無惨様ニコニコで草   作:カラ硝子

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なんか日間ランキング100位以内に入ってた。

ウレシイ、ウレシイ…。
これからも頑張って完結まで目指します!

20ルピーさん、白河上皇さん誤字報告ありがとうございます!


那田蜘蛛山の決戦

 

 那田蜘蛛山の夜闇に、俺の姿が浮かび上がる。

 眼前では水柱・冨岡義勇が累と対峙し、地には炭治郎が倒れていた。

 

 よし原作通りでの累の死亡は俺の血鉄砲の不意打ちによっていったん回避できた。しかし、ここからは俺が結末を変えなけらばならない。

 

 炭治郎は信じられないものを見るかのように俺を見つめている。

 

「……なんで、どうしてどうして貴方が!」

 

……その声は当然の反応だろう。先ほど自分が助けようとしていた者が自分の妹を痛めつけ、奪おうとする許せない鬼を今庇っているのだから。だが、今は感傷に浸っている暇はない。今は目の前にいる水柱を前にしている以上のんびりと話す時間などない。

 

「……この場は分が悪い、柱相手では貴方の血鬼術は破られてしまいます。ここは一度退却し、あの御方の下へ行きましょう」

「僕に命令するな。でも、君の提案は悪くない。けどあの兄妹だけは絶対に許さない。必ず殺す!」

「それは「……逃がすか。水の呼吸、肆ノ型、打ち潮」っ、危ない!」

 

累の言葉は傲慢だが、冷静な判断がそこにはあった。

しかし、水柱は累と俺を逃すつもりはないようだ。

 

やはり累では義勇の速さに対応できない。

俺は瞬時に累の腕を掴み、迫る水の型を身を捻ってかわす。

同時に剣銃を構えるが、義勇の剣技は圧倒的だった。以前出会った隊士とは比べ物にならない速さとキレで、俺たちは防戦一方に追い込まれる。

 

「な、何を……!」

地に倒れたままの炭治郎が叫ぶが、俺は一瞥もせずに義勇の攻撃に耐え続ける。

今この瞬間のわずかな瞬きや油断で首を落とされかねない。

 

「ぐうぅう……!」

 

 このままでは相手に押し切られて死ぬだろう。故にその前に打てる手を打つ!

 

「累様! 俺に構わずに貴方の血鬼術で広範囲に硬度の高い糸を貼ってください! 直接攻撃はせず周りに糸を貼れば当たらなくとも行動を制限することが出来ます!」

 

 更に俺がその糸に触れて体が切れれば、その分血鬼術が発動しやすくなるっ!

 

「なんで僕の名前を知ってるの……だから僕に命令しないでくれる?」

 

 冷たい声でそう言いながらも累は指示通りに周囲に糸を張り巡らせていく。

 俺の狙い通り、水柱は糸が鬱陶しいのか凪を発動して糸を払っている。その隙に俺も血鉄砲を発射し水柱の動きを妨害する。累が作り出す糸の壁と俺の血に当たるまいとしてとんでもない速度で避けて、腕を振るって弾く。

 

 やはり、二年前に出会った時と同じ、化け物じみた強さだ。

 

「……待ってくれ! どうして鬼を庇うんだ!? 貴方は鬼なのか!? でも禰豆子のように人を喰った鬼特有の匂いがしない! さっき出会った時も嘘の匂いはしなかった! なのに、一体どうして!?」

 炭治郎の問いに、俺は呼吸を整え、深く息を吐く。

 

「騙してしまってごめん……でも君達を傷つけるつもりはないんだ。……俺はただ、自分が生き残るために必要なことをしているだけなんだ」

 

 おれの独白に、炭治郎の赤い瞳が一瞬揺れる。しかし、水柱に容赦はない。

 

「鬼の戯言など聞くな炭治郎。人を喰っていなくとも、下弦の人食い鬼を庇い、更なる被害を増やそうとしている時点で同罪だ」

 

 水柱の鋭い剣閃が俺に迫る。

 首を切られかけた瞬間、俺は肺に空気を入れ、剣銃を構えて応戦する。

 

 ──全集中の呼吸。

 一年ほど前に鬼狩りを傀儡にした際に聞いた呼吸の鍛錬方法。そして原作で行っていた修行方法、前世のゲーム知識を応用し、型の無い疑似的な呼吸法を身につけたることに成功した。

