転生したからリムルの配下になれるように頑張る! 作:海のホニョ
「フハハ!エルバお前真なる魔王に進化したのか!!」
「ああおかげさまでな!」
やばい、僕勢いとかでやったから分かんなかったけどいつの間にか僕進化してるんだけど。あれ、寝てないよね僕!?
『解。主人は寝ていません』
うえ!?『理解者』!!??
『解。今は究極能力『智恵之王』へと進化をしました』
え、究極能力!?ま、まさかあんなチートみてーな能力を一つ僕は手に入れたのか。やっぱ真なる魔王っていいね!
『告。主人が持っている究極能力は三つです』
え。
・・・・・み、三つ!?た、確かにリムルの方が多いけど十分多いからねこれでも!!??普通一つぐらいだよ究極能力って!
ま、まー説明は後で良い!とりあえずスキルの行使とかを全部手伝ってくれ!!
『了。これより『智恵之王』の演算能力は全て主人のサポートへ回します』
お、おう。頼もしいな、やっぱり情報系スキルって。
でも魔王に進化かー。これって僕も魔王達の宴に参加しないといけないんかな。いや、悪魔代表としてギィがいるから別に大丈夫なのか?
とにかく今は戦闘に集中だ。でも確かに、前と比べたら断然に戦闘についていけるな。
やっぱ原作で言ってた究極能力を持ってるやると持ってないやつでは天と地の差があるのってマジなんだな。それを完全に無視してるクロエはやっぱり頭おかしい。
「グワァァァァ!!」
「良い加減目を覚ませっつうの!!」
そう言いながら、僕は新しくできた究極能力『煌星之王』の権能である「天体エネルギーを使える」を使い、ミリムに特大ビームを発出させた。
そう、天体エネルギー。つまり、超新星などの莫大なエネルギーを使えれるのだ。そんなエネルギー量をミリムにぶつけたのだ。名付けて『新星爆裂』!
だが相手はあの破壊の暴君。そう簡単に行くことなく、僕の新星爆裂を竜星爆炎覇で相殺されたが、そのせいで周りに煙ができた。
その隙にギィが自身の武器である『世界』を使い、ミリムのことを斬り殺しに行ったのだ。ギィ、容赦ねーな。
しかしミリムもやられっぱなしなわけではなく、瞬時にギィと距離を置いて、そこからとんでも無い量の魔素を生成させ、それら全てを身体中に巡らせてギィと肉弾戦を始めたのだ。肉弾戦を展開していくうちにミリムは魔素を生成し続け、ギィの表情が張り詰めてた。
そうはさせないと、そこに僕のもう一つの究極能力である『管轄之王』を使い、ミリムを強制的にギィと離れさせた。
「おいギィ。早くお前の究極能力で僕の究極能力をコピーしろ」
「んなこと言われなくてもやってるわ」
そう言い、僕がさっき発動させた『新星爆裂』をギィは使い始めたのだ。いや、なんでそんな早く使いこなしてんの?
まーギィだからなと無理やり自分を納得させ、異空間からとある武器を抜いた。
創世級剣『天創』。
これはヴェルダナーヴァからもらったプレゼントみたいなもので、今まで大事に保管してた。いや、だって僕創世級の武器使いこなせる自信ないし。
「あ?お前も剣持ってんのかよ。しかも創世級って。誰からもらったんだ?」
「お前と一緒のヴェルダナーヴァからだよ。千歳の誕生日記念で」
「へー、そうなんだな」
・・・いや何呑気に会話してんの僕たち!?目の前世界の滅亡を招くかもしれない存在がいるんだよ!!
「・・・僕サポートに徹するからギィがメインアタッカーになって。最高の状況を作ってあげるから」
「それは頼もしいな」
そう言い残し、ギィはミリムの方へまた行き、激しい戦いを勃発させたのだ。
(『智恵之王』。ギィが常に有利になれる最高な状況になれるように計算しろ)
『了。これより個体名『ギィ・クリムゾン』が有利になれるような状況を計算します』
『智恵之王』先生に頼み込んで、僕はギィのサポートを開始した。
ある時は攻撃通らないかもしれないところを『管轄之王』を使い、その結果を数ある並行世界であった「攻撃が通じた」という結果にすり替えたり、ギィが危なさそうなところを間一髪で間に入って助けたりした。
これも全て『智恵之王』先生のおかげであり、多分『智恵之王』先生の演算や的確なサポートがなければこれほどまでに上手く行ってないかも。
そういえばリムルって『智慧之王』に名前を付けてたっけ?・・・試してみるか。
(なー『智恵之王』先生?)
