転生したからリムルの配下になれるように頑張る! 作:海のホニョ
あ、これ死んだわ。
もう思考とか、考えるより直感的にわかった。
三日前、学校から縁がある親友から一緒にアメリカへと旅行しに行こうと提案され、僕はそれに乗っかったのだ。
一日目は本当に最高で、馬鹿でかいホテルで泊まりながらバーベキューを満喫したのだ。そこの肉が本当に美味しくて、めっちゃ幸せだったな。
二日目は近くにあったプールに行くことになって、その大きさのあまり公の場所なのに大声出してしまった。
いや、でもマジであのデカさはアホだと思う。これを作ったやつと一回話したいわ、なんでそんなもん作ったのか。
そして三日目。この日は銃を体験することになり、そのようなことをできる店へと行ったのだ。やっぱり銃って怖いね?
そんなこともあり、しばらくレストランに滞在したのちそろそろ帰るかとなったその時、突然銃によって撃たれたのだ。
あまりの突然さに最初全く痛みとかが感じられず、数秒硬直したんだがやっぱり撃たれたところから血が出てきて、ついに倒れたのだ。
「おい夢!お前大丈夫か!?」
大丈夫な訳ないだろ瑛一。僕撃たれたんだぞ?こんな直撃受けたら流石に死ぬしかないだろ。
「耐えろ!今救急車と警察呼んだからあと少し!犯人はなんか逃げられたけど!!」
救急車とか呼んでくれたんだ。やっぱり瑛一はいいやつだな、こんなどうしようもない状況なのに。
「・・・な、なぁ瑛一?」
「なんだよ夢!今喋ったらやべーだろ!!」
「お、お前と出会えてゲホっ!ゲホっ!僕幸せだよ」
「テメェ何言ってんだ!お前は生きるんだよ!」
違うんだよ。もう僕は生きれないんだよ。もう直感でわかるんだよ、ダメだって。
「だからね、これが最後の願いなんだ」
「早くその口を閉まれ!」
「どうか父さんと母さんにありがとうって伝えてくれ」
「ッ!!」
でもな、やっぱりこんな場で父さんと母さんとお別れなんてな。もしアメリカに行ってないという選択をしたらどうなってたんだろう。
『確認しました。ユニークスキル
(なんだ運営者?どういう意味だ?そもそも正式な言葉なんか?)
「ふざけたこと言ってるんじゃねーぞ夢!」
(ああ、そうだ。今は瑛一と話してるところだったじゃん)
「いや、まー最後くらいかっこよく死なせてくれよ瑛一。男心わかるだろ?」
「だからと言って今じゃねーだろ!」
そりゃーそうか。こんな状態でふざけたこと言ってる自覚はあるけど。確か崩○スターレイルにもこういう場面でもふざける主人公いたっけ。
『確認しました。ユニークスキル
なんかこの声うるさいな。なんだよ銀河者って、どこぞの厨二病ワードだよ。そういえば厨二病と言えば、僕も昔そういう時期があったな。
『確認しました。ユニークスキル
確かなんか超つよつよ種族に生まれて、何不自由ない生活を送れる妄想とかしてたっけ。今ではクソ痛い思い出だな。
『確認しました。転生先種族名『聖魔族』に転生・・・失敗しました。
代行措置として種族名『天悪族』に転生・・・失敗しました。
代行措置として種族名『熾天使』に転生・・・失敗しました。
代行措置として種族名『悪魔族』に転生・・・成功しました。
『悪魔族』に転生することにより、『悪魔族』から『上位魔将』に転生することになりました。
それと伴い、以下のスキルを獲得できるようにします
痛覚無効獲得・・・成功しました
物理攻撃無効獲得・・・成功しました
自然影響無効獲得・・・成功しました
状態異常無効獲得・・・成功しました
精神攻撃無効獲得・・・成功しました
聖魔攻撃無効獲得・・・成功しました
以上より転生開始を始めます』
流石にうるさすぎ!失敗しました、成功しましたってセリフ多すぎだろ。あと誰が俺に喋ってきてんだあん!?死ぬぐらい静かにしてくれ!
