TCGアニメの住人だけどメインキャラに対して無敗の奴 作:タンゴンゴン
「強くなる……と言ってもアラタ君達が出たがってる全国大会の出場条件って分かってるか?」
気を取り直して俺は大事な大事な認識確認を行う
ここが抜けてたら大変だからね
「え?部としてなら出場出来るんじゃ?」
危ねぇ!!早速、認識が違うやんけ!!
光ヶ丘さんは完全素人って聞いてたけど此処までとは……
「ち、違うよ部としては最低条件で先ずは地域選抜で勝ってその後に県大会で優勝してようやく全国に行けるの」
部長さんが光ヶ丘さんに優しく教えてあげる
初心者こそ優しくないとね、うん
「その地域大会に出るにも公認戦で3回勝たないといけせまんけどね」
か、会長の目つきが治ってなくて優しくないけどね!!
「公認戦」
「公認って言うのは文字通りバトルユニットの運営が認めたお店や地域の大会の事、ほらアラタ君と私と会ったのが公認戦をやってたお店だよ」
ほう?アラタ君と部長さんはショップ公認戦で出会ったのか
場所は、多分、瓶底眼鏡の店主の所かな?
彼処の品揃え良いからちょくちょく行くけど部長さんもアラタ君は見かけた事なかったからマジで今年から公認戦をやり出したのか2人共
「ならアラタ君はもう1回分は勝ってるんですね!」
「えっと……勝ったのは公認戦で勝った人にだからアラタ君は正式に公認戦には出てないから……まだ3回分勝たないといけなくて……」
あ、公認戦の勝利数は0なのね……
うーん……
「ちなみにその地域選抜までの期間って……」
「それならまだ2ヶ月程はあるしその間に開催される公認戦も1ヶ月に4回はやってるから間に合うよ!」
あ、部長さん気づいてないのか?
言いづらいけど言っても言った方がいいかな……
「いいえ、無理ね」
あ、会長が代わりに言ってくれたわ
あざーす!
「え、何ですか!?」
「部として参加するのなら出場選手全員が参加条件を満たさないといけないのは当たり前でしょう?」
そう言われて光ヶ丘さんが周りを見渡しだす
「条件選手って……」
「アラタ君に……」
先ずはアラタを指差し
「ミカ先輩に……」
次に部長さんを指差して
「……私?」
最後に自分を指差した所で辺りは沈黙に包まれた
あ、これ耳塞いだ方がいいやつ
「……え、えーー!?」
お、おう耳を塞いだけどしっかり貫通して来たよ……
あ、ウチの狸が白目剥いてるわ
「な、何で私が出場選手何ですか〜!?」
「それはそうでしょ、部側の人間は貴方を含めた3人でなんだから」
慌てる光ヶ丘さんにまだ目つきが戻ろない会長は冷たくそう言い放つ
「つまり貴方達が全国に行く大前提としての公認戦での3回の勝利という大事なピースが足りないのよ」
「そんな……」
この言葉には先程、意気込んでいたアラタ君も焦り隠せていないようで
何やら懐に手を突っ込んで1人遊び始めてしまっている
ああ、律義に裏声まで使って「コウちゃんに酷い事言うな!目つきワルワル会長!!」なんて言ってるよ
可哀想に……
「一応、行けなくはないッスよー」
玉子?
「え!?」
「勝田さん?」
この言葉に会長も驚き目つきが戻るし部長さんも光ヶ丘さんも驚いている
アラタ君は……うん
「ウチはバトルユニット愛好会の会長ッスよ?そりゃ部になって自由な活動が出来なくなるのは嫌だけど……バトユニを頑張ってる人を応援するのもバトルユニット愛好の1つなんで」
なんか良いこと言ったみたいな顔してるな
コイツがこういう事言うのは大体、美味い汁を啜りに行く時なんだよ!
知ってるぞ!
