独自解釈も多いですが、御了承ください。
それではどうぞ。
side:こはね
正直、最初は信じられなかった。
突然異世界に来たと言われても、すんなり飲み込めるほうがおかしいと思う。でも、杏ちゃん達は「だってセカイあるぐらいだしね」と飲み込んでいた。私もそれを聞いてから少しは落ち着いたけれど、それでも夢なんじゃないかと思ってる。ただ、魔力を覚えて、魔法が使えるようになって、スキルや自分にあった職業もわかって、少しづつ現実だと理解できるようになっている。
「…なんだか、不思議な感覚。」
ほとんど先がわからない状態なのにあまり怖くはない。これも仲間がいてくれるから、なのかな。それに、あの人…。
「百目、朱鷺人。」
ここに来るまで知らなかったし、今も話したこともないけど、何故か少し安心する雰囲気の人。
誰も面識がなくて、みんな知らなかったのに私達のことは知っていた。私達の誰よりも年齢が高く、落ち着いていた。何故か仮面をつけてはいたけど、それ以外はすごく良識的だった。えむちゃんとは少し違うけど話しやすそうってところは同じように見えた。それにすごくステータスも高かった。
今日はもう寝る時間だけど、明日の実戦訓練で話してみたいな。
私にもアドバイスもらえるかな?フフ、なんだか少し楽しみかも。
「ファ〜ア…。」
眠い…。もう寝よう…。
スヤァ…。
side:杏
「っあー!今日も色々あったなぁ〜! 」
やっぱりお風呂はいいね。一日の疲れが飛んでっちゃったよ。
それにしても私のスキル…なんだったっけ?
「にしても、あの人マジ強すぎだよ〜。」
百目朱鷺人。
アタシ達の中で唯一の大人な上に、頭の回転も早くて単純に強い。正直今のアタシじゃスキル使っても勝てないんじゃ…?
「いや、あの人が強すぎるだけだから心配いらないか。」
あれはただの化け物だよ。いくら将来的に見たらステータスじゃアタシ達のほうが強くなるとはいえ、最初が強すぎる。
でも、明日からはスキルと職業の訓練も始まるし、どんどん追いついていこう。そうと決まれば…
「早寝早寝〜♫」
おやすみなさ〜い!
スヤァ…。
世界の何処か
「教主様、やはりここにおられましたか。外に出られるのはアレほど危険だと申しましたのに…。」
「神託を受けなければならないのです。私のやらなければならない『義務』は世界がどうなろうと、この命ある限り行わねばなりません。」
「しかし…」
「それとも貴方は、私を信じられませんか?」
「いえ、滅相もございません!ただ、少し心配でして…。」
「大丈夫ですよ。私には神の御加護もあります。それに、貴方も私が強いのはよく知っているでしょう?」
「…わかりました。もう何もいいますまい。」
「ありがとうございます。」
……ククク。
フハハハハハ!
これほど簡単に騙されるとはな。この街の警備も随分とザルなことだ。これもすべて魔族の為、我らの安寧のためだ。
悪く思うなよ人間共。貴様らも我らを追放し、安寧を得たのだ。
それが返ってきただけのことよ、何の不思議もない。
これが私の仕事だ。私はこれをしなければならないのだ。
全ては魔族の安寧と繁栄、そして偉大なる魔王様のため。
ビビバスガールズ達から見た主人公の話でした。
そして突然の新キャラ、登場です。
これからの物語でも重要になってくるキャラですので、
できれば覚えていてください。
次回は訓練のお話です。
これに関しては全員分を小分けにして投稿する予定です。
誤字、脱字等あればよろしくお願いします。