更紗帆奈の隣の家に住んでいた男の子の話 作:nalnalnalnal
説明欄にも書きましたが、ナル君サイドの話で進めていくことにしました。帆奈、瀬奈の出番は当分無さそうです。タイトル詐欺みたいになって申し訳ありません…ある程度書き終えたら二人の視点の話を書きますので。
現在の帆奈の立ち位置が難しくてですね…
「──ん…?あ?」
──目を覚ませば視界はボヤけていて、嗅ぎ慣れない匂いが鼻腔に侵入してくる。少し埃っぽくて思わず咳き込んでしまう。色々と状況が掴めない……まだ眠気が残る為、何とか瞼を掠って視界を明瞭にさせる。あれ……俺寝てたんだっけ?
いや、俺は確か真夜中に外出して……何処に行こうとしていたんだ?
「……何だこの部屋。俺の部屋じゃないが……えらく閑散とした雰囲気だな…」
明瞭になった視界から入ってくる部屋の中の情報──俺が寝ていたベッドや大きな棚やクローゼットが揃えられていて、俺の部屋なんかよりもずっと広く、生活する分には何一つ困らないちょっと羨ましくなってしまう部屋だった。
──だが、窓付近に埃が溜まっており、まるで誰も生活していないのかと思ってしまう雰囲気であり、何だか感傷的になってしまう。
──で、何だここは?俺自身が何をしていたのかも上手く思い出せないし……誰かに拉致られたなんて事も無いとは言い切れないが無いと考えておこうか。
『──!』
『───!?』
未だに状況が把握できないでいると、突然部屋の扉の向こう側から人の話し声が聞こえてきた。聞き耳を立てていると、どうやら複数人いるようで、聞く限り全員が女性であるようだった。
えっ、俺勝手に人の家に侵入したとかないよね……しかも女性の家に。
そう考えると頭の中は色々とヤバい情報で埋め尽くされる……不法侵入だったり、警察だったり、逮捕とか。犯罪を犯したのではないかという考えが浮かんできている。
さ、流石に違うよな……?
「な、何とか抜け出せればなかったことには出来る…考え方が終わってるけど、この年で逮捕とか嫌だもんな…」
見たところこの部屋はこの住宅の二階ぐらいのようだ…窓からは…無理か。玄関からしかないか…?まだ夕方みたいだし、玄関からが一番マシか。例え見られたとしても客人だと勘違いされるだろう。
「しかも聞いた感じ女子高生とかか…?尚更ヤバいじゃん…!急がば回れだ。見つかる前に早く抜け出そう…」
俺はベッドからそっと起き上がって扉をゆっくりと開ける。二階には誰もいない…問題は階段だ。構造にもよるけど、ギシギシ言わないように集中しなければ。一段一段警戒心を怠らずに降りようとする。幸い靴下を履いているから…いや、変わるか?
一段降りる度に女性達の話し声が近づいてくる感覚が怖い…失敗したら一瞬で人生パーだ。こんな無様な姿姉ちゃんや帆奈が見たらなんて言うかな…?
階段の残り段数も指を数える程になると、話し声の発信源であろう部屋の扉が開いているのが見える。そして…その前を通らなければ玄関には辿り着けないと言うことが一瞬で分かってしまった。
やっば…ダッシュで行くか?そうだな…前を通る瞬間だけダッシュでいこう。
計画を練り終わり、何とか開いている扉のすぐそばに到着する。話し声はまだ距離があるようで、少しの希望が俺の中に芽生える。これがどうか絶望に変わらないことを祈る…
「…ふぅ。よし──」
話し声の大きさがピークになる瞬間を見計らい、意識をブレさせないように玄関扉だけに集中する。
──そして、一人の活発な声に呼応するようにして話し声が大きくなる。行くなら今しかない!