そんなことを最後に考え僕は呆気なく、この二十五年の人生に幕を閉じたのだ。
やばい、なんだここ。
なんかさっき殺されたなーって僕にしては随分と呑気なことを考えてたらなんかよくわかんないクソ暗いところに来たんだけど。
あと見渡したら赤い髪の毛をした人しか存在してないんだけど。あれ、なんかこの顔どっかで見たことがあるような・・・
「なんだ、俺に変なもんでもついてるか?」
なんか急に独り言を話し始めたぞ。
「お前に言ってんだよ桃色髪」
桃色髪?はて、誰に言ってんのか。この空間には赤色の君と黒髪の僕としかいないぞ。
「だから返事しろ!」
そう言い、僕に対して指を刺してきたのだ。え、僕桃色の髪の毛なん?いやいや、そんなわけ。
そんなことを思っていると突然髪の毛一つが落ち、その髪の毛がまさに桃色だったのだ。
・・・え、え、ええええ!!え、まってマジで僕の髪の毛桃色になってんの!!??じゃー誰の体これ!!!???
「おいー「お前黙ってろ赤髪!こっちとら現状の状況わかんねーんだから引っ込んでろ!!」あ、ああ?」
やばいやばいやばい!え、僕って黒髪だよね!?まままままま待て、おおおお落ち着け、落ち着くんだ!
・・・なるほど。僕はどうやら転生したようだな(唐突)。へーああいうなろう系みたいな出来事って本当にあるんだな。
いやいや待て!!え!じゃ僕ガチで死んだってこと!!??ってスルーしてたけどここどこ!?
「赤髪!ここどこだ!!」
「ここって言われてもな。俺たち悪魔が住むところだよ」
悪魔!?マジで異世界じゃねーかよ!え、俺たち?
「・・・僕って悪魔なの?」
「何ふざけたこと言ってんだよ」
まさかの学生時代に考えてた悪魔族に転生したいという願いが叶いました、はいよろしくお願いしますじゃねーよ!
こういう時は深呼吸だ、深呼吸!ふぅー、ふぅー。
よし、頭落ち着いたな。さて、状況整理しよう。僕は転生して、転生した種族は悪魔で、今絶賛よくわかんないところに来た。あと髪の毛はなぜか桃色、もといピンク色。
うん、待てよ?・・・あ、赤髪ギィじゃん。
・・・うん?ギィ?おい待て!ここ転スラの世界なの!?え、やばいじゃん!僕世界最強の人物に対してめっちゃタメ口使ったよ!?大丈夫!?
えーい、もうこうなったら死んでもいいから乗り切ろう!
「で僕たちこれからどうするん赤髪?」
「随分と急だなおい。まっ、他の奴らを待つしかない。全員集まってからどうやら説明とかがあるらしいし」
ふむ、他の奴らって原初の悪魔ってこと?・・・ああ、そういうこと?僕ってもしかして原初の悪魔が生まれてくる現場にいるってこと?
あ、やばーい。僕まさかの原初の悪魔になってたテヘ☆じゃねーよ!これ原作改変どころか世界の設定自体を改変してんぞ!
ううう、なんで僕がこんな目に。もうちょっと平穏な種族とか僕転生できませんでしたかねシステムさん?
よし、切り替え切り替え!いつまでも泣いてたら流石にダメだし。
「ok。じゃー自己紹介とかしようよ赤髪。どうせ暇だろ?あと楽しいしよ?」
嘘です、今めちゃくちゃビビり散ってます。でも流石に何も話さずにこのクソ暗い空間にいるのってあれだし。
「じゃ僕から行くね。桃色です。はい以上!」
「赤髪だ」
うん、思ってた通りだけど全然話す内容ねーわ!転スラの世界名付け危険だから当然名前ないし、生まれてばっかだからネタもないし。
ここで僕転生者ってバラした方がいいかな?いやでもヴェルダナーヴァがなんかしそうだし、ちょっと怖いかも。
「え、ええと。なんか他に話すことない?」
「ない」
「やっぱそうだよね」
はい、楽しい会話時間終了のお知らせ。なんか考えろ、考えるんだ!
「じゃ、じゃー次にくる悪魔の髪の毛色に賭けよう?僕は白ね!」
正直にいうと転生した影響なのか記憶の欠落があって、誰がどんな順番に生まれてきたのか忘れたんだよね。確か白が二番目で黒が三番目だった気が、
「俺は黒色だな」
「へー、そうなんだ。ちなみに理由は?」
「なんとなーくだ。お前は?」
「なんとなーく」
「なんだよ一緒じゃねーかよ」
あれ、意外とギィって話すと面白いやつなのか?一応小説でも話すと面白そうな雰囲気出てたけど、ここまでとは。
そういえばギィって生まれた時どういうステータスしてたんだろう。やっぱり生まれながらチートまみれなんかな?
『解。相手のステータスは現在解析不能です』
「うえぇ!」
「あん?どうした急に?」
「え、い、いやなんか風見たいのを感じて・・・」
「ここに風とかねーぞ?」
な、なんか急に頭の中に声が響いたんだが!?うん?頭の中に声が響く?
