インフィニット•ストラトス 救済の天上人 作:どこかの超電磁砲
今作に出るプロスペラさんはラスボスではありません!
私設武装組織ソレスタルビーイングの出現により各国では警戒体勢に入っていた。ソレスタルビーイングが所有するインフィニットストラトス”ガンダム”は紛争根絶を掲げる象徴であった。
〘翔真、本当に行く気?〙
「ああ。悪いな付き合わせて」
〘別に。貴方とは訓練時代から一緒だし今更よ〙
「そうか」
プロスペラの造ったガンダムはあの白騎士さえ凌駕する性能を持っていた。特に彼女が造ったガンダムサダルスードとガンダムアストレアは高性能であった。更にGNコアという特殊なコアを搭載している事で半永久的に稼働出来る。サダルスードを纏う千鶴とアストレアを纏う翔真は今現在日本上空を飛行していた。
「(今日しかないんだっ!束を救えるのは)」
プロスペラと出会った2年前……全ては束を助ける為に努力して来た。こうして今はガンダムマイスターとして彼女を助けに行けるのだ。
〘篠ノ之束は現在、日本政府が所有する別荘に監禁されている。私が先に仕掛ける……いいわね〙
「千鶴の腕は確かだ。任せる」
千鶴と翔真はそのまま降下する。ミッションは篠ノ之束の保護だ。千鶴はGNスナイパーライフルを構える。そしてトリガーを引いて放つ。ピンク色のビームが別荘に飛来する。
「なんだあれは!」
「あの全身装甲型……間違いない!ガンダムだ!」
「全員構えろ!」
量産型IS打鉄の部隊が立ち塞がる。翔真は右腕に装備されたプロトGNソードを展開。そして迫り来る打鉄を破壊してゆく。
「邪魔を…するなァ!」
腰部にマウントされたGNビームサーベルを引き抜き、打鉄を退けると別荘の中へ入る。
「千鶴、少しの間任せるぞ」
〘50秒には終わらせてよ〙
「30秒で終わらせる」
翔真は暗闇の中へと走る。
束Side
どれくらいの日数が経ったのかな……私はあの日、大好きだった人と離れた。白騎士の件でISに目を付けた日本政府は私……束さんにISコアを造るように迫った。あまりにもしつこいから造ったけど、彼奴等は私が逃げないように監禁した。いい加減うんざりする……結局皆、私を見てくれない。篠ノ之束として誰も私を見てくれない。
シーくんだけだった……束さんを見てくれたのは。シーくんとは小学生の頃からの仲だ。束さんの宇宙へ行きたいという夢を全力で応援してくれた。そんなシーくんを私は愛していた……でも……もう会えない……
「シーくん……んっ………会いたいよォ……」
シーくんに会いたい。またあの頃のように隣で笑っていて欲しい。今の束さんには自分を慰めるしか出来ない……シーくん……シーくん……会いたいよ
「―――待たせたな」
「っ!」
「……束……」
「嘘っ……シーくん?シーくん!?」
夢?いや……今目の前にシーくんが現れた……本当に!
「束、詳しい話は後でする。だから掴まってろ!」
「う、うん!」
「アストレアっ!」
シーくんの身体は緑の粒子に包まれる。やがてシーくんの姿はロボットのような見た目になる……これって!
「ガンダム……」
「千鶴!作戦は成功したぞ!撤退する!」
〘了解よ!〙
姿を変えたシーくんは束さんを抱えたまま別荘から脱出する。
「夢じゃないんだよね!?本当にシーくんなんだよね!?」
「ああ。その為にこうしてお前を迎えに来たんだ!もう離さないからな!」
「うん……うん!」
その言葉に涙を流すしかない……シーくんは……束さんにとってのヒーロー……色々聞きたい事もあるし!今夜は寝かさないからね?シーくん!
束Side End