「頼むぞ…今だっ──「あら?起きたの?」!!??」
極限まで意識を集中させてスタートを切り、部屋の光が俺の身体を照らした瞬間…落ち着いた雰囲気の女性が俺を姿をどうやら逃さなかったようで、俺に優しく声をかけるりが、俺とってその声は死刑宣告と同義だった。
俺は驚愕してしまって一瞬静止してしまうが、本能からなのかは分からないが瞬時に扉の裏に身を隠してしまう。
やっばぁ…バレた終わった…いや、今なら玄関から行けるか?行けるよな?だってこっちに誰も来てないもんな!?な!?
「警戒しなくても大丈夫よ?あなたに聞きたいこともあるから、出てきてくれると嬉しいわ」
──こっわ!聞きたいことって何?『何で侵入したの?』とか尋問されるの確定じゃん…顔は見えないけど怒っていそうだよ…
──さよなら俺の人生。
「……え…っと…」
ビクビクしながら部屋の景色をそっと覗いてみると、そこには五人の女性がいて、皆制服を着ており、中には俺と同じ学校の生徒もいるようだ…何故か皆穏やかな笑顔でこちらを見つめているが、俺には獲物を狙う目にしか見えなかった。
しかも焦って目が泳いだせいで全員と目が合ったしまった…もう無理だ。諦めよう…
「ナルさん!心配したんですよ…?でも無事でよかったです」
「えっ…俺の名前…」
何で知ってるの!?学生証とか見られたか!?ってか何で俺はこの家に…
──ん?そういえば、この人…どこかで──
「別にあなたの個人情報を調べたわけじゃないのよ?覚えてないかしら…最後に会ったのはいつ頃だったかしら」
「…?」
この人も…見覚えがある。えらく美人な人だが…俺の知り合いにはいなかった筈…ん?俺の知り合い…?
俺の知り合いではないよな?でも見覚えがあるってことはつまり…誰かを伝って会ったことがあったということか?考えられるなら…
──あ。
違う。俺の知り合いではない。俺の姉ちゃんの知り合いだこの人達は…しかも、一人は神浜の雑誌で見たことがある。モデルさんだった筈。
それにもう一人の柔らかい雰囲気の人も…モデルさんと一緒にいた人だ。それも何回もあった記憶がある。
確か名前は──
「七海…さん──と…梓…さん…でしたっ…け」
「覚えていてくれたんですね!嬉しいです…半日以上も眠っていたんです。体に不調はないですか?」
「そうね。お腹が減っていたりする?希望があるなら出来る範囲で何か作るけれど…」
「あっいえ…お気になさらず」
女性五人の輪の中にいるという状況に気まずくなって、咄嗟に二人から目を逸らしてしまう…そしたら他の三人と目が合う。逃げ場がない…今すぐに逃げ出したい。
すると目が合ったのを皮切りに、三人が一斉に俺に話しかけてくる。
「初めましてだね?アタシは『十咎ももこ』!レナがお世話になっているみたいで…あっ、ごめん。状況が追いついてないよな?」
「そうですよももこさん!まだ傷だって癒えてないかもしれないんですよ!こういう時は穏やかに接するのが常識です!」
「だいじょーぶ!?やちよから聞いたよ!倒れてたんだって!?しかも結界内で!自分のこと覚えてる!?」
「…え………っと…あの…」
──やっぱり逃げ出したい。今すぐに。
***
「そうだったんですね…よかった。不法侵入したかと思いました…」
──七海さんから俺がこの住宅に運び込まれた経緯が語られた。
どうやら俺は真夜中に魔女の結界でかなり酷い容体で倒れており、そこを七海さんが助けてくれたようだ。
思い出した…全く、面目ないよ。あんなに張り切って突入したってのに返り討ちにあってしまったからな…七海さんには感謝してもしきれない。
というか、やはり姉ちゃんと同じ魔法少女だったんだ。梓さんも。
他の三人は七海さん達のチームのメンバーであるそうで、『十咎ももこ』さん、『由比鶴乃』さん、『安名メル』さん。
この三人に共通しているのは活発という一点だろう。俺がパニックを起こさないように配慮してくれたり、お茶を淹れてくれたり…この五人を見ているとなんだか心がポカポカする。
肩身が狭いのは変わらないけれど…
そして、『七海やちよ』さんと『梓みふゆ』さん。俺の姉ちゃんの同業者でもあり、姉ちゃんには何かしらの恩があるそうだった。
俺、何も知らないな…
でも、皆魔法少女であることを俺には隠さず暴露した。ということは、俺がどんな状態なのかも暴露した方がいいのだろう…俺自身もよく分からないが。
「それで、聞きたいことなのだけれど…あなた、魔女と戦っていたわよね?魔法少女のことも既に知っているようだし…どこでそんな情報を知ったの?
