ご指摘くださった方、ありがとうございます。
今後とも拙作をよろしくお願いします。
side:一歌
「ファ〜ア…。もう朝かぁ〜。」
ここでの生活にも3日目ながら慣れてきたな。いい兆し…なのかな?
さて、今日がスキルの検証と魔法と職業の運用についての基礎を学ぶ、だったっけ。スキルか、確認しておこうかな。
「ステータス」
魔術師(魔術の威力に補正『中』、レベルアップの際に魔力に補正『大』)
マジックブーストの説明はっと…
加速させた魔法の属性と自分との相性、威力、大きさ、速度、その他性能によって消費魔力量が増減する。
へぇ。
文字通り、魔法が加速するスキルなんだ。消費魔力量がどれだけ変わるのか、自分の得意じゃない属性と得意な属性の魔力消費の差を今日は重点的に調べようかな?
「一歌。用意できた?」
あ、志歩だ。
「うん。今行くよ。」
今日も一日頑張るぞ!
個室→訓練場
「ではこれより、職業と魔法の運用についてまず先に皆様にお教えしたいと思います。魔法師職の方はこちらへ。」
「戦士職の方はこちらへ。」
ふぅ…。ついに、か。頑張るぞ!
「また後でね、志保ちゃん。」
「みんなも、がんばって。」
あれ?朱鷺人さんはどうしたんだろ?色々話し込んでるけど…。ま、いっか。
「ここでは、魔法師職の皆様の中からさらに分かれていただき、それぞれの職業について説明をさせていただきます。」
魔法師が…私と桃井先輩、宵崎さんと、確か、青柳くん。
「魔法師という職業はその名の通り魔法をうまく扱って戦います。魔法には
なるほど…。単に魔法を扱うだけじゃなく、戦う場所や味方の編成、敵の強さによって戦い方を変えなきゃいけないのか。魔法師、なかなか難しそうだな〜。でも、
「「「「それでこそ面白い。」」」」
あ、ハモった。
「これより、皆様の適性のある魔法系統のランク5〜3の魔法を覚えていただきます。」
えっと、私の適性が…なんだっけ?
「ステータス」
魔法適性:火、水、風、土、光、雷、闇
高適性:火、光、風
固有適性:言
あ〜、そうそうこれ。
今回は高適性の方なんだろうから、私が教わるのが火と光と風か。それと…ん?
「あの、固有適性ってなんですか?」
「固有適性があるのですか!なんと…。
固有適性というのは、その人にしか適性のない魔術のことです。
ですがその分使い方などはご自分で見つけるしかありませんので、少しづつ練習あるのみ、というのが一般的ですね。」
私にしか適性がない魔術か…。ちょっと面白いな、これ。後で試してみよう。
さて、まずは火系統の魔法を練習だ。
「まずは、ご自分の手から魔力を放出します。このとき一気に出すと暴走しかねませんので、ご慎重に。」
こっわ!?気をつけよ〜。
魔力を出す…、こう、かな。
「皆さんお上手です。次に手のひらを前に突き出して…」
前に、突き出す。
「詠唱です。」
「
ボンッ!
「素晴らしいですね。ですがまだ魔力の扱いが未熟です。放出され、無駄になってしまった魔力が多くありますね。」
うう…。やっぱり難しいなぁ〜。でも、練習あるのみ、だよね!
ドォン!
うわ、すごい音。誰だろ…。
「う…。少しうるさい。」
「すさまじい魔力運用技術ですね。無駄になっている魔力がほとんどありません。」
宵崎さんだったんだ。すごいなぁ、私もあんなふうになりたい。
パパパパパパパパパパァン!
連続ヒット?誰かな?
「あちゃー、もう動けなくなったちゃった。」
「スキルを使用しての並列起動、お見事です。魔力量さえ増えれば、このくらいの魔法なら幾らでも撃てますよ。というか今でも50発は撃てるはずですが…。」
「なら、このスキル相当燃費悪いわね…。」
桃井先輩か。スキル使ったみたいだけど、どんなスキルなのかな?
「な…なぜ、できるのですか?!」
どうしたんだろ?すごい大声だけど…
「スキルを使いました。ただ、あまり長くは持たせられないみたいですけど。…ほら、消えた。」
「最初に込めた魔力が消えると確かに魔法は消えますが…。それでも、あの操作精度はスキルありとはいえ才能ですね。さすがです。」
青柳くんもスキル使ったんだ。それじゃ私も使おうっと。
「
よし、このまま…スキル起動、
「
スパァン!!
…うっわ、えぐぅ…。
ものすごい速度で飛んでいったのはわかったけどほとんど見えなかった…。
「凄まじい速度ですね…。貫通力も随分高そうです。それに魔力の無駄が格段に減っていました。素晴らしいですね。では、他の魔法もやってみましょうか。」
おー!
〜1時間後〜
「…ま、魔力切れ…。」
「あれだけ魔法を撃っていればそうなりますよ。むしろこの短時間でこれだけ魔法を覚えられたのは驚異的です。」
う〜…。体がだるい…。これが魔力切れなんだ…。
でも、ランク2までは得意系統だと使えるし、他でもランク3までは使えるし、相当な成長だと思う。
「星乃さんも、魔力切れ?」
「宵崎さんもですか?」
「うん、でも、私だけじゃない。」
「あぁ、俺たちもだ。」
「一時間やってたらそりゃね…。」
「でも、魔法のいい練習になりましたね。」
「うん、ちょっときゅうけ…」
ドッカァァァァァアン!