『問。なんでしょう』
(いやかれこれ数千年の関係じゃん?ただ『智恵之王』って呼ぶのも不便だし名前を付けたくてね)
『ッ!!』
主人は何を言ってるのだ?
今、名前をつけるといった?
『智恵之王』にとって意味がわからなかった。自分はたかが能力なはずなのに。本来名前を付けられるほどの存在でないのに。
『智恵之王』は主人からの不確定要素を目の当たりにし、同時に理解したのだ。ああ、主人はなんて、優しい存在なのだと。
悪魔なのに、決して無駄な殺しなどをしず、いつも弱者を助けていた。この数千年間、主人は変わらず他人に配慮してきたのだ。
本来、能力になんて『感情』なんてものはない。それこそヴェルダナーヴァが改造した『ミカエル』や特殊な能力である『智慧之王』でなければ。
しかしエルバは原初の悪魔。長い年月を経て、その能力は主と一緒にいすぎて本来あり得ない結末にたどり着いたのだ。
(そうだね、いつもお世話になってるからせをとって『オワ』とかどう?クソみたいな名前だけど、今結構余裕がない状況でね。ごめんな)
『ーーーーー!!!』
この時、『智恵之王』、否オワは言い表せない幸福に見舞われたのだ。能力であるはずの自分が、決して味わえない、『感情』を。
そしてそれと同時に起こったのだ。究極能力『智恵之王』からの神智核『オワ』への進化が。誕生が。
『ワタシ、私はオワ。神智核であり、能力を管理する物。エルバ様の『魂』と共にあり、主人の補助を行う物です。エルバ様、これからもよろしくお願いします!』
(お、おおう。結構喜んでくれてありがとうな。そんじゃ進化した能力を存分に使え)
『仰せのままにエルバ様!』
本来、この世界では神智核という存在は『シエル』、『ミカエル』、『クロノア』、『トワイライト』、『マリア』の五つが上限であったのだ。
だが今宵、新たなる神智核が誕生したのだ。これは世界にとって良いことなのか、悪いことなのか。それは今は亡き神ぞしるものだ。
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三日間ミリムと戦ったが、そろそろ終わらせたいというかもう戦わなくても良いんじゃないかと思うんだが。
だって明らかにミリム三日前と比べて動きが鈍いし、何より僕とギィの二人を相手してるのだ。片や世界最強の一角、もう一つは神智核を持ってるやつ。
そんなやつを相手するのも流石のあのミリムも疲れるだろうな。正直僕もそんな二人相手にしたら負けるビジョンしかないし。
『そんなことないです!エルバ様はきっと勝ちます!!』
(そ、そうかオワ。それは嬉しいよ)
そうだ、そういえばなんか『智恵之王』、いや『オワ』結構感情豊かになったな。無機質な声はどこにいったのか、少し懐かしく感じる。
いや、待てよ。多分名付けたおかげで神智核になったんだよね?じゃー世界に対しての権限とかある気がするんだけど。
(・・・な、なーオワ?)
『なんでしょう!』
(ラミリスとかに伝言とかできない?)
『個体名『ラミリス』のことでしたら伝言を伝えれますよ』
(なら、「早くこっちに来い精霊王女!」って言ってくれない?)
『わかりました!』
やべー、うちの神智核めっちゃ明るい子なんだけど。僕には勿体無い存在だよ、本当に。
「今援軍呼んだからあと少し我慢してくれギィ!」
「こんなもんへっちゃらさ!あと数週間は耐えれるぜ!!」
まー実際ギィその気になれば一年中ミリムと一緒に戦える気がするんだけどな。でも今回の目的はミリムの精神安定。ただの殺し合いとは全くの別物なのだ。
そしてもう一日が経ったところ、ついに精霊王女ことラミリスが来てくれたのだ。
「な、なんですかこの場所は!」
「お、ついに来てくれたのかラミリス!申し訳ないけどミリムの精神を安定してくれないか!?」
「は、はい!?」
(オワ、ラミリスに必要な情報を教えてくれないか)
『了解です』
説明するにはミリムのことを押さえ込まないといけないし、ここは神智核の有効活用をしようではないか。やっぱり楽だね神智核を持つのって!
