…どうしてこうなったのか
水柱──冨岡義勇との遭遇は、これまでの人ではなく鬼生で最悪と言っても良かった。
日輪刀が首に添えられた時、俺は本気で死を感じた。
もしあの一瞬の反射と判断がなければ、今頃は俺の首と体は泣き別れになっていたに違いない。
原作やアニメで何回も見た動きでも、実際に対峙すれば柱と言う存在がただの鬼にとってはどれほどの化物なのかがよく分かった。
…正直水の呼吸を『
今回の一連の出来事で俺の血鬼術は戦闘向けではないということがよく分かった。今後さらに上手く使えたとしても良くて初見殺しくらいだろう。
戦闘は元一般人には無理がありそうだ。
やはり俺は青い彼岸花を探す平和な方が性に合っている。
まあ、いつか訪れるかもしれない無限城での戦いに備えて、ある程度強くなった方がいいのは分かっているが、現状はこの戦闘能力をどう工夫していくかになりそうだ。 しかしもうあんなギリギリな戦いはごめんだ。今の首の皮一枚で生き延びるような博打では、この先を生き抜くことは厳しいだろう。
屋根から屋根へ飛び移りながら、何度も背後から追ってくる気配がないかを確認する。
幸い、追ってくる気配はないが、まだ油断する訳にはいかない。
血鬼術で今回の出来事を忘れるように命令はしたが、一分もすればすぐに動き出すだろう。もしかすれば俺の様子を鎹鴉がどこかでこちらを見ているかもしれない。
そうなれば逃亡先にも追撃してくる可能性がある。
そうなる前に急いで廃屋に戻り、一刻も早くこの街を離れる必要がありそうだ。
そろそろ街の外れに近づいてきた為、屋根から路地の影に身を沈めて息を整える。
その際に顔周りに付いた自分の血に気づき、舌で嘗め取る。
…味は鉄臭く、喉奥が微かに熱くなる。
血鬼術は便利だが、同時に自分の血を削る諸刃の剣でもある。
力を使いすぎれば、その分力がや体力が落ちるだろう。
人を喰っていない鬼ではやはり原作のような力はまともに出せないのだろう。
…その後、鎹鴉の尾行を警戒しながらもなんとか山に戻れた。
しかし鬼殺隊に場所を知られてしまった今、このままゆっくりとしている訳にはいかない。
廃屋に置いてあった必要最低限の荷物を抱え、裏道を抜けて次の場所へと走りながら向かう。
次の行き先は街ではなく鬼殺隊の目が薄いであろう地方の村を考えている。
そこで村人の協力者を増やし、青い彼岸花の探索網を広げるつもりだ。今回の実験で得た自分の血鬼術と、その効果が柱相手にも自分の血鬼術が通用するという情報は今後生きていく上でとても心強いものになるだろう。ゆくゆくは誰も不幸にならない人間牧場とかも作っていきたい。
青い彼岸花を探すのと同時に、見つからなかった際の保険として産屋敷邸や刀鍛冶の里も探して、おくべきだろう。やることは山のようにある。
──それでも
「…俺は死にたくないんだ」
──罪悪感を押し殺すように呟き、無名の鬼は暗い山の闇の中へと消えていった。
──────────
──時は流れ、鬼に転生して2年の月日が経ち、
「貴様のほら話からもう二年も経った。これほど私を待たせたのだ…
…貴様の成果とやらを教えて貰おうか───よ」
...俺は今無限城にて苦境に立たされていた。
なんか話を作ろうとしたら短くなってしまった...。すまそ
いきなり話が飛びましたがちゃんと2年間のお話もちゃんとダイジェストでやるつもりです。でもあまりダラダラと続けるとエタるのでどんどん話の展開を進めていきたいと思います。
皆さんに参考までに聞きたいんですど、このまま原作に沿ったルートにするか、それとも原作から大きく離れ、鬼側無双RTAみたいに展開を早くするかどっちがいいですか?
-
今まで通り原作準拠で進める
-
主人公の血鬼術による鬼側無双ルート
-
その他(ifとして後で作る)