言いづらいことなら無理にとは言わないわ。でも命の危険に陥っていたのは事実よ。話すことで気が楽になることもあると思うのよ…どう?」
「…それは…その…」
──とは言っても、正直話したくはない。殆ど初対面みたいな人達に自分の人生とも言える過去を話すというのは…俺には少し難しい。話してくれた彼女達には申し訳ないけど…
この人達は悪い人ではない。それは理解出来るのだが…自分の感情の原因というのは中々言語化が難しい。言い表せないような不安感や焦燥感…何故こう考えてしまうのかは俺の元々の性格云々のせいか。それすらも分からない。
「…やはり会ったばかりの人間に話すのは難しいですよね」
「すみません…」
「あ、謝らなくても大丈夫ですよ!正直に白状すると聞きたい気持ちはありますが、あなたの気持ちを考慮せずに無理に聞き出そうとは思いません」
「そうね…いつでもいいから、話してくれる気になったら話してくれる?これから私達のことを少しでも理解していけば多少は不安感も消えると思うから…」
「──ん?」
これから理解していくとはどういう意味だ…?
「先に聞いておくけれど、あなたはこれからも魔女と戦うつもりなの?」
「えっ?あっ、は、はい」
今回は返り討ちだったが、経験を積んでいけば何とか戦っていける筈。姉ちゃんや帆奈にも顔負けできるように俺は強くならなきゃ…だって姉ちゃんに言われたから──『アタシの意志はお前が継いでくれ』って。
帆奈には生きがいを与えられて、今も勇気を出させてくれた。でも…
──帆奈を巻き込むわけにもいかないんだ。もう帆奈とは住む世界が違うんだから…
つい最近までビビって戦うことすら避けていた奴が何を言っているんだろうな…だけど変わらなきゃ。
魔女だって元は魔法少女…倒すのには覚悟がいる。これ以上罪を重ねさせない為にも…そうだ。俺は強くならなきゃ…
こんな事実を知っておいて、俺は臆病になっていた。でも、それじゃダメだ…だから俺自身が覚悟を決めないと。
と、俺が心の中で色々な考えに浸っていると──
「私達ね、この五人でチームを組んで魔女と戦っているの。だからあなたも一緒に戦わない?このまま単独だと命を落とす可能性がかなり高いと思うのよ」
「それに、魔法少女にはテリトリーもあるから…あなたが目をつけられたら利用されるかもしれない。魔法少女じゃないからこそ…ね」
七海さんから突然そんな提案をされる。チーム…?俺がそこに入るのか?