「本当のところは?」
「此処で好感度稼いでおけば後で無理難題とか吹っ掛けられないと思うのでって……あ、いや!ち、違うッスよ?決して代わりに大会出るのがダルいとか部費でショーケースのカード買おうとか思ってないッス!!本当ッス!!」
あ、それは俺もやろうか悩んだやつだわ
ショーケースのカード欲しいもんな小遣いじゃ絶対買えないぜ、あんなん
……けど玉子が言う事は確かにバトルユニット愛好として正しい事だと思う
思うからこそ……だ
「とりあえず、うちの狸の本音部分はどうでもいいとして……玉子の言う方法はかなり無理をする事になる」
俺は意志を問わないといけない
「アラタ君と部長さんは全国を目指す意志があるからまだいい、けど」
「私だね」
俺が告げる前に光ヶ丘さんは自分の事だと理解する
「そう光ヶ丘さん君だ」
部の中で全国の目指す意志を明確に持たずバトルユニット未経験者の光ヶ丘さんはハッキリ言えばお荷物だ
「もしさっきの勝負で負けてたなら俺か玉子もしくは此処には居ない山吹が出るのが筋」
ならその代わりなるのかと言われれば、今の俺に……手札勝に闘う意志はない
「だが勝負は俺の勝ちだった、やる気のない俺達が全国を目指す君等の仲間になるのはお互いの為にならない」
強いからってやる気ない奴を仲間とか絶対揉め事のタネだし
「だから私がアラタ君とミカ先輩と一緒に闘うんだね」
ああ、もう一緒に闘うって言える時点で仲間としては合格だわ、この娘
足りないとしたら
「そう、でも君はバトルユニットの何が好き?」
「何が好き?それって……」
「君はアラタ君を応援する為にバトルユニット部に入った……だからバトルユニットの初心者……いや、バトルユニットをまだ知らない人と俺は思ってる」
「……」
「正直、今年は諦めて来年部員を増やして参加するのが堅実だし来年までになら公認戦や地域戦の勝利数をこの学校ものとして増やす実践が出来るから学校もありがたいと思うんだ」
そうですよね会長?
「そうね……無理に参加を目指して結果は何も出来ませんでした、なんて言われるより私は嬉しいし学校も納得すると思うわ」
そう無理なんかする必要はない部長さんも来年もあるし俺達は入りたてだ
無理する理由は少ない
「けど」
そんなやらない理由よりも
「君が2人の仲間として闘いたいと言うなら」
俺は……
「先ずは君のバトルユニットの好きを探して欲しい」
これはとっても大事な事だ
だってさ?
「仕方なくやるカードゲームなんてつまらないからさ」
そう言った俺の顔どんな顔してたか……
未だに1枚も当たらない戦愛シリーズの事考えながら……
ショーケースで安くて1枚5万とか……
バイト出来るようになっても辛いよ
「分かった手札君!私、バトルユニットの何が好きなのか探してみる!!」
うん、とりあえずはそれが大事
でも高額テーマを握りたいとか思わないようにね!?
辛いから!!
「とりあえずバトルユニット部と愛好会の統合は部側に統合するが愛好会側の3人は全国大会への出場は目指しはしないとこんな所でいいか?」
先生が纏めに入ってくれる
「ウチはそれで良いッスよ〜ぼっさんにはテフから伝えるんで」
「おい」
巫山戯るなよこの陰キャ目隠れ狸が一応会長だろうがお前
「手札もそれで良いのか?勝者はお前なんだ決める権利はお前にあるぞ」
そう勝負はすでについてて勝者は俺だ
俺が知らねぇー!!愛好会としてバトルユニットを遊んで眺めんだよ!!って言えばそれで終わりだ
だけども今の俺はアラタ君達、3人のこの先が気になっていた
「良いというか気になるってのが答えです」
「今、実践なんて何にもないただライバルと闘いが為に全国を目指す奴とその闘志に応えて立ち上がった人とソイツら応援する為にバトルを始めようする人そんな出来るかどうかも分からない、まるで逆転なんて出来るのか分からない場面で自分のデッキトップに指をかける時……」
怖いし諦めようと思うけど
「もしも捲り札が引けたらとんでもなく燃えるでしょ?」
カードゲームしてるならトップ解決とかロマンじゃん
「ふっ、コイツ等がその捲り札になれなかったらどうするんだ?」
「そりゃ部から愛好会にしますよ生徒会と部費争いとか勘弁ですし」
会長怖いからね!!
「「え、え〜〜??」」
好きで使ってみたいカードが高額テーマだった時の気持ちって中々くるよね……
続いたけど続かない