・・・あれ、なんか『大賢者』とめちゃくちゃ似てるな。え、まったじゃー。
(誰が僕に話しかけてるんだ?)
『解。ユニークスキル『理解者』による効果です。スキルの定着に時間がかかってしまい、今までお答えをできませんでした』
よし!よし!!最高!!!ありがとうヴェルダナーヴァさん!!!!
もう『大賢者』みたいな能力を持てる時点で最高of最高なんだ!お前ら舐めるんじゃねーぞ?確かに『シエル』の方がやべーけど、『大賢者』の時点でもとんでもないチート能力だからな?
とりあえず聞けば答え用意できますよみたいな存在はやっぱり偉大だし、いくら僕が原作知識を持ってるからってわからないものはわからない。
しかも原作開始よりとんでもないぐらい時間は前だからな?しかも原初が生まれたての時代。むしろ何起こるのかわからねーよ。
(『理解者』。とりあえず僕が持ってるスキル一覧を出せ)
『解。持っているスキル一覧・・・
・『銀河者』
・『運営者』
・『理解者』
の三つです』
おお、思ってたより多いな。リムルは確か二つだっけ?まっ、いいか。スキルなんて多ければ多いほど良いだろうし。
うーん、『理解者』は『大賢者』みたいな能力と考えれば大丈夫だと思うけど、他二つのスキルなんだ?原作にでも登場してないし、なんか『銀河者』という中々スケールがデカそうなスキルもあるし。
(『理解者』。僕が持ってる全てのスキルを説明して)
『解。持っている全てのスキル効果は・・・
『銀河者』
・恒星:周囲に小規模な恒星エネルギー場を展開し、使用者のあらゆる能力を増殖させる。
・重撃:重力を一点に集中させ、中範囲に高密度の衝撃を放つ。防御を原則無視。
・時断:一瞬だけ時空の流れを乱し、敵の行動を遅延させる。
・星癒:星光の粒子で自身や味方の体力と魔力を徐々に回復させる。
『運営者』
・並行:数ある並行世界のうち、近似した現実を一時的に重ね合わせ、状況を調整する。運命の小規模改変が可能。
・選択:戦闘や行動の直前に、成功確率の高い選択肢を優先して引き寄せる。
・転位:極短距離の並行世界間移動を行い、スキルの攻撃や追撃を回避する。
・収束:複数の並行世界の魔素を一点に集約し、単発の攻撃やスキルの威力を強化する。
『理解者』
・解析鑑定
・並列演算
・森羅万象
・思考加速
・詠唱破棄
・模倣:解析したスキルや魔法を簡易的に再現する。成功率は解析精度に依存。
の三つです』
まー『理解者』は想像通りだし『銀河者』はまだ理解できるけど、おい『運営者』。お前その権能大丈夫なん?そもそも転スラの世界って並行世界っていうもんあんの?蛇足編とかで別の世界は存在することは確定だけど、並行世界はまだ何も言及されてない。
あとこの能力なんかfateの第二魔法『並行世界の運営』に似てね?え、僕やだよそんな超めんどくさい管理を任されるなんて。
てか良いんかこの世界。普通に僕にとって都合が良すぎるんだが?も、もしかしてヴェルダナーヴァ僕の存在感知して罰としてなんか変な役割とか任されるとかないよね!?いや、僕そもそも元一般人だし、そんなわけ無いか!あはは!・・・マジで勘弁して。
これからどうしようと考えているうち、なんと次に『白』が誕生したのだ。思ってたより結構長い時間かかったな。
「どうやら賭けはお前の勝ちだな」
「え、あ、ああ」
すみません、多分原作知識を使っちゃいました。
そんな会話をした直後にまたまた悪魔が生まれ、そして『黒』が誕生したのだ。
え、白と黒ってこんなに僅差で生まれてきたん?まじか。原作では絶対見られない場面見られてありがとうございます!
