side:主人公
「なんだここ」
…いやマジでなんだここ、洋風な城の広間みてぇ。
明らかに王様っぽい人と、その近くにそれよりちょっと若いおっちゃんがいるな、それと俺の近くに格好は違うがみんな年は同じぐらいの子たちがいっぱい…20人ぐらいかな?
なんで俺がこんな冷静かというと…
「何ここ?!」
「どうなってんの?!」
「さっきまでセカイにいたのに…!」
この子達が慌ててるからである。
周りが慌ててたら自分が落ち着くってこういうことなんだな。
ここは代表して俺が…ん?待て、ちょっと待てなんかこの子たち知ってるような…は?
「は?」
口に出ちゃったよ。なんでいるの?!プロセカのキャラたちが?!
やばい、もう話にいける精神状態じゃねぇ。
どうなってんの?!まさかプロセカの世界からと俺の世界から両方異世界召喚されたとかなのか?!だとしてもだけど!
…!てことは…!
「ここどこなの司くん?」
「俺が知るか!!!」
おるぅぅぅぅぅぅ!
推しが目の前で会話しよるぅぅぅぅ!
まずい、正気が保てん。あれ?プロセカキャラたちってみんな高校生よな?てことは…。
内訳:高校生20人、大人1人、正体不明の人たち数人。
俺しかこっち側に大人がおらん。
まずい、非常にまずい。
人見知りに先陣切れと?!
某カードゲームの主人公になっちゃお、これでどうやって戦えばいいんだ。
ええいしゃあなし、かくなる上は…!
ゴソゴソ(ポケットに手を入れる)
スッ(仮面を出す)
スチャ(つける)
「あの、ここどこですか?」
何やってるかって?顔隠したら話せるから隠したんだ。
傍から見たら変人だって?知っとるわ。
「ここはあなたたちの言うところの、異世界です。」
やっぱり?
「我々は今、滅亡の危機に瀕しております。」
マジすか。
「そこで皆様を世界を救っていただくために召喚させていただきました。」
なんでやねん。
なんで俺等?!とか思ってたら、
「なんで俺等なんすか?」
生ボイスいただきましたぁ!
ここで一句 彰人くん 声が良すぎる 神ですね
いやマジなんで…?
「貴方がたは神に選ばれました。理由は私共にはわかりません。」
肝心なところがランダムかい!なんならこの子たちだけならわかるけど俺なんの変哲もない一般ペーペー社会人だぞ!
世界大会で優勝するペーペー(?)だがな!
「申し遅れました、私国王のサウズにございます。」
おっちゃん国王やったんや。
「今は皆様混乱しておられることと思います。今我らにできる最大限のおもてなしをさせていただきますゆえ、今は皆様それぞれに準備させていただいてあるお部屋にお移りくださいませ。」
うーん、割と好待遇。
詐欺とかではなさげだな…。とか思ってたら、
「あの…さっきはありがとうございます。なかなか切り出せなかったんで、言ってくれて助かったっす。」
推しからお礼言われたんだけど。なにこれ、夢?
「あ…あぁ、いえいえ、大丈夫ですよ。」
「えっと、名前って聞いていいっすか?」
「 」
推しに名前聞かれたぁ?!ちょっとまて、正気が削れていく!
「あの…?」
「あ…すいません。俺は百目、百目朱鷺人です。」
「ありがとうございます、俺は…」
「大丈夫ですよ、皆さんのことは知ってるんで。」
『え?』
やべぇミスった!ストーカーみてぇになった!
まずい、自然な言い回しに変えなくては…!
「あっ、いえ、皆さん活動されてますから…」
「すごーい!アタシたちそんな有名だったんだ!」
「知ってくれている人がいたとはな。うれしい限りだ。」
「ハーハッハッハ!やはり俺たちも有名になってるんだな!」
「悪い気はしないかも…。」
「私たちを知ってるんだ…。」
「案外ボク達を知ってる人も多いのかもねー。」
「アタシたち知ってるって人がいるのすっごい嬉しいね!」
「はいはい。…でも、ほんとに嬉しい。」
「モモジャンも有名になってるね!」
「えぇ、みんなで頑張ったおかげね!」
めっちゃ好感触だ、助かった。てか、
「みんな高校生の中一人大人って疎外感すげぇ…。」
『え!?』
oh…。やらかしィ…。
「失礼だが、百目さんは何歳なんだ?」
「あ〜、さんはいらないよ司くん。俺は今が…、20歳かな?」
『マジか…。』
そんな子供みたいに見えるか、失礼な。
「…まあいいや、いったん各自の部屋に案内してもらおう。」
『はーい。』
…さて、ここが俺の部屋か。よし、一旦状況整理しよう。
「推しが尊い死にそう」
マジで神だったな。今発狂しそうだぜ。
「疲れた…。」
眠い、眠すぎる。一旦寝るか…。
「あの、ちょっといい?」
この声は…!
「私、宵崎奏なんだけど…。ちょっとお話いい…?」
ここへ来て最推しが、来る…!?
試練は続く。