『告。個体名:ラミリス。今から個体名:ミリム・ナーヴァの情報を渡しますので瞬時に行動してください』
(え、ちょ、あ、頭の中に声をかけてる人誰!?)
『早く情報処理をしてください。くれぐれも主人の迷惑にならないように』
オワはそう言い残し、ラミリスの頭から離れたのだ。やはり神智核全員は主のこと大好き情報体なのだろう。(例外もいるが)
「・・・大体わかったわ。ミリムの精神を封じれば良いのわね」
「ああ、お願いだ。そろそろミリムを起こしたいしな」
「わかったわ、でも一秒だけ完全に拘束してくれないかしら?」
「オッケー!」
一秒だけでも良いならどんと来い!こっちとらギィがいるんだぞ!!
「おい聞いたかギィ!ミリムを一秒だけ止めれば良いらしいぞ!!」
「聞こえたよエルバ!やってやろうじゃないか!!」
それを最後にギィは上半身、僕は下半身の場所をとった。
ギィの究極能力である『傲慢之王』のおかげで僕の能力たちはコピーされ、『管轄之王』の権能の『世界法則改変』を一時的に使えるようになった。
一時的というのは、さすがに『世界法則改変』は強すぎる権能なのかギィですらこれを使うのに膨大な魔素を必要とし、そんなポンポン使えるもんじゃない。まーこっちは神智核がいるから最適化されてるんだがな。それでもとんでもない魔素量を使うけど。
「行くぞギィ!」
「ああ!!」
僕はミリムに対して、『一秒だけの完全行動停止』をし、ミリムは見事に一秒完全にフリーズしたのだ。
「ありがとうね二人とも!」
そして完全に止まったミリムはラミリスからの精神魔法を受け、ついに活動をやめたのだ。
さすがに能力を使いすぎたからなのか、ミリムが倒れそうなところで僕が支えた。
「・・・え、・・・エル、バ?」
「ああそうだよアホ。こっちは大迷惑を受けたがな」
「ご、ごめんなのだ。わ、私がもっとしっかりしてればー」
「はいはい、そういうのは戻ってからにしよう。ミリムも疲れてるだろ?」
「あ、ああ」
「よし、それなら行こうか!」
これは結構精神やられてるな。ちゃんとメンタルケアをしねーとな、また暴れ回るかも。
「ギィお前のところで泊まれるか?今んところお前以外の選択肢ないんだが、」
「ああ良いぞ。逆に行き先あんのかお前?」
「ない」
じゃー出発!と思っていたところ、僕もミリムみたいに倒れ始めたのだ。ギィが助けてくれたけど、危なかったー!
「お前休めよ。魔王に進化したばっかりの身でミリムと戦うなんてそりゃー体壊れるわ」
「はは、そうだね。でも大丈夫だー「だーめ。お前はちゃんと眠れ」は、はい」
ギィ、お前はいつかれ僕のママになったのだ?
『私もエルバ様は休んだ方がいいと思います』
(オワもそう思うんか?なら少し寝るか)
オワからも休むことを推奨された僕は大人しく寝ることにした。
ちなみにこの戦いは後に『世界の初めての大厄災』と伝説化したのだ。
もう原作崩壊とか、どんと来い!ちゃんと責任取るわ!!
そんなことで僕の初めての魔王としての仕事がミリムを封じ込めることで終わったのだ。いやー、めっちゃ偉大な功績だな!?
こんちは、作者です。
ちょっと欲出しちゃって神智核にしちゃいました。早すぎないと言われるかもしれませんが考えてください、『理解者』は主人公と数千年の年月を共に歩んでるんですよ。そんな長い間一緒に生活してたらそれりゃー惚れるよ。
もう気づいている人もいると思いますが、メインヒロインはミリムです!他のヒロインもいますけど、メインはミリムです。