「…すごい音。」
「宵崎さんのときより大きかったですね…。」
誰が訓練してるんだろ…。
「ではそろそろ昼食にいたしましょうか。その後は魔法の実戦訓練をしていただきます。」
「「「「はい!」」」」
〜昼食〜
「さて、これから実戦訓練を行って頂きます。」
「実戦訓練って、誰と、どんな内容で?」
「私達王宮魔法師と一対一で戦っていただき、私達側からは攻撃せず、一定時間内に私達に攻撃を当てるか、魔力切れが起きるまで、とさせて頂きます。攻撃が私達に当たって怪我をする心配はございません。魔力障壁、という壁を貼っておりますので。まだ少しだけ皆様の魔力量が足りませんので、まだ教えられておりませんが。」
なるほど。つまり、
「当てれば勝ち、か。」
「そういうことになります。」
シンプルでわかりやすい。
「誰から行きますか?」
「私から行っていいかしら?」
桃井先輩が乗り気だ。
「大丈夫ですよ。」
「俺もです。」
「私も…。」
「それでは桃井様、準備はよろしいですか?」
「ええ。いつでもいいわよ。」
「では…、開始!」
始まった!桃井先輩どうするんだろ?
うわ、マッチの火みたいなのいっぱいでてきた。飛んでって…全部かわした?!どうなってるの?すっごく余裕そうなんだけど。あ、桃井先輩魔力切れ…。ん?まだ後ろに1個ある?あ、当たった!
「桃井様の勝利!」
「すごい!アレどうやったんですか?」
「魔法は動かせるでしょ?実はアレ、撃たずに動かしただけなのよ。だから魔力切れでもそこにあったってわけ。」
なるほど…。あえて撃たないやり方もあるんだ。
「では、次は俺が行っていいですか?試したいことがありまして。」
「いいよ。」
「私も大丈夫!」
「頑張ってね、冬弥。」
「はい!」
「青柳様、準備はよろしいですか?」
「えぇ、大丈夫です。」
「では…、開始!」
アレって、
「さすがですね、青柳様。スキルの見事な活用、見せていただきました。」
「ありがとうございます。」
すごいなぁ〜。あんな速度を自由にコントロールできるんだもん、ファイアボールならもっとすごいことできるんじゃないかな?
「…星乃さん。」
「はい?」
「次、どうする?」
「うーん、まだ当てられるビジョンが見えてこないんですよね…。」
「それじゃあ、次わたし行くね。」
「はい!頑張ってください!」
「ありがとう。」
宵崎さんか。どんな戦い方なんだろう?
「宵崎様、準備はよろしいですか?」
「うん、いつでも。」
「では…、開始!」
えっ?7属性同時展開?!しかもそれぞれが別の挙動してる…!すごい、綺麗…。流星群みたいだな。でも全部かわされて…。あ、魔力の塊が爆発して当たった。
「それまで!」
「7属性同時展開とは、天才、とはこういうことなのでしょうか。」
「ありがとう。いい発見があった。また、機会があったらやろう?」
「はい、喜んで。」
凄かったなぁ。なんか上手くやれるか自信なくなってきちゃったよ。う〜ん、う〜ん?…待てよ?青柳くんをヒントにすれば…!
「次は星乃様ですね。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
落ち着いて、しっかりやれば勝てる。
「では…」
よく、聞いて。
「開始!」
「
このファイアボールに威力はない。代わりに速度を最大限上げてる。それに私のスキルを合わせれば…!
「
「ぐっ…!」
当たった!
「そこまで!」
…やった!勝ったんだ!よかった〜。作戦立てた甲斐があったよ。
「…お疲れ様。」
「すごく速いファイアボールだったわね!」
「スキルと魔法を全て加速に特化させるとあれほど速くなるんだな。」
みんな喜んでくれてる。頑張ってよかった!
「では、本日の訓練は以上になります。他のグループを見に行くもよし、休息とするもよしですので、どうぞごゆっくりお過ごしください。」
…それじゃ、志歩の様子を見に…
「一歌?終わってたんだ。」
…行きたかったけどもう終わってたんだ。じゃあ仕方ないね。
あれ?もうみんな終わってたんだ。私達が最後か。…ん?
「百目さんは?」
「あぁ、あの人ならこっち。」
何してるんだろ?
魔法師の訓練場→訓練場の裏、あまり使われない場所
…ほんとに何してるんだろ?虚空に剣振ってるけど…。
「何してるの?」
「さぁ…。」
「私聞きに行ってくるー!」
「えむちゃん?!」
あ、百目さん止まった。えむちゃんの話聞いて…笑った。あっ、目の下触って…えむちゃんめっちゃはしゃいでるな…。あ、戻ってきた。百目さんも一緒だ。
「やっほーみんな。訓練終わってたんだ。」
「はい。百目さんは?」
「あーもう敬語やめて、ゾワゾワする。俺は自主練。訓練早くに終わったからね。」
「何の自主練だったんで…だったの?」
「えっとねぇ、見せたほうが早いかな。ちょっと失礼。」
「ふぇ?」
ふぉぉぉ…目に魔力が…。わ、
「すごい…。」
世界がさらにカラフルになってるみたい。
「これ、何が見えてるの?」
「これは魔力を見てるんだよ。その人から漏れ出てる魔力をみたり、魔法の発生を
すごいなぁ、そんなことできるんだ。
「私にもできるかな?」
「慣れれば簡単だよ。教えるからやってみる?」
「はい!よろしくお願いします!」
頑張るぞ!
今回は一歌ちゃん編でした。
ちなみに順番はレオニとかでまとまってるわけではなくて、職業別に分けて書いていくつもりです。そのほうが書きやすいので。
次回は愛莉ちゃん編です。
戦いの中思っていたこととかも書きますのでちょっと違った見方になります。
誤字、脱字等あればよろしくお願いします。
では、またお会いしましょう。
(感想あれば書いてください!)