 

 未だに全集中・常中は未だに出来てはいないが、これまでの隊士との戦いでは有利に事を進められていたのだが、やはり水柱の技量は圧倒的で、呼吸で身体を強化して反撃するも、俺の我流の動きを見切ったのか粗のある甘い動きを見つければそこを突いてくる。

 

「……付け焼刃の相手に負けるわけにはいかない。俺が柱でなくとも……」

 

 水柱は呼吸を整え、刀を構える。あの構えは──

 俺は血鉄砲を構え、水柱に向けて発射する……だが、遅い。

 

「全集中・水の呼吸、拾ノ型【生生流転(せいせいるてん)】!」

 

 その瞬間時が止まったかのように体の動きが停止した錯覚に陥る。水柱は累が仕掛けた糸のトラップや俺が放った血の弾をかわし、高速の斬撃を放ちながら俺に肉薄する。

 

 スローモーションのような世界の中、迫りくる刀を剣銃で受けようとして気付く。体が鉛のように重くゆっくりと動かないことに。俺の意識を置き去りにして振るわれる刀をただ見る事しかできず、俺の首に刃が触れ……

 

 その瞬きの瞬間、狂酔の首は鮮血をまき散らし、宙へと上がった。

 

 ──

 

「……そんな」

 炭治郎が見る先では首を切られて倒れる狂酔と、背後にいた下弦の伍だけが残った。

 

「……次はお前だ。……全集中・水の呼吸」

「っ! 血鬼術! 刻糸輪転!」

 

 鬼は螺旋状のようにに回転する赤い糸を水柱に向ける。

 ──しかし、先の戦いでその血鬼術は既に破られている。

 

「拾壱ノ型【凪】」

 

 先ほどと同様に全ての糸を切り伏し、そのまま下弦の伍の首を切り抜いた。

 

 ──

 

 全ての鬼の首を切り終え、俺は動けない炭治郎の下へと向かう。

 突如現れた鬼には混乱したが、炭治郎を無事に救い出せたことに安堵した。

 

 首のなくなった鬼の死体を踏みつけ、炭治郎に声をかけようとしたその瞬間──

 

「……?!! 冨岡さん!」

 こちらを見ていた炭治郎が何かとんでもない物を見たかのように声を荒げる。

 その視線の先は俺の背後だ。

 

 そのまま振り返ると、そこにあり得ない光景が広がっていた。

 

「な……馬鹿な。首が……」

「再生してる……って?」

 

 先ほど切ったはずの首は既に灰になりかけているのに、その胴体からはまったく同じ首が生え、

何事もなかったかのように立ち上がっている。

 

「……僕の首を切ったと思った? 僕は自分の糸で首を切ったんだよ、残念だったね」

 

 そして、たった今切ったはずの下弦の鬼も復活している。……いいや、確実に切ったはずだ。切ったときの手ごたえもまだ残っている。

 

 …いや、何も問題は無い。

少々困惑はしているが…再び俺は刀を構える。

 

 

「……ならば再び首を切れば良い」

 

 そう呟き、再び鬼の首を切るべく呼吸を整えた。

 

 

 

 ──

 

 

 ──おかしい、なぜこいつらは首を切っても死なない……。

 

「悪いけど、僕らの首を切っても死なないよ?」

「ああ、悪いが降参してくれれば助かるんだが……」

 

「──断るっ! 全集中っ!」

 

 それから俺は鬼の首を切り続ける。

 

 何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、

 

 

 何度も切り続け、ふと自分の体力が全く減らない事に気付く。

 

 既に鬼を切り続け、炭治郎も十分呼吸で回復できるほどの時間が経っているにも関わらず、未だに動けずこちらを見ているままだと。

 

そして鬼の弱点の首を切り続けても死なない事を。

 

 

 

 

 ──そしてようやく気付く。

 

 ──()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 ──

 

 

 あれ、俺は……ここは……はっ!

 そうだ、俺は水柱に首を切られそうになって……

 

 自意識を取り戻したとき、俺は得体のしれない寒さに襲われていた。

 鬼になった事で肉体強度が上がっているはずなのに、寒さで体が凍り付き、割れていく。

 

 「あ、あ……嫌だ、嫌だ! またここに戻ってくるなんて!」

 

 この場所が嫌で、俺はここまで頑張ってきたのに!