「ハロー白髪さんと黒髪さん!一緒に話そう〜」
いいか、この世界は弱肉強者なんだよ。ここであらかじめ原初のみんなと仲良くなることで僕の生存確率を上げるんだ。正直いくら原初の悪魔と生まれてきても根は一般人。つまり、戦闘経験とか皆無だ。
「は、ハロー?」
「どうやら面白そうな人がいるみたいですね」
お、意外と好評か?よし、このまま仲良くなれー!そう思いながら僕は立ち上がって白と黒の後ろに行って背中を押した。ちょっとキモいかもしれないけど悪魔って頑固だからな。強制的にやんないと何も始まらない。
「実はさっきこの赤髪と次に生まれてくる悪魔の色賭けゲームをやっててね。これをこの四人でやろうって感じ」
「ですがそれの何がたのー「ああ、うるさい!はい、僕は次の色は緑!」え、あ、わ、私は黄色で」
「なら私は紫で」
「じゃー俺は青だな。にしてもなんで俺たちと仲良くしようとしてんだ桃?」
なんと僕桃髪からただの桃になりました。なんか美味しそうだね、また食べたいな。
「そんなのみんなと仲良い方が楽しいからだろ!何言ってんの赤髪!」
ちょっと違うというか本命と全然違うことを話したが、そんな僕の発言に赤、そして白と黒もなんかポカンとしてた。なんか変なこと言ったか?
「・・・フハハハ!!なるほど、それはどうもありがたいものだな。良いだろう、少しだけ仲良くなろうじゃないか」
「私としては面倒なものなんですがね、まー良いでしょう」
「そこの黒とは同意だけど、そこまで真っ直ぐに言われましたらね。私も参加しましょう」
お、なんかよくわからんが良い感じの雰囲気になってきたぞ。よし、大体目的達成!
その後は緑、黄、紫、青の順番で生まれてきて、生まれるごとに賭けをし、新しく生まれた悪魔を誘った。
ちなみに原作知識を欠落してる僕はちょっとズルして『運営者』の権能の一つの『並行』を使った。やべー便利すぎワロタ。
そんなこともあり、ついに全員揃ったその時に急にヴェルダナーヴァがここに出現したのだ。え、ヴェルダナーヴァ?・・・やべー!
僕は瞬時に跪いて、他の原初のみんなもヴェルダナーヴァのその圧倒的魔力量を目の当たりしたのか僕同様に跪いた。
あれ、ヴェルダナーヴァって確か原作では冥界に来なかったよね。もしかして僕の存在によって原改変行われてる!?ああ、僕の平和な日常はどこへ。
「ーーーーーーーー」
どうやらヴェルダナーヴァは僕たち原初の悪魔にこの世界の基本的情報と自由にしていいよということを伝えにきたらしい。いや神様よ、原初の悪魔が自由で良いんか?やっぱ神代の時代は頭おかしいな。
それを最後に僕以外のみんなは自由に冥界のどっかにいった。と言っても僕だけなんかヴェルダナーヴァに呼び出された。これ僕転生者ってことバレてね?
「ーーーーーーーー」
「あ、はい。ヴェルダナーヴァ様が仰るように僕は転生者です」
なんか殺されるとかないよね!?流石に僕まだ生きたよ!?まだこの世界を堪能したいよ!!??
「ーーーーーーーー」
「珍しい?確かにですね。まだこの世界作られて間も無いと思いますし」
正直原初の悪魔がいつぐらいに創られたのかわからないから時系列的にどこかわからないし、仮に僕の世界が転スラ世界に所属してる世界なら僕はいわば『時間逆光』をしたのに同然だし。なんで僕原初の悪魔になったん?
「ーーーーーーーー」
「え、僕に原初の悪魔たちを任せたいって?それってあの赤髪とかに任せた方がいいと思うんですけど」
実際赤って世界の『調停者』になってたし。人を任せることに関したらいいと思うんだけど。
「ーーーーーーーー」
「なんか僕の方が原初の悪魔たちと仲良くできそうって?ほ、本当ですかね?」
僕めっちゃビビってたよ!実際他の原初のみんなを誘うときすんごくドキドキしてたよ!あと赤なんか僕の心情を少し気付いたのかいじめてきたし。
「ーーーーーーーー」
「え、ちょ、ちょっとヴェルダナーヴァ様!?じゃ、さようならって!!??任せる!!!???」
そう言われ、ヴェルダナーヴァ様はなんか冥界から出て行ってしまった。いや、任せるって。あんな暴れん坊の原初の悪魔をまとめるって、どんな無茶なんだよ。
でも任された以上、頑張んないといけないし。はぁー、やるか。
きっと大丈夫僕!結構チートなスキル二つと『理解者』があるし!なんとかなると思う!!
その後は普通に適当に冥界をうろうろしたり、スキルの試しとかした。そんな感じで僕の転生一日目は終わりを迎えた。
どうもこんちは、作者です。
転スラの二次創作小説作んのめっちゃムズイんだけど。スキルの説明とか権能違和感ないよね?
ちなみに、本来ヴェルダナーヴァは冥界に行くことはなかったんですけど主人公が存在したため、わざわざ冥界にいった感じです。
誤字報告お願いします!
*一応ヒロインは決まってます。その時が来るまでお楽しみに