「皆さんに集まってもらったのはナルさんについて何か知っていることはないかを聞きたかったんです」
「今、魔女と戦える理由はこの際お聞きはしません…あなたの命を考慮しての提案なんです。それで、皆さんの意見は…」
「えぇ…?」
話は理解出来たのだが…俺をチームに引き入れる価値は全くない。彼女たちからすれば俺は明らかに異質な筈。男なのに魔女と戦える──その理由すらも話さない、捉えようによっては敵だともとれるのではないか。
というか話が早すぎないか…俺は倒れていただけだと言うのに。
そう思って三人へ目線を向ける。すると不安感を見透かされたのか──
「アタシは賛成だよ。キミなら信用できそうだし…レナと仲良くしてくれてるしな。レナって不器用だからさ…色々と誤解されやすいんだけど、キミには結構心を許してるっぽいよ?」
「ボクも反対する理由はないです!ボクもスピード加入でしたからね!それに、ナルさんは凄く良い人だとボクは思うです!」
「そうだねー!一人だとまた怪我しちゃうかもでしょ?困っている人をみすみす放置するなんで私はできないなぁ。魔法少女は助け合いだよ!」
と、それぞれが賛成した理由を述べる。水波さんの知り合いの人もいたのか…もう少し悩んだり疑ったりしてもいいと思うんですがそれは…仮にも今までのチームに異物が混入する事態だというのに、何故こうも優しい人が多いのか。
──姉ちゃんが二人と知り合いだったのが良かったのだろうか。考えても無意味なことだが…
「──という訳なの。どうかしら?あなたのお姉さんの話も色々聞かせて欲しいし…」
「でも俺は力になれるかどうかは分からないですし…足手纏いになると思うんですが」
「だからこそよ。例え今力が無くともこれからつけていけば良い話だし、一人だと危険に晒されるのは今回で分かったでしょう?」
「うっ…」
何も言い返せない…
…他の全員から期待を込めた目で見られている。断ったらどうなるか想像はしたくない…もう逃げ場がない。
加入する気はなかったのだが…
「その…俺で良ければ…?」
──結局俺は七海さんのチームに加入する事となってしまった。
何回も思っていた事だが、話が早すぎないか…?
…上手く、接することができたら良いのだが。色々な意味で…
──七海さん達は知っているんだろうか。魔法少女の行き着く先を…だからチームなんて組んでるのか。仮に知らないとしたら言うべきなのか。
…どこか他人事のように感じてしまっている自分が嫌になる。
***
彼──ナル君が一足先に帰った後、私達はテーブルを囲うようにして話し合っていた。議題はもちろんナル君のこと…私とみふゆに関しては知り合いだったから余計に心配になってしまうのよね…
「ナルさん…今は一人で暮らしているそうですね。ご家族がいないのは楽さんから聞いてはいましたが…ただ、一人で結界にいたというのは見過ごせませんね」
「ええ…チームに誘って正解だったわ。皆んなも、突然ごめんなさいね」
「大丈夫ですよ!ただ…どうして魔女と戦えるのかは気になるです。本人からも魔力を感じられたし…」
「それなんですが…ねぇ、やっちゃん。あの反応はやはり…」
「ええ、
ナル君から感じられた魔力…本人は自覚がなかったのか、どうやら魔女と戦えるようになった理由も把握していないようだ。
でもあの反応は間違いなく楽さん──『
──考えられるのは一つ。楽さんが魔力をナル君に『与えた』のだろう…本人はそれをまだ理解出来ていないようだ…
「楽さん…?」
「その名前…十七夜さんも言っていた気がするです。七海先輩達がさん付けするぐらい凄い人なんですか?」
「そりゃもう!なんせ以前は『最強の魔法少女』なんて異名すらも付けられていたんですよ?ナルさんのお姉さんで──今はもう…亡くなってしまいましたが」
「それに、私達がまとめ役になる前まで楽さんが西のまとめ役だったのよ。私達は彼女に推薦されてまとめ役になったの」
「さ、最強!?しかもナル君のお姉さん!?」
「鶴乃とは比べ物にならないくらい強かったわよ?彼女が西のまとめ役の時期は、今よりも争い事は少なかったわ…その存在自体が抑止力になっていたような人なの」
「今こそ争い事は増えてしまったから、彼女と比べられてしまうことも少なくないけれど…私達も憧れだったのよ」
この言葉に嘘偽りは全くない。実際に私達も何度も助けられたこともある。
…楽さん。十七夜とも知り合いだったのね…十七夜がまとめ役になった時期には既に私達がまとめ役だったから、接点を知らなくても当然と言えば当然なのかしら?