 自分が自分でなくなるような冷気に、身を縮める。冷気は止まることなく、肉体、精神、魂を凍らせていく。

 

……いつまでそうしていたのだろうか。

 

俺は凍りついた意識を起こし、凍りついた瞳で自身の体を見つめた。

寒さで凍った手は、硬く鋭い氷の刃と化している。

 

……そうだ、これは()なんだ。

 

そう悟った俺は、この夢から覚めるために()()()()()

 

 

 ──

 

「っつうわああああああああ!!? ……はぁ、はぁ……」

 

 

 目が覚めると俺は、夜の森にいた。目の前にあるのは冷たい氷の世界ではなく、首の皮一枚で刀を止められ、膝をついて眠っている水柱の姿。

 

 周りを見渡すと炭治郎や累も眠っており、遠くで胸を上下させて禰豆子も眠っていた。

 

 

 

 その光景を見て俺はほくそ笑む。

 

 

 ──俺は賭けに勝ったらしい。

 

 

 俺達がこうして眠ってしまったのは、俺が呼んでいたとある(助っ人)の血鬼術の力によるものだ。

 

そしてその助っ人は今俺の前に立ち、興奮した顔でこちらを見ていた。

 

「おはよう〜気持ちよく眠れたぁ? っふふふその絶望の顔を見ればわかるよぉ〜前に僕に見せてくれたあの絶望の顔も良かったけど今の君の顔もと〜ても素敵だね〜」

 

 そう言って俺を覗き込む者、それは──十二鬼月の下弦の壱、魘夢。

 

 数カ月前、俺は無限列車編で活躍する彼に鳴女さん経由でアポを取っていた。

 この時の鳴女さんは……ノーコメントで。

 

 まだ無限列車に融合する前だったので、事前に指定していた場所に集まり、力を貸してもらえるようにお願いをしていたのだが、その条件というものが俺にトラウマの記憶の夢を見せて覚醒した時のその表情をたくさん見せるというものだった。

 

 あの死の体験を毎回記憶を消した状態で夢で見させ、起きてその表情を何度も何度も見せる事でようやく承諾して貰えた。そして、原作当日であるこの日に俺が那田蜘蛛山に着いたと同時に魘夢も鳴女さんに呼んでもらい、この場にいる者に血鬼術をかけてもらったのだった。

 

 ……いや、注文したのは水柱と炭治郎と禰豆子と累だけだったのになんで俺も眠らせたんだ。

 累は炭治郎や禰豆子を殺させないために眠らせるつもりだったが。

 

 

 ──

 

 ──さて、賭けに勝ったことを喜んでばかりでもいられない。

 今この場には眠っている水柱と主人公がいる。

 

 この機会を逃せばなかなか傀儡にする機会は得られないだろう。

 俺は霧血粧を右手に装備し、水柱に吹きかける。

 

 既に眠っている人間にも使える事は実験済みなので、あとは命令をするだけだ。

 俺は因縁のある水柱に別れを告げる為、一呼吸置き、命令する──

 

 ──その瞬間、白い光が俺に襲い掛かる

 

「ぐっっ!!」

 

 咄嗟に後ろに跳び、その一撃をかわす。

 通り抜けた光の先を見るとそこには蝶のような羽織を着た、女性が立っていた。

 

「全くもう、一人で先に行ったと思えばこんなところでお休みですかー? いい御身分ですねー?」

 

 そう言って眠る水柱の前に立ち、こちらに相対する女性は鬼殺隊蟲柱、胡蝶しのぶだった。

 

 ──

 

「さて、冗談はここまでにして今のこの状況はどうなっているのでしょう?冨岡さんは眠ってらっしゃいますし、報告にあった下弦の鬼がいるのは聞いてましたがそこで何故か眠っている白い鬼の方とそこにいらっしゃるお二方と遠くで眠っている女性の鬼の方の誰が下弦の鬼なのでしょうか……?」

 

 そう言いながら笑顔でこちらを見てくる蟲柱、その笑顔は聖母のように美しく、可憐である。しかし、原作を知っている身としてはあの笑顔はたまらなく恐ろしく、痛ましい。

 

