Side:類
「…司君、来てくれたか!早速だけれど、この場を任せたい。前衛の消耗が激しくてね。」
「任せろ!えむ、いけるか?」
「もっちろん!寧々ちゃん、類くん、それにみんなも、しっかり休んでね!」
「…ありがと。」
『…みんな、聞こえてるかな?桐谷班、ボスと接敵したよ。出来れば援護が欲しいなぁ、って感じ…!』
「何!?だ、だが今ここを離れる訳には…!」
『こちら青柳、行けそうにない…!』
「僕たちも難しいね、少し休んでから行きたいが…。」
生憎、そんな余裕は無さそうだ。
「桐谷くん、あと何分保たせられる?」
『もって30分、っ…!』
「不味いぞ…。このままでは死ぬかもしれん。」
「話は聞いたぜ、ツカサ!ここはワシに任せておけ!」
「バルルさん!?いつここに?」
「ついさっきじゃ。この場はワシら、闘士隊が引き受けよう!ゆくが良い!」
「…ありがとうございます!」
…正直、凄くありがたい。休憩が終わり次第合流が図れる。
「司くん、先に行っててくれ。僕たちも後から追いつく。」
「あぁ。気をつけろよ!」
…変わらないね、司くんは。いつもいつも…
「僕のセリフだよ、それ。」
僕を苦笑いさせてしまう、最高の友人だ。
Side:遥
「つ、よい…!」
「しかも速いよぉ〜!」
「当たらないんじゃやりようが…!」
「全力で付与してるのに…!」
「む…、無理…。」
それにこっちは一人満身創痍…。…いや、これは敵関係ないや。
「遥!これどうするのよ!?」
「ちょっと5秒間止めてくれれば一撃クリーンヒットできるけど…」
「無理に決まってんでしょうがぁ!」
「知ってる!」
本格的に太刀打ちできないね…!オークジェネラル、鑑定スキルを取得した愛莉の言うステータスは…、
筋力:300
敏捷:195
技量:30
耐久:250
幸運:50
体力:800/1000
魔力:0/0
…いくらなんでも酷いステータスすぎる…。私たちじゃまともな有効打はほぼ無いし、あっても使う前にやられる…。みのりと二人で前衛張ってるけど、正直ギリギリ。
「愛莉!大っきいの撃てない!?」
「アンタ達まで巻き込むからできないのよ!」
「……遥ちゃん!2秒、お願いできるかな!?」
みのり!?…何かあるね、その顔!
「任せて。絶対に持たせてみせるよ…!」
「はるかちゃん、強化いくよ!
…っ!これでも押し込まれる…!でも、一瞬だけなら…!
「
「
「みのり!」
「うん!」
「宵崎さん、合わせてくれる?」
「分かった。いつでも。」
「
「【アクアバレット】!」
…爆発!
「ありがと、愛莉。ちょっと離れよっか。」
「えぇ。…今のでなお、体力100も削れてないのよね…。」
「……気が滅入るね。」
頼むから早く誰か来てくれないかなぁ…。
Side:瑞希
「ボスってったって、無理よ!?今でも防衛で手一杯なのに…!」
絵名の言う通りだよ全く…!
「代わろう。少し休むといい。」
「そうだよ、初陣ってこと考えたら大戦果だし。」
「グレイルさん、アナさん!」
「待っていろ、すぐに終わらせるからな。」
「『吹き荒ぶ烈風、爆ぜる炎塊、猛り狂え!』【ブラストフレイム】!」
「風牙一刀流、
…朱鷺人が強かっただけで、この人たちボクらの何倍も強いんだよねぇ…。現に魔物、消失してるし…。
「…なんだこりゃ。」
「私たちがやってたのはなんだったのよ…。」
「あの短い詠唱でこの威力、相当鍛錬を積んだに違いない。またご教示願いたいな…。」
ピロロロンッ!
〔レベルが上がりました〕
〔スキル・魔法を習得しました〕
〔スキル・魔法が成長しました〕
「うわっひゃあ!?」
びっくりした…。ん?成長?
「スキルって成長するんだね…。」
「まふゆも?」
「俺も冬弥も、成長したのはあるな。」
「全員あるんだ…。」
う〜ん、それじゃあまずステータス振ろっか。…でも、実質一択なんだよねぇ。
暁山瑞希:魔術師
Lv:1→12
ステータス
筋力:100
敏捷:100→120
技量:100→120
耐久:100
幸運:100
体力:100→120
魔力:100→165
こうするしか無いよねぇ。魔力は足りないし、これなら動きも速くなって撤退も回避もしやすいし。
「皆は何上げたの?」
「私は筋力、耐久、敏捷かな。前衛を張るならあった方が早いし…。」
「俺は敏捷と技量に振った。じゃねぇと槍の扱いに慣れねぇからな。」
「俺は魔力と耐久だな。多少当たっても大丈夫なようにしておきたかった。」
「私は魔力一点振りよ。魔力バカ食いしすぎなのよ、『絵』は。」
やっぱり分かれるなぁ…。そういえば、成長したスキル・魔法があるって言ってたけど…。
縛地→
新獲得スキル・魔法
『ホリゾンタルスライド』
剣技Lv1
ベストスタンド
フラッシュ
ブラインドカーテン
よし、よく分かんないや。後で確認しとこっと。
「お前達、ほかの勇者を助けに行かなくていいのか?」
「え、ここ任せていいんですか?」
「このくらいなら私たち二人でなんとでもできるからね、行ってきて!」
「ありがとうございます。みんな聞いてた?そろそろ移動するよ。」
「えぇ〜。…分かったわよ。よいっしょぉ!」
さて、皆無事でいてよ…?
『』で抜いてるスキル、魔法は進化します。【】抜きは創作魔法、かっこが無いやつはそれで完成されてるというか、そのものが始点であり終点のスキル、魔法です。〔〕抜きは強調の為だけにつけてます。
ということにします。割と大ポカでしたが何とかリカバリーしました。
スキル解説とか要ります?