確か大東に教育実習生として出向いていたそうだから、そこで出会っていたのかしら…
私達をまとめ役に推薦してくれたのも、私達を見込んでくれたからこその事…彼女に顔向けする為にも、ナル君とは一緒に戦いたい。
だからこそ、彼女が亡くなった事を聞いた時は驚いたし酷く悲しかった。彼女の訃報は私達はニュースで知った…だけれどすぐに魔女と戦闘して死亡したのだと理解してしまった。きっとその時に何かがあったのだ。
楽さんは私達がリーダーについてからは、魔女退治に対して積極的ではなくなり、教師の夢の為に忙しくしていた。勉強やバイトだったり…
本人が出向けるなら勿論魔女は退治していたが、大学の授業などもあるせいで他の人に任せられることが多かった。
──そして、彼女の固有魔法は『
──なら、彼女は亡くなる寸前に自身の魔力をナル君に与えた…だとすれば、ナル君が魔力を有しているのも頷ける。
「じゃあその人の魔力があるからナル君は戦えるって事なのか…?」
「恐らく…ね。楽さんの固有の魔法が与えるというものだったから、有り得なくはない話よ」
ナル君。ごめんなさい…勝手に考察してしまって。でも、それ程あなたが心配なのよ…あんなに楽さんが大好きだったあなたが、魔女と戦わなければならなくなってしまった理由を知りたいの。
「だとしてもナル君自身から死地に飛び込むような真似をするなんて…早い内に気付けてよかったわ」
「全くですよ…だから聞いた時は驚いたんですよ。本人自身も男の子っぽく成長していましたし…なんだか感慨深いです」
「へぇ〜。昔はどんな感じだったの?今は柔らかい雰囲気があるけど」
「そうね…ずっと楽さんの背中に引っ付いていてね。人と接するのが苦手な子だったのよ」
「意外だなぁ。学校じゃ有名な不良生徒とつるんでるってレナから聞いてるから…その不良生徒の事はあんまり知らないけどさ」
「ふ、不良!?ナルさんは不良だったですか!?」
ふふ、皆んなも新しい仲間に興味津々みたいね。今は私達しか知らない情報しか話していないから、彼からも色々な話を聞きたいわ…私達が知らない楽さんの事とか、彼が一緒に居ると噂されている生徒の事とか…ナル君自身と楽さんに何があったのか。
彼がこのチームで心を開いてくれたら嬉しいのだけれど…
「あのさ、ナル君の事は他の魔法少女には伝えた方がいいんじゃないかな?ナル君が他の魔法少女と会わない可能性もないから…衝突を避ける為にもさ」
「そうね…隠し通せる事でもないからね。西の魔法少女には名前は避けて話しましょう…男の子という情報は付け加えてね」
「レナとかえでには包み隠さず伝えた方がいいかもね。隠し事されてると思われちゃうかもだしね…特にももこは」
「東は…どうしましょうか。十七夜には…」
「じゃあボクから伝えておくです!ナルさんのお姉さんと知り合いなら、もしかしたら十七夜さんもナルさんと会っているかもしれませんし!」
「ナルさんには東の魔法少女や中央区、テリトリーの事も伝えておきましょう。争い事を起こさない為に」
「レナなんて言うかなぁ〜…隣の席の子がアタシのチームに入ったって聞かされたら」
──ナル君。同じチームとして活動していく中で私達のことを信用して欲しいわ。きっと楽さんに何かあったからあなたが戦っているのよね?
いつの日か、あなたが本音を吐き出してくれるのを待っているわ…いつでもいいわ。あなたが抱えているものを私達で受け止めたいのよ。
楽さんがいつも言っていたのよ?『仲間は大切にしろ』って…それと、『自分の感情に従え』って。
だから──仲間として同じ感情を共有したいの。それが私の本音よ…
ナル君チームへと加入。呼び水前なのでメルくんも健在。
ナル君のお姉さんについてはもっと深掘りする予定。