 あの笑顔の裏には夥しい量の鬼への殺意と藤の花の毒で溢れているのだ。

 

「あ、そうだ! まずは自己紹介をしないと! 私は蟲柱の胡蝶しのぶと申します! 鬼の皆さんと仲良くするのが私の夢で、皆さんとは仲良くしたいと思っているんです。どうです? 私と仲良くして頂けませんか? そこのたくさん人を食べた下弦の壱の鬼さんと……鬼のお兄さん」

 

 そう笑顔で話していた彼女は魘夢と累、そして俺を見て笑いかける。

 その顔を見て俺は、答えを返すため口を開く。

 

「残念だよ、貴方と仲良くできなくて。本当に残念だ」

「君が僕の夢を見て素敵な表情を見せてくれたらぁ、仲良くしてもぉいいよぉ?」

 

 本当に仲良くしたかったよ前世の推しだったから。

 でもこうなってしまった以上仕方ないじゃないか。

 

 ……いやセンチメンタルになってたのに横の鬼で冷めたわ。ぶれなすぎだろ。

 

「んーそれは残念ですね……。では、貴方には一番苦しい毒で死んでもらう事にいたしましょう♪」

 

 そう言って蟲柱はこちらに向かって走る。

 

 彼女の蟲の呼吸はその身軽さを生かす突きに特化している。その上日輪刀には毒が仕込まれており、一度でも俺が喰らえば簡単にお陀仏だ。俺は右手の霧血粧で霧を吹き出し、左手の血鉄砲で牽制する。だが、当たり前のようにかわされ、距離を詰められる。

 

──既に彼女の間合いだ。

 

「蟲の呼吸蝶ノ舞・【戯れ】」

 

 瞬きの瞬間、先ほどの水柱でも感じたように世界はスローモーションのように遅くになる。このままでは、俺の命は散らす事になるだろう。

 

 

 しかし、俺の横には下弦の壱がいる。

 

 

 

 

 

 ──血鬼術 強制昏倒催眠の囁き

 

「『お~ね~む~り~?』」

 

 

「あ、あれ?……」

 

 ──その瞬間、蟲柱は深い眠りへと落ちた。

 

 

 ──

 

「はあぁぁぁぁ、死ぬかと思ったぁぁぁっっっ」

 

「ふふっこれで君が依頼していた人間全てに血鬼術をかけられたかな?」

 

「はい、助かりました。ありがとうございます」

 

「いいよぉ~君のおかげで良い表情も見られたし、俺は満足だよぉ……じゃあ俺は先に帰らせて貰おうかな。早く帰って計画を進めないと──」

 

 そう言って魘夢は鳴女さんの血鬼術で帰っていった。

俺も早く仕事をしてこの場を去らないと……うん?

 

 

 

「ん!」

 

 ……なんか俺の目の前に竹を加えた小さい少女がいるんだけど。っていうか禰豆子なんだけど。

 

 あれ? 魘夢さん??

さっき眠らせたっていってたよね?

 

 

 ……なんか俺の前に立って通せんぼしてくるんだが

 

「……(禰豆子を避けて右にいく)」

「ん!(俺についてきて変わらず通せんぼをする)」

 

 ……。

 

「……(禰豆子を避けて左にいく)」

「ん!!(俺についてきて変わらず通せんぼをする。けして屈さない黄金の意志)」

 

 ……まじかよ。

 

 早くしないと柱達起きちゃうってこれ。

 これで柱達傀儡にしなかったらなんの為にここまで頑張ったんだよ。

 

 俺はしゃがみ込み禰豆子ちゃんの視線に合わせる。

 

「ごめんね禰豆子ちゃん、俺、君の後ろにいる君のお兄さん達にやらないといけないことがあるんだ」

「んん!(首を振って手を広げる)」

 

 ……すぅー、よし、ここは強行突破しよう。

 

 俺は禰豆子を撒くために全集中の呼吸で足に力を籠める。

 

「! (左にいく……と見せかけてフェイントで右にダッシュ!)」

「!! (釣られてしまいガーンとしている顔)」

 

 よっし! 撒けた! このまま柱に霧血粧で【血鬼仙翁】をかける!

