…歩いてたら朱鷺人君も見つかるわよね!

 

Side:主人公

うーん予想通り。気づくまでは手ぇ出さんとこかなー。…ん?

()()()()()()()

いやまぁ気のせいだろ。さすがのあの距離で気づかれたらだいぶセンスあるし。今20mくらい離れてたし、射線は最大限切ってたし。あ、見えなくなった。見える位置に行くか───────

気づけたのは、経験による勘のおかげ。全力でマトリックスを敢行しつつ木の影に隠れれば、今頭があった位置に矢が刺さっている。───マジか!?今あの距離で気づいて誘い込んだってのか!?しかもこの矢の速度、弓力相当強いぞ!?アイドルって強ぇ…!(?)だがそれにしたって気づくのが早すぎる。なんかのスキルか?それなら合点がいくけどこの短期間でスキル習得できるか?ろくに実践もしてないのに?

いや、考えるのは後だ。今は目の前に集中。確実に一射を当てることだけ考えろ。気配は…動いてるな。だが分かりづらい、捕捉しきれない。どこだ?集中しろ。

───────後ろ!

咄嗟に別の岩陰に隠れれば、相当な速度の矢が飛んできて岩に刺さる。いやこれヤバすぎだろ、どうやってんだ?まぁいい、予想以上に雫ちゃんが強かったことは置いといて、こっちも本気出すかな!

「スキル、魔力被膜(マナコーティング)。」

これで雫ちゃんに当たっても平気だ。気配は捕捉済み、後は止まった瞬間を撃つだけ。

───止まった。矢を持った。番えた。軽く引いてる。引き絞った。今。撃つ。────目の前に、矢。

「んぇっ」

回避!頭打った!痛ぇ!雫ちゃん動いてる!挙動の先読みで撃つ!外したぁ!うぉぉ動け体ぁぁぁぁ!

「はぁっ、はぁっ、あっぶねぇ…。」

マジで死ぬかと思った、あれ右目直撃コースだったからな?伊達政宗になってたかもしれんぞ?あん?伊達政宗みたいなのカリスマはお前にない?ハッハッハしばくぞ。

「ともあれ、からくりはわかったぞ…!」

ありゃ固有スキルだ。

 

Side:雫

「…バレちゃったかしら?」

私の固有スキル、集中強化(フルコンセントレイション)。これ強いのねぇ。

集中強化(フルコンセントレイション):任意発動型。使用すれば5秒に1魔力が消費され、思考速度、反応速度が加速、認識速度が減速する。使用時目が金色に光る。任意で効果を切ることも可能。

これ単体だと扱いにくいのだけれど、練習してるうちにこのスキルにあった戦技(スキル)が手に入ったおかげで一気に強くなったのよね。

天使(てんし)早業(はやわざ):挙動速度が2.5倍になる。

ブーストアクセル:敏捷、筋力に補正、挙動にアシストが入る。使用時間が長ければ長いほど加速する。スキルを中断しても加速は残る。再使用した場合加速が初期化される。

ブーストアクセルはあんまり長く使いすぎると早すぎて制御できなくなるけれど、短時間だけなら大丈夫だし、これなら勝てるかも…?…あら?今、朱鷺人君の()()()()()ような…。

 

Side:主人公

からくりさえ分かれば対処は簡単。要はあっちは物事が遅く見えてるんだから、全力で緩急をつけて動けばいいんだよ。不規則な減速と加速、それをつけつつめっちゃ速い相手に矢を当てる。なんの曲芸だ?

「まぁいい、そのくらいなら簡単…!」

ヘイヘイこっちだぜ!あそーれ大回転だぁ!ふふふ、かつて陸に住んでる魔改造人型ワカメと呼ばれた俺の動きを見るがいい…!

なんだ魔改造ワカメって、ショッ〇ーでもそんな怪人作らねぇよ。動きは読みきった、完璧に当てるぜ?

「サービスショットだ、見とけよ!杭打ち(パイルバンカー)!」

一度撃つ。速度が足りない、このままじゃ避けられる。

なら加速させればいいじゃない。

「もいっぱぁぁぁつ!」

矢羽根に仕込んどいた風属性魔法で加速させ!魔力で軌道を調整し!確実に当てる!だがこのままじゃ雫ちゃんが速すぎて俺の矢が当たるよう調整することは不可能、ならば!

魔力眼(マナアイ)!」

固有スキルを使う時の魔力を見て!その流れから次の動きを読み当てる!

「そこ!」

「あいたっ!」

よぉぉし当たったぁ!ちなみに読み外してたら万策尽きてるのは秘密。

「やっぱり強いわねぇ。ちゃんと戦えてると思ったのだけれど…。」

「いや、正直俺よりもセンスあるよ。20m離れたとこから見てて気づかれるとか思ってもみなかったし、スキルの扱い方も相当上手い。」

「ふふ。ありがとう朱鷺人君。」

嗚呼浄化されていく。アイドルってすげぇなぁ…。




コレで最後だぁーーーーー!!!
やっと終わりました。1月中に終わると思ってたんですけど、まさかのコロナにかかって執筆遅れました。申し訳ない。
修行フェイズ、次回からスタートです。
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