「ユーノくんってかっこいいよね」   作:ゴールド@モーさん好き

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第1話

「ユーノくんって、かっこいいよね」

「なのは?どうしたの急に」

 

 放課後の教室、私は友人達を呼び止めて雑談を始めようとしていた。

 私の言葉を聞いて不思議そうに言葉を返すフェイトちゃん、他にもはやてちゃんやアリサちゃんすずかちゃんも不思議そうに……いや、呆れたような?表情でコチラを見つめている。

 

「ユーノくんがどないしたんやなのはちゃん」

「えっあーいやユーノくんって結構かっこいいよねぇって思って、皆はどうなのかなぁって」

「安心しなさいなのは、アンタからユーノを取ろうなんて思って無いから」

「えっ!?な、なんの事かなアリサちゃん」

「べっつにー?ただ、自覚するのが随分遅いなぁって思っただけよ……初恋おめでとうなのは」

「んなぁ!?」

 

 カァっと自分の顔が熱くなるのがわかった、いきなり本心を言い当てられて動揺が止まらない。

 

「いっいやぁ?なんの事か分からないなぁ」

「声ブレっブレに震えてるよなのは……なのはがユーノの事好きなのは皆とっくに知ってるから」

「へ?」

「ん?」

「フェイトちゃん、いまなんて?」

「だからなのはがユーノの事好きなのは皆とっくに知ってるから」

「………………3人も」

「まぁ分かりやすいし」

「アレで惚れてないと思ってたのはアンタだけよ」

「少女漫画みたいで面白かった」

 

 私は割と嘘をつけないタイプではあると思ってたけど、どうやら本当に分かりやすい人間だったらしい……

 

「嘘でしょ!?うぅ……」

 

 私は思わず机に突っ伏し頭を抑えた。

 

「あーらら、こりゃ重症ね」

「初恋記念で写真でも撮っとく?」

「さっきからちょいちょい酷いなすずかちゃん……」

「なのは、ソレで結局今日はどうしたの?ユーノの事が好きだって自覚できるようになったのは分かったけど」

「うぅ、その……ユーノくんってかっこよくて優しくて、すっごくかっこいいから皆もユーノくんの事好きなのかをちょっと、その……」

「なるほど敵情視察っちゅー奴やな」

「はやてはやて、そんな人聞きの悪い言い方しないであげて。なのはもうユーノの事でいっぱいいっぱいなんだから」

「でもなぁフェイトちゃん、まさかなのはちゃんがこんな向いてない恋愛バトルを申し込むとは思わなかったから……つい、面白くて」

「はやてちゃん?!」

 

 体が熱い……でっでもこの感じなら皆ユーノくんの事は友達として好きって感じっぽいから良しとしよう!うん、そうしよう!

 

「ソレでなのは」

「えっな、に?アリサちゃん」

「いつ告白すんのよ」

「……へ?」

「そうだね、好きって自覚したんなら次は告白だよね」

「えっちょすずかちゃん?」

「確かユーノくん今度海鳴に来るって話してなかったっけ?その時にしちゃえばいいんじゃないかな」

「はやてちゃん、日程決めないで本人追いついてないから、止まって」

「確かなのはの家でお泊まりって話だったよね、ソレならタイミングはなのはの方で取れそうだね」

「あっそうだった!?えっユーノくんとお泊まり!?嘘、いや嬉しいけどえっどうしよう!?フェイトちゃんどうしたらいいかな!?」

「告白すればいいと思うよ」

「なんでさっきから皆告白する前提で居るの!?」

 

 本当になんで!?

 

「なのは、よく聞いて」

「うっうん」

 

 フェイトちゃんは私の両肩を掴み、目を真っ直ぐ見て真剣な顔で話す。

 

「ユーノは絶対なのはの事好きだから振られるなんて万に一つも無いよ」

「億に一つがあるかもしれないじゃん!?」

 

 なんて事を言うんだこの大親友は、告白は一世一代の大勝負なんだよ!?

 

「まぁなのはちゃんが振られるなんて事は無いし、気楽にやったらいいと思うよ」

「う〜はやてちゃんめぇ、他人事だと思って」

「そりゃ……他人事やし、ねぇ?」

「うん」

「まぁね」

「そうだね、うん」

 

 味方が居ない……

 

「なのは、考えてもみなさいよ」

「……なにを」

「ユーノがアンタに対してどういう事をしてきたか、どういう事をしてくれたか。もう一度よぉく考えてみなさい」

「ユーノくんが、私にしてくれたこと……」

 

 確かにユーノくんは私によくしてくれるけど、ソレはユーノくん自身が……

 

『なのは!行って!』

 

 とても優しくて……

 

『なのは、大丈夫?』

 

 暖かくて……

 

『なのは』

 

 それで──

 

『え、えっと……うん、凄く似合ってるよ。とっても可愛い』

 

「なのは?」

「え、ユーノくんって私の事わんちゃん……好き?」

「わんちゃん所かぜんちゃん好きよ鈍感カップル」

「あっアリサちゃんそんな、カップルなんてそんなまだお付き合いしてないし」

「は り た お す わ よ」

「まぁまぁアリサ、せっかくあの鈍感ななのはが1歩所か猛ダッシュで進んだんだよ。大目に見て、ね?」

「仕方ないわね、フェイトに免じてこのイライラは鎮めておいてあげるわ」

「よし!決心は着いた!私告白する!」

「おっ!なのはちゃんかっくいい〜」

「うん!頑張るよ私!何とかするよ!多分!きっと!当日の私が色々するよ!それじゃ今日はありがとうね!」

「うんまたね〜」

 

((((大丈夫かなぁ……))))

 

 後日なのはは紆余曲折して告白し、晴れてお付き合いする事になりました。

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