 まずは一番近いしのぶさんからだ!

 

「(プシュ!)貴方は俺の傀儡傀儡であることを周りに悟らすな! っし!!」

「むー!っむん!! (禰豆子が怒った顔になりしのぶに血鬼術で燃やす)」

 

「はっはっはっ……はぁ!? 俺の血鬼術消えたんだけど!?」

「むふー(勝ち誇ったような自慢している顔)」

 

 そうか! 禰豆子の血は血鬼術で鬼を燃やすんだ!

 だから魘夢の血鬼術を燃やして覚醒したのかっ!

 

 原作を見ていたのに盲点だった点に気付く。

 いや、無限列車で禰豆子は血鬼術で夢に干渉していたことは気付いていたがっ!

 

「ん、うーん……?」

 

 まずい、しのぶさんが起きそうなんだ。今起きてしまえば間違いなく俺は八つ裂きにされるだろう。

 

 ……でも、何も成果を出さないと無惨様に殺される!

 

「……何してんの君」

 

「……うわっ!って累様?起きていらっしゃったのですか!?」

 

 いつの間にか累様が起きていたようで、俺の隣に立っていた。

 

 ……あれ、なんか雰囲気が暗いというより柔らかくなったような? ……ってまずい!

 

 俺は禰豆子を累が殺さないようになるべく視界に入らないよう前へと回って盾になる。

 

 ……しかし、当の累本人はどこか上の空であり、心がここにあらずというような感じだ。

 

 そう疑問に思っていると柱や炭治郎の身体がぴくぴくと動き始める。そろそろ覚醒が近いのだろう。

 

 もう迷っている暇はない。今後生き延びるための最善の選択を取る。

 

 後ろにいた禰豆子に向き直り、霧血粧をふんだんにかける。その瞬間、禰豆子から炎が出てきて俺の血鬼術は消えていく。

 

 しかし、簡単な命令ならば血鬼術が消えた後も脳に残り続けるようなのだ。以前義勇さんにかけた時も忘れるように言ってすぐに離れたが結局俺の事は覚えていなかったのだから。

 

「俺の事は忘れろ!そして次は俺の邪魔をするな!」

 

 そう言い残し、放心する禰豆子を横目に累の腕を掴み、この場から離れる。

 

 その後目を覚ました柱と炭治郎が目覚め、先ほどまでいた鬼達の姿が消え、鬼である禰豆子だけが残ったことでその処遇で揉める事になるのだが、そこは割愛する。

 

 

 ──

 

 あの後鳴女さんの血鬼術で無事に累を逃す事に成功し、下弦が欠ける事は防がれた。

 

 当初の目的は達成できたはいいものの、柱を傀儡にする計画は禰豆子の血鬼術により、破綻し、結果を残す事はできなかった。しかし、禰豆子には俺の血鬼術の種をまいたので次の無限列車編の時に妨害する事はないはず……だ、多分。

 

 

 

──

 

 

数日後、珍しく鳴女さんのほうからこちらに連絡がきたので無限城に来たのだが、そこでは下弦の鬼達が集められ、無惨様によるパワハラ会議が行われていた。

 

 

 

 ……あれ??

 




ごめんなさい、めっちゃ長文になってしまいました。しかもパワハラ会議も書ききれないしでまじ辛い。

立志編は次回の閑話で終わりになりそうです。

あと関係ないですけど主人公のキャラは戦闘時などのシリアスなシーンと本来の人間としての人間の人格を書き分けたりしてます。たまに混同するけど。




おまけ、NGシーン

──既に彼女の間合いだ。

「蟲の呼吸・蜈蚣ノ舞!【百足蛇腹】!!」

「「え?」」


しのぶさんの高速攻撃に反応し切れる訳もなく、主人公と魘夢あとついでにそこにいた他の鬼達も全て倒され、悪は滅びた。ーー無惨はキレた。

皆さんに参考までに聞きたいんですど、このまま原作に沿ったルートにするか、それとも原作から大きく離れ、鬼側無双RTAみたいに展開を早くするかどっちがいいですか?

  • 今まで通り原作準拠で進める
  • 主人公の血鬼術による鬼側無双ルート
  • その他(ifとして後で作る)
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